ドラマ「陸王」5話のネタバレを公開しています。
見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。
陸王5話
主な登場人物
宮沢 紘一/役所広司
足袋を作り販売す「こはぜ屋」の4代目社長。
しかし、足袋の需要も減り経営不振となっていまい、その窮地から立て直すべくマラソン足袋「陸王」の開発をスタートさせる。
宮沢 大地/山崎賢人
紘一の長男。
大学は卒業するが就職活動に失敗・・・その後は「こはぜ屋」の手伝いをしているが、将来性のない足袋屋は継ぎたくないと父親に反発している。
茂木 裕人/竹内涼真
ダイワ食品の陸上部員で、箱根駅伝でも活躍したマラソンランナー。
期待の新人として注目を浴びる中、膝を痛めてしまう事態になるが、フォーム改良に取り組み復活を目指している。
飯山 晴之/寺尾聰
「飯山産業」の元社長。
繭の特殊加工技術を考案し「シルクレイ」の生み出すが、開発に莫大な資金をかけたことで会社は倒産。
それでもなお、「シルクレイ」を頼りに、一発逆転を狙っている。
坂本 太郎/風間俊介
「こはぜ屋」の企業融資をしてくれる担当の銀行マン。
将来性を考え、新規事業を始めるべきだと宮沢社長に提案し、「こはぜ屋」のバックアップをしていく。
小原 賢治/ピエール瀧
米国の一大スポーツ用品メーカー「アトランティス」の日本支社・営業部長。
利用価値のなくなった選手はドライに切り捨てていく、利益至上主義の男。
正岡 あけみ/阿川佐和子
「こはぜ屋」縫製課の女性たちを束ねるリーダー。
その縫製技術は国宝級と言われるほどで、責任感も強い。
富島 玄三/志賀廉太郎
「こはぜ屋」の専務兼経理担当をする大番頭で、先代の社長時代からその地位に就いている。
安田 利充/内村遥
「こはぜ屋」の係長で、従業員たちのまとめ役。
宮沢と富島の間に入り「緩衝材」にもなっているが、新規事業にも興味を示す。
有村 融/光石研
スポーツショップの経営者。
ランニングインストラクターとしての肩書きも持ち知識も豊富で、「陸王」の開発にも助言する。
宮沢 茜/上白石萌音
紘一の娘。
高校3年生でとても家族思い。
宮沢 美枝子/壇ふみ
紘一の妻。
「こはぜ屋」の社長として奮闘する夫・宮沢を家庭で支える良き妻。
飯山 素子/キムラ緑子
飯山の妻。
飯山が会社を倒産させてからは、自らパートへ仕事へ出て生活を支えている。
城戸 明宏/音尾琢真
ダイワ食品の陸上部の監督。
ライバル「アジア工業」打倒を目標に部員たち厳しくあたるが、部員たちを守るために自らが盾になることもいとわない熱血漢のある男。
平瀬 孝夫/和田正人
ダイワ食品陸上部のベテラン選手。
佐山 淳司/小藪千豊
小原の部下で「アトランティス」の営業マンで、小原の腰巾着のような存在。
結果主義の小原の顔色を伺いながら、担当先の「ダイワ食品・陸上部」へ出入りしている。
村野 鷹彦/市川右團次
「アトランティス」専属のベテラン・シューフィッター。
ランニングシューズ業界のカリスマ的存在で、多くの選手に慕われているシューズ調整のプロ。
毛塚 直之/佐野岳
「アジア工業」の陸上部員。
日本の陸上長距離界を担う天才ランナーとして、注目を浴びている選手。
ストーリー
陸王4話ネタバレ…選手の挫折→復活とその裏に隠れた覚悟と努力
5話あらすじ
「陸王」の開発資金がかさみ、このままだと足袋の利益を侵食してしまう。
「あと数か月は様子を見るが、それでも改善が見られない場合は覚悟をしていただく必要がある…」と、銀行から最後通告ともとれるような言われ方をしてしまった宮沢(役所広司)。
当面の資金繰りに頭を悩ましていた宮沢だが、ある日、大地(山﨑賢人)と茜(上白石萌音)の何気ない会話から、新製品の開発を思いつく。
それは、陸王のために試行錯誤しているシルクレイのソール技術を応用した、新しい地下足袋の開発だった。
ほどなく、製品化に成功し「足軽大将」と名付けられた地下足袋は、大きな反響を得て瞬く間にヒット商品へと成長。
これで資金繰りにも明るい兆しが見えたと、陸王開発を新たに心に決める宮沢だった。
しかし、そんなときシルクレイの製造に暗雲が…。
一方、陸王を履き復帰へ向けて練習に励む茂木(竹内涼真)のもとにアトランティス社の佐山(小籔千豊)が訪ねてくると、また新しいRⅡを提供したいと持ちかける。
一方的にスポンサードを切られアトランティスに不信感を抱く茂木は、その誘いを拒絶するのだが、佐山にあることを聞かされ……。
引用元:TBS公式サイト/陸王
陸王5話ネタバレ
ここからはドラマ「陸王」5話のネタバレを公開しています。
陸王の開発に時間とお金を使いすぎてしまったせいか、こはぜ屋の資金は底をつきかけていた。
しかし宮沢は「今ここで諦めたら親父のやったことと同じでしょう」と陸王の商品化に向けて努力を続ける心構えだ。
それに向けて茂木の意見も聞くと、シューズのアッパー部分が気になるようで「不安定でグラつく感覚がある」という・・・そこで新しいアッパー素材を探すことになっていた。
陸王開発を進めるため資金面で宮沢が自宅で何か策がないかと頭を悩ませていると、宮沢の子供たちである大地と茜が勉強の話をしながら「逆転の発想だよ」という言葉を耳にする。
宮沢は「ピーン」とと何か良い策を思いついたようで、「それだ!」と一人で興奮しいきりたっていた。
翌日、こはぜ屋の幹部たちに宮沢は新しい地下足袋を提案する・・・それは今まで生ゴムだったソール部分をシルクレを使って作るという物で、従来の商品よりも「軽くて丈夫」になる。
現在「陸王」を開発中だが、100年も続いた足袋作りの技術をランニングシューズに活かせないかと躍起になっていたが、今度は逆にランニングシューズ作りで培った知識を応用できないかと思いついたそうだ。
その提案には満場一致で賛成され、こはぜ屋は新しく動き出したのだ。
1ヶ月後、こはぜ屋の新製としてソール部分をシルクレイにした地下足袋「足軽大将」は、まさかの空前の大ヒットで大きな利益を生んだ。
その後も飛ぶように発注がき、こはぜ屋を代表する商品となっていくのだ。
そして埼玉中央銀行(こはぜ屋のメインバンク)に運転資金として3000万円の追加融資をお願いしに行く。
支店長は相変わらず「反・こはぜ屋」なのは変わらなかったが、企業努力で業績が大きく改善してる結果を見て、こはぜ屋の担当を坂本の引き継いだ大橋は「銀行員の目から見てもこの実績は大いに評価するに値します。なので追加融資については稟議にかけさせてもらいます」となかなかの好印象で話は進む。
こはぜ屋の追加融資に関して埼玉中央銀行行田支店長もはじめは渋るが、大橋の粘りの説得に「まぁ今回だけなら通してやってもいいか」と支店長は言うが、それでも「何か問題が起きそうならすぐにでもストップしろ!」と言って目を光らせておくようにと指示を出していた。
飯山と大地はシルクレイ作りで毎日が大忙しだ。
そんな中大地は就職活動もしっかりやり、「サクラダフーズ」という大手企業の総合職社員として面接を受けることが決定し喜んでいた。
しかしそれを聞いた飯山は「お前、まだそんなことやってたのか」と大地に言う。
大地は今や師匠と言っても過言ではない飯山に言われることが一番辛いようで、特に何もい言い返せない・・・そんな時飯山は帰宅途中に、以前お金を借りたシステム金融の連中にボコボコにされ身体中を骨折してしまい、意識はあるが重体となってしまった。
飯山がいないとシルクレイはできない・・・「足軽大将」の生産ラインもストップせざる得ない状況だったが、大地が「見よう見真似だけど・・・やるしかないだろ」と大地が作ると張り切っていた。
それから3日が経ちシルクレイの製造は上手くできていたが、ここにきてシルクレイ製造機のマシンからエラーが頻発する。
大地にももちろんエラーの原因は不明・・・というか、マシンの設計図などがあるならまだしも、それはこのマシンを作った飯山にしかわからないことだ。
大地は数日頭を悩ませるが、やはり一人では無理だった・・・そこで飯山に「シルクレイ製造が上手くいっていない」というメールをする。
飯山は居ても立ってもいられなくなってしまい、妻・素子に大地にシルクレイ製造機の設計図を届けるように頼まれる。
大地がその設計図を広げると、それはまさしく飯山の執念の結晶ともいうべき設計図であった。
大地はその設計図を見ていると「中央制御センサー」に異常があることが判明した・・・そして異常がある部分を分解してみると、一つの部品に傷が入っていることに気づくことができた。
そうしていると、そこ松葉杖をついた飯山が姿を現す。
どうやら飯山は病院を抜け出してきたようだった。
飯山は「状況はどうだ?」と自分の体のことなんてどうでも良く、製造機のことが頭から離れなくなってしまっていたのだ。
大地は「傷の入った部品」を飯山に見せると、飯山は「間違いねぇ。コレだ」と言って、すでに販売されていない部品ばかりだったので「使えそうな部品を集めておいたんだ」と言った。
大地は「やっぱり部品は生命線ですか?」と訊ねると、飯山は「部品は所詮部品だ。絶対に代わりはねぇのは物じゃなくて人だ。大地、お前って人間はたった一人しかいねぇんだぞ。代わりはいねぇんだ。だから自分にもっとプライド持て。部品になるな」とアツイ言葉をかける。
続けて飯山は大地の胸の打つ言葉を放つ。
本当に大事なのは・・・自分と自分の仕事にどれだけ胸を張れるかだ
大地は「そんな仕事、俺にも見つけられますかね?」と聞くと、飯山は「もうとっくに見つけてんじゃねぇのか」と答えた。
その直後、飯山の体は限界を迎えその場に倒れてしまう。
飯山は病院には搬送され、とりあえず無事が確認された・・・飯山のおかげで「シルクレイ製造機」の修理も終わり、大地一人で作業を進める「足軽大将」の大量納品日までに、なんとかシルクレイのソールを2000足分を仕上げる。
ちなみに納品日は大地の人生がかかった「サクラダフーズ」の大事な面接日でもあった。
大地が面接会場に向かっていると、こはぜ屋で「足軽大将」の最終検品をしていると、「シルクレイ製造機」でエラーがで始めた頃に作っていたソール部分に亀裂が入っている商品が見つかる。
宮沢は焦って大地に電話し「シルクレイ製造機の操作方法教えてくれ・・・お前の帰って来る時間まで待ってらんないんだ」の頼むと、大地は「無茶言うなよ」と言いながら宮沢にメモを取らせた。
しかしここで大地の頭の中で飯山の言葉が頭をかすめ・・・そして大地は面接をやめて「最後までやり遂げたいんだ」と帰ってきた。
そして納品分のソールを完成させ、無事に2000足の大量納品を完遂させた。
こはぜ屋で「陸王」開発チームが色々やってる間、アトランティス営業部長・小原から「茂木のサポートを取り返せ」と指示を受けた部下の佐山は、ダイワ食品を訪れ「すっかり怪我も治ったようだし、もう一度アトランティスのシューズ履いてもらうことにしたから」と茂木の機嫌取りから始める。
しかし茂木の頭の中には陸王のことしかない・・・「俺にはもう履くシューズがあるんで」ときっぱり断る。
そしてその場を去っていく茂木の足には「陸王」が履かれていた。
それでも簡単に諦めるようなアトランティスではない・・・小原はソールを薄くした「新型RⅡ」と「こはぜ屋の信用情報調査報告書」という、会社の経理状況などがわかる書類を茂木へのプレゼントとして渡す。
ちなみに「こはぜ屋の信用情報調査報告書」を見るともうすぐ潰れてしまいそうということがわかり、茂木は完全に動揺してしまう。
茂木は「ニューイヤー駅伝」のメンバーに選出されるが、「アトランティス」か「こはぜ屋」どちらのシューズを履くか最後まで迷っていた。
そんな時村野が茂木を訪ねる。
すると茂木は「どうして(こはぜ屋の)アドバイザーを引き受けたんですか?(こはぜ屋の信用情報調査報告書を見せ)確かに陸王は素晴らしいシューズだと思います。でもそのシューズ自体を作る会社がなくなってしまったら全て無駄になってしまいますよね・・・それでも村野さんは、陸王を履くべきだと言いきれますか」と言われ何も言い返せない村野だった。
こはぜ屋では「タチバナラッセル」という織物会社の特許を使った素材を陸王のアッパー部分に採用し4代目となる「陸王」を完成させるが、茂木の意見を宮沢にも伝えると「皆には私から伝えます」という。
アドバイザーである村野に見てもらうと、村野は笑いがこみ上げてくる・・・そして「完璧です」と言った。
ついに完成した「陸王」に社員全員声を上げて大喜びするが、茂木が最後まで迷っていることや「アトランティス」が仕掛けたことなどを宮沢が伝えると、さっきまで大喜びしていたのと逆でこはぜ屋全員が肩を落として落ち込んでしまう。
宮沢と大地と村野の3人は茂木に完成した「陸王」を渡しにダイワ食品を訪れた。
しかし茂木は「アトランティス」のシューズを履いて練習をしている姿を宮沢が見て、ガッカリしてしまう。
それでも大地と村野は「茂木に完成した陸王だけでも渡さないと」と宮沢を勇気づけ、茂木に声をかけ陸王を渡し履いて走ってもらう。
すると茂木の口からは「何なんですか、この靴は・・・初めてなんですよ、こんなに気持ちの良いシューズは。本当に最高のシューズだと思います」と褒めちぎるコメントが飛び出した。
しかし茂木は「でも・・・俺はまだ・・・」と言いかけたところで、宮沢が茂木の気持ちを察し「いいんです。みんなと相談して決めたんです。茂木さんがどんな決断をしても、俺たちは茂木裕人を応援する・・・迷惑かもしれないけど、俺たちは茂木選手を勝手に仲間だと思ってるんです」と言って微笑みかけた。
そして最後に大地が「こはぜ屋は小さな足袋屋かもしれません。でも100年間技術を守り抜いてきた諦めの悪い人たちばっかりなんです。だから、そう簡単には絶対につぶれません。こはぜ屋を信じてください。お願いします」と深々と頭をさげた。
最後まで迷っている茂木に村野が「どちらの靴を履こうが、ただ悔いのない走りをしろ」とアドバイスを送る。
2018年元旦に群馬県前橋市で全7区間100キロの「ニューイヤー駅伝」がスタートする・・・正月早々だったが、こはぜ屋社員一同で茂木のことを応援しにやってくる。
第6区を走る茂木が出場選手輸送バスから降りてくる。
茂木の足元を見ると「アトランティス」のシューズが見え、こはぜ屋の社員たちは肩を落とし意気消沈ムード・・・が宮沢は「こうなったら茂木選手を精一杯応援しようじゃないか」と言った。
すると茂木が選手控え室がある建物の前で立ち止まり何かを考えているようだ。
そしてついにカバンの中から「陸王」を取り出し、履いていた「アトランティス」のシューズと履き替える・・・その様子を見たこはぜ屋の社員たちは、涙を流す者や笑顔がこぼれてしまう者などとにかく感動の色を隠せない。
茂木がシューズを履き替える姿を見かけた「アトランティス」の小原は怒り、佐山は焦って茂木に走り寄り「ウチのシューズ履くって言うたやん!」と興奮気味に茂木を責めたてる。
しかし茂木は「俺はただ良いシューズを履きたい。ただ、それだけです」と冷静に答えていると、佐山は「ふざけるなぁ!そんなもん認めへんぞ」と喧嘩口調でまくしたてるが、その間に入ったのが村野と宮沢だ。
はじめは村野が怒っていたが、途中から宮沢が「これ以上、ウチのサポート選手の邪魔をするのはやめていただきたい!」と言って佐山を追い払うことに成功する。
宮沢は「こはぜ屋の陸王を選んでくれて本当にありがとう。こはぜ屋はあなたを見捨てるようなことは絶対にしない、約束します!」と宣言し、さらに「(陸王と)一緒に走ってくれ!」とエールを送る。
すると茂木のことを後ろから、茂木と同じ第6区を走るあるアジア工業・毛塚が睨みつけるていた。
・・・6話へ続く
陸王6話ネタバレ…こはぜ屋vsアトランティスと大企業の逆襲
各話の詳細ネタバレ
原作
原作は池井戸潤氏の小説「陸王」で、2016年7月に発刊されたばかり。
池井戸潤氏の作品は、過去に実写化されたドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」が大ヒットしているので、期待されているという表れかと考えられる。
ちなみに、電子書籍で小説「陸王」を読むなら「Book Live」というサイトがオススメである。
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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。