ドラマ「わたし旦那をシェアしてた」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。
見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。
ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。
ちなみにドラマ「わたし旦那をシェアしてた」は日本テレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「hulu」で配信されている。
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わたし旦那をシェアしてた
まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。
役/キャスト
森下 晴美/小池栄子
食品会社の役員として仕事をバリバリとこなすキャリアウーマン。
反抗期の娘を育てるシングルマザー。
恭平と事実婚をしている。
小椋 加奈子/りょう
美のカリスマと呼ばれるほどの人気パーソナルトレーナー。
中学生の息子を育てるシングルマザー。
恭平と事実婚をしている。
藤宮 茜/岡本玲
保育士として働いていて温厚で優しく、男性からも女性からも好かれる性格。
やんちゃな双子の兄妹を育てるシングルマザー。
恭平と事実婚をしている。
天谷 恭平/平山浩行
「嘘」と「謎」に包まれた男で、3人の女性と事実婚していた。
そんな生活を送る理由を明かさないまま、ある日殺されてしまう。
松田 秀明/赤楚衛二
恭平を殺した男達の中のひとりで、事件現場から逃げた男。
恭平から死ぬ前に「ある物」を託され、恭平が事実婚していたという3人の女性たちに会いに行くこととなる。
森 雄作/黒木啓司
裏サイトで数々の犯罪を請け負ってきて、恭平に直接手を下した凶悪犯。
人の心を弄ぶことに快感を覚えるサイコパス。
塚本 美保/渡辺真起子
殺人事件を追う警部補。
恭平とは馴染みの焼鳥店で知り合い、顔なじみ。
染谷 文江/夏木マリ
喜怒哀楽が激しい、シェアハウスの管理人。
物語の鍵を握る最重要人物。
森下 沙紀/平澤宏々路
晴美の娘(12歳)。
自分と母の間を取り持ってくれた恭平に懐いている。
小椋 透/牧純矢
加奈子の息子(15歳)。
何でも器用にやってのける恭平に憧れている。
藤宮 慎吾/森優理斗
茜の双子の息子(6歳)。
恭平のことを実は本当の父親だと思っている。
藤宮 慎香/池谷美音
茜の双子の娘(6歳)。
恭平のことを実は妖精か何かだと思っている。
以上がキャストとなる。
人物相関図
以上がキャストとなる。
ストーリー
ドラマのキャストを紹介したので、次に物語のストーリーとあらすじを見ていこう。
「愛した夫」はいったい何者だったのかーー?
「事実婚」ながら愛する夫と幸せな日々を送っていたシングルマザー。
そんなある日、夫が何者かに殺害されたと警察から連絡が…。
病院に駆けつけると、夫の「妻」だと名乗る女性が自分の他に2人も現れる!?
しかも夫の遺言により、「シングルマザー専用シェアハウス」で3人は同居する事に。
そして驚愕の事実が明らかになる…。
なんと夫、「たった一人の妻」の為に【三億円の遺産】を残していたのだ!?
果たして、夫が一番愛していた妻はいったい誰なのか!
愛した夫の素顔を知るためにシェアハウスで共同生活を送ることになる。
パワフルなシングルマザー達のファイティングミステリー。
あらすじ
食品会社の取締役として働くキャリアウーマンの森下晴美(小池栄子)は、バツイチで12歳の娘・沙紀(平澤宏々路)を育てている。
6年前から、ある財閥の息子・天谷恭平(平山浩行)と事実婚状態で暮らすようになった。
晴美と恭平は毎日顔を合わせるものの、ずっと一緒にいることはほとんどない。
晴美は、そういう形式の結婚生活が自分たちに合っていると思っていた。
そんな中、晴美のもとに警察から、恭平が意識不明の重体で病院に運ばれたという連絡が入る。
晴美が急いで病院へ向かうと、恭平はすでに危篤状態だった。
そこに、恭平の妻と名乗る小椋加奈子(りょう)が現れる。
さらにもう1人、恭平の妻として藤宮茜(岡本玲)が現れる。
3人の妻が顔を合わせてパニックになる中、恭平は息を引き取る…。
恭平の妻は自分だけではなかった…!?
想像を絶する事態に呆然とする晴美、加奈子、茜。
3人は、恭平の古い知人だという刑事の塚本美保(渡辺真起子)から「天谷恭平さんは何者かによって殺害されました」と告げられ、ショックを受ける晴美、加奈子、茜。
3人は、自分こそが恭平の本当の妻だと言い争いになり…。
引用元:読売テレビ公式サイト/わたし旦那をシェアしてた
結末ネタバレ
このドラマは原作がなく脚本家が描いたオリジナルストーリーで物語は進むので結末は現時点では予想となる。
とはいえ、結末予想をするにあたり「謎」が多すぎて難しいというのが本音(笑)
その中で結末に繋がりそうな「誰が恭平の殺害依頼を出したのか」と「誰が3億円を受け取る資格があるのか」について予想しようと思うが、正直全くの的外れになってしまうかもしれないので、その点は悪しからず。
まず初めに「誰が恭平の殺害依頼を出したのか」についてだが、これはシェアハウスの管理人でもある染谷文江が怪しい…これは文江が恭平の親族で「シェアハウスを自らの所有物」できると考えての犯行だったと考えられる。
しかも恭平の遺言書の内容も知っていて、3人の女性たちを集め遺産の3億円を受け取るに相応しい人間なのか見極める役割を担っているそうだが、もしかするとこの遺産である現金3億円さえも我が物にしようと企んでいたのではないだろうか。
そして「誰が3億円を受け取る資格があるのか」についてだが、これはストーリーが進まないと全然わからないことだが、恭平がなぜ3人もの女性と事実婚していたのかというと、これは「恭平は子供好きで、早くたくさんの子供が欲しかった」んだと思う。
だから3人ものシングルマザーを選び子供たちとも厚い信頼関係を築いていたのではないか。
最終的には、3人のシングルマザーたちは全ての悪事の根源は染谷文江にあると暴き、子供たちと幸せに暮らすため遺産の3億円を使いながら、豊かな生活を送っていくのだろう…そしてそれが恭平の本当の目的だったのかもしれない。
結末としては「シングルマザーたちは幸せを掴むため犯人を暴き、最初は嘘と謎にまみれた夫の意志を尊重し、幸せになっていく」ことが考えられるだろう。
ネタバレ追記
ここからはドラマ「わたし旦那をシェアしてた」最終回までの結末ネタバレを公開しています。
森下晴美(38歳)は食品会社の取締役として働きながら12歳の娘を育てるシングルマザーで、財閥の息子・天谷恭平と6年前から交際し、現在は事実婚状態で一緒に暮らしている。
恭平は仕事が忙しく毎日顔を合わせているものの、ずっと一緒に居ることはできなかったが、晴美は今の生活に満足していた。
そんなある日、晴美のもとに警察が訪ねてきて「恭平が意識不明の重体で病院に運ばれた」ことを知らされる…晴美が急いで病院に向かうと、恭平はすでに危篤状態だった…。
さらに恭平の妻と名乗る二人の女性・ 小椋加奈子と藤宮茜が現れ、その場はパニック状態となる…そんな中で恭平は息を引き取ってしまう。
状態が掴めない三人のもとに恭平の古い知人だという刑事・塚本美保が現れ「恭平が何者かによって殺害された」ことを告げれた…さらに恭平の手帳に晴美・加奈子・茜の「名前と住所」そして「妻1・2・3」と書かれていたことを伝える。
そのため警察は誰が本当の奥さんか分からず、三人ともこの場に連れて来られたのだ…衝撃の事実にショックを受ける晴美たちだったが「自分こそが恭平の妻」だと言い争いになり、話を聞ける状態ではないと判断した塚本は後日詳しい話を聞くことにし、その場をあとにする。
その後、晴美が家に帰ると恭平の秘書だと名乗る女性・浅野真紀がやってきて、今住んでるマンションは所有者が恭平の身内に変わるためすぐに出ていくように言われてしまう。
戸惑う晴美に真紀は恭平の遺言書を手元に置き「もし自分に何かあった場合、晴美たちを自分が経営するシングルマザー専用のシェアハウスに迎い入れるように」と書かれていることを伝えた。
晴美が娘・沙紀を連れてシェアハウス・シングシングハウスに着くと、一足先に加奈子と茜が自分たちの子供たちを連れて来ていた。
そこに管理人だという染谷文江が現れ、シェアハウスでの生活の一通りの説明をしたあと、シングシングハウスは恭平の遺言によって2ヵ月後に文江の物になるため、それまでには出ていくよう三人に言う。
そして文江は一人ひとりの経歴を説明し始めた…茜(27歳)は6歳になる双子・慎吾と慎香を育てながら保育士として働いている…加奈子(42歳)は、15歳の息子・透を育てながら「美のカリスマ」と呼ばれるパーソナルトレーナーをしていた。
三人の共通点は「シングルマザー・恭平の所有するマンションに住んでいた・恭平と事実婚をしてた」ことだ。
そこでやっと晴美たちは自分たちが「旦那をシェアしていた」という事実を知り、怒りがふつふつと湧いてくる。
しかし文江は「正式な奥さんじゃないのを理解した上で彼と一緒にいたんでしょ?彼から経済的なことや精神的な面で支えになってもらってきたんじゃないの?彼がやってきたことは重婚のようなもの…でも本当に彼だけを責められる?」と三人に聞く。
晴美たちは恭平と過ごした日々を思い出し「恭平だけを責めることはできない…」と思うのだった…そんな三人に文江は恭平の遺言書を見せ、そこには「この中のひとりに3億円をお渡しします」と書かれていることを伝える。
動揺する晴美たちの前に、さらに文江は山積みになった3億円の現金をもってきた…大金を目の前にした三人は目の色をかえ興奮し始める。
そして文江は「恭平が一番愛した人に3億円を渡す」と宣言…どうやら文江の独断で決めるようだ。
塚本は事件現場の状況から素人の仕業ではないことを確信し捜査を続けていく…さらにネット上に「恭平の殺害依頼」をしている書き込みを見つけ、特定を急いだ。
この書き込みをした依頼者のアドレスは特定できなかったが、そのあとの検索から女性である可能性が高いことがわかり、塚本は恭平の妻だと名乗る晴美たちの周囲を調べることに…。
そんな中、シングシングハウスに松田秀明という青年がやってくる…実は松田は恭平を殺害した男たちの中の一人だったが、松田はなぜかその現場に戻り、そこで恭平から亡くなる直前にダイヤモンドの保証書をシェアハウスに届けるよう頼まれていたのだ。
松田は事件のことは何も知らないふりをし、恭平との約束通り保証書を文江に渡すと、文江は「婚約指輪を渡そうとしていたということは…事実婚をやめて誰かと正式に結婚しようとしていたってこと…?」と推測する。
そして文江は「あなた達は戦うの!家族と愛とお金と名誉のために!」と晴美たちを煽るのだった…さらに文江は「2枚目の遺言書には三人に大きな10の嘘をついたと書いてある」ことを告げる。
結局、晴美たちは「本当の恭平を知るため」「3億円のため」シェアハウスで共同生活を始めるのだった。
文江は塚本と密会し、現場からなくなった恭平の指輪の行方を詮索する…どうやら二人は顔見知りのようで、文江は塚本に「恭平の殺害を何者かに依頼したのは、あの三人の誰か」だと警告され、晴美たちの行動に目を光らせていた。
そこで文江が三人に「天谷恭平がなぜシングルマザー専用のシェアハウスを運営し始めたのか?」という課題を与える。
一方、恭平の殺害を依頼したサイトから、恭平が「北神谷町未解決殺人事件」に関わっていたという書き込みを見つけた塚本は、サイトを運営していた榎本健志に事情聴取を行う…そこで榎本が最初に書き込んだ内容に誰かが便乗し、新たな内容を付け足され何者が犯行に及んだことを判明。
そんな中、晴美の元夫・室井正樹が突然会いに来た…娘の沙紀から恭平のこと聞いた正樹は、晴美たちを心配して会いに来たのだという。
しかし晴美は過去のトラウマから正樹を拒絶し、正樹に連絡したことを沙紀を問い詰めると、沙紀は「私にとってはお父さんだけど…こんなこと私は誰に相談すればいいの?なんでお母さんの都合で私ばかり振り回されなきゃいけないの?どうして子供は親を選べないの?」と反発する。
数日後、またして正樹が晴美に会いにきて、正樹は沙紀から「死にたい」というメッセージが送られてきたことを晴美に伝えた…正樹は「(遺産のことばかり考えて)沙紀のことを考えていないからだ…しっかりしろ!!」と晴美を責める。
正樹の高圧的な態度に、晴美は呼吸が荒くなり明らかに様子がおかしくなっていく…実は晴美と正樹の離婚の原因は、正樹による「モラルハラスメント」…晴美は正樹と接し辛い記憶が蘇ってしまったのだ。
シェアハウスでは警備員兼雑用係として松田秀明が文江に雇われ、働き始めてた…実は文江の狙いは恭平を殺すよう何者かに依頼した人間が、この中にいるかどうかを探らせること。
晴美は言い合いになってしまった沙紀と仲直りしようと、沙紀がいつも着けているブレスレット(恭平からのプレゼント)に合うイヤリングをプレゼントするが、沙紀は「いらない、こんなの…本当に人の気持ちわからないんだね」と晴美を拒絶するように言う。
そして沙紀は「恭平の大事な秘密を知っている」と言い残し、シングシングハウスを飛び出した…二人の言い合いを見ていた加奈子と茜も「ひどい母親」だと晴美を責める。
晴美は出ていった沙紀が正樹と一緒にいるところを見つけ、二人を引き離そうとするが、正樹は「また沙紀のこと傷つけて…もうお前に沙紀を任せておけないな。俺が沙紀のこと面倒見る」と言い出した。
晴美は正樹に沙紀を奪われるのではないかとパニックになるが、沙紀はどちらを選ぶかで心が揺れているようだ…さらに追い打ちをかけるように正樹は「母親失格!…自分がどういう人間か理解してないんだよ。お前は」と晴美を非難する。
母親としての自信を失う晴美の前に加奈子と茜が現れ「正樹が金目当てで沙紀に近付いている」と言い、正樹のことを「最低なモラハラ男」だと責めた。
すると正樹は「沙紀を引き取れば3億円が手に入る」と考えていたことを白状し、遺産がもらえないなら沙紀は用なしだと言わんばかりの態度をとる…正樹の本心を知った沙紀は、正樹と二度と会わないことを決意。
家に帰った晴美たちは恭平との出会いや思い出を語り、いつになく穏やかな時間が流れていた…そんな中、沙紀は晴美たちに恭平からもらったブレスレットは「沙紀が晴美を守るという恭平との約束の証…だからこのブレスレットはお母さんへのプレゼントなんだよ」と恭平との秘密を打ち明ける。
そして晴美たちは、文江に恭平がシェアハウスを運営し始めた理由として「シングルマザーが抱えている寂しさや痛みをシェアすることで、シングルマザーたちが生きやすくなると思ったから…現に今、私はみんなに痛みをシェアしてもらってます」と答えた。
文江は正解と認めるものの、三人で答えたので「勝者なし」ということに…それでも友情のようなものが生まれた晴美たちは、嬉しそうにじゃれ合うのだった。
そんな中、文江から「恭平が余命半年だった」ことを知らされる…恭平の「2つ目の嘘」に晴美たちは激しく動揺してしまう。
晴美たちの前に突然、恭平の妻だと名乗る女性・絵里が現れる…状況が掴めないままシェアハウスに案内した晴美たちに絵里は 恭平の子供を妊娠しているらしく「他に事実婚をしている女性たちがいること、さらに恭平の余命が短いことも知っている」と話した。
そして母子手帳に記載してある字が恭平の筆記だということから、3つ目の嘘が「実の子がいた」ということが判明…すなわち絵里は遺産受取人としての最有力候補となる。
シングシングハウスでの暮らし始めた絵里はすぐに暮らしてに溶け込む… そんな中、晴美は「恭平に一番愛されてはいなかったのだ」と思い、シェアハウスを出ていくことを決意。
しかし、文江から「勝手に3億円レースから抜け出すことは許さない…私が明らかにしたいのは恭平殺害を依頼したのは誰かなのよ!この中に殺害依頼をした人間がいると警察は思ってる…今後、誰かが抜けで出ることがあったら残った人間の職場にも容疑者の候補だって私が言う」と脅した。
さらに文江は「この中から1人、追放者を決める投票をする」と課題を言い渡す…結局、晴美はシェアハウスに残るしかなくなってしまう。
翌朝、朝食中に絵里が、妊婦が避けるべきカモミールティーを口にし騒ぎとなる…しかもそのティーバッグを絵里に渡したのは晴美で、みんなから嫉妬にかられた晴美の仕業ではないかと疑わられてしまう。
さらに茜の娘・慎香が何者かに突き飛ばされ車にひかれそうになる…またしても茜と加奈子から疑いをかけられ責められしてまった晴美は、反論するも信じてもらえずどんどん追い詰められ、シェアハウスは険悪な雰囲気となってしまった。
そんな晴美たちに雑用係の秀明は「みなさんは恭平さんを失った同じ悲しみを持っている…そんな人たちが近くにいるということは、心強いことじゃないですか」と語りかける…秀明の言葉を聞いた加奈子と茜は、思い直し晴美に謝罪した。
そんな中、茜の息子・慎吾が行方不明になってしまう…まもなくしてシェアハウスに「血の付いた慎吾の帽子」とともに、3億円を要求する脅迫状が届く。
晴美たちは文江に「身代金の3億円を出してほしい」と頼むが、文江は「恭平のこと以外に3億円は使えない…3億円は渡さない!」と拒否する…取り乱した茜は文江に3億円を出すよう包丁を突きつけ脅すが、その時、警察から慎吾が保護されたという連絡が入った。
警察署で慎吾の無事を確認した茜たちは一安心するものの、塚本から「誘拐犯は闇サイトの掲示板でシェアハウスを狙えば、3億円が手に入るという募集を見て慎吾を誘拐した」ことを教えられる…さらに塚本は晴美たちに恭平に関して、ある重要な事実を伝えた。
追放者を決める投票が行われ「晴美1票・絵里3票」という結果に…その結果に納得していない様子の絵里に晴美たちは「お腹の子は恭平の子ではないはずだ」と問い詰める。
晴美たちは塚本から「恭平が病院の合併で性機能障害と無精子症」だと知らされていたのだ…恭平の子供を妊娠できるはずはない…つまり絵里の子供の父親が恭平であることは絶対にありえないのだ。
恭平が「性機能障害と無精子症」であること…これこそが3つ目の嘘だった。
絵里が闇サイトからの情報で3億円目当てに恭平の妻に成りすましていたことが明らとなり、絵里はシェアハウスを追放される。
秀明は出ていく絵里に「実は俺ある人物にここでの状況を報告させられているんです…そいつが絵里さんに情報を伝えていたとしたら、すべてつじつまが合うんです」と話した…すると絵里は「夫が借金を作って逃げてしまい、子供を育てるための金が欲しかった」と打ち明ける。
さらに絵里は、恭平殺しの実行犯である森雄作から脅迫されていて、3億円を手にできなかったことですでに旦那も殺害されてしまったのだと話した…秀明は森に居場所がバレてしまわないようスマホを置いていかせ、こっそりと絵里を逃がす。
晴美たちは「恭平殺害を依頼した犯人を突き止める」ことを心に強く誓う。
シェアハウスに暮らすシングルマザーたちは、それぞれが追い込まれていた…晴美は仲良くしていた会社の後輩・香織にパワハラで訴えられ、300万を請求される。
茜は、娘の慎香が心臓の病気の可能性があると病院で言われ、もし病気だとすれば入院が必要となり多額の治療費が必要となってしまう…さらに加奈子は元夫・尚之から、離婚前(7年前)に加奈子が他の男性とホテルから出てくる動画を見せられ、300万円の慰謝料を請求されていた。
全く見に覚えのない加奈子だったが、尚之は「もし払えないなら(息子)透の親権をよこせ」と脅すように言う…そんな中、晴美が「3億円を山分けにしよう」と茜たちに持ちかけると、お金が必要となった茜と加奈子も同意した。
しかし、その話を聞いていた文江は「山分けは許さない」と釘を刺し、次に「恭平の好物を言い当てろ」と課題を出す… 簡単だと拍子抜けする晴美たちだったが、三人の答えはバラバラだった。
お金の工面に焦る晴美たちは、3億円を手に入れるため必死に恭平の好物を探る…その中でも誰よりも焦っていた加奈子は、透を絶対に手放さないためにも絶対にお金を手にしたいが、どうしていいか分からなかった。
そんな加奈子に秀明は「協力させてください」と力になると話す…しかし実は、秀明は恭平殺しの主犯である森から加奈子を騙すよう命令されていたのだ。
一方、週刊誌記者になりすました森の仲間・佐伯が透に近付き「恭平を殺した犯人は事実婚をしていた3人の中にいる」と警察が睨んでいることを伝える…さらに森は、倒れている恭平を見下ろしている加奈子が写った写真を渡す…それは加奈子が恭平を殺したという証拠にもなる写真だった
加奈子は晴美たちを集めて「課題の答えが分かった」と言う…加奈子は恭平の好物を「卵焼き」と答えた。
それを聞いた文江は「どうしてそう思ったの?」となぜか秀明に尋ねる…実は文江は秀明が加奈子に協力していたことを知っていたのだ。
そのことを知った晴美と茜は、加奈子と秀明に激怒するが、秀明は「加奈子さんにはお金が必要な事情があるんです」と話す…それはみんな同じで、晴美たちの怒りはヒートアップしていくが、加奈子は「本当に悪いのは恭平…余命半年という大事なこと隠してるなんて、どかしてる…本当に私たちのこと考えてたなんて思えない」言う。
加奈子の言葉に同調する晴美と茜に向かって文江は「殺しておいてよく言うわ」と言い放った…本当にこの中に恭平を殺した犯人がいるのかと疑心暗鬼になる晴美たちの前に、透が現れ佐伯に渡された写真をみんなに見せ「母ちゃん(加奈子)が犯人だと言い切る。
その写真を見た秀明は、すぐに偽造されたものだ見破ると、秀明は恭平の行きつけだった焼き鳥店に晴美たちを連れて行く…恭平の好物は、この店の卵焼きだった。
なんでも店主によると、卵焼きの味が恭平が「子供の頃に食べた母の味と似ている」と話していたのだという…そして恭平は、晴美や加奈子らの子供たちに「母親の味を覚えておいてほしい」という思いから、自分の好物ではなくそれぞれの得意料理を好物と言っていたのだ。
これが恭平がついた4つ目の嘘…さらに恭平のスケジュール帳を見た晴美たちは、そこに子供の何年先までの予定が書かれていることに気づき、恭平の子供たちへの深い愛情を感じるのだった。
そんな三人に文江は「恭平の心を知ろうとした?表面だけをすくい取って分かった気になって、心の中を知ろうとしなかった…もっとちゃんと向き合ってあげれば…」と話す。
文江の言葉をキッカケに晴美は、後輩の香織と向き合い和解する…加奈子は尚之に「信じてほしい」と身の潔白を改めて主張すると、尚之は加奈子を信用し引き下がった…さらに慎香は治療の必要がなくなり、一安心。
一方で文江は塚本に秀明のことを怪しいと思っていることを伝え、秀明の写真を見せる…すると美保は、秀明が恭平が関わったとされている「北神谷町未解決殺人事件」の被害者遺族と気付く。
そんな中、森が自ら3億円を手にするためシェアハウスに向かっていた。
恭平殺害の実行犯である森は3億円を手にするため、加藤という偽名を名乗りシェアハウスを訪れる…そこで森は「恭平とは友人で生前、晴美たちの相談役になってほしい」と頼まれていたと話し、証拠として2ショット写真を見せるが、晴美たちは森のことを信用できない。
森は恭平からアドバイスを受けて心療内科からメンタルトレーナーへ転職したと話し、文江が外科医をしていたことや、秀明に前科があることを言い当てた…すると次第に晴美たちは、言葉巧みな森の話術に引き込まれていく。
しかし秀明だけは森に怯えていて、晴美たちが森に近づくのを止めようとするも逆に怪しまれてしまう…そこで文江は「秀明と恭平の本当の関係はなにか」というのを新たな課題とした。
一方で晴美たちの心を掴んでいた森は三人の相談役となり、3億円を争う戦いから降りることを勧め、さらに森は晴美たちの不安や疑問を煽り「3億円を寄付すればいい」と提案する。
しかしその話を聞いた文江だけはその提案に認めようとしないが、文江も森に言いくるめられ「全員の意見が一致しているなら…」と仕方なく了承するしかなかった…結局、晴美たちは全額寄付することに決める。
警察官の塚本は「秀明が恭平を殺害した人物と連絡をとっている」と疑い、秀明を事情聴取するが結局、なにも掴めない…その後も北神谷町未解決殺人事件の被害者の家族である秀明を調べていた塚本は、被害者の会に参加する恭平の写真を見つける。
塚本が被害者の会会長・桃尻に話を聞きに行くと、そこで桃尻は「事件は恭平のせいで起きた」と告げた…警察は事実関係を認めていないが、実は恭平の会社が作った名簿に被害者全員の名前と連絡先が載っていて、恭平は「自分のせいで事件が起きてしまったのかもしれない」と責任を感じ、被害者の会に多額の募金をしたのだという。
そんな中、晴美たちは森に紹介された慈善団体に3億円の寄付をするためパーティーに出席する…そこでは恭平がこれまでしてきた寄付活動(海外の学校建設に寄付や恵まれない子供への支援)している写真がスクリーンに映し出されていた。
しかしこの映像は森と仲間の佐伯が作った偽造写真…そんなことは知らない晴美たちだったが「恭平は現実的な人…恭平がやりたかったことは、この慈善団体の活動と違う」と感じ、森に「文江と話し合いたい」とお願いする。
すると森は突然豹変し始めた…恐怖を感じた晴美たちは隙をついて森から逃げ出す。
会場に来ていた文江も、佐伯に襲われ命の危険にさらされていた…佐伯にとどめを刺されそうになる文江だったが、駆けつけた塚本に助けられ一命を取り留めることができる。
その頃、本性を現した森は晴美たちを殺そうを追い回していた…そこに秀明が助けにくるが、秀明は森にボコボコに殴られ起き上がれなくなってしまう。
塚本や警察官も続々と集まってくると森は、「(自分は)北神谷町未解決殺人事件の犯人…こいつ(秀明も)俺の仲間だからな」と言い残し去っていく。
その後、秀明は文江と晴美たちに「恭平殺害に関わっていたこと」を素直に打ち明ける…二人の関係が被害者と加害者であることを知った文江だったが、秀明に「あなたが直接、恭平殺したわけじゃないでしょ…?あなたを許す。彼女たちを守って…命がけで…」告げた。
そして文江は本当の自分の名が「天谷文江」であること、「外科医として働きながら恭平を育てたシングルマザー」であることを明かす…恭平がついた5つ目の嘘とは「外科医でシングルマザーの母親がいるのを隠していたこと」だと判明した。
文江は恭平とは7年間会っておらず「恭平はどんな人間だったのか、なぜ殺されなければならなかったのか」真実を知りたいと涙ながらに訴える…晴美たちもまた同じ思いを抱えるのだった…。
森に襲われ重症となった文江は意識を取り戻していた…晴美と加奈子が病院に付き添い、茜はシングルハウスで子供たちの面倒を見ていたが、いつまた森が現れるのではないかと気が気ではない。
一方で森に暴行された秀明は昏睡状態のままだった…そんな中、晴美と加奈子は塚本から「森についてなにか聞いてないか」と尋ねられる。
さらに森に関してなにも知らない晴美たちに塚本は「なんで恭平があなたたちなんか選んだのかわからない」とトゲのある言い方をした…すると晴美たちは恭平との出会いを語り始める。
晴美が恭平に出会ったのは6年前、晴美は離婚し人生に疲れきってしまい、車の前に飛び出そうとしたところを恭平に助けられていたのだという…その後二人が飲みに行った時、お互いに自分の境遇を話しているうちに、次第に心を通わせていったのだ。
加奈子が恭平と出会ったのは5年前、スポーツジムで働いている時に出会い、加奈子は恭平から職場を勧められパーソナルトレーナーに転職し、相談に乗ってもらっているうちに二人の関係は恋人へと変化していったという。
晴美と加奈子が恭平との思い出を語り合っているうちに、恭平のかかりつけの医師・笠浦の存在に気づく。
捕まった森の仲間・佐伯は事情聴取の最中に薬を飲み自殺をしてしまった…警察では森の逮捕を急ぎ、安全のためシングルハウスの警備を増員させることに。
一方で幼い頃から名前も治療もない難病を抱えて生きてきた恭平は、笠浦から「余命半年」と宣言されていた。
恭平は残された時間があとわずかだと知り「北神谷町未解決殺人事件」の犯人を探し出そうと決意する。
その事件では恭平の中学の同級生だった友紀子(秀明の姉)が殺害され、さらに弁護をしていた恭平の父も何者かに殺害されたしまったのだ…恭平は生きているうちにこの事件をどうしても解決しようと、自ら犯人にエサをまきおびき寄せることに。
恭平はまず自分の会社で販売する健康サプリの顧客リストに事件被害者の名を載せて偽造し、被害者たちと無理やり接点をもたせると、警察に情報提供したこと・多額の寄付をしたことをネットで大々的に公開してもらい犯人を揺さぶった。
そして狙いどおり犯人は食いつき、恭平はダイヤの指輪を買ったあと、何者かに襲われてしまう…暴行を受けながら恭平はその犯人グループの中に森を見つけ「北神谷町未解決殺人事件」の犯人が森であることを確信する。
そしてその暴行の一部始終を見ていた秀明が戻ってくると恭平は、ダイヤの保証をシェアハウスに届けてほしいとお願いしたのだ。
晴美が笠浦を訪ねると、笠浦は何者かに殺害されていた…笠浦を殺害したのは森だと悟った晴美は、このことを文江に知らせる。
文江は恭平が北神谷町未解決殺人事件に関わっていたことが6つ目のウソだと言い、「恭平はわざと殺されたんだ思う…その凶悪な男(森)が自分の父親を殺した連続殺人事件の犯人だって、私達が気づくように仕向けたのよ」と話した。
すると晴美は「自分の命をかけて犯人を見つけ出した…それなら納得できます…だって恭平くんは秀明くんのお姉さんの無念を晴らそうとした…自分のお父さんみたいにヒーローになりたかったんですよ」と恭平らしいと納得したように話す。
そして晴美は「恭平が自分たち(加奈子・茜)が力を合わせれば何かを解決してくれると最後に頼ってくれたのだろうか」と思い、加奈子と茜にもこのことを話し、恭平の無念を晴らそうと強く思う。
一方で目を覚ました秀明は、森が姉を殺した犯人だと知り復習を心に誓うのだった。
秀明は晴美に「森が恭平を殺した犯人で、まだ息のあった恭平を見殺しにした自分も同罪だ」と話し、「ちゃんと償います…」と言い残し、晴美たちの前から姿を消した。
一方で文江は病院へ晴美・加奈子・茜を呼び出すと「なぜ恭平が3億円を三人の女性に残したのか」という課題を出す。
文江は恭平が森をおびき寄せたり、事実婚をしていた晴美たちにシェアハウスに住まわせたり、秀明にヒントと託したり色々考えて死んでいったことから「3億円はただの遺産ではなく、なにか目的があるはずだ」と考えたのだ。
晴美は遺産は「森を逮捕させるために残した」と答えるが、加奈子と茜はその答えに納得いかない様子…晴美は持ち去られた指輪のことが気になるようで「恭平が買った指輪に特別な意味が込められていたはず…その意味を知られたくない誰かが殺人現場から指輪を持ち去った」と推測し話す。
すると文江は今回の課題に「なぜ恭平が指輪を買ったのか」という課題も追加し、どちからの答えを2日以内に見つけるよう告げた。
晴美は恭平が指輪を買った理由を考えるも思いつかない…そんな中で、加奈子は恭平が生前、3億円を残した理由のヒントになることを言っていたと気付く。
それは犯人を捕まえてほしいということではなく「誰かを助けてほしいと思ってお金を残した」ということで、加奈子はすぐに文江・晴美・茜にその答えを伝えるが、晴美に「誰かって一体誰よ…わからないなら答えになってない」と突っ込まれ、二人は言い争いになってしまう。
しかし冷静になった晴美は加奈子の答えに同意し、文江もその答えが正解と認めるが「恭平が誰を助けたかったのか」ということと「なぜ指輪を買ったのか」という謎は解けないままだった。
そんな中、シェアハウスに訪ねてきて塚本は、秀明が森を殺そうとしていることを伝え「もし秀明から連絡があったら教えてほしい」とお願いする。
その後、晴美は家の近くにいた秀明の姿を見つけ電話をかけた…すると秀明は「僕を信じてください…ちょっと行ってきます」と言い残し、再び去っていく。
そして秀明は森と姉・友紀子が殺害された現場で落ち合うと「北神谷町未解決殺人事件の犯人はお前なのか?」と迫った…森はあっさり犯人であることを認め「殺したくなったから殺した…俺が殺したくなる人間は正義感を持ってる人間だ。そういう奴を殺すのは俺の趣味だ」と笑いながら、友紀子や恭平の父を殺した状況を話し始めると、怒りで自分を抑えられなくなった秀明は森を殺してしまう。
嫌な予感がしていた晴美は秀明を探し回り、血まみれでうずくまる秀明を見つけると、すぐにシェアハウスに連れ帰った…すると秀明は晴美に恭平がついた7つ目のウソが「森の殺害計画を練っていたこと」つまり秀明が森を殺すように仕向けたことだと話す。
晴美は秀明から聞いたこと文江たちに伝えると、文江は「私の息子は剣士でもヒーローではなかったということね」とショックで泣き崩れた…そして警察によって森の遺体が発見され、秀明は指名手配となってしまう。
一方、秀明を介抱していた晴美は秀明から突然キスをされ、戸惑いを隠せないのだった。
秀明の看病をしていた晴美は文江らに「秀明を警察からかくまいたい」とお願いする…反対する加奈子と茜に晴美は「恭平が命をかけてまで解き明かそうとした北神谷町未解決殺人事件の真相と、恭平が指輪をどういう理由で買ったのかも秀明なら知っているかもしれない」と話した。
すると文江は「本当に自分のため?自分のためじゃないの」と秀明に惹かれる晴美の思いを見透かすように言う…それでも加奈子と茜は真実を知るため、秀明をかくまうことを決めた。
すると文江は「今日1日、警察から秀明を隠し通すことができるか」というのを次の課題にする…晴美たちは仕事を休み、普段通り秀明を暖かく迎えた。
すると秀明は涙を流しながら「知ってることを全部話す」と言い、自分の生い立ちから話し始める…秀明は厳しい両親に育てられ、そんな秀明を優しく包んでくれるのは姉・友紀子だけだった。
家族の中で唯一の味方だった友紀子が北神谷町未解決殺人事件で殺されてから秀明は荒れた生活をし、その後母親も自殺し家族の運命は完全に狂ってしまう…それからは無気力のまま生きてきた秀明は、闇サイトで「天谷恭平に罰を与える仲間を募集する」という書き込みを見つけて、犯行グループに加わったのだ。
秀明は森が恭平を殺すことに気づきながらも止められず、まだ息のあった恭平を恐怖から通報することができず、見殺しにして逃げてしまったことを懺悔すした。
さらに恭平はあの書き込みがキッカケで自分の命が狙われていたこと、誰が書き込みをしたのかも知っていたと話す…それが恭平の8つ目のウソ」だった。
そして秀明は「明日の朝、警察に出頭します…もちろん、ここに隠れていたことは言いません。本当にすいませんでした…今までありがとうございました」と頭を下げる。
その夜、秀明は晴美に自分の気持ちを明かした…晴美は秀明に惹かれながらも、恭平に秀明を重ねていたことに気づき秀明の気持ちを受け入れることはできない。
警察に出頭した秀明は塚本の取調べを受け、そこで秀明は晴美たちに言っていなかった新たな証言を始める…それは恭平の殺害現場に赤いワンピースを着た女性が現れたこと。
つまりその女性が、恭平の殺害を依頼し指輪を持ち去った犯人だと思われた…その頃、シェアハウスでは茜が赤いワンピースを着て出ていく。
晴美は赤いワンピースを着て出かけようとしている茜に声をかけ、二人は一緒に食事をすることに…晴美と茜が食事をしていると、なぜかそこに文江が現れ茜に指輪の行方を尋ねる。
実は文江は塚本から「秀明が恭平の殺害現場に赤いワンピースを着た女性がを見た」ことを聞き、茜が「恭平を殺害を依頼した女」であることを確信していたのだ。
茜は「知らない」と答えるが、文江は疑ってかかる…二人のやりとりを見ていた晴美は「犯人なわけがない」と茜のことをかばうが、文江は聞く耳を持たず、晴美と加奈子に「茜を許せるか」という課題を出す。
家に帰った晴美は加奈子と話し合うが、今まで一緒に暮らしていた茜のことを疑うことはできない…そこに顔面蒼白になった茜が帰ってきて「慎吾と慎香が居ないんです…あの人(文江)がなにする気かも…」と取り乱した。
文江は行先と思われる倉庫の住所をメモに残していて、茜たちはすぐにその場所へ向かう…そこでは車の中に慎吾と慎香が乗せられていれ、眠った状態だった。
茜が車に近づくとそこに文江が現れ「車の中の酸素濃度はあと5分で、酸素中毒の数値に達する…すぐ助け出さないと死ぬわよ…この女(茜)から本音を聞くのはこれくらいやるしかないの。本当のこと言えばやめてあげる。殺害依頼をしたのはあなたね?本当のことを話しなさい」と真実を話すよう迫る。
追い詰められて茜は恭平の死の真相を話始める…恭平が自分の他に事実婚をしている女性が二人もいることを知った茜は、お酒を飲んだ勢いで闇サイトに「女の敵、天谷恭平に天誅を」と書き込んでしまったのだと。
それからの茜は恭平の携帯にGPS機能をつけの常に居場所を確認するようになったが、事件の日、連絡が取れなくなった恭平をGPSで追跡し、瀕死の状態だった恭平を見つける。
倒れている恭平の側にあった指輪を見るた茜が「これを渡す人と一緒になって、私のこと捨てるつもりだったんでしょ…これは誰に渡すつもり!」と問い詰めると、恭平は「一番、心が強い女性に」と答えた。
それが自分ではないことを悟った茜は、自分以外の人に指輪を渡したくないという思いから指輪を持ち去ったのだという…それを聞いた文江は身勝手な理由で恭平を見殺しにした茜のことを責め「あなたみたいな女には痛みを味わわせないとね…指輪が誰のものか本当はわかってるんでしょ!時間を短くすることもできるのよ」と言って車に近づいた。
すると半狂乱になった茜は落ちていたガラスを手に文江を殺そうと襲いかかる…文江が慎吾と慎香を解放しようとした時、突然、慎吾は心臓発作を起こし倒れ込んだ。
病院に運ばれた慎吾は心臓病と診断され、心臓移植手術が必要だと言われる…すると文江は恭平の9つ目のウソは「慎吾が心臓になにか疾患があることを隠していたこと」だと話した。
文江によると慎吾を助けるためには海外での心臓移植が必要となり、かかる費用は約3億…恭平は慎吾の治療のために3億円の遺産を残したと推測した。
しかし、文江は茜に向かって「私の息子(恭平)を殺しておいて、自分の息子(慎吾)を助けてほしいなんて、よく言えたわね…私は絶対許さない」と慎吾の治療費に3億円は渡せないと告げる。
すると晴美と加奈子は「茜を許す」と課題の答えを出し、3億円を治療費に使わせてほしいとお願いした…三人の意見は一致したものの、それでも文江は「あなた達の意見は絶対に渡さない」と言い、話は平行線もまま。
さらに文江は茜に「あなたが恭平を見殺しにしなかったらこんなことにならなかったのよ…一生後悔しなさい。あなたは恭平が誰に指輪を渡そうとしたのか絶対にわかってるはず」と再び問い詰めた。
茜が答えを言おうとすると、突然、慎吾の容態が急変してしまう…。
・・・最終回へ続く
最終回あらすじ
茜(岡本玲)は、美保(渡辺真起子)に逮捕される。
彼女は取調べで、恭平(平山浩行)が指輪を渡そうとしていた相手は晴美(小池栄子)だと証言する。
恭平は茜に「一番心の強い女性に指輪を渡す」という言葉と「この指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」という謎のメッセージを言い残していた。
晴美、加奈子(りょう)、文江は美保から、茜の証言を聞く。
指輪が自分のものになるにもかかわらず、戸惑う晴美。
一方、加奈子は、晴美が指輪を受け取ることを認めない。
晴美は文江(夏木マリ)から、“加奈子を納得させる”という最後の課題を与えられる。
晴美は加奈子と話し合おうとするものの、拒絶されてしまう。
悩む晴美は、拘置所にいる秀明(赤楚衛二)に会いに行く。
「恭平から選ばれても、まったくうれしくない」と苦しい胸の内を秀明に明かす晴美。
秀明は「恭平さんがどうして、あなたを選んだのかが分かる」と言い、さらに「それは、あなたにとってつらい現実かもしれない」と告げる。
晴美は秀明の言葉を聞いて考えた末に、恭平がなぜ自分に指輪を渡すつもりだったのか、ある結論を導き出す。
晴美は、恭平が殺された事件現場に加奈子を呼び出す。
加奈子との“戦い”に決着をつけるつもりだった。
対峙する晴美と加奈子。
晴美は加奈子に、自分が“妻”として恭平に選ばれた理由を語る――。
引用元:読売テレビ公式サイト/わたし旦那をシェアしてた
最終回ネタバレ追記
茜の息子・慎吾は容態をなんとか持ち直し、茜が一安心していると、そこに塚本が現れ茜は逮捕されてしまう…茜が証拠を隠滅する恐れがあると判断した警察はこのタイミングで逮捕に踏み切ったようだ。
晴美は「慎吾くんのことは心配しないで…私たちがなんとかするから」と言うと、茜は「やっとわかりました…指輪は晴美さんあなたの物です…あなたはこんな私の味方をしてくれた…一番心の強い女性はあなたしかいません。子供たちをお願いします」と深々と頭を下げた。
取り調べでも茜は恭平が指輪を渡そうとしていた相手は晴美だと証言するが、同時に恭平は「この指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」という謎のメッセージを言い残していたことを明かす…塚本は晴美たちにそのことを伝えるが、晴美は指輪が自分のものになるにもかかわらず戸惑い、加奈子はその事実を受け入れることはできなかった。
そんな晴美に、文江は「加奈子を納得させる」ことを最後の課題する…晴美は加奈子と話し合おうとするが、加奈子は「(自分が選ばれなかった事実を受け入れることを)認めない…だって認めたら耐えられない…」と取り乱し、まともに話すことはできなかった。
悩んだ晴美は拘置所にいる秀に会いに行くと「恭平から選ばれても、まったくうれしくない…こんなの辛いだけ」と苦しい胸の内を打ち明ける…すると秀明は「恭平さんがどうして、あなたを選んだのか僕にはわかります…それは、あなたにとってつらい現実かもしれない」と告げた。
晴美は恭平が殺害された現場に加奈子を呼び出すと、そこで恭平になぜ自分が選ばれたのか自論を話し始める…それは晴美だったら茜のことを許せるということ。
つまり恭平は今回の一連の出来事を晴美なら受け入れ、3億円の遺産を慎吾の移植手術のために使ってくれるとわかっていたから…晴美はそれだけの理由で自分が選ばれたのだと話すと、加奈子は「恭平が私に託した役割がわかった…あなたを支えるのが私の役割…あなたが選ばれた妻よ」とその答えに納得したようだ。
そして晴美と加奈子は恭平の思いを尊重し、3億円は慎吾の移植手術のために使うことを文江に伝える。
しかし文江はその答えに納得できないようで「どうして恭平は私を頼ってくれなかったの…私になにか言い残してくれていたら…こんな難しい状況にならなかったのに…最後くらい一つでも言い残してくれたら良かったじゃない…私は自分の人生を恭平に捧げてきたのに」と悔しそうに言った。
晴美は恭平が母のことをよく分かっているからこそ、何も相談しなかったのだと文江を諭し「あなたを納得させるのも私の役割なんです…恭平の遺産は慎吾の治療に使いましょう」と語りかけるが、文江は恭平の思いを理解することはできない。
塚本にも諭された文江は茜の面会に行くが、そこで「恭平の遺産を慎吾に使うことを認めていない…自分の息子が死にゆくのをただ待つことしかできない母親の痛みをゆっくりと味わうといいわ」と告げる…文江のことが心配になった塚本は、晴美と加奈子にどうしたら文江を納得させることができるのか話し合い、晴美は恭平の葬式をすることを提案した。
数日後、恭平の葬式が行われ晴美は娘・沙紀と茜の娘・慎香を、加奈子は息子・透を連れて喪主として出席する…茜は拘置所からその様子を弁護士の端末で見せてもらっていた。
そこに取り乱した文江が駆けつける…晴美は参列者に恭平が自分を含め三人の女性と事実婚をしていたことを包み隠さず話すと「ここに並んでる子供たちは血の繋がりはありません…ですが私たちは恭平という男性で結ばれた一つの家族です…彼が教えてくれた一番大切なことは、命がけで家族を愛するものだってことです…私たちは今も彼が大好きです…ですが私たちは彼から卒業しなくてはいけません…そして一番卒業しなければいけないのは、彼を一番愛しているお母さんだと思います」と文江に恭平との別れを促す。
すると文江は参列者の前で恭平への思いを語り「恭平あなた幸せだったのね…あんなしっかりした女性たちと子供たちに愛されてたんだから幸せよね…もう泣かないから、もう逝っていいわよ。ごめんね…さよなら」と恭平へ別れと感謝の言葉を告げた。
数日後、文江は慎吾に移植手術を受けさせるためアメリカへ連れて行く…そして数カ月後には慎吾はすっかり元気になり、シェアハウスで大好きなダンスを踊っていた。
さらに茜も釈放され、恭平を通じて出会った家族がシェアハウスに集結すると、みんな自然と笑みがこぼれる…そんな中、息子を連れた塚本もシェアハウスに加わることに…実は塚本もシングルマザーだったのだ。
すると文江は「恭平がついた10こ目のウソか…」と意味深な発言をする…晴美たちは塚本に向かって「違うとは思うけど…もしかしてあなたも私たちと旦那をシェアしてた?!」と驚きを隠せない…が、真相はわからないまま。
そんなこんながありながらも晴美たちは、恭平の作ったシングルマザー専用のシェアハウスで恭平の願いを胸に助け合って生きていくのだった…。
・・・END
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