ドラマ「トレース~科捜研の男~」1話~最終回結末までネタバレあらすじを公開しています。

見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。

ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと1話~最終回における結末ネタバレを公開するので参考になればと思う。

ちなみにドラマ「トレース~科捜研の男~」はフジテレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信されている。

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トレース
~科捜研の男~

まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。

役/キャスト

  • 真野 礼二/錦戸亮
  • 沢口 ノンナ/新木優子
  • 相楽 一臣/山崎樹範
  • 水沢 英里/岡崎紗絵
  • 猪瀬 祐人/矢本悠馬
  • 沖田 徹/加藤虎ノ介
  • 沢口 カンナ/山谷花純
  • 海塚 律子/小雪
  • 市原 浩/遠山俊也
  • 江波 清志/篠井英介
  • 壇 浩輝/千原ジュニア
  • 虎丸 良平/船越英一郎

人物相関図

以上がキャストとなる。

ストーリー

ドラマのキャストを紹介したので、次に物語のあらすじを見ていこう。

真野礼二は、ある陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員。

鑑定結果こそが真実――他の研究員とは一線を画し、いつも冷静沈着。

主観や憶測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、刑事であろうと容赦なく反論、闇に葬りさられようとしている真実の欠片(かけら)を見つけ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていきます。

また科捜研新人法医研究員・沢口ノンナは、何の目的もなく科捜研の世界へと足を踏み入れてしまい、遠い世界の出来事だと思っていた殺人事件に関わることになる一方で、被害者や残された遺族に感情移入していく。

真実を追い求めるあまり“暴走”する真野に巻き込まれて結局は手伝わされるはめになり……。

一方で真野とは全く逆で、長年の刑事の勘を頼りに事件を捜査し、犯人を逮捕することに情熱を注いでいるベテラン刑事・虎丸良平。

所轄から警視庁捜査一課へ異動した叩き上げ刑事で、所轄時代からの現場魂が今も抜けず、上司やまわりの意見を聞き入れない独善的な捜査をします。

部下や科捜研の真野らにきつく当たりますが、根底には真野と同様、被害者のことを思う人情もあります。

そんな虎丸は真野が事件に隠されている真実を求め奮闘する姿を見て心が動かされていき……。

真野と向き合うふたりキャラクターの思い、そしてひとつひとつの事件解決までのストロークはまさにジェットコースターのように緊張感たっぷり。

科捜研のリアルな姿や最新の科学捜査の面白さと、個性的なキャラクター達の魅力を併せ持った今までにない新時代の科捜研ドラマ。

引用元:フジテレビ公式サイト/トレース~科捜研の男~

結末ネタバレ

ここからはドラマ「トレース~科捜研の男~」1話~最終回結末ネタバレを公開しています。

1話ネタバレ

真野礼二は、警視庁科学捜査研究所法医科に所属する法医研究員。

「鑑定結果こそ真実」という信念のもと、膨大な知識と高い鑑定技術、他者とは違う着眼点を持つ真野は、周囲からその実力を高く評価されている反面、クールで協調性がなく、必要以上に人と係わろうとしないことから科捜研内では浮いた存在でもあった。

ある日、真野の上司である法医科科長の海塚律子は、相楽一臣や市原浩、水沢英里ら法医研究員たちに新人の沢口ノンナを紹介する。

大学院で遺伝子の研究をしていたノンナは、大学OGの律子に誘われて科捜研に入所したものの、遠い世界の出来事だと思っていた殺人事件に係わることに戸惑いを隠せないでいた。

するとそこに、警視庁捜査一課の刑事・虎丸良平と猪瀬祐人、鑑識員の沖田徹らがやってくる。

イベント会場で発見された、切断された左手の鑑定結果を聞きに来たのだ。

鑑定を担当した真野は、付着物の中から珪藻と通常の20倍のマンガンが検出されたことを伝える。

それを聞いた虎丸は、即座に多摩川の捜索に向かおうとした。

そんな虎丸に、多摩川を探しても意味がない、と告げる真野。

だが虎丸は、捜査方針に口を出すのか、と真野を睨みつけると出ていってしまう。

すると真野は、おもむろに臨場の準備を始め、特殊な珪藻の生息域で、域内にマンガン鉱山の跡地がある日原川に向かうと言い出す。

臨場とは ※ここで言う臨場とは、主に現場検証のこと

律子は、真野の勝手な行動を非難する研究員たちの言葉を受け流すと、ノンナに同行を指示し、「しばらく彼について学びなさい」と続けた。

現場に到着した真野とノンナは、ほどなくそこでバラバラに切断された女性の遺体を発見する。

そこには土に半分埋もれた一輪の花もあった。

司法解剖の結果、死体は10の部位に切断されており、死因は心臓を刃物で刺されたことによる失血死。

死亡推定時刻は4日前の深夜だった。また被害者は、生前、恒常的に暴力を受けていたことを示す痕跡もあった。

そんな中、被害者は娘かもしれないという五十嵐千鶴と、千鶴の再婚相手で著名な教育評論家の五十嵐康信が警察署を訪れる。

そこで千鶴は「娘とはしばらく会っていない…」と証言を残して帰っていくのだった。

被害者の名前は五十嵐ミカであると断定する…容疑は被害者の婚約者・越智俊介にかかるが会っていたと疑われるホテルを検証するが、血痕などの証拠は一切でない。

代わりに出てきたのが被害者の母・千鶴のDNAだった…虎丸が話を聞きに行くが、ハッキリしない答えばかり返ってくる。

そこで虎丸は康信と千鶴が暮らす部屋の隣の住人から話を聞くことに成功する…するとどうやら康信がDV男であったことが判明。

五十嵐ミカを殺害した容疑者は二転三転したが、虎丸は五十嵐康信であると考え康信と千鶴が暮らすマンションの部屋を臨場することに決める。

康信が住む部屋を検証するが血痕などの証拠は一つも出なかった…真野は一つの希望にかけ玄関まわり(外にまで)を検証すると、五十嵐ミカの血痕が出てきた。

それは隣の部屋に引きづまりこまれたような血痕だった…そう、五十嵐ミカをバラバラにして殺害したのは隣の住人・富田シンゴだった。

富田も父親からDVを受けていた過去があったため彼女(五十嵐ミカ)になにかしらのシンパシーを受けていたらしい…そして彼女を拉致し「俺が守ってあげる…ここから出ちゃダメだ」と勘違いをする。

それに反抗し、逃げようとした五十嵐ミカを富田が殺害したようだ。

とても悲しい事件だったが、被害者の母・千鶴は康信をDVで訴え、康信とは離婚することを決めたんだという。

無事、事件解決へと導いた真野とノンナ、そして虎丸。

しかしそんな真野には、過去に真野の兄が一家全員を殺害し、心中するという陰惨な事件を経験していたが、どうやら真野はそれが心中ではなく事件性の可能性を見出していた。

しかし当時はまだ真野自身も幼かったため、何もできなかったというその無力さを悔いているようだ。

・・・2話に続く

2話ネタバレ

科捜研の法医研究員・真野礼二と沢口ノンナは、捜査一課の虎丸良平から東凛大学病院の外科医・真田和寿殺害された事件に関連するDNAの照合鑑定を依頼される。

事件が起きたのは、真田の教授就任を祝うパーティーでのことだった。

席を外したまま戻らなかった真田を探しに行った娘の有里が、控室のバルコニーから転落死している父親を発見したのだ。

そのとき有里は、現場から逃走する男の姿を目撃していた。

真田の首には刃物を突き付けられたような傷があり、男の逃走経路には血痕が残っていた。

また、バルコニーの手すりには真田の靴の跡があった。

これらの状況から、犯人は真田にナイフを突きつけたが抵抗されて傷を負い、バルコニーを乗り越えて逃げようとした真田を突き落としたのではないかと考えられた。

警察は、防犯カメラの映像から被疑者の宮永渉を拘束していた。

現場から採取された血液と宮永のDNAが一致すれば事件は解決だと意気込む虎丸…しかし、照合の結果は不一致だった。

結局、証拠不十分のため釈放となった宮永…虎丸は、捜査一課長の江波清志から「1週間以内に犯人を逮捕できなければ班を解散させる」と叱責されるが、それでも犯人は宮永だと主張。

真野やノンナらを連れて事件現場のレストランを徹底的に調べ直す。

だが、仕事へのプレッシャーから眠れない日々を過ごしていたノンナがふいに意識を失って倒れてしまう…だがそれもそうして、被害者の真田教授の娘・有里と仲を深め話を聞くことに成功する。

犯人はやはり、虎丸が睨んだ通り宮永だったが、そこには切ないストーリーが隠されていた。

実は15年前、宮永は脊髄を病んでいて、当時は病院で入院生活を送っていた…宮永には恋人がいて宮永はその恋人の言葉もあり「生きる活力」を得ていたんだという。

しかしその恋人は病院に向かう途中で事故に遭い、宮永と同じ病院に運ばれた…その緊急手術を担当したのは真田医師、現在の真田教授だった。

緊急手術の結果、恋人は脳死であると判断される…それは真田が恋人の点滴に筋弛緩剤を投与したため、恋人は脳死と判断される。

なぜ真田がこのような行動をしたのかというと、幼い頃から有里は心臓を患っていて、心臓移植のドナーを待ち続けていた。

要は真田は「どうにか娘の命を助けたい」という思いもあり、そのような行動に出ていたことがわかる。

宮永は恋人の手術がダメだった時点で「何かがおかしい…」と勘付いていたようで、真実を追い続けついに真相までたどり着いていた…そして真田が殺害される事件当日に宮永と真田が対峙し、それぞれの思いが交差する中、真田は宮永の思いを汲み取り、宮永に「転落」させるように仕向けたんだという。

有里はその話を聞いて「私は生きていていいんでしょうか?」とつぶやく…そんな有里に真野は「真田さんのしたことは許されることではありません。ですが、あなたは受け継いだ命を大切にしていくべきです」と話す。

有里はその話を聞いて「ありがとう」と涙を流した。

一方で、真野は、過去に真野の兄が一家全員を殺害し、心中するという陰惨な事件についてトラウマにもなっているようで、時に兄の幻影さえ見えてしまうのだった。

真野はその兄の幻影に向かって「あの日何があったの…兄ちゃん」と言うと、兄の幻影は消えてしまうのだった。

・・・3話に続く

3話ネタバレ

科捜研の真野礼二は、絞殺されたものと思われる8歳の少女に関する鑑定を依頼される。

被害者は、同級生の三島唯と公園内の山林に基地のようなスペースを作って遊んでいた…夕方、唯は先に帰ったが、被害者の母親から娘が帰宅しないとの通報があり、翌朝、遺体となって発見されていた。

死因は窒息死だった…また被害者の通う小学校付近では不審者の目撃情報もあったという。

ノンナとともに付着物のDNA鑑定などを行った真野は、被害者に暴行された形跡がないことを確認することになるが、そこに虎丸の先輩でもある刑事・鶴見茂が現れる。

鶴見は、20年前と10年前に起きた連続幼女殺人事件を追っており、今回のケースも犯行手口が酷似していることから情報を求めにきたらしい。

実は鶴見たちは、10年前に被疑者として西内智幸をマークしたが、証拠不十分で逮捕できずにいた。

その西内はというと、被害者も時々訪れていた児童館のボランティア職員…そんな中、虎丸は被害者の両親・松戸志津香と直樹に会いに行く。

だが、志津香と直樹はお互いに責任をなすりつけ、ケンカを始めてしまう。

一方で、真野たちは証拠を求めて臨場に行くが、そこで木の枝が折れていることに気づいた真野が周辺を調べると、タバコの吸い殻が落ちていた。

吸い殻から採取した検体のDNA型は、西内のDNA型と一致したことで今回もやはり西内の手口によるものだったと鶴見は躍起になる。

しかし、西内は「殺害現場に、私ははいなかった」と犯行を否定し、結局、西内の身は解放されることになった。

これは後にわかった話だが、実は鶴見がどうしても西内を犯人にしたかったらしく、タバコの吸殻も西内のゴミから鶴見が独断で盗んできたものだと判明…それを真野たちが臨場する前に現場にやって来て、現場に捨てておいたのだ。

つまり鶴見は「証拠隠滅罪」で逮捕となる…20年間「連続幼女殺人事件」を追い続けてきた鶴見にとっては無念だったが、さすがに今回はやりすぎたようだ。

真野は「警察の言うことなんて信じられない…だから俺たち(科捜研)が真実を見つけ出すんだ」と話す…それでも真野は鶴見が「連続幼女殺人事件」を追ってきたという情熱を知って被害者の衣服や過去の映像などを集め、再検証したところ、過去の事件の犯人がわかる。

それはやはり西内だった…とにかくこれで鶴見の無念も晴れたことになった。

しかし西内は今回の事件とは無関係だという…真相は別のところにあったのだ。

実は被害者は8歳という幼い歳だったが、いつも母と父が喧嘩しているのが嫌だったらしい…そして思いついたのが「自殺のフリ」をすることだった。

トレース科捜研の男ネタバレ…最終回まで一気読み!結末は漫画とは違うラスト photo 1

そしてその練習に付き合ったのが同級生の唯で、首を吊って自殺するフリをしようとした被害者がロープを首に巻き付け木にロープを固定して自殺するフリをするが、失敗して窒息死につながってしまった。

唯が必死の思いでロープを外した時にはすでに被害者の体は動かなくなっていた…唯も幼い少女のため「これが警察にバレたら私も捕まるの?」と怖くなってしまい、遺体を隠したんだという。

被害者は両親の「仲直りを願って」無念の死を遂げてしまった…そういった一連の真相を虎丸が両親に伝えに行くと「私たちのせいで…」と両親は頭を抱えながら涙を流す。

今まで真野に対して刃をむき出しにしてきた虎丸だったが、今回の一件から真野の言う「真実と向き合う執念」を垣間見たことで、真野に対する印象が変わるのだった。

・・・4話に続く

4話ネタバレ

科捜研法医研究員の相楽の兄・浩司が遺体で発見される…発見場所は浩司のアパートで、第一発見者は、アパートの大家から浩司と連絡が取れないとの連絡を受けて訪れた相楽だった。

死因は、頸動脈を切られたことによる失血死で、凶器は部屋にあった包丁…また、室内は荒らされており、財布や預金通帳等がなくなっていた。

真野とノンナは臨場要請を受け現場に向かうと、虎丸は遺体に首以外の傷がないことから、強盗に見せかけた顔見知りの犯行だと主張する。

真野たちの鑑定によれば、室内から被害者以外のDNA型は見つからなかった。

事情聴取で相楽は、浩司とは何年も会っていないと話す…浩司は嘘を並べて家族や友人から金を借りており、相楽自身も300万円ほど貸したままで「アイツは殺されても仕方のない嘘つき野郎だ」と相楽は言い放つ。

そんな中、浩司が3000万円の定期生命保険に入っており、今月で保険期間が終了することが判明し、虎丸たちは受取人になっていた浩司の元妻・千尋に疑いの目を向けた。

しかし、千尋が証言した通り見つかったのは古い保険証券で、受取人は浩司の叔母に変更されておりその叔母も3年前に他界していた。

そんな折、浩司の携帯電話履歴から、事件の3日前、相楽に何度も電話していたことが判明する…しかもその日、二人が会っていたこともわかるがもちろん全否定する。

相楽は一方的に疑われるが、被害者である浩司の髪の毛から大麻の成分が検出される…そこで浩司にも売っていたという大麻の元締めだという富岡という男が疑われ始めた。

しかし富岡も「俺がやった証拠があるんですか?」と浩司の殺害について否定する…その後、確かに何の証拠もなく取り調べをしていた虎丸は富岡を解放せざるをえない。

そんな中、真野は虎丸に「もう一度、被害者である浩司の部屋を臨場させてほしい」と頼んだ。

そして真野は再調査に出向く…すると浩司は自殺だったことが判明した。

さらに浩司は胃がんに侵されていて、残りの余命が3ヶ月だと宣告されていたこともわかる…どういうことかというと、保険金を捻出するためにどうしても殺人に見せかけて、自殺しなくてはいけない理由があったのだ。

それは3000万円の定期生命保険だったが、保険期間は今月までで保険金の受取人である叔母も他界しているため、そのお金を受け取れるのは相楽だけ…つまり浩司は3000万円もの大金を相楽に残すため、自殺を偽装していた。

大麻は何に使っていたのかというと、実は浩司はすでに半年前からがんだと診断を受けていた…そしてその蝕まれた体の痛み止めとして、大麻を使用していたらしい。

全ての真実を知った相楽は浩司の思いを知り涙を流し、今までの兄への言動を悔いる。

そんな兄への無念などを明らかにしてくれた真野に対しても相楽は感謝するのだった。

・・・5話に続く

5話ネタバレ

科捜研の真野のもとに、捜査一課の刑事・虎丸から鑑定依頼が届く…黒鷹山の山道付近で殺害遺体が発見されたのだ。

被害者はスナックに勤める海東奈津美で、死因は頭部を強打されたことによる脳挫傷…死後3日が経過していて、遺体の周辺からは被害者とは違う人物の毛髪が見つかっていた。

毛髪のDNA鑑定を行ったのはノンナで、それが18年前に誘拐されそのまま行方不明になっている幼児のものであることが判明する。

18年前に起きた「鶴竹町幼児誘拐事件」とは、スーパーで買い物中の母親・島本彩花が目を離したすきに、娘・ユウちゃんが誘拐された事件のことで、彩花と父親の彰は、誘拐犯からの指示に従って身代金を届けた。

だが、ユウちゃんがいるというコテージにはその姿はなく、代わりに誘拐犯と思われる暴力団の準構成員・神崎徹の遺体があったのだ。

彩花たちはそこで初めて警察に通報したが、結局ユウちゃんは行方不明のまま…その後、車に置きっぱなしだった身代金も消え、神崎を殺した人物の正体もわかっていなかった。

虎丸は今も娘の行方を探して街頭でビラ配りをしている彩花たちに事情を伝え、協力を要請し情報を当時の情報を聞き出す。

そうしていると、遺体で見つかった奈津美が18年前に鶴竹町に住んでいたことが判明し、神崎と交際していたこともわかる。

そんな中、島崎ユウが海東奈津美を殺害したと警察に出頭してくるのだった。

真野やノンナが臨場や鑑識を進めるうちに事件の全貌が見えてくる…どうやらユウには育ての親がいて、しかもその育ての親と海東奈津美とは幼馴染であるということもわかった。

さらに二人が口論をしている姿を見たという証言も飛び出し、いよいよ被疑者はユウの育ての親へと向いていくことに…。

最初は、ユウがその育ての親をかばっているだけだと考えられたが、実はそうではなくユウは「今の家族の笑顔を奪ってはいけない」という思いから、今回の罪をかぶろうと考えたらしい。

それでも真野の鑑識により「真実」を明らかにされてしまった。

結局、18年前に神埼を殺害したのは海東奈津美だったが、その海東奈津美を殺害したのがユウの育ての親…そして海東奈津美の遺体を遺棄した(もちろんユウにとっては不本意)のがユウだった。

ユウは死体遺棄罪で捕まってしまうが、本当の親である島崎夫妻が面会に訪れた時、ユウは素直な気持ちになり「お父さん…お母さん…」とつぶやくと、彩花ら島崎夫妻は涙を流し喜ぶ。

一方で今回も「真実」にたどり着き満足気なノンナと虎丸…そんな中、真野に「君のお兄さんのことで話がある」と謎の男から非通知で電話がかかってくるのだった。

・・・6話に続く

6話ネタバレ

真野のもとに、「君のお兄さんのことで話がある」という正体不明の男からの電話があり、真野は指定された場所で男を待ち続けたが、そこには誰も現れなかった。

そんな中、河川敷でホームレス男性の変死体が発見される…被害者は新妻大介。

高校3年生のときに失踪して以来行方不明だった男で、捜索願も出されていた。

死因は溺死だったが、肺や喉・鼻の奥には液体が残っていたものの、体(衣服)には濡れた痕跡はない…唯一の手がかりとして、現場には血液のようなものが付着した軍手が発見された。

虎丸たちは科捜研法医科長の海塚に、遺体から採取した液体と軍手の検査を頼むとともに、臨場を依頼する。

海塚は、それを科捜研研究員の英里に任せようとする…しかし、色々と意見が飛び交い結局、真野とノンナが担当することになった。

鑑定の結果、液体は水道水で鉄の錆と思われる成分が検出された。

一方、軍手にはいくつかの小さな穴が開いており、男性一人、女性二人の古い血液が付着していたが、古い血痕でデータベースで照合しても身元は不明だった。

また、軍手の内側から検出された皮膚片は、DNA鑑定の結果、被害者とは別の人物のものだった。

とりあえず臨場に向かった真野たちは、現場付近の水道から水を採取する。

するとそこに、早川尚文が献花を持って現れる…早川は、新妻の高校時代の担任なのだという。

虎丸は新妻が失踪した理由を早川に尋ねると、早川は「新妻の友人が家族を刺殺して自殺したことにショックを受けていた」と話す。

それは、25年前、真野の家族が心中したとされる「武蔵野一家殺人事件」のことだった。

【武蔵野一家殺人事件】

源家の長男・義一が父・公則(47)、母・良枝(43)、長女・仁美(16)を包丁で刺し殺し、その義一自身は電源コードを使い首を吊って心中した、という事件。

ちなみにたまたま家にいなかった次男・礼二だけが生き残った。

※この事件は義一の遺書も見つかったことから、特に大きな捜査もされず、義一が起こした心中事件であると断定され、その当時見つかった証拠やデータは全て処分されてしまう。

後にわかることだが、現場に落ちていた軍手の男性一人・女性二人の古い血液とは真野の「父親と母親と姉」のものだということが判明する。

一方で25年前、海塚も「武蔵野一家殺人事件」の科捜研研究員として鑑定を担当していたこともわかるのだった。

実は真野は源礼二という名前で「武蔵野一家殺人事件」の生き残りだったが、その後親戚に預けられ「真野」の性を名乗ることになったらしく、早川に自ら「僕は武蔵野一家殺人事件の生き残り」だと告げ、犯人となっている兄・義一と新妻の関係を尋ねる。

すると早川は「(当時、義一はイジメられていたのだが)新妻はイジメの主犯格で、そのせいであんな惨劇(武蔵野一家殺人事件)になるとは思わず、人生を狂わせた(ホームレス生活)んだと思う」としみじみ答えた。

新妻の死について後々わかったのが、現場にあった冷蔵庫の氷…調べると新妻の肺や喉に残っていた水分と成分が一致する。

それにより「もしかしたら、被害者が氷が喉に詰まって窒息死したのでは?」と警察側では推測を立てるが、真野はいつものように「警察の憶測だけで…」のというような反抗はまったくしない…むしろ肯定的な真野に虎丸は違和感を感じていた。

結果この「ホームレス変死事件」の被害者・新妻は事故死であると断定され、その後の捜査は打ち切りの命令がくだされた。

しかし真野は独断で違うところから、この事件に関して捜査を行う…もちろん「武蔵野一家殺人事件」についてだ。

まず真野は当時「武蔵野一家殺人事件」の鑑定を行った科捜研の元科長・藤田慎一郎の自宅を訪ねると、そこで海塚の姿を見かけ不思議に思う真野。

改めて藤田の自宅を訪ねた真野だったが、藤田は15年前に肝臓がんを患いすでにこの世を去ってしまっていた…真野は藤田の妻に「科捜研の人間はいまだに来ていますか?」と海塚のことを遠まわしに聞くと「しばらく誰にも会っていませんね」という答えが返ってきた。

これで真野は海塚が何か隠していると疑いの目を向ける。

海塚に報告と言って、実は自分が「武蔵野一家殺人事件」の生き残りで今そのことについて調べているということを明かす真野。

しかしそれは真野が海塚を科捜研内に誘導するように仕組んだ罠だった…海塚が軍手に付いた血液が真野の家族のものだとバレないように、DNA型のデータを改ざんしようとするはずだと踏んでいた。

その予想は的中し海塚は夜な夜な誰もいない科捜研に姿を現す…そして、真野の思い通り軍手の血液データを改ざんし始める。

そこに姿を現わした真野。

真野は海塚に「なぜ嘘をついているのか」と問い詰めると、海塚は「わかりました…全てを話します」と覚悟を決めた顔で真野に向き合った。

25年前「武蔵野一家殺人事件」の鑑定を担当し鑑定書まで作成した藤田と海塚だったが、しばらくして警察上層部から「鑑定書の控えやメモ・事件に関する全ての資料を提出するように」と命令がくだったらしい…ちなみに命令の出どころもわからないという。

それから10年が経ち藤田が亡くなり、奥さんから「話がある」と海塚が呼び出され「武蔵野一家殺人事件」の鑑定書の控えと捜査資料が記されたノートを渡されていた…実は捜査本部に提出する前に藤田が密かに書き写していたのだ。

海塚がこれらのことを真野に隠していたことや軍手のデータを改ざんしようとした理由を、(真野が「武蔵野一家殺人事件」の生き残りだったことを知っていたと明かした上で)真野のことが「心配だった…これは私たち(科捜研研究員)にはどうすることもできない問題だから、あなたにこれ以上苦しんでほしくなかった。前に進んでほしかった」とこの件について、なぜ隠していたのかを語った。

真野はその話を聞いても、25年前の真相を明らかにしなければ前になど進めないというように、鑑定書の控えと捜査資料が記されたノートを手に取りその場を後にした。

真野がそのノートを読み進めると、真野が知らなかった事実が垣間見えてくる。

それは25年前に殺害された当時高校生の姉・仁美が16歳だというのにも関わらず、妊娠3ヶ月だということ…真野はこの事実に衝撃を受ける。

そして警察上層部でも真野に興味を示す人間が…それは史上最年少で警察庁刑事部長に昇進を果たした壇浩輝だった。

・・・7話へ続く

7話ネタバレ

真野は25年前に殺害された当時高校生の姉・仁美が妊娠していたことを知り、兄・義一も通っていた高校教師・早川に会い、姉に関する情報を求めていた。

そんな中、ノンナは 英里と科捜研物理科の坂上亜希に誘われ、合コンに参加する。

その帰り道、ノンナたちは公園で女性が男たちに絡まれているのを目撃し助けに行く。

男たちは、ノンナが科捜研の研究員だと知ると逃げ去ったが、その時にはすでに女性の姿はなかった。

一方で、虎丸は捜査一課長の江波から、都議会議員・伊集院和明の秘書が起こした交通事故の捜査を手伝うよう命じられる。

事故は真夜中に徘徊していた認知症の高齢男性が、伊集院の秘書・住井葉子が運転する車にはねられて死亡したというもので、車には伊集院も同乗していた。

所轄の刑事・柏原依子とともに捜査を始めた虎丸は、真野たちに事故車の調査を依頼する。

虎丸は運転をしていたのは葉子ではなく、飲酒していた伊集院ではないかと疑っていた。

実は事故発生から通報までに約1時間のタイムラグがあったが、その間、伊集院と葉子は事故の衝撃で意識を失っていたというのだ。

伊集院は愛妻家で、彼は誠実な政治家としても世間では有名だった。

交通事故に関して虎丸の推測したように伊集院が飲酒運転していたのではなく、実は伊集院の愛人が運転していたことがわかった。

しかも伊集院はこの時隠し持っていた違法薬物を愛人に渡し隠すように指示をする。

トレース科捜研の男ネタバレ…最終回まで一気読み!結末は漫画とは違うラスト photo 2

愛人は持っていたパスカ専用のコインロッカーに、大量の違法薬物を入れた…がしかしその時、都合悪く愛人は男たちに絡まれてしまう。

その現場にたまたまノンナたち通りかかったのだった…つまりノンナらが公園で女性が男たちに絡まれているのを目撃し助けに行ったのは、この愛人の女性のことだったのだ。

この女性はノンナらが助けに入った際、すかさずその場から逃去ったが、その時バッグの中のものが散乱してしまい、急いでバッグの中身を入れるがノンナのパスケースを間違って入れてしまい混同してしまう。

そして伊集院にそのことを伝えた愛人だったが、さすがの伊集院も職員たちに違法薬物のことなど言えなかったので、自らノンナの自宅に強盗を装い忍び込むのだった。

伊集院のことをただの強盗だと思ったノンナは強盗と争い、ひっかき傷を腕に残すが結局強盗(伊集院)を逃してしまう。

愛人の情報を掴んだ虎丸はすぐに取り調べを開始する…愛人は全てを自白するが、それでもシラをきろうとうする伊集院の腕にはノンナがつけたひっかき傷が見つかった。

真野は伊集院に「その皮膚痕から採取したDNA型とあなたのDNA型を照合すればすぐにわかることです…ちなみに髪の毛から薬物を使っていたかもわかります」と告げると伊集院はようやくかんねんした様子…こうして伊集院の悪事は白日のもとにさらされ、一連の事件は解決する。

・・・8話へ続く

8話ネタバレ

真野は、友人を刺殺した男の事件を担当する。

「同居している友人を刺殺した」と警視庁に通報が入り、自首してきた御手洗治によれば、夜9時半に帰宅後、口論をきっかけに同居する友人・根岸秀司をナイフで刺したと供述していて、死因は出血性ショックで、凶器には御手洗の指紋が残っていた。

事件から2日後、 ノンナは、妹の カンナから、高校時代からの友人だという人気女優・橋本梨央を紹介される…実は梨央は、御手洗や根岸とは同じ児童養護施設で育った幼なじみだという。

梨央は、家族同然で暮らした二人が殺人事件に至る理由がわからず、事件を調べ直してほしいとノンナに懇願する。

ノンナから話を聞いた真野が捜査資料を見直していると、御手洗の供述に不審な点を見つけ、真野は虎丸と共に捜査を始めることに。

殺害現場に臨場した真野は、珍しい種類のネコの毛を発見する…都内のペットショップを当たると、フリーライターの益山英彰という男が最近そのネコを購入していた。

だが、虎丸が益山のマンションを訪れると、益山は何者かに殺害されていた。

今回の事件にはなんとも切ない物語が隠されていた。

同じ施設で育った御手洗・根岸・梨央3人だったが、女優として成功できる可能性のある梨央に対して御手洗と根岸は梨央を突き放し、テレビの向こう側から応援することを決める。

もちろんそこには理由があった…梨央には施設に入る前にある事件を起こしていたのだが、そのことが世間にバレては梨央の芸能生命が終わってしまうと、梨央のマネージャーから言われ、二人は覚悟を決めて梨央の前から去るのだった。

それでもどんどん有名になっていく梨央の過去にスキャンダルがあることを掴んだのが益山で、益山はまず御手洗と根岸のことを強請り始める。

とはいえ、ついにお金の限界を迎えた二人は益山殺害計画を立てることにし、その作戦を実行した…益山を見事成敗した根岸だったが益山の弟にそのことがバレてしまい、ナイフで刺され報復されてしまう。

それでも根岸の命はまだ尽きていなかった…そこに帰ってきた御手洗はすぐに救急車を呼ぼうとするが、根岸は「このまま俺を殺してくれ…お前が俺を殺した犯人になってくれれば、梨央の過去のスキャンダルは闇に葬られる」と苦言を発する。

しかし御手洗の親友でもある根岸に「そんな事をできるはずないだろ!」と言うが、根岸の決意は固く「頼む…梨央のためだ」と御手洗に懇願し、御手洗は根岸のことを刺し殺し自ら通報したのだという。

そして梨央のことを守るため、御手洗は本当のことは言わず「俺が根岸を殺した」とだけ供述していた…事件の真相は思いにまみれた犯行だったが、それでも御手洗は根岸を殺害した罪で起訴されるのだった。

・・・9話へ続く

9話ネタバレ

家族が殺害された25年前の『武蔵野一家殺人事件』を追う 真野は、高校教師の早川から、殺害された時に妊娠していた姉・仁美に関する情報を聞く。

早川は、当時の生徒たちに話を聞いて回ったが、仁美に交際相手がいたかどうかはわからなかったという。

真実を解明する糸口を見つけられずに憤る真野。

仕事帰りの ノンナは、公園から出てくる真野の姿を見つける。遅れて、早川が出てくるのを見たノンナは……。

虎丸(船越英一郎)は、アパートで殺害された胡桃沢綾乃の事件を捜査する。

死因は脳挫傷で、凶器は見つかっていなかった。

また、被害者の頬には細かなひっかき傷があった。

被害者の携帯電話などに残っていた指紋や目撃証言から、被疑者として浮上したのは綾乃の元恋人の富樫康太だった。

富樫は傷害致死罪で7年間服役し、仮出所したばかりだった。

7年前、富樫は、綾乃と結婚するためにある企業に就職したという。

だが、その企業は暴力団とつながりがあり、悪質な事業をしていた。

半ば脅されるような形で仕事を続けざるを得なかった富樫は、利権を争う相手から暴行を受けた際に、恐怖心から相手を刺してしまったのだ。

実はその事件で富樫を逮捕したのは虎丸だった。

綾乃には、同じ会社に勤める関口章太郎という婚約者がいたことから、事件は痴情のもつれが原因とも思われた。

着衣の血痕と付着物の鑑定を行った真野は、着衣にバラの花粉が付着していたことを報告する。

被害者の頬の傷は、バラのトゲによってつけられたものである可能性もあった。

ほどなく、事件当夜に富樫がバラの花束を購入していたことが判明する。

それでも富樫の犯行だとは信じられない虎丸に、真野は「あなたが信じるか信じないかは関係ない」と言い放つ。

そんな中、富樫と思われる男が暴行事件を起こしたという通報が入る。

・・・10話に続く

10話ネタバレ

家族を失った25年前の『武蔵野一家殺人事件』の真相を追う真野は、唯一の協力者である高校教師の早川に会う。

そこで早川は、数日前に歩道橋の階段から転落死した元テニスプレーヤー・原田恭一の話を切り出す。

原田は、2年前に、ライバル選手だった春日部芳彦のドリンクに禁止薬物を混入させて飲ませたドーピング事件が原因でテニス界から追放されていた。

実は、原田や春日部が所属する実業団チームのオーナー・佐保優作が、唯一消息がつかめなかった早川の教え子だと言うのだ。

高校時代の名字は「倉本」だったが、間違いないという早川。

その佐保は、以前、変死体で発見されたホームレスの新妻大介とともに、真野の兄・義一をいじめていた主犯グループのひとりだった。

そんな折、真野のもとへ虎丸がやってくる。

虎丸は、新妻の一件が『武蔵野一家殺人事件』と関連があるのなら真相を突き止めたい、と真野に申し出ると同時に、ノンナにも事情を打ち明けたことを詫びた。

それを受け、真野に協力を申し出るノンナ。

しかし真野は、「お前には関係ない」と言い放ち、ノンナを部屋から追い出してしまう。

真相解明のために虎丸の協力を得ようと考えた真野は、早川から聞いた佐保の一件と、姉・仁美の司法解剖を担当した解剖医の行方を探していることを虎丸に伝えるが…。

・・・最終回に続く

最終回ネタバレ

武蔵野一家殺人事件の真相を追う真野は、早川とともに食品会社社長の佐保に会いに行くが、佐保はボイラー室のガス爆発に巻き込まれて死んでしまう。

佐保は、不審死を遂げたホームレスの新妻と同じく早川の教え子のであり、真野の兄・義一をいじめていた主犯格の一人でもあった。

科捜研に戻った真野は、虎丸を交え、ノンナと海塚にこれまでの経緯を話す。

真野は「武蔵野一家殺人事件」の証拠品だった軍手に残されていた身元不明のDNA型と、妊娠していた姉・仁美の胎児の絨毛のDNA型を鑑定し、その2つに親子関係が認められることを突き止めていた。

つまり、仁美を妊娠させた相手が、真野の家族を殺した犯人である可能性が高いのだ…そこで真野は、佐保の血液のDNA型を調べたが、親子鑑定の結果は不一致だった。

新妻の事件同様、佐保の事件にも捜査の打ち切り命令が出た中、仁美の交際関係をもう一度洗い直す真野たち…そうしていると、なんと警察庁でも異例のスピード出世を果たした、刑事部長・壇浩輝の名前が浮かび上がる。

しかも「武蔵野一家殺人事件」が起きた25年前、壇の父親は警視総監だったのだ…つまり壇が犯人だったとしても全てもみ消された可能性が高いということも判明する。

武蔵野一家殺人事件や新妻・佐保を殺害した犯人は早川だった…真野の姉・仁美を妊娠させた相手(胎児の父親)も早川だったことがわかる。

しかしその早川を裏で操っていた本当の黒幕はやはり壇だったのだ。

当時、壇は初め義一に目をつけ、新妻と佐保にイジメさせるが義一は不登校になってしまう…これで壇の楽しみも一時は薄れていく。

がそんな時、仁美が壇の噂を耳にし「(当時、早川と不倫していた仁美だったが、子供ができた途端あっさり捨てられた)お兄ちゃん(義一)をイジメたように早川を追い込んで追い込んで破滅させてほしい」と依頼してきた。

壇は面白そうだと思いその依頼を受け、新妻と佐保も義一の代わりが見つかったとノリ気だったという…そして早川を例のごとく追い詰めていき、完全に壊れていく。

あとは壇が少しの刺激を与えることにする…刺激とは早川を破滅へと追い込むように依頼したのは仁美だったと暴露し「野放しにしといたら、あの女は何をするかわからない」と伝え、終いには「殺しちゃえば…?」と告げることだった。

そして早川は源家に乗り込み「武蔵野一家殺人事件」を実行する…そしてその場に壇が現れ「大丈夫です。父に頼めば、(壇が事件に関与しているとわかれば)自分の保身ため、すぐに隠蔽してくれます…全て義一がやったことにすればいい。殺人ではなく無理心中です」と早川に話し、義一を連れてきて遺書を書かせ電気コードを使って新妻と佐保の二人に殺させ、自殺を装わせるのだった。

結果この事件は「イジメで引きこもりになった長男が精神崩壊し、両親と妹を巻き添えにして自殺した」と処理されてしまう。

真野がついに家族の死に関しての真相を壇の口から聞くが、壇が実際手を下してはおらず殺人教唆(殺人を促すこと・殺人罪と同じ量刑に値する)した証拠もない…つまり真野が「義一の罪(家族殺し)を覆すことは未来永劫できない!…俺が憎いか?殺せよ!」と挑発し真野に拳銃を渡すが、真野は撃つことができなかった。

そして壇は真野に「お前の完敗だ…ざまぁみろ」とセリフを残してその場を去ろうとすると、物陰からナイフを持った早川が壇に襲いかかり「お前がー…お前がー…」と刺した後、自分もそのナイフで自殺を図ろうとする。

しかし早川の自殺は真野が止め、壇の為に救急車を呼んだ…早川は殺人容疑で緊急逮捕され、25年前の事件についても取り調べが行われるという。

一方、壇は一命は取り留めるが意識不明で昏睡状態に陥ったまま…この先、目覚めるかはわからないそうだ。

そして、真野は25年前のあの日から暗闇の中にいた…だから真実を見つけ少しでも前進できるようにしてきたんだという。

もし二人(早川と壇)のことを見殺しにすれば、その暗闇の中から一生抜け出すことはできないだろう…と考え真野は「俺は前に進みたい」と思ったらしい…真野はいつもどおり科捜研に戻り、真実を探し続けることが「前に進むこと」だと信じこれからも突き進んでいく。

そんな中、昏睡状態のはずだった壇が目を覚ますのだった…。

・・・END

原作

原作は漫画「トレース~科捜研法医研究員の追想~」で、こちらもまだ完結には至っていなく「月刊コミックゼノン」にて連載中。

コミックとしても累計40万部突破している人気作品だ。

原作者の古賀慶氏は、実際に鑑定をしていた元科捜研の研究員ということもあり、リアルな形で描かれている現場の様子がファンの心をくすぶる作品となっている。

ちなみに、電子書籍で漫画「トレース~科捜研法医研究員の追想~」を読むなら「eBookJapan」というサイトがオススメである。

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その他のドラマ/ネタバレ

本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。