ドラマ「陸王」3話のネタバレを公開しています。

見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。

陸王3話

主な登場人物

宮沢 紘一/役所広司

足袋を作り販売す「こはぜ屋」の4代目社長。

しかし、足袋の需要も減り経営不振となっていまい、その窮地から立て直すべくマラソン足袋「陸王」の開発をスタートさせる。

宮沢 大地/山崎賢人

紘一の長男。

大学は卒業するが就職活動に失敗・・・その後は「こはぜ屋」の手伝いをしているが、将来性のない足袋屋は継ぎたくないと父親に反発している。

茂木 裕人/竹内涼真

ダイワ食品の陸上部員で、箱根駅伝でも活躍したマラソンランナー。

期待の新人として注目を浴びる中、膝を痛めてしまう事態になるが、フォーム改良に取り組み復活を目指している。

飯山 晴之/寺尾聰

「飯山産業」の元社長。

繭の特殊加
工技術を考案し「シルクレイ」の生み出すが、開発に莫大な資金をかけたことで会社は倒産。

それでもなお、「シルクレイ」を頼りに、一発逆転を狙っている。

坂本 太郎/風間俊介

「こはぜ屋」の企業融資をしてくれる担当の銀行マン。

将来性を考え、新規事業を始めるべきだと宮沢社長に提案し、「こはぜ屋」のバックアップをしていく。

小原 賢治/ピエール瀧

米国の一大スポーツ用品メーカー「アトランティス」の日本支社・営業部長。

利用価値のなくなった選手はドライに切り捨てていく、利益至上主義の男。

正岡 あけみ/阿川佐和子

「こはぜ屋」縫製課の女性たちを束ねるリーダー。

その縫製技術は国宝級と言われるほどで、責任感も強い。

富島 玄三/志賀廉太郎

「こはぜ屋」の専務兼経理担当をする大番頭で、先代の社長時代からその地位に就いている。

安田 利充/内村遥

「こはぜ屋」の係長で、従業員たちのまとめ役。

宮沢と富島の間に入り「緩衝材」にもなっているが、新規事業にも興味を示す。

有村 融/光石研

スポーツショップの経営者。

ランニングインストラクターとしての肩書きも持ち知識も豊富で、「陸王」の開発にも助言する。

宮沢 茜/上白石萌音

紘一の娘。

高校3年生でとても家族思い。

宮沢 美枝子/壇ふみ

紘一の妻。

「こはぜ屋」の社長として奮闘する夫・宮沢を家庭で支える良き妻。

城戸 明宏/音尾琢真

ダイワ食品の陸上部の監督。

ライバル「アジア工業」打倒を目標に部員たち厳しくあたるが、部員たちを守るために自らが盾になることもいとわない熱血漢のある男。

平瀬 孝夫/和田正人

ダイワ食品陸上部のベテラン選手。

佐山 淳司/小藪千豊

小原の部下で「アトランティス」の営業マンで、小原の腰巾着のような存在。

結果主義の小原の顔色を伺いながら、担当先の「ダイワ食品・陸上部」へ出入りしている。

村野 鷹彦/市川右團次

「アトランティス」専属のベテラン・シューフィッター。

ランニングシューズ業界のカリスマ的存在で、多くの選手に慕われているシューズ調整のプロ。

陸王3話ネタバレ…「陸王(夢)」が完成に近づく第一歩 image 1

毛塚 直之/佐野岳

「アジア工業」の陸上部員。

日本の陸上長距離界を担う天才ランナーとして、注目を浴びている選手。

ストーリー

陸王2話ネタバレ…究極のシューズを作るための最強素材シルクレイ

3話あらすじ

宮沢(役所広司)の懸命な説得によって、「陸王」開発にかかせない素材「シルクレイ」を使用できることになったこはぜ屋。

飯山(寺尾聰)は特許使用の条件として、自分自身も陸王の開発チームに加わりたいと申し出る。

こうして陸王の本格的なソール作りが始まろうとしていた。

しかし富島(志賀廣太郎)は、一度は会社をつぶした飯山という人間が果たして信用できるのか懐疑的な目を向けていた。

一方、アトランティスからスポンサード契約を打ち切られた茂木(竹内涼真)は、怪我を治すため藁をも掴む思いで宮沢が送った陸王に足を入れた。

その履き心地に驚きを隠せない茂木だったが、走るうちにソールの不安定さが露呈して…。

引用元:TBS公式サイト/陸王

陸王3話ネタバレ

ここからはドラマ「陸王」3話のネタバレを公開しています。

陸王の開発は着々と進んでいた。

シルクレイのソールを作るため大量の繭がこはぜ屋に運び込まれ、シルクレイを作るあの大きな機材もこはぜ屋内にすでに設置されていた。

しかし先代の頃からこはぜ屋の経理を見守ってきた、こはぜ屋専務・富島玄三は飯山という人物をいまだに信じることはできない。

しかも富島は「陸王を開発するためシルクレイを採用するのはいいが、他にも人件費などで資金が底をついてしまう」と宮沢に食ってかかる。

そこで宮沢は飯山のアシスタントを長男・大地に頼むことにする。

この時、大地は大学で工学部を出て「モノ作り」に携わりたいと会社を選んで就職活動をしていたが、苦しみ全然関係ない職種の会社の面接も受けるようになっていた。

そして友人とは「当たり前のことだけど、やりがいのない仕事を続けていくのは、もしかして就職できずにいる今より辛いことなのかもな」と現実的なことを語り合っていたのだ。

そんなこととは知らずに宮沢は「飯山さんの下で、シルクレイの開発やってみないか?」と大地に声をかけてみると、意外にも大地から良い返事が返ってくる。

こうして陸王開発チームに大地も参加することになった。

そして宮沢はさらに開発にかける資金を調達をするため、追加融資を埼玉中央銀行に頼みにいく・・・が「(陸王に)実績がないこはぜ屋さんの新規事業に出す金はない」と言われてしまう。

宮沢は「茂木選手が履いてさえくれれば・・・」と唯一の実績の頼みの綱である、茂木が所属するダイワ食品陸上部を訪れるが、城戸監督には門前払いされてしまい、宮沢は肩を落としてその場を去っていく。

一方で茂木は陸王試作品に「不思議な靴」だと好印象を持つが、やはり「ソールの素材が生ゴムのため柔く本気で走るとダメになってしまう」とあくまでフォーム矯正用として履くことに決めていた。

そんな中「熊谷シティマラソン」が開催され、そこには茂木がライバル視するアジア工業・毛塚も参加する。

ダイワ食品からは茂木は不参加で、他の陸上部員が参戦した。

結果は1位が海外選手・・・そして数秒差の2位で毛塚が入った。

茂木は毛塚に近寄り「おめでとう」と手を差しのべるが、毛塚は茂木のことなど相手にせず握手は交わさなかった・・・茂木の闘志に油を注いだのはいうまでもない。

陸王のソール素材「シルクレイ」は、飯山が作った時「硬ければ硬いほど良い」と考え作った物質・・・だがランニングシューズのソールの素材としては硬すぎたのだ。

そこで飯山は「まずはシルクレイの硬さをコントロールする方法を見つけること」に着手する。

ランニングシューズのソールにふさわしい硬さ(数値にすると55〜60)のサンプルを作るため、飯山と大地は昼夜を問わず作業を没頭するが、飯山はある程度予想していたもののやはり難航を極めていた。

その頃「アトランティス社」ではシューフィッターの村野が営業部長・小原に「茂木にソールの薄いシューズを作ってほしい」と直談判していた。

しかし小原は「そんな物作る必要はない。選手に提供するのは、最先端のレースモデルだ。売れない靴など作っても仕方がない。ましてや走れないランナーのために作る靴などない」と断固拒否する。

さらに小原は村野に対して「(茂木に見せられた陸王試作品が)そんなにお気に入りなら、いっそあの足袋屋に転職したらどうだ?お前(村野)だってアトランティスの看板があるから「カリスマシューフィッター」などと呼ばれいい気になっていられるんだ」と一喝すると、村野は何も言い返せなくなってしまう。

陸王3話ネタバレ…「陸王(夢)」が完成に近づく第一歩 image 2

そんな時大地のもとに「東和エレキ工業」という企業の二次面接通過の報せが届き、最終面接の日時が告げられ、大地は一人ガッツポーズを決めていた。

しかし飯山と大地は作業に没頭し、最終面接の前日も徹夜をして、作業場でそのまま眠ってしまう。

そして、大地が目を覚ました時間は最終面接が始まる20分前・・・つまり完全に寝坊で、面接会場の本社に到着した頃には時すでに遅しで、全てが水の泡となってしまうのだった。

大地は自暴自棄になってしまい、飯山にも反抗し暴言を吐いてしまう・・・すると飯山は「今日はもう帰れ」と大地に言った。

大地は一度自宅に戻り頭を抱えながら、一人で缶ビールを飲み悔しがっていた。

するとそんな大地の姿を見た宮沢は、飯山が作業してる(ことが考えられる)「こはぜ屋に差し入れを持って行こう」と声をかけた。

大地ははじめ拒否するが、宮沢の妻・美枝子の機転もあり大地も行くことになる。

そして一人で作業をする飯山のことを見て大地は、ここまで作業を一緒にやってきた飯山のことを思い出し飯山のことを認め、また一緒に作業を開始した。

翌朝、宮沢が差し入れたコーヒーを口に運んだ飯山はコーヒーの味が変わっていることに気づいた・・・コーヒーは温度によって酸味が薄くなったり、コクが強くなったりするのだ。

「もしかしたら・・・」と飯山の職人としての勘だったが、シルクレイを作るときの繭を煮る温度にヒントが隠されているのではないかと考える。

そして、はじめは100度で煮ていた繭を85度で煮てみると、「硬度70以上」の硬すぎたシルクレイが「硬度45.2」まで下がったのである。

繭を煮る温度が変われば硬度も変わることがわかった飯山と大地は、繭を煮る温度を変え次々と実験していく・・・そしてついに煮る温度を95度まで上昇させた。

すると結果は「硬度55.1」と出た。

大地は思わず「できた・・・できた〜!」と歓喜の雄叫びを上げた。

こうして硬さ面での数値はクリアすることに成功する・・・飯山と大地が二人で成し遂げた瞬間だ・・・作業開始から約1ヶ月ほどかかった。

そして宮沢はスポーツショップの経営者・有村から電話で「茂木選手がダイワ食品内での練習で、陸王を履いている」という情報を教えてもらい、宮沢はそれを見るためにダイワ食品陸上部に急いで向かった。

しかし、練習中に走っている茂木が履いているシューズは陸王ではなかった。

そこで宮沢は意を決して茂木に「初めまして、こはぜ屋の宮沢と申します」と直接話しかける・・・そして陸王試作品の感想もそれとなく聞いてみると、茂木は「悪くない・・・そう思いました」と言うが、ソールの耐久性の問題を指摘されてしまう。

それでも宮沢は「あれで終わりじゃないんです。もっと軽くて丈夫な全く新しいソールを開発中です。もう少しだけ時間をください」と食い下がる。

そして宮沢は「コンセプトには自信があります。従来にはない軽さと履き心地、そして怪我をしにくいランニングシューズ、それが「陸王」です。悩みがあれば何でも言ってください。一緒に走ることはできます・・・私たちに、あなたのサポートをさせてください」と茂木にアツい思いを語った。

それに対して茂木は「もし、そんなシューズがあるなら履いてみたいです」と笑顔で応えた。

「陸王の完成(に近づく)→茂木が陸王を履き(約束をする)レースに出場する」という夢への第一歩を踏み出した日となった。

・・・4話へ続く

陸王4話ネタバレ…選手の挫折→復活とその裏に隠れた覚悟と努力

各話の詳細ネタバレ

原作

原作は池井戸潤氏の小説「陸王」で、2016年7月に発刊されたばかり。

池井戸潤氏の作品は、過去に実写化されたドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」が大ヒットしているので、期待されているという表れかと考えられる。

ちなみに、電子書籍で小説「陸王」を読むなら「Book Live」というサイトがオススメである。

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。