ドラマ「小さな巨人」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。
見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。
ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。
ちなみにドラマ「小さな巨人」はTBS系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「 Paravi (パラビ)」で配信されている。
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小さな巨人
まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。
役/キャスト
- 香坂 真一郎/長谷川博己
- 山田 春彦/岡田将生
- 渡部久志/安田顕
- 三島 祐里/芳根京子
- 藤倉良一/駿河太郎
- 柳沢 肇/手塚とおる
- 中村 俊哉/竜星涼
- 佐川 勇人/好井まさお
- 香坂 真由美/三田佳子
- 香坂 美沙/市川今日子
- 香坂 敦史/木場勝己
- 小野田 義信/香川照之
以上がキャストとなる(芝署編・豊洲署編にそれぞれの登場人物に関しては下記に明記)。
ストーリー
日本全国にいる警察官の数は約30万人を誇り、その内4万人もの警察官が“警視庁”勤務となる。
それは、警視庁(MPD=Metropolitan Police Department)という名の通り、国の立法府・行政機関・皇族・要人の警護など、日本の首都・東京を守る役目も担う“首都警察”でもあるからだ。
当然、警視庁に勤務する警察官たちは、厳しい競争率を勝ち抜いて選ばれた精鋭たちである…。
と言いながら、警視庁の警察官は、俗に言うノンキャリで東京都の地方公務員になる。
キャリアと言われているのは警察庁で全国の警察を指揮監督する国家公務員のことを指し、年に15人ほどしか採用されていない超エリートだ。
この超エリートに歯向かうノンキャリアは皆無と言われており、逆に、警視庁の内部にこそ“平等”という名の“えこひいき”が存在している。
東京では、1年間で約16万件の刑事事件が発生する。
その事件を都内にある102の所轄がそれぞれ担当するが、ときには所轄だけでは手に負えない重大事件が発生する。
それを中心となって担当するのが、警視庁が誇る精鋭集団であり、東京の治安を根底から支えている「捜査一課」だ。
そして、警視庁4万人の現場警察官の頂点に立ち、捜査に関する全権力を掌握する最高の現場指揮官が「捜査一課長」。
警視庁の中で、ノンキャリ最高峰のポジションが、「捜査一課長」なのである!
その地位にまで上り詰める方法は、人事。
なぜなら、警察とは絶対的な階級社会であり、人事がすべてだからだ。
警察では一年を通して様々な階級の昇任試験が行われ、倍率何十倍もの競争に勝ち残ることで階級を上げ、地位を高めていく。
だが、試験の成績が良いだけでは昇任できず、さらに重要となるのが加点制度だ。
上司から得られる日頃の勤務評価が加算されるため、上司から可愛がられなくては出世できない。
そのため、警察官同士での蹴落とし合いや足の引っ張り合いが起こる。
そんな組織の中でも警察官たちは“国民の命を守り、正義を守る”という、当たり前の使命を懸命に果たしたいと考えているが、事件は絶え間なく起こり、市民の命が危機に晒されている中でも、出世を望む一部の刑事たちの足の引っ張り合いや、責任の押し付け合いによって、彼らの捜査は妨害されてしまうのだ。
そんな現実の中で彼らは、いったい何を守ろうとしているのか。
正義を守るという当然のことが、これほどまでに難しいことなのか。
警察官たちは、毎回その問いかけに直面し、怒りに叫び、目の前の事件と、出世や人事問題に対峙し、究極の選択を迫られることとなる。
その中で起きる人事を巡る警察官同士の対立や確執は、サラリーマン社会における人間模様と同様であり、警察官も血の通う個性を持った人間なのである――。
ドラマでは、謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、今までにはない“リアルな警察の姿”そして“人”を描く。
主人公は、実力で“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする捜査一課の刑事・香坂真一郎。
香坂は、捜査一課長を目指していたが万年所轄刑事だった父・敦史のため、妻・美沙のため、そして自分のために捜査一課長を目指して邁進してきた。
だがある日、取り調べの際にひとつのミスを犯してしまい、これまで評価してくれていたはずの捜査一課長・小野田の証言により、所轄へと左遷させられてしまう。
出世街道から外されてやってきた所轄には、小さな事件でも不器用ながら己の正義を信じ事件に挑む同僚たちがいた――。
その姿を目にした時、香坂は刑事としての使命・本当の正義に悩みつつも、自分の“正義”を信じ、“悪”と対峙していくことになる。
引用元:TBS公式サイト/小さな巨人
結末ネタバレ
ここからはドラマ「小さな巨人」最終回の結末ネタバレを公開しています。
このドラマは原作のない完全オリジナルストーリーで物語は進んでいく。
なので現時点で結末は予想となるが、ノンキャリア組の最高峰ポストである「捜査一課長」を香坂真一郎が目指す物語だが、そのポストにたどり着くまでの奔走ぶりを描くのだと考えられる。
その間に垣間見える個人が出世していくまでの「善と悪」とは何なのだろうか。
おそらく警察内部の出世に対する野心というか、野望のようなものが見えるドロくさいドラマになるような気もしてしまう。
その中で想定できる結末としては、主人公の「香坂が捜査一課長のポストまでたどり着く」か「所轄に左遷されてしまった香坂が警視庁捜査一課に復帰する」が王道の結末だろう。
もしくは香坂が所轄に左遷することになってしまった原因となる、現捜査一課長の小野田義信の「悪」を暴き捜査一課長から引きずり下ろすのではないだろうか。
結末予想が3つになってしまったが、もしかすると全てが達成することも考えれるがこんなに上手くいってしまうドラマは最近ではないので、全部というわけにはいかないと思う。
一つ疑問が残るとすれば、香坂が所轄に左遷された後は完全に対立関係になってしまう山田春彦の存在。
彼はキャリアというエリートを捨て、ある目的のためにキャリアの道を選ばず、あえてノンキャリアの刑事として警視庁へ入庁した。
このある目的というのが、ちょっとした伏線になっている。
香坂とは対立関係であるが、最後は小野田の悪を暴くため香坂と手を組んで、「最強のバディ」が誕生するのかもしれない。
芝署編追記
芝署編・役/キャスト
- 風見 康夫/長江秀和
- 風見 京子/富永沙織
- 中田 和正/桂文枝
- 中田 隆一/加藤晴彦
- 池沢 菜穂/吉田羊
- 山本 アリサ/佐々木希
- 杉本 学/池田鉄洋
- 三笠 洋平/春風亭昇太
芝署編・人物相関図
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芝署編ネタバレ
警視庁捜査一課係長の香坂真一郎は、自分なりの正義を貫くアツい男で優秀な出世頭だった。
そして今年三度目の捜査本部事件を解決する活躍を見せ、警察官としてのノウハウを教えてもらい捜査一課にも引き上げてくれた恩師である、前捜査一課長で現在は所轄の署長である三笠洋平に祝勝会を開いてもらう。
そうはいっても二人だけでの宴・・・のはずだったが、どこで聞きつけたのか現捜査一課長の小野田義信がその場に現れ、三笠と香坂に日本酒を注ぎ一緒に祝ってくれた。
そうはいっても小野田は高卒の叩き上げという現場畑で、三笠は総務や人事・広報などの管理部門をを渡り歩いてきた警務畑という畑違いから、うわべでは小野田は三笠を立てるが、二人は水と油そのものだった。
小野田にこの会食をリークしたのは捜査一課長運転担当の山田春彦だった。
運転担当といっても、将来が有望視される者が抜擢される役職だ。
三笠は小野田が帰ると、香坂に「敵は味方のフリをする、気をつけろよ」と忠告する。
その会食後、料亭の前でナカタエレクトロニクス社長・中田隆一が出てきてそのまま車を運転しようとしたのを見て、香坂は飲酒運転の疑いで取り調べをするが、その際隆一が香坂を振りほどこうとし、隆一の車を傷つけてしまうが隆一はそのまま逃げるように行ってしまった。
すると翌朝、大手ニュースサイト・ゴーンバンク社に「宴会帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損」という見出しの記事が載っていた。
宴会帰りの刑事というのは香坂のことで、警察官による不正を調査する監察官・柳沢肇に呼び出され「・・・あなたは昨夜、日本酒を口にしましたか?」と問い詰められるが、香坂は黙秘を続ける。
そこで事実確認のため一緒に会食をした小野田も呼び出され柳沢に「香坂警部は日本酒を口にしましたか?」と聞かれると、小野田は「飲んだ。そう記憶しています」と答えた。
こうして香坂はたった一度の過ちで警視庁を去ることになってしまった・・・所轄に左遷され香坂の新しい肩書きは「芝署・刑事課課長代理」となってしまった。
山田が小野田を乗せ運転しながら「小野田一課長は右腕だった香坂さんを助けると思っていましたが・・・」と言うと、小野田は「そうしたのは、私の勘だ!」と豪語する。
香坂は芝署勤務前日に挨拶に来ると、芝署管内でゴーンバンク社社長・中田和正の誘拐事件が起きてしまう。
そして香坂を所轄に追いやった原因である中田隆一は、中田和正の息子であることがわかる。
香坂は躍起になって捜査一課の指示をほとんど無視しながら、所轄刑事・渡部久志と強引に事件を調べていた。
そんな香坂たちの動きを監視するため、小野田の指示もあり捜査一課の山田も一緒に香坂たちに帯同していた。
すると中田隆一の元恋人だった風見京子が飛び降り自殺していたが、その風見京子の父であり風見エレックという会社社長の・風見康夫が「娘の京子は恋人にフラれてしまったくらいで、自殺してしまうような子じゃない」と独自で調査をしていたことが判明する。
そしてその情報を山田が小野田に報告して、風見エレック内を強制捜査が入るが、実は3日前に風見エレックは実質倒産していて金目のものは業者が持っていったあとだったのだ。
しかし一つのUSBが発見され、すぐに鑑識に回された。
USBにはゴーンバンク社が新たに発表する予定だった新システムと同じデータが保存されていた・・・それは飛び降り自殺をしてしまった風見京子が開発したものだということも判明。
それらをふまえた上で仮定されるストーリーとして・・・
風見京子が開発したデータを、なんらかの不正でゴーンバンク社が手に入れた。そして風見康夫が「娘のデータはゴーンバンク社に盗まれたのではないか?娘が自殺したのは恋人にフラれたからではない、利用されたからではないのか?」と考え中田和正社長を誘拐し真実を吐かせるため。
ではないかと予想できた。
つまり誘拐犯は風見康夫だった。
しかし小野田は誘拐事件を解決できればそれで良いという。
香坂は「それではゴーンバンク社の不正は見逃すということですか?」と猛抗議するが、小野田は「仮設は仮説に過ぎん」と不気味に微笑みながら言った。
捜査一課が風見康夫が中田和正社長を監禁している場所を特定し、現場は包囲されていたあとは小野田の突入命令待ちだった。
小野田がGOサインを出し突入するとあっけなく中田和正社長を救出に成功したが、風見康夫は脅しに使っていた毒薬を自ら飲み、意識不明の重体となってしまう。
小野田と山田の前に香坂が現れ、香坂が「この事件はまだ終わっていません・・・私の勘です」と言うと、小野田は「その勘に覚悟はあるのか。覚悟があるならこの私の目を見て言え!」と迫力で押されかけるが、香坂は「私は所轄刑事として捜査一課のあなたと闘ってみせる!」と小野田捜査一課長に宣戦布告をした。
香坂は小野田捜査一課長にタンカを切ってしまったが、手がかりなどなく何から手を付けて良いのか頭を悩ませていた。
そこで香坂は単独で風見京子が飛び降り自殺を図ったとされる、ナカタエレクトロニクスのビルを調べていると、こちらも単独で隆一のことを張り込みしていた渡部刑事と会い一緒に捜査することになった。
しかもそこには山田も現れ一緒に捜査すると言って、仲間に加わった。
3人はナカタエレクトロニクスのビルのセキュリティ責任者・池沢菜穂に、芝署の警官だと言って話を聞くことにした。
池沢菜穂はセキュリティ室に案内してくれ、最新技術の防犯カメラを見せてくれた・・・次いで風見京子が亡くなった日の映像も見せてくれたが、当たり前だが屋上に防犯カメラは設置されておらずエレベーターに乗り込む風見京子の姿の映像だけが残っている。
しかも当時は、ビル内には風見京子しかいなかったと記録されていたようだ。
香坂はその映像のコピーと出退勤記録を池沢菜穂から受取その場を後にした。
ちなみにナカタエレクトロクニスの下請け業社の風見エレックの従業員だった風見京子は、当時は社長の中田隆一と恋人関係にあったため、ナカタエレクトロニクスのビルへの出入りは激しかったという。
芝署に持ち帰って証拠を探そうとするが簡単には見つからなかった・・・そこで山田に「二課に一緒に捜査することを頼んでくれないか」と香坂は頭を下げ頼むが、山田は断った。
捜査一課は「殺人・強盗・凶悪犯罪」といった事件を扱い、捜査二課は「詐欺・脱税・企業犯罪」といった知能犯罪を扱っていた。
捜査一課と捜査二課はお互いが独立国家のようなライバル関係にあり、同じ事件を追うことなんてありえかったのだ。
香坂は捜査一課と二課が一緒に捜査することはなかったが、所轄はどちらとも捜査することができる・・・むしろ所轄だだからこそできることだと考えていた。
そもそもなぜ捜査一課の山田に頼んだのかというと、実は山田の父親は内閣官房副長官という官僚だったので、二課に「捜査に協力してくれ」の一言で動いてくれるのは間違いなかったからだ。
しかし山田は東大を卒業し完全にキャリアの道を進むと思っていたが、ノンキャリアの道を選んだことで父親と対立していたのだ。
なぜその道を選んだのかというと自分なりの正義感を持っていた山田は、キャリアではつくことができないポスト「捜査一課長」・ノンキャリアでしかつくことができないポスト「捜査一課長」にならなくてはならないという理由があったようだ。
芝署内では香坂と渡部が独自で風見京子の事件を捜査続けていると、渡部のことを慕っている若手刑事・中村俊哉は「僕も捜査に加えてくださいよ」とダダをこねはじめる。
中村は労働基準監督署から過労死の疑いがある企業の捜査をしていた・・・そしてその労基のリストの中にはナカタエレクトロニクスの名前もあったとつぶやく。
香坂は中村にナカタエレクトロニクスの出退勤記録を、労基にもらうよう頼んだ。
中村が労基から出退勤記録のデータをもらい、池沢菜穂から受け取ったデータと照らし合わせると、風見京子が飛び降りた自殺をしたとされる日には風見京子以外にも人がいたことが判明する・・・それは池沢菜穂だった。
しかし香坂の独自で捜査していたことが三笠署長にバレてしまい、香坂は真相にたどり着けそうだったが捜査の中断を指示される。
しかしそこに突然現れた山田が「ここに二課より入手した有益な情報あります。香坂警部に捜査協力をお願いしたい・・・いやこれは捜査一課長からこの件を任されている私からの命令、つまり捜査一課長からの命令です。良いですね、三笠署長」と脅すように言った。
山田は悩みに悩んだ末、香坂の頼みを聞き入れ父に頭を下げていたのだ。
山田が二課に流した情報「ゴーンバンク社が新システムのデータを不正に入手した疑いがある」というもので、そこから二課が調べゴーンバンク社が新システムを発表した時に株価が跳ね上がったが、その情報が流れいていた疑いがあるというもの・・・つまり「インサイダー取引」だ。
山田はこの新システム発表前にゴーンバンク社の株を大量に購入していた人物のリストを、流した情報と交換して手に入れていた。
リストを見てみると、そこには池沢菜穂の名前が見つかる。
そして池沢菜穂のことを調べると一人息子がいるようだがシングルマザーで、息子は幼いながら心臓を患っていて手術をする際の心臓ドナー待ちだという。
その手術というのが海外でするものらしく、心臓手術費が1億円でインサイダー取引による利益(儲け)も1億円とピッタリ一致した。
香坂と山田と渡部の3人は池沢菜穂のところへ向かった。
香坂は池沢菜穂に、インサイダー取引のことや息子が病気だということは調べがついているということを話し「池沢菜穂が一人息子を助けるために、風見エレックのデータを手に入れたが、風見京子がデータを盗まれたことに気づき警察にリークすると脅されたので、池沢菜穂が風見京子を呼び出し殺害した」のではないかと推測したことを話した。
ちなみに香坂はそれが事実だったとして、ナカタエレクトロニクス社長・中田隆一の陰謀があったのはないかとも考えていた。
すると池沢菜穂は「違います!映像を見たでしょ?あの映像がすべてです!」と否定した。
それを言われるであろうと思っていた香坂は、あらかじめ科捜研に映像の調査を依頼すると「この映像にはなんらかの加工された可能性がある」という答えが返ってきたことを池沢菜穂に伝え「つまり、このビルにいたはずの人間を消した・・・それができるのはこのビルのセキュリティ責任者であるあなたしかいないんだ!」と追い詰めていく。
そこでやっと黙秘を続けていた池沢菜穂の重い口がゆっくりと開いた。
と供述した。
香坂は「京子さんとあなたと他に誰かいたんですね?教えてください」と焦って聞いていると、フロアの向こう側から「何をしているんです!?」とゴーンバンク社の顧問弁護士が叫びこちらに呼びかけてきた。
そしてそのまま池沢菜穂は連れ去られ、保護されてしまった。
池沢菜穂の逮捕令状を請求しようとすると、すでに逮捕令状は捜査一課が出していた・・・山田が報告していたのだ。
まさに「敵は味方のフリをする。」とはこのことだろう。
香坂たちが現場に飛んで行くと、池沢菜穂は逮捕され連行されている時だった。
香坂が山田に「またお前か!」と噛み付くと、山田は「これは警視庁捜査一課の指示により解決した警視庁の事件です。これからも我々のために、そして捜査一課長のために存分に働いてください」と言ってその場を後にした。
とはいえ、これで真相はハッキリするだろうと少し「ホッ」とする香坂がいた。
しかし連行された池沢菜穂は取り調べを受けると「すべて私がやりました」と供述をくつがえした。
なんでもゴーンバンク社の顧問弁護士が接見し、「5億円と今後の生活費などすべてゴーンバンク社が請け負う」ことを約束したらしいのだ。
こうして事件の真相はさらに闇へと沈むことになる。
小野田は山田が二課を使ったのに詰めが甘く真相までたどり着けなかったことを責め「私は二課でも所轄でも事件解決のためなら、使えるもんは何でも使う!」と一喝する。
そして小野田一課長が捜査本部でじきじきに陣頭指揮をとることになる。
捜査本部で一課が疑っていたのは、やはり中田隆一だ。
しかし中田隆一にはアリバイがあったのだ・・・それは「BAR レッド」でオーナーの山本アリサと奥の個室で接客を受けていたという。

ここで香坂は山本アリサが中田隆一自身の「インサイダー取引」に関わっている可能性が高いという情報を得て、取り調べをするため任意同行をしようとするが、「BAR レッド」に行くとすでに捜査一課が動いていた。
捜査一課の取り調べでは、山本アリサからボロは出なかった。
香坂と渡部や山田らは所轄の捜査状況が捜査本部に漏れている・・・つまり内通者がいるのではないかと考えられた。
香坂が山田にも頼み罠を仕掛けると「捜査本部」へ情報を流していたのは、芝署副署長の杉本学だとわかる。
もうすぐ警視庁の戻ることが決まっていた杉本は、所轄を探り情報という手土産まで差し出していたのだ。
さらに山本アリサのアリバイ偽装を証明する証拠を手に入れることに成功し、三笠署長に所轄でこの捜査をやらせてほしいとお願いすると、小野田一課長の許しが出ればOKだという。
そして香坂はその場で小野田に電話をし「山本アリサのアリバイ偽装を証明する証拠を手にしました、我々所轄で捜査をする許可を」と言うと、小野田は「お前たちが手にした証拠だ、責任を持って最後までやれ」と指示して電話を切った。
こうして香坂と山田、そして所轄の刑事たちが「BAR レッド」に乗り込み、山本アリサどころか店員や客の姿も見えない・・・電気などは点いていて、つい先程まで営業はしていたようだ。
ということは逃げたとしか思えない。
山田は「最悪の事態かもしれません。明らかに捜査状況が漏れてる・・・警察内部に裏切り者がいる。中田隆一との内通者がいたということです」と
香坂は「誰だ!誰だ!誰だ!」と悩んでいると、山田は山本アリサが持っていたインサイダー取引口座のリストを二課から手に入れた。
香坂はそのリストの中から「小野田ゆかり」という名前を見つける・・・それは捜査一課長・小野田義信の妻だった。
こうして香坂と山田は、本当の悪は「小野田一課長」だったと考えていた。
香坂は小野田のことを欺きおびき出すため、警察内部しか知らない「ゴーンバンク社殺人隠蔽疑惑」という情報を、毎朝新聞の佐川学記者に流し記事に取り上げさせた。
これは諸刃の剣で、これを香坂が流した情報だとバレれば懲戒処分ものだ。
しかし香坂はこの武器を使うしかなかった・・・これが上手くいけば中田社長は必ず小野田とコンタクトを取り会うことになるだろうと踏んでいた。
そしてその現場を押さえることが、小野田の不正を暴く確実な方法だと考えたのだ。
所轄刑事たちは「警部、俺達にやれることがあれば何なりと指示してください」と言ってきたので、香坂は「それなら中田社長と中田隆一の動きを見張ってほしい。何かしらの動向があるはずだ」と指示をする。
これまでの所轄刑事たちには考えられない言動だったが、上司の香坂が捨て身作戦を決行していることに感化されたのだろう。
その頃ゴーンバンク社でも、中田社長らが警察内部から出た情報だろうと推測はついていた。
香坂は三笠署長にはこのリーク元が自分であるということを話すと、三笠所長は「やるなら徹底してやれ。99%の疑いがあっても、100%の確証がなければ意味がない・・・必ず小野田の尻尾を掴むんだ」と香坂にアドバイスを送った。
すると神楽坂の料亭・みやびで、小野田と中田社長が会い会合が行われる予定ということがわかる。
その現場を抑える予定だったが、中田社長が料亭・みやびには来るが寸前で帰ってしまった。
そして勘の良い小野田に香坂の作戦がバレてしまい、警察内部と中田社長(もしくは中田隆一)との内通者がいて、その内通者というのが小野田を疑っていることまでバレてしまう。
こうして内通者あぶり出し作戦は失敗に終わり、所轄の完全敗北で香坂は負けてしまったのだった。
しかも山田もこれに協力していることにも、小野田に気づかれているような気がしてしょうがない山田だった。
香坂が毎朝新聞に警察の捜査状況をリークしたのには、もう一つだけ狙いがあった。
それは山本アリサが「中田隆一が風見京子を殺害したことに、アリバイ作りのため加担しているということに気づいていない」場合だったが、実際のところそれはわからなかったので一つの賭けだったが、もしそうであれば不安にかられ山本アリサが中田隆一に会いに来ることが考えられた。
しかし山本アリサはそう簡単には姿を現さなかったが、香坂は諦めなかった・・・最後の賭けだったからだ。
香坂と山田の二人で中田隆一を張っていると、ついに山本アリサが中田隆一に会いに来た!
そして焦った様子で中田隆一は車に山本アリサを乗せ、潜伏先の別荘に送り返される。
その車中で山本アリサは中田隆一から「お前はすでに犯罪者なんだよ」と、殺人共謀罪などを負っていることを告げられていた。
香坂と山田は中田隆一の車を尾行し、山本アリサが潜伏しているとされる別荘の場所を特定する。
そして山本アリサが一人いなったところで、山本アリサに接触し自首を促すように説得した。
芝署に香坂が戻ってくると山本アリサから電話があり、「自首します。今から向かいます」という内容だった。
香坂は賭けに二度負けることはなかったのだ。
そしてさらに内通者をあぶり出そうと、山本アリサが芝署に着いてから「明日の朝自首するようです」と捜査本部に嘘の報告をした。
これで今夜中に別荘に山本アリサを迎えに来た人間が警察内部の者であれば、そいつが内通者だと確信できる、そう香坂は考えていたのだ。
そして香坂は別荘で山田とともに張っていると一人の男がコソコソしながら入ってくる・・・その男はなんと三笠署長だった。
三笠署長ははじめは言い訳を並べていたが、香坂が「あなたが内通者だったんですね」と言うと、三笠署長は急に開き直り饒舌に御託を並べ始めた。
すると香坂も「私にとってあなたはもはや親ではない、あなたは敵だ!・・・私はあなたを絶対に許さない、そのために真相を突き止めてみせる」と宣戦布告する。
しかし三笠署長は「お前たちには何もできんよ。この私を敵に回すということは警察組織全体を敵に回すことなんだよ」と言ってその場を去ってしまった。
「敵は味方のフリをする」
香坂の最大の敵は、香坂の恩師だったのだ。
山本アリサの証言を元に三笠署長、そして中田隆一逮捕までを思い描いていた香坂だったが、香坂たちが芝署に戻ると山本アリサは捜査一課に身柄を警視庁に連行されてしまった。
山本アリサが自首してきた当時の所持品の中に、隆一からアリバイの証言を頼まれた時に預かっていたという風見京子が開発したデータが入ったUSBメモリがあったが、そのUSBメモリは歪み欠けていたことから風見京子がビルから突き落とされてしまった時に、一緒にビルの屋上から落ちたものだと考えられた。
しかしそのUSB自体からは、特に怪しい指紋や血痕は検出されなかった。
そこで香坂はUSBの破片を見つけることができれば、それが証拠になるかもしれない・・・それを三笠署長が持っている可能性が高いと推測した。
そのUSBの破片を三笠署長が署長室に隠しているのを、署員全員で探し出すことに成功する。
そしてそのUSBの破片からはわずかだが風見京子の血痕が見つかった。
証拠品となるUSBを入手したことで、海外へ逃亡を図ろうとしていた中田隆一を逃亡寸前で確保し、USBの破片をつきつけ中田隆一の殺害を立証する・・・時間はかかったが、こうして事件は解決した。
しかし香坂は記者へ警察の捜査状況をリークしたことを認める・・・豊洲署という所轄から所轄への横滑り異動となってしまい、さらに警視庁捜査一課に返り咲くというのが遠ざかってしまう。
一方、警視庁人事部にいた三島祐里もまた「現場で市民ために働きたい」と異動願いを出し、香坂と同じ豊洲署刑事として働くことになる。
そして山田もまた捜査二課を使った強引なやり口が不評だと、所轄で一度勉強してこい小野田に言われ、豊洲署に異動となってしまう。
肝心の三笠署長への処分だったが、他の所轄の署長になるという横滑り異動だけで、殺人の隠蔽に対する処分は一切無かった。
三笠署長には通常の業務のかたわら、警察幹部の天下り先を斡旋し中田社長との大きな癒着関係となっていたのだ。
三笠署長の処分にSTOPをかけたのは、警察という組織で、ようやく三笠署長が言っていた「お前たちには何もできんよ。この私を敵に回すということは警察組織全体を敵に回すことなんだよ」というセリフの意味を理解する。
その処分に対して悪を裁けなかったことで香坂は「クソーッ!」と怒りを露わにした。
・・・豊洲署編に続く
豊洲署編追記
豊洲署編・役/キャスト
- 金崎 玲子/和田アキ子
- 富永 拓三/梅沢富美男
- 山田 勲/高橋英雄
- 横沢 裕一/井上芳雄
- 横沢 亜美/中村アン
- 松岡 航平/高橋光臣
- 江口 和夫/ユースケ・サンタマリア
豊洲署編・人物相関図
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豊洲署編ネタバレ
豊洲署への横滑り異動してしまった香坂は、おそらく出世の目は消えたと考えられていた。
豊洲署に来た香坂は早明学園の経理部長である横沢裕一が失踪していることを、横沢裕一の妻・横沢亜美から相談を受け早速早明学園に聞き込みにやってくる。
早明学園は教育の場を盛り上げ、いまや怒涛の勢いで急成長している組織の一つだった。
そして、そこには現捜査一課長の小野田の恩人である、元捜査一課長の富永拓三が天下り先として専務を務めている企業でもあったのだ。
もちろん香坂も知った顔だった・・・それは小野田を捜査一課に引き上げた人物でもあり、香坂の父を捜査一課から所轄へ左遷へと送り込んだ張本人でもあったからだ。
しかしあたり前のことだが、香坂からすれば頭が上がらない立場の人だ。
香坂と山田と三島の三人で横沢裕一の失踪について早明学園に調査しに行くことに・・・そこで三島が聞き込みをしていると横沢裕一が横領していたのではないかという噂があったことを聞き詳しく話を聞くことになる。
香坂は富永に早明学園理事長・金崎玲子を紹介され早速相談を受ける。
そこでもやはり横沢裕一が6000万の横領をしていた話を聞かされるが、金崎理事長は「横沢裕一を訴える気はない・・・お金さえ返してもらえれば良いから示談ですませようと思っている・・・だからこれ以上の警察の介入は必要ない」と言われてしまう。
香坂はこの話を遠回しに断り「捜査を打ち切りにはしない」ことを決めその場を離れた。
一方、山田は早明学園の経理課・矢部貴志となにやら秘密裏に話をしていた・・・。
豊洲署に戻ってこれからどうするか作戦を練っていると、芝署で香坂と一緒に捜査をしていた渡部刑事が、芝署勤務時では考えられない「ビシッ」としたスーツ姿で現れた。
渡部刑事はゴーンバンク事件解決後、猛勉強しその熱意が認められ捜査一課に配属され、しかも捜査一課長運転担当にまで出世していたのだ。
渡部は小野田捜査一課長に呼び出された香坂を迎えに来たという。
香坂は小野田に早明学園の横沢裕一の失踪に関して「通常の家出人捜索として処理しておいて、それ以上は詮索するな」と指示を受ける。
明らかに早明学園の富永専務が小野田に手を回したとしか考えられなかった。
要するに「調べられたくない何かが存在している」ということを香坂は嗅ぎつける。
しかし山田もまた、横沢裕一の件に対して不審な動きを見せていた。
香坂はゴーンバンク事件の際、警察の捜査状況をリークしたことでスクープを記事にさせた毎朝新聞の記者・佐川に頼み、早明学園のついて調べさせると「悪」が漂う事実が浮き上がってくる。
早明学園は、一部の政治家と手を組み行ったとされる「不当な土地売買」していた。
そのからくりとは、国が保有するゴミ埋立地などの不要な価値がほとんどない土地を、早明学園が10億円で購入する代わりに、学園設立のための認可がおりるよう便宜を図り、さらに有名政治家を顧問にし、外務省を通して優秀な外国人の教師や留学生を招き入れた。
この癒着によって早明学園のブランド力はアップし、急激に台頭していくのだ。
三島が矢部について早明学園に聞き込みに行き、矢部の正体について有力な情報を得る。
その情報から早明学園の経理課・矢部貴志の正体が、警視庁人事課預かりとなっている捜査二課刑事・江口和夫であることが判明する。
江口は極秘捜査のためスパイとして早明学園に入り込んでいたのだ。
山田が新人刑事として警察官として働き始めた頃、江口は山田の先輩刑事で親しい仲だったこともわかる。
色々とわかってきたところで香坂は山田に問い詰め真相を聞くと、江口は早明学園の「政治家との闇取引」について調べるため内偵として潜入していたという。
そして実は横沢裕一は横領などしていなく、早明学園が政治家に闇献金していた証拠を掴んだ・・・「裏帳簿」だ。
そして江口は横沢裕一に近づき、協力して早明学園の「悪」を暴くつもりでいたが、横沢裕一は突然失踪してしまい、証拠となる裏帳簿のありかはわからなくなってしまったんだという。
しかし香坂と山田が会議室で話を終えると、山田に江口から電話がかかってきて「横沢さんの居場所と証拠(裏帳簿)の在り処がわかった・・・お前にも運び出すのを手伝ってほしい」と頼まれ、山田は早明学園へと向かった。
山田は警察の車を使うが香坂はこうなることを予想していて、三島と共に(山田が運転する)車のGPSを追って香坂も早明学園に到着した。
早明学園の屋上で山田と江口が待ち合わせていると推測した香坂は、三島と共に屋上の真ん中で立ち尽くしている山田を発見する。
三島が「山田さん・・・?」と声をかけると、山田の顔は青ざめていて足元には一人の男が横たわっている・・・江口和夫だった。
山田は香坂たち二人の存在に気づくと、その場を走りその場を逃走してしまう。
三島は署に「死体を見つけました」と通報し、香坂は山田のあとを追った。
山田に追いついた香坂だったが、すでに捜査一課も緊急配備を敷いていて、山田はあえなく刑事殺しの容疑者として捕まってしまった。
山田は最後に「香坂さんに早く報告すれば良かった」と嘆いていた。
そして山田の取り調べが行われるが、山田は一方的に否認しついに豊洲署に捜査本部が立つことになる。
捜査本部会議では殺害現場から横沢裕一の毛髪が落ちていたことから、横沢裕一を第一容疑者として指名手配することになる。
これで山田は釈放・・・かと思いきや所轄(香坂と山田)に邪魔な動きをさせないように、小野田の指示もあり山田は捜査一課より無駄な取り調べを受け続けていた。
しかし(誰も知らない情報を得ようと)山田の帰りを待ちわびていた香坂が動く・・・山田の父である内閣官房副長官・山田勲に直談判すると、小野田は仕方なしに山田を釈放した。
そしてやっと山田は香坂の前に来ると、その重い口を開き始めた。
まず早明学園と一部の政治家が癒着関係にあり、裏土地売買をしていたことについては説明済みだが、その政治家の名前の中に「山田勲」・・・つまり山田の父が関わっていることがわかり「その証拠を掴むまでは、香坂さんに言えなかった」と山田は言う。
なんでも、山田勲は今でこそ内閣官房副長官だったが、官僚に入る前は警視庁刑事局長の座にいて、その当時の捜査一課長が富永拓三・・・つまり早明学園の富永専務だったのだ。
おそらくその時からなんらかの話があり、富永専務が早明学園に天下りした時にはすでに癒着関係ははじまっていいたのではないかと山田は考えていた。
香坂は現捜査一課長・小野田の運転担当・渡部に捜査させてほしいと頼み、隠れて独自捜査をはじめていた。
すると江口警部補や横沢裕一が使っていたロッカールームから、富永専務の指紋がついたペンが落ちているのを発見した。
そこで香坂は、富永専務が江口警部補を殺した犯人ではないかと疑うのだった。
香坂は直接富永専務に殺人事件当時のアリバイとロッカールームに落ちていた富永自身の指紋がついたペンの真相を聞いた。
すると事件が起きた日は午後6時には自宅にいつも通り帰宅していた・・・そしてロッカールームに落ちていたペンについても「事件の3日前にロッカールーム内で打ち合わせをした・・・その時に落ちたんだろう」とするりと交わされる。
富永専務は「私を疑うということは、どういうことかわかってるんだろうな、香坂」と迫力のセリフを言うと、香坂はひるんでしまい何も言えなかった。
そして小野田は恩人の富永を疑ったことに対して香坂を叱る・・・しかしその場にいた山田が「早明学園は富永専務を通して一部の政治家と癒着関係にあり、そのことは国を揺るがす大事件になります」と小野田に報告すると「癒着・・・そんなことは耳に入っている」と癒着に関して、そんなことはどうでも良いことだと言う。
しかし小野田は「殺人だけは違う・・・元捜査一課長を疑うなら証拠を提示するだけはダメだ・・・200%の覚悟が無ければな!」香坂たちに言うが、それは遠回しにそういった証拠を探し出せとも聞こえる言葉だった。
豊洲署に一度戻り、豊洲書の全員で早明学園に行き生徒たちに、江口警部補が殺された夜に撮った写真や動画があれば見せてほしいと頼んでいると、富永専務が写っている写真が見つかる。
それは午後7時半に撮られたもので、しかもその写真に写る富永専務のジャケットの胸ポケットには、事件の3日前にロッカールームで落としたはずのペンがささっていたのだ。
これで富永専務のアリバイは完全に崩れた・・・というか完全に嘘をついていた。
そこで香坂は小野田にこれを報告し「殺人の証拠にはなりません。しかし富永専務は殺害現場にいました・・・なので富永専務を任意同行でひっぱらせてください!」と頭を下げる。
さらに香坂は「100%の証拠にはなりませんが、200%の覚悟ならあります!」と言うと、小野田は「今回はその200%にかけてやる」と言って、捜査一課長・小野田が直接早明学園に行き、富永専務のことを任意同行し取り調べをすることになる。
香坂はこれで全ての真相が明らかになると信じていた、しかし・・・富永専務は結局「証拠不十分」で早明学園に帰ってしまう。
これは現捜査一課長の小野田の判断なので、警察全体の判断と言っても過言ではなかった・・・つまり富永専務をもうこれ以上引っ張ることはできないのだ。
おそらく現捜査一課長・小野田と元捜査一課長・富永は通じていたのだと考えざるをえなかった。

そこに新たな情報が入る・・・警視庁人事課の江口和夫が、早明学園に内偵調査を入るように頼んでいたのが、捜査一課長の小野田であることが判明する。
香坂と山田は小野田に富永専務をなぜ開放したのか詰め寄ると「新たな証拠が出てきた」と言った。
それは映像の証拠で、早明学園の江口警部補が殺された時間の防犯カメラの映像だった。
そこに横沢裕一がトラックの荷台に隠れるところが映し出されている映像で、殺害現場に横沢裕一がいたことを証明される。
しかしそんな大事な証拠がなぜ今出てきたのかというと、その防犯カメラの時間を巻き戻すと大麻を吸っている学生たちの集団がいて、その中の一人が「警察組織のお偉い方」の息子だという。
これが世に出てしまえば早明学園のブランドは落ち、さらに警察組織にも大打撃を受けてしまうと考え富永専務が隠していたようだ。
それにロッカールームに落ちていたペンについては、その映像の学生の件で「緊急の打ち合わせをしていた時に、落としてしまったのだろう」と富永専務は証言していた。
たしかに辻褄は合うが、香坂はどうも納得がいかない様子・・・だが小野田は「横沢裕一は300%クロ(犯人)だ。緊急指名手配をかける」と宣言する。
小野田は姿を現さない横沢裕一に「使えるものは全て使え!所轄を使え!香坂を使え!」と藤倉に指示を出す。
そして藤倉の提案でマスコミを利用することになる。
そこで香坂は毎朝新聞の佐川を使い「横沢裕一は指名手配から外れた」と誤報を流し、横沢裕一が姿を出しやすように仕向けた。
さらに横沢裕一の妻・亜美に三島を取り入らせ、横沢裕一との連絡を促すのだ。
そして横沢裕一は罠にかかり香坂たち所轄が確保するが、捜査一課の藤倉に手柄を横取りされてしまった・・・と思ったら、警視庁に連行する寸前で目的地を変更し藤倉は横沢裕一の身柄を豊洲署に連行することになる。
藤倉は香坂に「同期の絆や」と香坂の正義を信じるのだ。
そして香坂が豊洲署内に戻ると何やら騒ぎになっていた。
取調室から横沢裕一が逃げたというのだ・・・横には山田がピッタリと張り付いていたという。
しかし取調室には横沢裕一の姿も、山田の姿も消えた・・・そう、山田が横沢裕一の逃走経路を手引していたのだ。
小野田は横沢裕一を逃してしまい富永専務から叱咤され、「所轄には何もさせるな!」と怒り狂ったように怒鳴る。
香坂は自宅謹慎を言い渡されてしまい、スゴスゴと帰宅すると香坂の自宅に山田と江口警部の殺害容疑がかかっている横沢裕一がいた。
山田は「ここなら安全だと思ったので」と言った・・・香坂の信用はとても堅いようだ。
江口警部の殺害容疑がかかる横沢裕一は事件当時のことを語りだした。
「江口さんと早明学園の屋上で待ち合わせ、そこに行くと江口さんが倒れて死んでいました。そして誰かが来たので焦って身を隠すと(その時何かを蹴ってしまう)、それは富永専務で【横沢裕一の毛髪を現場に残した。これで横沢裕一に全て罪をかぶってもらえば良い】と誰かに電話していました。僕は身の危険を感じてその場から逃走して姿を隠していたんです」と言う。
あと横沢裕一と山田の関係は「江口さんから、俺に何かあったらここに電話しろと電話番号を渡され、そこにかけてみると山田さんでした」と言った。
そして横沢裕一は裏帳簿が隠されている倉庫の鍵を持っていて、山田は「これが富永さんの手に渡ることは防がなければなりません」と言った。
富永専務が裏帳簿を取り戻そうとしている理由があると、山田は裏帳簿のコピーの一部を香坂に見せた。
そこには山田の父・山田勲の名前が定期的に載っている・・・早明学園から賄賂が送られた証拠だった。
そして裏帳簿がつけられていたのが17年前からで、最初の1ページ目には山田勲と富永拓三の名前を見つける。
つまり17年前から早明学園と山田勲、そして富永拓三の癒着がはじまっていたことを物語っていた。
しかしそこから下の部分が破られていた・・・香坂はその敗れた箇所に誰の名前が書かれているかで17年前の真相がわかると踏んで、独自に捜査をはじめる。
山田からの提案で、香坂の父・敦史から話を聞いてみることになる・・・当時の小野田と富永専務のことを知る人物だからだ。
香坂敦史は元捜査一課長・富永拓三の右腕として働き捜査一課長を目指していたが、一度のミスで所轄へ左遷されそのまま定年を迎える・・・そして警察を辞めたくらいから認知症が発症し悪化してしまい、現在は養護施設で暮らしていた。
香坂は「たった一度のミスでボス(篤志の場合は富永で、自分の場合は小野田)にも守ってもらえず左遷されるなんて、今の俺と同じだよな」と嘆く。
すると山田も、自分が父に対しての正義感が揺らいだ時のことを語りだした。
父・山田勲の運転担当だった松山義則が突然亡くなってしまう。
自殺か他殺かもわからない不審な死だったのだ・・・山田は幼いながらも父が真相を明らかにしてくれるだろうと信じていた。
しかしたまたま山田勲が「捜査を打ち切れ。自殺ということで処理しろ。死んだ人間はどうでもいい。生きてる組織のほうが大事だ・・・全て隠蔽しなさい」と部下に指示を出しているのを聞いてしまう。
山田は「正義を守るべき人がまるで逆のことをしていた・・・父に対する誇りなんて消えて、あとに残ったのは怒りだけだ」と言った。
そして山田は父の悪事の暴こうと、山田勲のもとへ行って直談判することにした。
山田勲が帰宅すると、すでに待機していた山田が早明学園との癒着に対して問い詰める。
そして山田は早明学園の裏帳簿の敗れたページのことを聞き、さらに松山義則の死に関しても関係があるのかと聞くが、山田勲は黙ったままだ。
するとそこに小野田がやってくる・・・山田が実家にやってくるのを予想していたようだ。
そして山田勲は「小野田くん、この男(山田)を連行してくれ。不法侵入だ」と親とは思えない指示を出す。
そして山田は捜査一課に捕まってしまい取り調べで「横沢裕一の居場所」と聞かれるが完全黙秘を続けていた。
香坂の自宅謹慎がとけ豊洲署に復帰し、極秘で捜査をはじめた。
そして捜査一課の渡部に香坂の自宅にいる横沢裕一に会わせ、「裏帳簿の原本を一緒に運び出してほしい」と頼んだ。
香坂は早明学園の金崎理事長に話を聞きに行くことにするが、富永専務に邪魔をされてしまった。
しかし香坂は捜査二課に裏帳簿のコピーを掴ませ、金崎理事長を任意同行することに成功した。
あとは裏帳簿の原本が揃えば完璧・・・のはずが香坂を慕っている渡部にマークさせていた小野田が一歩先に横沢裕一を逮捕してしまう。
もちろん裏帳簿も小野田の手の内だ。
そこで小野田から香坂に電話が入り「私の部屋に来い」と話し合いをすることになり、因縁の対決がはじまる。
香坂は裏帳簿の1ページ目の破れた箇所には小野田の名前が載っていたと推測し「だから必死になって(この賄賂の事実を)守らざるをえなかった・・・これがあなた達の腐った絆だぁ!」と叫んだ。
さらに香坂は「あなたは裏切り者だ!私はあなたを捜査一課長とは認めない!」と啖呵を切ると、小野田が「その切れっ端ならここにある」と歴代捜査一課長たちが抱えてきた警察組織の闇の中に、その一枚があるという。
そして小野田は香坂にその破れた箇所を見せ、裏切り者の名前を見せた。
すると香坂は驚愕することになる・・・そこには「警視庁刑事部捜査一課・香坂敦史¥10,000,000」と書かれてある。
小野田は「17年前、金崎理事長から賄賂を受け取っていたのは私ではない、お前の父親だよ。本当の裏切り者は、お前の父親なんだよ」と言った。
そして山田勲が17年前、運転担当・松永の不審死に関して「・・・死んだ人間はどうでもいい。生きてる組織のほうが大事だ・・・全て隠蔽しなさい」と指示を出されていた部下が香坂の父・敦史であることもわかる。
香坂は自分の信じていた正義が何かわからなくなってしまい、その場で倒れてしまう。
最終回ネタバレ追記
香坂はあえなく留置所に勾留されてしまい、何もすることはできない・・・そう思っていると、小野田のところに行く前に「江口警部が殺害された当日の富永専務の携帯電話の通話記録」を調べてほしいと藤倉に頼んでいた。
そして藤倉は留置所にいる香坂のもとに、こっそりその結果を持ってくる。
通話記録を見ると、それは「現捜査一課長・小野田」であることが判明する。
香坂は現職の警察官が3人も勾留されてることを、毎朝新聞の佐川にリークさせ、マスコミが嗅ぎ回っていることを知った小野田は、警察組織上に問題があると考え、香坂と山田・渡部の3人は釈放されることになった。
釈放された3人に待ち構えていたのが、警察の不正を取り締まる柳沢監察官だった。
柳沢監察官は「犯人の逃亡を幇助したと聞いた」と3人のことを追い詰める。
それに対して香坂は「犯人が横沢ではありません・・・これは冤罪です。もし横沢が犯人だったなら私は懲戒免職になっても構いません」と決死の覚悟を伝えると、山田や渡部も同意見のようで「・・・捜査をさせてください!」と頭を下げた。
柳沢監察官は「そこまで覚悟があるなら教えてやろう・・・」と江口が殺害される前に、江口と小野田が二人でコソコソ話しているのを見かけ、その時話をしていたのは「17年前、山田刑事局長の運転担当・松山の件だったと推測される・・・その事件捜査担当は小野田くんだ」と驚きの事実を言われる。
そして覚悟を決めた3人には「横沢裕一が送検される36時間だけ、特別に時間をやろう」と捜査の許しが出る。
しかし確かな証拠が掴めないまま、横沢裕一送検まで12時間を切っていた。
香坂はここで横沢裕一が江口の殺害現場から身を隠す時、何かを蹴ったと証言していたことを思い出す。
しかし鑑識の話で早明学園の屋上から、それらしきものは見つかっていない・・・香坂は「それを見つけて誰かの指紋が残っていれば、真犯人の姿も見えてくるはずだ」と早明学園の設計図を見て、早明学園の全体像を確認し豊洲署員たちで、その証拠を探しに行くことにした。
その証拠となる早明学園プロジェクト記念品のペンのキャップを探し当て、取りに来たのは小野田だった。
そしてその場に香坂と山田が姿を現す。
香坂は「あなたが手にしているそのキャップは、我々が先に到着し置いておいた偽物なんです・・・本物はすでに我々が見つけ鑑識に回しました・・・そもそもその証拠を取り来たことこそ、あなたが犯人だという証拠です。鑑識結果が出るまでの間、お話お伺いできますか?」と捜査一課長室に小野田を連れていき問い詰めていく。
しかし小野田は「500%の確信を持って言ってやる!私は犯人ではない!」と否定し、証拠の持っているペンを見せた。
小野田は確かにペンは持っていたが、見せられた(小野田が所持していた)ペンにはキャップがついていた。
香坂は三島から見つかったキャップから、指紋は検出されなかったと報告を受ける。
これで振り出しに戻ってしまったと誰もが考えていると、香坂が「内通者に直接聞いてみるか」と言った。
確かに豊洲署所轄での捜査状況が漏れていて、何者かにリークされていた可能性は大きい。
それを感じ取った香坂は、内通者が誰なのかを把握していたようだ。
その内通者とは豊洲署の女課長・須藤刑事で、誰かに電話し捜査状況を報告していた。
報告していた相手は富永専務で、実は富永専務は携帯電話を2台所持していたことが判明する。
そして江口が殺害されてしまった事件があった日、もう一台の携帯電話の通話記録を調べさせる・・・その名前を聞いた香坂は「これで全てがつながった」と言った・・・そいつこそが江口警部を殺害した真犯人であると確信した。
香坂と山田は早明学園へ向かい、理事長室に行くと富永専務と金崎理事長がいた。
そして江口警部殺害当日、富永専務が横沢裕一が犯行をおこしたように偽装工作を終え、電話していた相手は金崎玲子理事長だと香坂はいう。
つまり真犯人は金崎玲子だと推測した。
そして江口を殺害したのは17年前に起きた事件の真相とつながるのだ・・・17年前に当時刑事局長だった山田勲と癒着関係にあった金崎だったが、その不正がバレそうになってしまい、山田勲は運転担当だった松山にその悪事を押し付けた。
そのことで松山は早明学園の裏帳簿を証拠に金崎を問い詰めるが、金崎は暴れ松山を崖から突き落としてしまった。
そしてその事実を知った香坂の父・敦史は金崎に聞き込みをすると、金崎は「自首します」と約束してくれた。
しかし香坂の父・敦史はこの問題を刑事局長の山田勲に「隠蔽しろ」と指示を受けていたので、この金崎が自首してくれることが「山田さん(金崎の旧姓)との絆」だと考え、自分も辞職を決意した。
そして「辞職願」を当時の捜査一課長である富永拓三に提出すると、富永が金崎に自首を控えるよう説得しこの事件は隠蔽された。
警察組織は守られたのだ。
もちろん警察組織の秘密を知ってしまった香坂の父・敦史は、自分の正義を貫こうとしたせいで所轄へと左遷されてしまったのである。
香坂は、江口警部が金崎理事長に裏帳簿のコピーを見せ「これは17年前の事件につながっていますね」と問い詰めてきたので、江口に腹がたち殺意が芽生えてしまい殺害に及んだのではないかと考えていた。
警察組織を守るため17年前の事件のもみ消しに加担した(金崎が自首しないよう説得した)富永専務に、香坂は「本当の裏切り者はあなただったんだ!」と言う。
しかし富永専務は「お前(香坂)の言ってることはすべて仮説にすぎない・・・証拠はあるのか?証拠を持ってこい、証拠を」と香坂の言葉を切り捨てた。
すると香坂は「必ずここに証拠を持ってきてみせます」と宣戦布告する。
覚悟を決めた香坂は「辞職願」を書き、小野田のもとへ向かう。
その途中で山田も「辞職願」を書いてきて「僕も行きます・・・そもそもこれは僕の父が起こした問題が発端なんです」と香坂に言うが、香坂は「今回はその思いだけ受け取っておく」と山田の「辞職願」を破り捨ててまった。
そんな香坂に山田は「あなたは背負わなくても良いものまで背負って生きていく・・・そんなあなたは組織という大きな怪物と闘える【小さな巨人】なんだ」と山田なりのエールを送ると、香坂は何も言わず覚悟を持って歩いて行く。
捜査一課長室で小野田と対峙した香坂は、まず小野田を犯人呼ばわりした「非礼をお詫びします」と言って、辞職願を出す・・・が香坂は「一課長は金崎が江口を殺害した犯人であることはわかっているんですよね?それならどうして金崎を逮捕しないんですか?・・・あの裏帳簿の切れ端には、金崎玲子の血痕が残っているはずです。それがわかれば17年前に起きた事件の真相が明らかになります。あの切れ端を出してください」とお願いした。
すると小野田は「簡単に言うなぁ!金崎と富永を逮捕するということは、警察組織が過去に犯した罪が明らかになって、警察組織の崩壊を意味する」と捜査一課長としての意見を言った。
しかし香坂は小野田が過去に「捨てろ(処分しろ)」と命令されたのに、なぜ証拠となる「裏帳簿の切れ端」を持ち続けているのかを聞くと、小野田は黙ってしまった・・・おそらく小野田の警察官としての正義が邪魔をしてその指示には従えなかったのだろう。
そして香坂は「この事件は私の父と私の申し送り事項なんです。解決しなければならないんです。あの証拠(裏帳簿の切れ端)を出してください」と小野田に土下座をして頼んだ。
するとやっと小野田の本音が爆発し「警察官であるこの私が、殺人の証拠を捨てろと言われたんだぞ!」と真実を嘆いた。
香坂は「組織の愚の遺産を次の世代へ残してはならない。未来のために、今我々の代で解決しなければならないんです・・・捜査一課長とは正義そのものなんです、私はそう信じています!今その正義を見せてください!」とアツい思いを語った。
そしてついに小野田は「証拠(裏帳簿の切れ端)」を金庫から出し、香坂に見せ「よく見ろ・・・これが警視庁捜査第一課長・小野田義信の正義だ!」と涙を流しながら言った。
香坂は小野田の正義を受け取り、アイコンタクトで(小野田)「逮捕してこい」(香坂)「はい」というやり取りをし、金崎と富永の逮捕に向かった。
敵は味方のフリをする。という格言は嘘だったかのように小野田が香坂に証拠を託すと、すべてはトントン拍子に解決していく。
警視庁は金崎玲子を「江口警部殺害」の容疑で逮捕し、富永拓三を「犯人蔵匿と証拠隠滅」の容疑で逮捕した。
横沢裕一は無事釈放され家族のもとへと返され、警察はすべての発端となった17年前の事件の再調査を約束した・・・しかしその約束はうわべだけのものだった。
金崎玲子は江口警部の殺害に関しては、容疑を認めるが17年前の事件については何も語らなかった。
富永拓三は警察の上層部と示し合わせ、江口警部殺害に関する罪を免れた。
内閣官房副長官。山田勲は体調不良を理由に、副長官の座を降りた。
一方、藤倉と渡部は処遇が見直され元の職場へ復帰が認められる・・・しかし渡部に関しては捜査一課に戻るのではなく、所轄への配属を自ら希望した。
小野田一課長は捜査一課長の任期を終え、後任者にその座を明け渡す・・・そして次は豊洲署の署長として配属される。
そして山田は捜査一課に戻った。
最後に香坂だが、小野田の一声と警察上層部からの指示もあり、捜査一課に復帰していた。
そんな香坂だったが小野田に託された「17年前の事件の証拠(裏帳簿の切れ端)」を提出せずに、隠し持っていたのだ。
香坂が警察上層部にかけあい「私が捜査一課に戻れなければ、これを証拠に17年前の事件を警察組織が隠蔽した、という事実を世間に暴露する」とでも脅したのだろうか・・・それは定かではない。
そして香坂が「我々警察官は、法のもとに国民の安全を守る・・・しかしその警察官を守る法律は存在しない。己を守るためには闘うしかない」と心の中でつぶやき、ニヤリと微笑んだところでラストを迎える。
・・・END
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