朝ドラ「なつぞら」第15週「なつよ、ワクワクが止まらない」ネタバレあらすじを公開しています。
見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容が気になる人もいるだろう。
ここでは朝ドラ「なつぞら」15週のネタバレあらすじを公開するので参考になればと思う。
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なつぞら
人物相関図(東京・新宿編)
あらすじ(15週)
天陽(吉沢亮)との決定的な別れを痛感したなつ(広瀬すず)の帰省は、終わろうとしていた。
そんな中、北海道大学に通う夕見子(福地桃子)が帰省してくる。
夕見子のハッキリとした物言いに富士子(松嶋菜々子)たちが振り回される姿を見て、なつはどこか懐かしさを感じる。
出社後、十勝でヒントを得た企画が正式に採用され、なつが初めて原画を務める漫画映画の制作が動き出す。
坂場(中川大志)の自分勝手な進め方に麻子(貫地谷しほり)や下山(川島明)は反発するが、なぜかなつは彼の情熱に心を動かされていく。
一方、兄・咲太郎(岡田将生)はテレビ時代の到来を見越して、洋画にアテレコする声優たちの会社を立ち上げようとしていた。
引用元:NHK公式サイト/なつぞら
ネタバレ(15週)
ここからは朝ドラ「なつぞら」第15週「なつよ、ワクワクが止まらない」のネタバレを公開しています。
85話(7月8日放送分)
なつが東京に戻る前日、突然、夕見子が札幌から帰省してくる…なつと夕見子は実に3年ぶりの再会だった。
そんな夕見子は相変わらず思ったことを口に出し、柴田家の家族たちを振り回す…なつと夕見子は久々に布団を並べてなることになるが、そこでなつが漫画映画の原作になるものを探すため「グリム童話集」を読んでいることに気づいた夕見子は「あんたら兄妹はヘンゼルとグレーテルみたい」と口にした。
「ヘンゼルとグレーテル」は兄と妹の話で、なつの人生にとても似ていると話し「なつがやるなら、これしかない」と夕見子は言う。
そんな中、咲太郎は柴田家の大人たちに混ざり酒を酌み交わしていた…そこで泰樹は「咲太郎、お前はここまでよくやったな。よく頑張って生きてきた…この先も胸張って生きりゃいい」と胸に突き刺さるような一言を言うと、咲太郎はその言葉を重く受け止めるのだった。
翌日になり、なつは柴田家との別れを惜しみながら帰ることにするが「千遥の服はここに置いとくから」と、千遥がいつかその服を取りに来てくれることを願いながら柴田家を後にする。
こうしてなつの短い里帰りが終わり、東京での忙しい日々がまた始まろうとしていた…。
86話(7月9日放送分)
なつと咲太郎は二日かけて東京に戻ってくる…なつは宿題になっていた短編映画の題材に「ヘンゼルとグレーテル(夕見子の一言からヒントを得て)」を提案することにした。
一週間近く休暇を取り出社したなつは「下山・麻子・坂場」を含めた四人で早速、短編映画の企画について話し合いを始める…その中でなつは映画の原作として「ヘンゼルとグレーテルがいいと思います」と申し出た。
理由として「(自分には兄と妹がいることを説明した上で)三人ともそれぞれ色々なことがあって、色んな人に助けられながら今日まで生きてきました…つまりヘンゼルとグレーテルに自分たち兄妹の人生と似ていて、惹かれたきっかけとなったからです」となつは話す。
さらになつは「困難と戦って生きていく子供の冒険を描きたいと思った」と言うと「冒険もの…面白そう」と、結果短編映画の題材(テーマ)は「ヘンゼルとグレーテル」に決まった。
その晩、坂場はなつに企画について相談するため、社員名簿からなつの下宿先である風車を訪れる…坂場の相談したいこととは、ヘンゼルとグレーテルのあらすじのことだった。
坂場が言うには「物語のラストのシーンで、兄のヘンゼルを助けようと妹のグレーテルが魔女をかまどに突き落としますが、そんな残酷な結末を子供に見せていいんでしょうか?」と考えをなつにぶつける。
それに対してなつは「魔女を殺さずに逃げたらどうなんでしょうか?」と言うと、坂場は勝手に自分の頭の中で「魔女=子供たちの自由や未来を奪うような社会の理不尽さの象徴」と置き換え「これは君(なつ)が作るべき作品です。そのために僕が必ずこの企画を通します」と言い残し、その場を颯爽と去ってしまった。
なつはそんな坂場に共感を覚えながらも、話し合いが終わるとすぐに帰ってしまう自由奔放な坂場に驚き、戸惑ってしまう…。
87話(7日10日放送分)
坂場の企画は無事に通り、なつが原画を担当する短編映画の制作が始まった…短編映画の打ち合わせ(大人数での話し合い)の中で坂場は「この短編映画ではキャラクターのイメージを膨らませ、アニメーターの意思やアイディアによって、ストーリーやセリフを生み出していく(つまり脚本家を立てずに物語を作る)」のだという。
さらに坂場は「漫画映画ではアニメーターが作家にもなり役者にもなる…そういうやり方がもっと試されていいと思う。どんなにありえない話でも本当のように見せる力は、アニメーターにしか発揮できない」と熱く語る。
するとその坂場の言葉を心を踊らせながら聞いてるなつだったが、横から「おもしろい!」と新人アニメーター(動画担当)・神地航也もその考えに同意し、結局、坂場の提案により脚本を作る前にアニメーターがキャラクターを描くことになった。
しかし麻子はその坂場のやり方に不満を覚える…そんな中なつが描いたイメージをもとに、ストーリー作りが始まった。
検討会では「ヘンゼルとグレーテル」を意識したストーリーで構成された展開で物語は進むが、ラストだけは原作と全然違う話をなつと坂場は提案すると、他のスタッフたちが「原作と離れすぎだ」と反対する中、神地だけはその話に乗り、新しいアイディアを次々と考え口にする。
その後、なつ・下山・麻子・坂場の四人が改めて茶店で打ち合わせを進めていると、そこに神地がやってきて先程の検討会で話し合ったストーリーを、絵コンテ風にまとめたものを描いて持ってきた。
それはとても良くできていて四人は驚嘆していると、神地は「使えなかったらすぐ捨てちゃってください」とその場を去っていく…すると下山は「これからは神地くんみたいな、絵も話も作るのが得意なアニメーターが現れても不思議じゃない」と言った。
すると坂場もそれに同意するように「これからの日本の漫画映画には、いつどんな才能が現れるかわからないです」と嬉しそうにつぶやく…なつはその話を聞いて「なんだかワクワクしてきました!」と心が高ぶるのを抑えきれないのだった…。
88話(7月11日放送分)
なつが短編映画作りに夢中になっていたある晩、なつが風車に帰ると劇団「赤い星座」の蘭子や雪次郎らが集まり、その中で咲太郎が「劇団をやめて会社を作ることにした。声だけの(声優)プロダクションを始める」んだという。
そしてその声優として蘭子や雪次郎も参加(劇団での役者を続けながら)するらしく「(他の劇団にも声をかけて役者を集めている)俺は日本の劇団と役者を救いたいんだ。声の仕事は食えない役者の救いにもなるんだ」と咲太郎は決意をあらわにした。
するとそこに藤正親分がやってきて、咲太郎が浅草・六区館時代にお世話になった芸人の「島貫と松井の面倒を(新しい会社で)見てやってくれ」と咲太郎に言う。
しかし咲太郎は松井に対して苦い経験をさせられた(※5週参照)こともあり、若干考えるところもあったが藤正親分の頼みだったので苦渋の決断をくだし、それを受けることになった。
季節は初夏を迎えるが、なつたちは「ヘンゼルとグレーテル」のストーリーが固まらず、作画作業にも入れずにいた…それでもあとは物語の結末を考えるだけのところまでたどり着く。
そこで坂場が「森」にヒントがあることを思いつき、それをみんなに伝えると、なつは会社に残り夜遅くまで十勝を思い出しながら森のイメージを描いていた…その中でなつはストーリーの結末に関してアイディアを思いつき、それを坂場に伝えると「あなたを信じます」となつに同意する。
こうしてなつはイメージを描き、坂場はストーリーを作り二人の作業は続けられ、ついに結末までの案を考え抜くことができた…それは「森に平和がやってくる」というラストだ。
その案をみんなにプレゼンすると下山や神地らも、これに共感してくれついに作画作業が始まる…。
89話(7月12日放送分)
なつたちが作る「ヘンゼルとグレーテル」のストーリーが出来上がり、それを坂場が今までの話し合った物語を脚本におこし、神地が絵コンテを描くのだという…その絵コンテをもとに「麻子となつで原画を描いてください」と坂場は指示するが、麻子はそんな坂場に不満気。
そんな麻子のことが目に入ったなつは、麻子に「今度の短編映画あまり乗る気じゃないですか?面白くないと思ってますか?…(麻子さんが面白くないと思っているなら)やめます。私は麻子さんが納得してないと嫌なんです。麻子さんと一緒に作りたいんです」と話した。
すると麻子はなつに対して「そうやって自分の情熱だけを貫こうとするんだから。周りで悩んでる人は何も言えなくなる…でもそれはモノを作るには大事なことよ!それがないと、すぐに妥協するから…私のことは気にしないで、あなたは作品のことだけを考えなさい」と自分にも言い聞かせるような発言し、原画を描くことに前向きに取り組むようになっていく。
一方で、咲太郎の声の会社も動き出していた…外国のテレビ映画(英語)の吹き替えの仕事を依頼されるようになり、スタジオに入る。
しかし個人個人のクセの強さが出てしまいNGを連発し、何度も録り直しを繰り返しているうちに現場の雰囲気は悪くなってしまうのだった…。
90話(7月13日放送分)
短編映画ストーリーが出来上がり、なつのキャラクター作りも大詰めを迎えていた…そんな中、咲太郎の声優の会社に仕事の依頼が入り役者たちがスタジオ入りするが、雪次郎がミスを連発したことで役を外されてしまい、やけ酒をして酔いつぶれ状態で風車にやってくる。
するとそこに札幌にいるはずの夕見子もやってきて「今やるべきこと(主に学生運動など)をやろうと思って…(今、やりたいと思っていることを)誰にも邪魔さたくない」んだと十勝にいる家族には黙って東京まで来たのだという。
学生運動とは
そんな夕見子は「(しばらくは)友達の先輩の家に泊まることになる」とだけ告げ、颯爽とその場を去ってしまい、なつは急いで風車を出ていく夕見子を追いかけるが、結局見失ってしまうのだった…相変わらず自由気ままな夕見子になつは振り回される羽目に…。
それでもなつの仕事は待ってはくれず「ヘンゼルとグレーテル」の結末に登場する「森の怪物」のキャラクターを描き提案すると、麻子も絶賛してくれ坂場は「これで絵コンテを最後まで作ってみます」と言ってくれた。
そして数日後、短編映画の絵コンテがやっと出来上がり、それを見た麻子は「面白いわよ、これ…やっとやりたいことが見えてきた気がする」とそれを言う表情は「パァー」っと明るくなり、それに呼応するようになつも嬉しそうな表情を浮かべる。
すると動画担当だったはずの神地が「僕も原画を描いちゃいけないでしょうか?」と通常ではありえないことを言い出すが、坂場は「絵コンテも手伝ってもらったし、僕はかまいませんが…」と言った…結局、原画をなつと麻子、そして神地が担当し動画を茜と堀内が担当することになる。
そうやってなつたちの足並みも揃ってきたようだ…そして短編映画の作画・企画チームによる決起集会が風車で行なわれることになり、すでに風車にいた夕見子・雪次郎・カスミらも含めみんなで乾杯をし、カスミが若者たちの情熱を鼓舞するような歌を歌い踊りを踊り、その場にいた全員が笑顔で楽しむのだった。
その頃、下山は出来上がった短編映画の絵コンテを仲と井戸原に見せると、井戸原は「破茶滅茶だな(原画と全然違う)…もしかしてこれって社会風刺じゃないか?」と顔をしかめ聞くと、下山は「そんなことないと思うんですけど…」と坂場には象徴とかが好きな部分はあると続ける。
そしてなつも坂場の影響を受けはじめてるようで、仲は「なっちゃんが!?」と心配した表情を浮かべ驚くのだった…。
・・・16週目へ続く
みんなの感想(15週)
逃げても逃げても追ってくる魔女は社会の理不尽の象徴。#なつぞら はこれまでも身分や外見、能力といった生まれながらの格差を一貫して結構容赦無く描写してきたけれど、「ヘンゼルとグレーテル」の結末がそんな理不尽に対する一つの答えになるのかもしれない。逃げるか、戦うか、他の道があるのか?
— うさこ村長 (@usako73678703) 2019年7月9日
一方、なっちゃんは麻子さんに、思い切って聞いてみた。ヘンゼルグレーテルがつまらないのかと。麻子さんははっきりとは言及しなかったがきっと嫌なんだろうな。こういう先輩だからこそ、お伺いをたて、胸を借りるぐらいの、でも、謙虚な気持ちで一緒にやらなきゃならないと思うんだけど。#なつぞら pic.twitter.com/yxDGaPMTcY
— blues安兵衛 (@1968Wizard) 2019年7月12日
#なつぞら 90話。北海道訛りによって吹き替えの役を降ろされ飲んだくれる雪次郎。突然東京へやってくるゆみこ。短編映画へ向けて足並み揃える作画課の若手。決起集会だ、と赤い風車で歌い踊る。それら全て、狂おしいほどの青春。
— ふんどし茹で太郎 (@TOMOHIRO88) 2019年7月13日
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