ついにインフルエンザの季節が日本にも到来してきた。
今年は流行のペースが早いとも言われているが、予防接種は済んでいるだろうか?
わたし個人的な話をすると職業柄1シーズンに2回もワクチンを打っているのだが、ここ数年は毎年のようにインフルエンザにかかっているw
そこで今回はインフルエンザの潜伏期間や症状、さらにはインフルエンザにかかってしまった時の対処法についても触れておくので、知っておいて損はないだろう。
インフルエンザはなぜ毎年流行するのか
インフルエンザとは、インフルエンザウィルスによって引き起こされる急性感染症で、感染すると風邪と同じような症状が出る事から流行性感冒とも呼ばれている。
インフルエンザにはA型・B型・C型があり、A型やB型と比較してC型は症状が軽くニュースになるような流行にはならないため、主にA型とB型の流行に注意する必要がある。
インフルエンザウィルスは、1年を通して北半球と南半球を循環している事がわかっており、寒気と低湿度がウィルスの繁殖にとって好条件という事もわかっている。
なので、日本では毎年11月~12月にかけて流行り始め、1月~3月がピークとなるケースがほとんどである。
また、次々と型が変わって流行するのもインフルエンザの特徴で、季節型のインフルエンザといえば「A型のAソ連型とA香港型」、そして「B型」がある。
だが2009年には世界的大流行(パンデミック)を引き起こした新型インフルエンザの存在もわかっており、発見されてすぐにワクチンが開発されているが、正直追いかけっこになっている感じといえるだろう。
ちなみに、A型のインフルエンザに感染したからといって安心はできず、1シーズンのうちに型の違うB型のインフルエンザにもかかってしまう事もあるのだ。
ではインフルエンザワクチンについてもここで少し触れておくことにする。

インフルエンザワクチンは予防接種を受けてから1~2週間をかけて体内で抗体が作られるため、打ってすぐに効果があると思っている場合は間違いなのだ。
ワクチンを打ってから約1ヶ月で抗体の効果はピークを迎え、3ヶ月後くらいから徐々に効果は減っていく。
そのため、住んでいる地域に合わせて、流行る前にワクチンを打つ必要があるという事である。
インフルエンザはウィルスが他人の咳やくしゃみによって飛沫したものが口や鼻などから侵入し、体内で増殖することで感染し発症するので、自分でできる予防はしておくに越したことはないのだ。
インフルエンザの潜伏期間
インフルエンザの潜伏期間は1~7日ということがわかっている。
また、ワクチンを打ったからといって、必ずしもインフルエンザにかからないという訳ではない。
ワクチンを打つことでインフルエンザに感染しないようにするのではなく、数日間の潜伏期間を経て発症を抑える効果があると言われている。
インフルエンザワクチンの最大のメリットは【予防接種を受ける事で、症状の重症化を予防できること】にある。
では、インフルエンザの症状についてまとめておこう。
インフルエンザの症状
- 急な高熱(38℃~40℃を超える高熱)
- 喉の痛み
- 悪寒
- 関節痛
- 頭痛
- 咳や鼻水など、その他の感冒症状
インフルエンザにかかったとしても約1週間で回復するが、まれに高齢者や子供は肺炎や脳炎などの合併症によって命に関わることもあるので、予防はもちろん早期発見や早めの病院受診をオススメする。
インフルエンザかも…と思ったら
インフルエンザにかかると、急な発熱に始まりヒドい風邪のような症状が出るので辛い。
また、重症化も怖い感染症といえる。

インフルエンザかも…と思ったら病院に行くに越したことはないが、万が一インフルエンザじゃない場合、インフルエンザの患者さんがいる可能性が高い病院へ行くのはリスキーなので、マスクなどしっかり予防対策をしてから受診するようにしよう。
また、自分がウィルスをまき散らす事にもなり兼ねないため、人混みには行かないようにすることも大切である。
病院に行くとリレンザなどの即効性のあるインフルエンザ薬を処方してくれるので、処方されてすぐに吸入もしくは内服するのがいいだろう。
また、安静が1番大切なのでしっかり休むようにするのも寛容といえるだろう。
インフルエンザにかかった場合、会社や学校に連絡をするかと思うが、熱が下がってからも数日間は他人に感染させるリスクがあるため、どの職場や学校でも最低5日間(ほとんどは1週間)は自宅安静を指示されるはずだ。
無理に行こうとせず、体内からウィルスがいなくなるのを、自宅でゆっくり待つのがいいだろう。
まとめ
- インフルエンザの時期の外出は必要最低限にし、人混みは避ける!
- 普段からマスクをつけて外出するなどの予防を!
- インフルエンザにかかったら1週間は自宅安静で!
個人的にも「今年こそはインフルエンザにかからないぞ!」という気合だけは十分なのだが、職業柄たくさんの方と接する機会が多いせいか、毎年インフルエンザにかかっている。
本当にワクチンが効いているのかと不思議に思うほど辛い症状も出るが、ワクチンのおかげでこの症状で済んでいるのかも・・・と思い、毎年ワクチンを打っているw
本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。