「刑事 犬養隼人」が2016年9月24日21時~スペシャルドラマとして放送される。

このドラマは4月に放送されたテレビ朝日系土曜ワイド劇場 特別企画「切り裂きジャックの告白~刑事 犬養隼人~」に続く第二弾である。

ここではキャストに始まりストーリーのあらすじの紹介と結末ネタバレをしていくので参考にしてもらえればと思う。

スペシャルドラマ
「刑事 犬養隼人」

キャスト

まずはじめに登場人物を紹介していく。

犬養 隼人/沢村 一樹

警視庁捜査一課の敏腕記事。

寡黙でウソは全て見抜いてしまうというシリアスな性格。

検挙率はナンバーワンだがプライベート・・・つまり家族とのコミュニケーションはあまりとれていない。

古手川 和也/瀬戸 康史

犬養のバディ役で若手刑事。

悪に立ち向かう犬養を手助けするべく、豪快なタックルを見せる度胸もある。

その他の出演者

麻生 警部/渡辺 いっけい
豊崎 沙耶香/桜田 ひより
兵頭 晋一/水橋 研二
嵐馬 シュウト/遠藤 雄弥
御厨 検視官/温水 洋一
鶴崎 管理官/堀部 圭亮
沼田 博正/山中 崇
高森 英雄/加藤 雅也

以上がキャストとなる。

見どころとしては、やはり主演の沢村一樹が下ネタを封印して、真面目な刑事をどこまで演じきれるかに注目できるだろう。

沢村一樹と瀬戸康史のコンビを組んだシリーズ第一弾となる「切り裂きジャックの告白」の視聴率が高かったため現実となったシリーズ第二弾となるため作品として期待できるだろう。

ストーリー

キャストを紹介したので、次に物語のストーリーについてあらすじも見ていこう。

朝。真夏の日差しが差し込む公園のベンチで、胸にナイフが突き立てられた遺体が発見された。

被害者は有名ロックバンドのボーカルで、処女小説が文学賞を受賞し話題となっていた篠島タク(吉川純広)だった。

捜査会議では、有名人が殺害された事件とあり、鶴崎管理官が色めき立つ。生前、篠島が受賞した小説の評判はひどいもので、「受賞は出来レースだった」という噂が巻き起こり、書評家のみならず一般人からもかなりのバッシングを受けていたのだという。

被害者の人間関係に注目が集まる中、警視庁検挙率ナンバーワンの犬養隼人(沢村一樹)は、刺殺されながら、遺体からほとんど血が流れていなかったことに違和感を抱いていた。

捜査員たちが慌ただしく捜査を始める中、一人の男が「俺が殺した」と捜査本部が置かれた所轄へと自首してきた。

小説家を自称する嵐馬シュウト(遠藤雄弥)は、出来レースで文学賞を受賞した篠島への恨みから殺害に及んだと自供する。しかし、取り調べに当たった犬養と古手川和也(瀬戸康史)は、その稚拙な発言を信用しようとしない。

一方、犬養には別れた妻との間にひとり娘・沙耶香(桜田ひより)がいた。沙耶香は重い腎臓病を患っていたが、3ヶ月前に受けた移植手術が成功し、現在は退院。

たまたま通い始めたスポーツジムで人気アイドル志倉楓と知り合っていた。

長い入院生活で友達の少なかった沙耶香は、楓と仲を深めていく中で、楓が殺害された篠島と同じ芸能プロダクションに所属していることを知る。

犬養と古手川は、殺害された篠島の妻、そして篠島が所属していた芸能プロダクション社長・高森英雄(加藤雅也)、さらには出来レースの疑念が起こっている文学賞を主催している出版社のビブレ社へと聞き込み捜査を続けていた。

そんななか、関東中央テレビに「志倉楓を誘拐した」という犯行声明が届く。

中にはガムテープで縛られた楓の写真と携帯電話が!

犯人は、全国放送されるニュース番組を通じて人質交渉を行うと要求。

その交渉相手に犬養を指名する。

果たして、犯人の真の思惑とは?

そして、犯人の糸口さえ見つけられない中、犬養父娘に危機が迫る!

引用元:ABC朝日放送/刑事 犬養隼人

原作

このドラマの原作は中山七里・著の「七色の毒」となっている。

「七色の毒」は6つの短編小説に1話追加されて刊行された。

刑事 犬養隼人の犯人ネタバレとキャスト…ドラマ結末は原作を超える photo 1

短編小説といっても全てのストーリーの結末にどんでん返しが待っている作品である。

ドラマでは原作のストーリーを一つにまとめたような内容になるはずなので、より奥深くミステリアスになっているはずだ。

犯人も最後までよめないどんでん返しが待っているだろう。

結末ネタバレ

ここからはドラマ「刑事 犬養隼人」の結末ネタバレを公開しています。

ある朝、のどかな公園のベンチの上で死体が発見される。

被害者の胸にはナイフが刺さっていた。

そして、ナイフの先端は心臓にまで届いていた。

被害者はロックバンドのアーティストで小説家の篠島タク。

彼は小説家として賞を獲るほどの逸材だった。

しかし鑑識としては刺殺ではないと判断する。

出血が少なすぎるのだ。

この事件に関して、警察として検挙率ナンバーワンの犬養に期待していた。

が反応はイマイチ薄い。

そうしていると警察に犯人と名乗り出て出頭してくる男がきた。

嵐島シュウトという小説家だった。

取調室では、嵐島が一方的に動機を供述するが、犬養はそれが嘘だと簡単に見抜くのだった。

犬養と古手川は被害者の自宅や小説家としての編集社、そしてレコード会社に聞き込みに来ていた。

わかったことといえば、賞が出来レースだったということか。

同じレコード会社に所属するアーティストの志倉楓は篠島のことを哀れんでいた。

ちなみに楓と犬養の娘の沙耶香は同じヨガスクールに通い友人関係となっていた。

犬養と沙耶香は親子ながら、関係には溝があったが、沙耶香は犬養に篠島の件を解決して、楓が安心できるように頼むのであった。

寡黙な犬養は娘とのコミュニケーションをとるのが下手だったが、もしかすると篠島の事件で仲を取り持てるかもしれないという可能性が見えてきた。

そうこうしてるうちに篠島の死因は凍死だということがわかる。

嵐島はすでに絶命した篠島にナイフを突き刺したことを供述した。

篠島が凍死した原因は、妻が晩酌時に篠島に作る酒のアルコール度数を以上に上げて、泥酔させて外出させて、公園のベンチで寝てしまいそのまま凍死したという状況であったことが判明する。

そうしていると次の事件が起こる。

マネージャーの沼田博正が志倉楓を自宅まで送った後誘拐される。

誘拐犯からは交渉相手になぜか犬養を指名してくる。

警察の中では戸惑いながらも「犬養、頼むぞ!」と託すのだった。

犬養には娘の沙耶香からも電話がきて楓を助けてとお願いした。

犬養は「お前の友達は俺が守ってやる」と豪語した。

犯人は生放送のテレビを通じて交渉するという。

生放送中に犯人から電話がかかってくる。

刑事 犬養隼人の犯人ネタバレとキャスト…ドラマ結末は原作を超える photo 2

犯人の要求は「48時間以内に楓が所属するレコード会社に3億円用意させろ・・・用意しないと志倉楓を殺す」と言ってくる。

犬養はレコード会社が用意した身代金3億円を持って受け渡し場所まで持っていくと携帯で袋に3億を詰め直す指示を出した。

袋に詰め直しその場を一旦離れるが、犯人に雇われたホームレスが袋ごと燃やしてしまう。

世間はお金の受け渡しの失敗を報じて、犬養のせいだと逆恨みした。

今度は娘の沙耶香が誘拐されるが、古手川の助けもあり無事に解決する。

沙耶香を誘拐したのは、楓の大ファンたちが犬養の娘を狙った犯行だった。

沙耶香は助けてもらったことで、犬養を少しずつ見直していく。

楓の誘拐犯から再度犬養を交渉相手に指名してきて電話がかかってくる。

今度の要求は「志倉楓が所属するレコード会社の社長に謝罪させろ」ということだった。

犬養は何に謝罪させればいいのか聞くと、それは社長自身がわかっているだろうと言う。

そこで今度は社長の高森に詰め寄った。

どういうことかというと、楓はある政治家の隠し子だったのだ。

新人発掘オーディションでグランプリを受賞して活躍していた彼女はコネのようなもの・・・つまりオーディションは出来レースだったのだ。

そこで犬養はピンときた。

もしかすると、そのオーディションの楓以外の出場者に関係しているヤツに恨みという感情を生むのではないかと。

社長の高森はテレビの前で、オーディションのことを全面的に謝罪した。

その時犬養はすでに犯人に気づいていたようで証拠集めをしていて、そして真相は手中にあった。

なんと犯人は志倉楓のマネージャーの沼田博正だった。

沼田は楓がグランプリを獲ったオーディションに参加していた出場者の宮野みづほ兄だったのだ。

しかも、宮野みづほは1年前交通事故で亡くなっていた。

そして沼田は神奈川県の倉庫にいることが判明し、そこに向かうことになる。

犬養と古手川、そしてレコード会社の社長・高森は沼田がいる倉庫に来ると、そこには楓の姿もあった。

実は沼田と楓の共犯で狂言誘拐だったという衝撃の事実。

真相としては、沼田が犯行に及んだ理由は上記した通りで、楓は事故で亡くなった宮野みづほの親友だったが、コネでオーディションに受かってしまい、宮野みづほがそれで車に飛び込んだのではないかと考え罪悪感から事件を起こしたようだ。

でもその事故は犬養の証言で不慮の事故だったとわかり沼田と楓の二人は涙した。

そして犬養は楓に「自分を許せ、そして周りの皆をもっと信じなさい」と悟すのだった。

結局、志倉楓は軽犯罪法違反で沼田博正は脅迫罪で起訴された。

最後は犬養も娘の沙耶香と笑顔で会うことができた。

ドラマを映像ではなく文字で読みたい方へ…ネタバレまとめ【随時更新】

本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。