ドラマ「向かいのバズる家族」最終回の結末ネタバレ(最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。

見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。

ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。

ちなみに「向かいのバズる家族」は日本テレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「hulu」で配信されている。

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向かいのバズる家族

まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。

役/キャスト

篝 あかり/内田理央

篝家の長女でカフェcoronaの店長。

いつも笑顔でよくできた「優等生」だが、絶対にバレたくない「裏の顔」を持っている。

篝 篤史/木下隆行

あかりの父親で、TV制作会社エンジョイメントのプロデューサー。

部下から慕われる上司であり、仕事は家庭に持ち込まず、SNSは見ない。

篝 緋奈子/高岡早紀

あかりの母親で専業主婦。

子育てがひと段落し自由な時間が出来き、料理動画を配信しているが、見ている人はほとんどいない。

篝 薪人/那智

あかりの弟で大学4年生。

家庭教師のアルバイトをしている。

優秀で人当たりも良く、就活も順調に進んでいるが匿名アカウントで正義を振りかざす一面も。

篝 清史/小野武彦

あかりの祖父で、あかりが何でも話せる大好きな存在。

清史が来るときは、全員揃って食卓を囲むのが篝家のルール。

皆戸 涼太/白洲迅

カフェの常連で、スポーツジムのトレーナー。

あかりの理想の男性。

盛田 桃/小川紗良

カフェの看板娘。

SNSで積極的に自分を発信している。

伊勢谷 伸/永野宗典

カフェのキッチン担当。

素人の料理動画で勉強している。

丹羽 和博/山中崇

篤史の部下のプロデューサー。

保守的で、事なかれ主義。

鴇田 夏生/藤井武美

篤史の部下のアシスタントプロデューサー。

なんとなくトラブルも楽しんでしまうタイプ。

謎のSNSアカウント/トゥナイトスター

あかりにとって心の支えになる人物。

後にその人物が祖父・篝清史であることが判明。

人物相関図

以上がキャストとなる。

ストーリー

家族一同バズります。

「普通」で「平凡」で「ある程度…幸せ」だと思っていた家族。

笑顔の裏に隠し持っていた恥ずかしくて不思議な「もう一つの顔!?」

何の変哲もない家族で育った、篝あかり。

真面目で周囲の期待に沿う「良い子」を演じて生きてきた。

しかし…SNSの世界には、もう一人の私がいた。

2つのキャラクターが共存するあかりの生活が「突然訪れた理想の恋」と「誰にでも起こりうる、ちょっとしたバズり」で一変する!

「あの人には裏の私は絶対にバレたくない!」さらに…

母は料理動画が思わぬ理由で人気に!

父は仕事上でまさかの炎上!

弟はSNS上の風紀委員を気取りだし。

家族なのに知らない、家族だからこそ知らない本当の姿。

家族がバズった先にある「家族の崩壊と再生」とは…!?

結末ネタバレ

ここからはドラマ「向かいのバズる家族」最終回の結末ネタバレを公開しています。

このドラマは原作のない完全オリジナルストーリーで物語は進むため、現時点で結末は予想となる。

物語はあかりの動画がSNS上でバズった(短期間で爆発的に話題が広がり、多くの人の耳目や注目を集める)ことから始まった。

そのことをキッカケに、いたって普通に見えていた篝一家の本当の姿があらわになっていき、終いに家族は崩壊へと向かっていく。

そしてSNSに翻弄された家族が、どうこのピンチを乗り越えていくかを描いたストーリーとなるだろう。

最終回結末としては家族で問題を解決していくことで絆が生まれ、本当の意味での「家族」となっていくのではないだろうか。

SNSが主流になってる今、このドラマは決して他人事ではない…そんな恐怖さえ感じる内容になるだろう。

ネタバレ追記

(かがり)家はドラマ プロデューサーの父・ 篤史 、専業主婦の母・ 緋奈子 、カフェ「コロナ」で店長をしている・あかり、大学生の長男・ 薪人の4人家族…祖父・ 清史の前では楽しくて幸せな家族を演じていたが、本当のところはみんな家族のことには無関心で興味がない。

それでも、あかりはどこにでもいる平均的な家族だと思っていた…あの日までは。

出勤しようと電車に乗りこむあかりは満員の車内、横入りしてくる横柄なサラリーマンにも微笑みかける…どんな時でも笑顔を絶やさないのが、いつものあかり。

カフェに着くと 店員・盛田桃とキッチン担当・伊勢谷伸がそれぞれSNSを見ていた…桃に「お店の宣伝にもなるから」とSNSを勧められるも、あかりは「マメに更新するのも苦手だし、これ以上お客さんが増えても大変でしょ?」と優しく微笑む。

その頃、篤史は自分がプロデュースしたドラマの1話の完成品からとにかく危険な匂いがしていた…原作とは違いすぎる世界観に原作ファンからは、すでに多くの批判の声が出ているようだ。

それでも篤史は頑なにネットの批判から目を背け、部下の丹羽 和博と鴇田夏生に対しても「ネットやSNSの意見は絶対見るな」と声を荒らげるのだった。

フェが営業を始めると、あかりの意中の男性・ 皆戸涼太がやってきて、あかりは照れながらも嬉しそうに接客をしていたが、突然店の中に怒号が響き渡る…桃の不手際に中年男性・種崎怒りが収まらずに怒鳴り散らしていたのだ。

あかりは店長として真摯な態度で謝罪すると、他の客の視線も相まりバツが悪くなった種崎は急ぎ足で店を出ていき、なんとかその場は収まったのだが、カフェに居合わせた男がその光景を盗撮し面白がってSNSに投稿するのだった。

仕事が終わるとあかりはコインロッカーから黒いカバンを取り出し、一人カラオケボックスへと入っていくと、なまはげの格好をしスタンドに立てられたスマホの前で、 日頃の不満をぶちまけ匿名のアカウントでSNSに投稿…これはいつも笑顔で優等生のあかりの「裏の顔」だった。

帰宅したあかりに、 薪人が珍しく話しかける…昼間カフェで客が投稿した種崎のクレーム動画が炎上し、あかりやカフェではなく種崎に対する誹謗中傷のコメントが殺到していたのだ。

一方、緋奈子は自分が投稿している料理動画に「胸元がセクシー」などのコメントが多数されているのを見て「お料理見てほしいのに~」と言いながらも、「次はノースリーブでお願いします」というコメントに鏡の前で洋服を合わせ嬉しそう。

翌朝、あかりが出勤するとお店の前では、いつもはない行列が…あかりは不思議に思いながらも店に入ると、桃に「 店長が思いっきりバズってます!!」と言われる…昨日の動画に映っていたあかりのことが注目され「千人に一人の神過ぎる店長!」「会いたい!」などのコメントが寄せられると、すぐにカフェの場所も特定され、お店があかり目当てのお客さんで溢れかえった。

 

気者となったあかりは、はじめは戸惑っていたが注目されることが次第に気持ち良くなっていき、ニヤニヤが止まらない…さらに涼太から食事の誘いがあり興奮を隠せない。

その晩、あかりが涼太に連れて来られたのは、涼太が共同経営しているレストランだった…着実に距離が縮まる二人だが、想いを寄せる涼太に「SNS使って、匿名で世の中に毒吐いてるやつとか、許せないですよね」と言われ、 絶対に涼太には裏の顔はバレてはいけないとあかりは葛藤しながらも「もう一人の自分」と決別することを心に誓った。

しかし、それからのあかりは今まで笑顔で流せていたことでも上手く笑えなくなってしまう…どうしてもストレスを抑えきれなくなり、あかりはお店を飛び出し「もう一つの顔」に別れを告げた場所へ向かった。

あかりは「私にはこの顔が…裏の顔が必要なんだ。私はあなたを捨てない。私が、私であるために」と投げ捨てた「なまはげのお面」を手にし、封印した「マナハゲチョップ」でストレスを発散する。

不満をぶちまけお店に戻ってきたあかりの表情は、穏やかでいつもの優しい笑顔だった…そして「(涼太 に)バレなければ大丈夫、バレなければ!」と自分に言い聞かせた。

帰宅したあかりは篤史がプロデュースしたドラマを見て「炎上」の臭いを感じるのだった…。

 

かりの動画がバズってから早3日、あかりの人気は留まることがなくカフェは、さらに行列が…店内には男性客のみならず女性客の姿もあり、皆あかりを一目見ようと集まったのだったが好意的なものばかりではなく、なぜかあかりをライバル視する人も。

その頃、父・篤史のプロヂュースしたドラマは予想通り炎上し、そんなタイミングで主演俳優・穂村真斗が一般女性の動画に反応し「癒やし」とつぶやき、大炎上…穂村が反応した一般女性こそ、自分の娘・あかりであることを、 SNSを見ない篤史は知らなかった。

困り果てた篤史はドラマが終わるまでの3ヶ月間、一切SNSを見ないと宣言…さらにオンエア前はドラマに対し好意的だったはずの漫画原作者が「マンガとドラマ版、別世界にもほどがある。関係者からの説明を待つ」とツイートしたことで原作ファンも反応し、事態は悪化していく。

そんな炎上ツイートに対し弟・薪人は正義感から「削除依頼」をするのが日課となっていた。

穂村の影響もあって客で溢れかえるカフェ…桃があかりと一緒に写った写真をSNSにアップしようとすると、 自撮りの写りを妙に気にして何度も撮り直しをしたり、一人の女性客が「ちょっと可愛いからって調子に乗らないでください」とあかりに吐き捨てるが、その言葉に落ち込むどころか、さらに浮かれていく。

・緋奈子は料理教室の他の奥さんたちに自分の料理動画を得意げに見せていた…セクシー過ぎる衣装に引き気味の奥さん達だったが、緋奈子は気にもとめない…緋奈子もまた動画の人気に浮かれているのだ。

昔はあかり達のために料理を作るだけで幸せだった緋奈子が、子供の成長とともに料理を作らなくなり、生活のハリを失っていった…そんな緋奈子を満たしてくれたのがSNSだった。

緋奈子は投稿動画についたコメントを見てイキイキとしている…一方あかりも、桃とのツーショットについた「マジ天使」などのコメントを見て笑みが止まらず、あかりと緋奈子の浮かれ調子は最高潮に達していた。

そんな中、バズった動画の原因にもなったロコモコ親父・種崎がカフェにやって来くる…種崎は動画がバズってからすぐに個人情報が特定さてしまい会社や自宅に嫌がらせを受け、もう今の会社を辞めざるを得ないと話す。

種崎もこの店が同じように嫌がらせを受けていないか心配になってきたのだ…種崎の心配をよそにカフェが繁盛していることに安心した様子だった。

そして種崎は「一本の動画が天国にも地獄にもなる」と言い残し去っていった…あかりはそのいう言葉に罪悪感を覚え、「一歩間違えれば自分たちが種崎の側に立ってしまうことだってあり得る」とSNSの怖さを感じるのだ。

落ち込むあかりを元気づけようと伊勢谷が今ハマっている料理動画を見せるが、そこにはセクシーの衣装で映る緋奈子の姿が…あかりは怒りと恥ずかしさのあまり店を飛び出し、自宅に急ぐ。

 

かりは緋奈子に動画の投稿をやめるように言うが、 緋奈子は「わざわざ教えなければ誰も見つけない」と軽い調子で受け流す…あかりはネットの恐ろしさを、必死に伝えるが緋奈子は聞く耳を持たないばかりか、「私に嫉妬してるんでしょ」と言い出す始末。

そんな緋奈子にあかりもヒートアップし、自分がバズった動画を緋奈子に見せ「嫉妬なんかしていないこと」を話すが、緋奈子を心配する傍らで自分の人気に影響を及ぼすことを心配していたことを言い当てられてしまう。

なぜか緋奈子は「あんたには負けない」とあかりに闘争心を燃やしファイティングポーズ…さらに「別に匿名で誰かを攻撃してストレス解消してるわけじゃないし」と緋奈子を容認する薪人に、あかりは言葉を失うのだった。

その後、いつものようにナマハゲチョップの動画撮影しストレスを発散していたあかりは、帰り際、カラオケ店員に素性がバレそうになり足早にその場を去る…絶対に誰にもナマハゲチョップがバレるわけにはいかないのだ。

足早に帰路につくあかりが横切った一軒の店で、 薪人は40代前半ほどの女性・菅野橙子と怪しげな密会をしていた…。

 

かりの人気はと留まることはなく、SNSのフォローはすでに1万人を超えていた…裏の顔である「ナマハゲチョップ」の再生回数は数十回だったが、あかりは知る人ぞ知る存在で良いと思っていた。

向かいのバズる家族ネタバレ…最終回結末は家族全員で問題を解決! photo 1

もしナマハゲチョプが世間に広まり、中の人があかりだとバレてしまったら、みんなイメージとのギャップに幻滅し離れてしまうだろう…それどころか、想いを寄せている涼太に嫌われてしう。

あかりは「これ位でいい」と自分に言い聞かせるのだった。

相変わらずカフェは大賑わいで「有名人」と、からかう家族にあかりはまんざらでもない様子で変装をし、すっかり舞い上がっているようだ。

その頃、弟・薪人は就職活動の面接で、SNSについて聞かれ「SNSは正義の剣、ジャスティスの剣と呼んでいる」と答える…さらに「ネットの世界ではこの武器で何万人とも戦えます!僕はネット上の悪に対してジャスティスの剣1本で戦いたいと思っています!」と熱く語っていた。

そんな中、涼太がカフェにやってくるが、あかりの前に俳優・穂村が現れる…あかりに話しかける穂村を見て嫉妬した涼太は、再びあかりを食事に誘う。

一方で、 父・篤史は驚愕の事実を知ることとなる…実は台本を読んだマネージャーが「先生(マンガ原作者)が読んだら絶対、自分が怒られる」思い、途中から一切台本を見せていなかった。

ドラマの内容に好意的なメールを送ったものマネージャーで、原作者の先生はなにも知らなったのだった…そして先生がドラマを見たことで、今回のような事態となってしまったのだ。

この事態をおさめるため、篤史は謝罪文を送り鎮静することを願う。

太は「あかりが有名人になってしまったような気がして焦っていた」と話し、 告白をする… 告白を素直に喜ぶあかりだったが、「バズりが落ち着くまで返事を待って欲しい。こそこそ付き合うのは嫌だし、涼太さんに迷惑をかけるのはもっと嫌だし」と伝えた。

涼太はあかりの気持ちを汲み取り「ずっと待っています」と答える。

そんな時、桃から電話が入りあかりは、急いでカフェに戻る…桃は穂村がカフェに来たことに舞い上がり、稲村が来たことをSNSに投稿してしまっていたのだ。

投稿はすぐに削除したがフォロワーが見たかもしれないし、投稿を削除してもスクリーンショットなどで拡散され炎上することだってある…あかりは有名人気分で舞い上がっていたことを自覚し、ひとまず謝罪コメントを出すことに。

あかりが帰宅すると祖父・清史が遊びに来ていた…あかりは清史に友達の例え話として、告白され「 大勢からの人気と1人からの愛情を取るか 」悩んでいると相談する。

すると清史は「けじめをつける時は必ずやってくる。その時に自分に嘘をつかないことだ」アドバイスをした。

再び帰宅したあかりに、母・緋奈子は「生配信をしてフォロワーさんにより私のことを知ってもらえた」と楽しげに話し、あかりにも勧める…生配信に否定的なあかりだったが、清史の「けじめをつけるときは必ずやってくる」という言葉が脳裏をよぎり、 1万人のフォロワーにもっとちゃんと自分のことを知ってもらうため、涼太のことを公言するために生配信をする覚悟を決める。

 

かりは桃や伊勢谷、涼太、そして1万人を超えるフォロワーに「1時間後、ライブ配信をします」と知らせ、緊張とともにあかりの生配信が始まる…あっという間に視聴者数は5千人を超え、あかりはまるで壇上に置かれたセンターマイクの前に立っているかのような気分だった。

あかりはカメラの前で桃の投稿のことを謝罪し、もっと自分のことを知ってもらいたいと視聴者から質問を募る…「彼氏いるの?」などのコメントを避けながら質問に答えた。

多くのフォロワーがあかりに注目する中、視聴者数はあっという間に1万人を超え、あかりの気分も舞い上がっていた。

配信も終わりに近づき、あかりは「私には今好きな人がいます」と決意の表情で話し出した…あかりの脳内では、大歓声の中、ステージ袖にスタンバイしている涼太の元に歩み出す。

しかし、涼太の奥に立つナマハゲチョップに気づくと、あかりは突然「一緒にこの景色を見たい。自分にウソはつけない!」と、涼太ではなくナマハゲチョップの手を引きステージの上へ。

そして生配信では「ナマハゲチョップという動画を配信している人で、凄いセンスがあるなって…今1番好きな人です」と口にしてしまう…我に返ったあかりはすぐに生配信を終わらせるも、時すでに遅し。

ナマハゲチョップの再生数はすでに5千再生を超えていた…一方で、自分のことを紹介してくれると思っていた涼太はショックを受けるのだった…。

 

かりは「ナマハゲチョップの正体」が自分であることがバレてないか怯えながら出勤するも、幸い誰にもバレていない様子で一安心する…しかしSNS上ではすでにナマハゲチョップの動画に映り込んだ壁紙のラクガキから、カラオケチェーン店であることが特定されていた。

一方、謝罪コメントを出した篤史だったが、大量の批判に落ち込んでいた…ひょんなことからあかりのバズった動画を目にした篤史は、居ても立ってもいられず、あかりの働いているカフェは向かう。

その頃、カフェには自分の知名度を上げるため生配信をする緋奈子の姿もあり、父・母、さらに涼太まで揃いあかりはパニックになり割ったグラスで指を切ってしまう…そんな中、絆創膏を取りにバックヤードに戻ったあかりの目を盗み、桃は涼太から連絡先を聞き出していた。

その夜、昼間のことであかり・ 緋奈子・篤史が口論をしていたが、祖父がやってくるといつものように幸せそうな家族を演じるのだった…しかし笑顔を保つことに疲れ切ったあかりは、いつものようにナマハゲチョップの動画撮影へ向かう。

あかりは「あえて場所を変えない方がボロが出ない」と、いつも通り動画を撮り終え投稿した…翌日、ナマハゲチョップの動画をチェックしていた桃は、動画に映り込んでいたあるものに気づき、あかりに疑惑の目を向ける。

太はジム仲間の女性から「自分に好意がある男性に脈がないことをやんわり伝えるも鈍い男は、ずっと待ってますと言って何度もデートに誘ってくる」という男性のグチを聞かされていた。

以前、あかりに対し全く同じセリフを言った涼太は、この前の生配信のこともあり遠回しにフラれたと勘違いし、あかりに別れを告げる…突然の出来事にあかりは何も言うことができずに去っていく涼太の背中を見つめながら、ハッキリと応えなかった自分を責め、涙が止まらなかった。

あかりは「悲しみを吐き出さないと爆発してしまう」とナマハゲチョップのお面を手にカラオケボックスへ向かった…すると目の前に桃が現れ「ナマハゲチョップって…店長だったんですね」と不敵な笑みを浮かべる。

桃は昨日の動画でナマハゲチョップの指に貼られた絆創膏と、あかりが指に貼ったものと同じだということに気づいたのだ…桃に正体がバレ、涼太にもフラれてしまい全てを諦めようとするあかりに、桃は「ナマハゲチョップの正体を涼太にバラす」と言い出した。

涼太への恋心を諦めるなら今更どう思われても構わないはずだと…すると、あかりは必死に桃にしがみつき「涼太さんにだけは嫌われたくないの」と本音をこぼす。

あかりは口では諦めると言ってるものの、涼太への気持ちを捨てきれなかった…桃はあかりと涼太のことを応援しているからこそ、あえて脅すようなことを言ってあかりの本心を聞き出したのだ。

 

日、桃のSNSに1本の動画がアップされた…それは、ナマハゲのお面を被った桃が顔をさらして「ナマハゲチョップの正体は自分だ」と暴露するという内容だった。

あかりの影武者になることで、桃なりにあかりのことを守っているつもりのようだ…しかも、その動画は桃の手によって涼太にも送られていてた。

仕事を終えたあかりが帰ろうとすると、そこには涼太の姿が…桃の動画を見た涼太は「生配信でナマハゲチョップのことを紹介したのは桃ちゃんの為だったんですね」と言い出す。

なんでも涼太はあかりが、桃の動画の宣伝してあげたのだと思ったようだ…あかりは涼太が勘違いしてるのをいいことに「いつも桃ちゃんに助けてもらってるから、そのお礼に」とウソをつく。

そして、あかりが自分の気持ちを正直に伝えようとしていると、涼太から突然のキス…二人は熱いキスを交わすのだった…。

 

かりと涼太が付き合い始めて数日が経ち、あかりは幸せいっぱい…仕事に恋愛、すべてが順調だった。

一方で、桃はナマハゲチョップを名乗ったことで人気が上昇中、新しいマスクを作り自作のダンスを投稿していた…桃の他にも偽・ナマハゲチョップ達も続々と出てきて、もはや世間の人達は本物か偽物かは良くなってきているようだった。

本家ナマハゲチョップのあかりは、嫉妬にも似た感情で複雑だったが、そんな気持ちも涼太と過ごしているうちに、どうでも良くなっていた。

しかし、桃の動画に届いた「カワイイや最高」などのコメントを見ているうちに、あかりは「自分が本物だと証明したい。素顔を晒して名乗り出たい。でも涼太に嫌われたくない」という気持ちに葛藤するのだった。

そんな中、カフェには厨房のアルバイト・迫滝が新たに仲間に加わった…他愛もない会話から、「ママ活」が話題に上がる。

ママ活とは若い男が奥様とデートしてお小遣いをもらうことを指すらしい…あかりは帰り道に、またしても弟・薪人が中年女性・菅野と喫茶店にいるのを目撃してしまう。

「薪人がママ活!?」とあかりは誰にも言えない家族のヒミツを知ってしまい動揺を隠しきれない。

・緋奈子がセーラー服姿で投稿した動画に「久しぶり。セーラー服姿、変わってないな」という過去を匂わせるコメントが届いていた…気になった緋奈子が「誰?」と返信するも「俺」という返事のみで、気味が悪い。

カフェでは、あかりと迫滝が同じ高校だったことが判明し、思い出に花を咲かせていた…迫滝は薪人のことも知っていて親近感を覚える。

そんなある日、ネット上ではあかりの卒業アルバムがアップされていた…あかりは世の中に自分の全てを見透かされているようで怖くなり幻聴と幻覚に朦朧し始める。

実はあかりにはナマハゲチョップの他にもう1つ、「誰にも知られたくない過去」があるのだ…やがて薪人の写真までもがネットにアップされ、あかりは薪人に危害が加わることや自分のヒミツがバレてしまうことに怖くなっていた。

いっぱいいっぱいになったあかりは、父・篤史に薪人のママ活を打ち明けてしまい、篤史は帰ってきた薪人に激怒する…薪人は「(菅野は)家庭教師をしている母親で、喫茶店には生徒も一緒にいた」とママ活のことを否定するが、篤史とあかりは信じきれない。

薪人は、言い返すように「ネットの向こうには確実に『誰か』がいる。敵も味方も顔の知らない誰かとは限らない」と忠告する。

 

かりは「ネットの向こうには誰かがいる」と言われたことが気になり、卒業アルバムの写真をアップした人物は誰なのか、身近な人を疑い始め、ある人物のことを思い出す。

翌日、迫滝が突然バイトを辞めると言い出すと、あかりは迫滝が犯人だと確信したように強い口調で攻めたが、あかりの勘は的外れなものだった。

迫滝が辞める理由はただ「家から遠いから」というもの…前からナマハゲチョップのファンだった迫滝は、あかりが生配信でナマハゲチョップのことを好きだと言ったことや、桃が影武者として配信しているのを知り、カフェの従業員に興味が湧いてバイトし始めたが、同棲中の彼女に「帰りが遅い」と怒られ辞めることにしたのだ。

あかりはこの先、味方になるかもしれなかった人を散々疑い失った。

その夜、あかりの携帯に見知らぬ番号から着信が…男はあかりをよく知る口ぶりで話し「あのナマハゲチョップって…お前だろ」と言う。

あかりは思わず電話を切り、迫りくる恐怖に怯えるのだった…。

 

かりは謎の男から電話を受けてから数日が経ち、動揺する気持ちを抱えながらも、涼太との明日のデートを楽しみにしていた。

一方、父・篤史は後輩AP・鴇田夏生に休日の夕方から会う約束を取り付けるが、なにやら2人の間に怪しげな雰囲気が漂っている。

そんなことは何も知らない母・緋奈子は、誕生日を明日に控え「生誕祭」と称して初めてのオフ会を開こうと意気揚々としていた…緋奈子を知った風な口ぶりの「俺」から「俺も行こうかな」というコメントが届くも無視することに。

そんな中、あかりの元に謎の男から再び着信が…留守電の声を聞いたあかりの頭の中に学生時代の記憶が鮮明に蘇る…セーラー服姿のあかりに向けられたビデオカメラ、あかりは男になんらかの弱みを握られてしまったようだ。

明日のデートに向けて切り替えようとするあかりだったが、なかなか気持ちは晴れずに、涼太とのデート時間を迎えてしまう…あかりと涼太は「緋奈子へのプレゼントを一緒に選びたい」とやってきた祖父と合流する。

その頃、緋奈子のオフ会には数十人の男達が来ていて、その中にはあかりのカフェで働いている伊勢谷や、先日までアルバイトをしていたの迫滝の姿もあった…迫滝は伊勢谷に教わった緋奈子の動画を見て、緋奈子に魅了されてしまっていたのだ。

しかし、そこには「俺」と名乗るコメントの送り主・網野も、こっそり来ていて、影からジッと緋奈子のことを見つめていた。

フ会も終わりの時間が近づくと、緋奈子は一人ひとりと握手をしてお別れ… 伊勢谷は「会うのは二度目です。カフェコロナで厨房をしてます」と話すと、 緋奈子は「あかりの店の!?いつも娘がお世話になっています」と親子であることをポロッと言ってしまう。

その後、緋奈子は迫滝に「この後、どこか行きませんか?」と誘われ、満更でもない様子…会場を後にする2人のその後には網野がつけて来ていた。

一方、プレゼントを選んでいたあかりの元に再び男から着信が…あかりが留守電を聞くと、男は昔よく2人で行った喫茶店にいると話し「来れるか?来れるよな?…来いよ」と次第に強い口調に変わっていく…あかりはその男に心当たりがあった。

かない顔をしているあかりに涼太は「さっきの電話なにかあったんじゃないですか?気になることがあるなら、行って下さい。あかりさんに早くいつもの笑顔に戻ってほしいから」と行って送り出す。

あかりが喫茶店に入ると、謎の男・鍋島剛が不敵な笑みを浮かべていた…あかりが鍋島を無視できない理由は、「あかりがナマハゲチョップの正体」だということと、「あかりの過去のもう一つの秘密」の両方を知る唯一の人物だからだ。

あかりは「あの動画は全部削除したんだよね?」と声をひそめながら尋ねるが、鍋島は気味悪く笑いながら 「ネットっていうのは1回、世に出たら消えないらしいから俺にはもうどうしようも出来ないかもしれない」と、言いながらあかりの反応を見て面白がっているようだった。

喫茶店を後にしたあかりは、やり場のない不安や怒り、悔しさで涙を浮かべるが、あかりは涼太抱きしめられると、いつもの笑顔を取り戻した…あかりは涼太と一緒に緋奈子のプレゼントを買うためショッピングモールに戻ると、緋奈子が迫滝と仲良く歩く姿が…あかりは慌てて身を隠し2人のあとを追いかける。

 

じ頃、薪人も家庭教師をしている生徒・朱里に「気分転換に」と半ば強引にショッピングモールへ連れて来られていた…薪人は「中学生と一緒に居るところを誰かに見られ勘違いでもされたら」と周囲の目を気にして歩いていたが、迫滝と歩く緋奈子、緋奈子を追いかけるあかりの姿を目撃。

緋奈子と迫滝の後をつける網野、あかりと涼太、その後に続く薪人と朱里…なんだか異様な光景となっていた…さらに、アクセサリーショップで篤史と夏生の姿を目撃すると、緋奈子は迫滝の手を引き急いで、その場を去っていく。

やがて2人を見失った網野の前に再び迫滝が現れて、 緋奈子からの「あなたのことを思い出したことはない。思い出したくもない」という伝言を伝えた…さらに緋奈子はオフ会に迫滝が来ていたことや、 網野が「俺」であることに気づいてて、近づかれないようにボディーガードとして迫滝と一緒いたのだ。

どうやら網野は元彼からストーカーへと化してしまったようだ… 網野は悔しそうにその場から帰っていく。

その夜、家では何事もなかったように緋奈子の誕生日をお祝いする…そこで祖父が、家族にまつわる感動的な話をするが、昼間の出来事もあり全く耳に入ってこない。

さらに、これからもっと大きな嵐がこようとは今は誰も知らない…。

 

互いの秘密を知ってしまった篝家では、一晩明けるも依然として緊迫した空気が漂っていた。

そんな中、オフ会での緋奈子の動画が「きゃりーぱみゅぱみゅ」にいいね・RTされバズってしまう…緋奈子は大勢の人達からの注目されていることに酔いしれるのだった。

その頃、篤史がプロデュースしたドラマ「少年スナイパー 新平!」もまたSNSで話題になっていた…以前は批判コメントばかりだったが、今では「一周回って笑える」、「突っ込みどころ多すぎてもやは見逃せない」などの意見が見られ、篤史もまたバズりの兆候が。

一方、あかりの裏の顔である「ナマハゲチョップ」はスランプに陥っていた…緋奈子と篤史の浮気疑惑などの問題にあかりはいっぱいとなっていたのだ…そんなあかりの心を支えていたのは、SNSに届く「トゥナイトスター」というアカウントからの温かいメッセージだった。

その夜、緋奈子がバズって寂しさを覚えた伊勢谷は、酒の勢いで「緋奈子とあかりが親子」だということをラーメン屋の従業員に話してしまう…そのことはその場に居合わせて客によってSNSに投稿され、すぐに拡散してしまった。

あっという間に噂は広がり一夜のうちに「バズった家族」という篝家の相関図まで作られていて、本名や職業、写真まで一緒に貼り付けられ身元が特定されてしまっていた。

向かいのバズる家族ネタバレ…最終回結末は家族全員で問題を解決! photo 2

それでも「知らぬ存ぜぬ」を決め込むあかりだったが、穂村に問いただされた篤史が、あっさり認めてしまい、世間に篝家のことが知られてしまう。

られたくない過去の秘密が広まる事に怯えるあかりに対して、この状況をさほど問題視しておらず能天気な様子の 緋奈子・篤史・薪人 …そんな3人にあかりはイラ立ちを募らせていった。

さらにあかりに追い打ちをかけるように鍋島からも脅迫電話が続いていた。

そんなある日、あかりはのカフェに「バズる家族」の噂を聞きつけたお客さんから穂村のサインを頼まれる…「おたくは家族みんな仲良しなんでしょ? 素敵なご家族ねぇ 」と話す客たちにあかりは無理して笑顔を絞りだす。

その夜、あかりは涼太に「ネットで騒がれて家族みんなが自分たちを見失わなきゃいいなと思っている」と不安を漏らす…そんなあかりに涼太は「きっと大丈夫ですよ。幸せそうな家族だから。あかりの笑顔を見てたら家庭がギズギスしてるなんて想像できない」と話す。

涼太の言葉にあかりの中で何かが崩壊し、完全に笑顔が消えてしまう。

さらに帰宅したあかりに追い打ちをかけるように篤史が祖父のいる前で、ドラマの宣伝のため家族のインタビューをネットに掲載したいと相談を持ちかける…祖父がいる手前、愛想笑いで了承せざるを得ない緋奈子と薪人、身勝手な篤史。

あかりは「幸せなふりをして笑い続ける自分」に堪えきれなくなり外に飛び出していく…それでもトゥナイトスターとのやりとりで「無理に笑うのはやめよう」と少し前向きにな気持ちになるのだった…。

 

ズる家族となってしまった篝家では、まるで知らない人達に家の中を覗かれ、監視され続けているような感覚となっていた…幸せなフリをして笑っていたくないあかりは、家族会議を開き家族と向き合うことに。

なかなか話を切り出せず無言が続く中、あかりは涼太から「そんな顔でいるなんてあかりさんらしくないですよ」 と言われたことを思い出していた…「らしく」という言葉は今のあかりにとって一番言われたくない言葉だ。

そのままあかりは涼太を避けるように帰ってしまう…そして、トゥナイトスターに「相談にのってほしい」とつい助けを求めてしまうのだった。

一方の父・篤史も日中、ドラマの仕掛け人としてテレビ誌の取材に応じるように後輩達から促される…もはや篤史に否定的なコメントをしてくるのは「バトルフィーバー」というアカウントだけのようだ。

同じ頃、弟・薪人は就活で追い込まれていた友人の鹿島を励ましていた…しかし、精神的に追い詰められていた鹿島は、なにもかも順調そうに見えた薪人に「お前を蹴落としてでも絶対、内定をとるから」と吐き捨てる。

そんな中、家族会議で思わぬところから火がつく…いつものようにSNS上で「ジャスティスソード」こと薪人と「バトルフィーバー」がくだらない言い合いをする中で、バトルフィーバーから送られて来る1枚の夕食の写真を見て薪人は驚愕する。

なんとバトルフィーバーの正体は目の前にいる篤史だった。

 

史にとって「少年スナイパー!新平」の実写化は子供の頃からの夢だったが、いざドラマ化の企画が動き始めると、役者やコンプライアンスの制約でめちゃくちゃにされ、篤史の思い描いてた作品とは程遠いものつなってしまったのだ。

そんな新平の味方をする人が一人でもいることが許せず、自分自身にも腹を立てた篤史は「バトルフィーバーになるしかなかった」と話す。

互いの正体を知った篤史と薪人は、熱くなりリアルの世界でも口論となってしまう…そして薪人は篤史が若い女と浮気をしてると暴露する。

篤史に追い打ちをかけようとする母・緋奈子だったが、あかりと薪人に迫滝との浮気疑惑を持ち出される…篤史は緋奈子の誕生日にプレゼントを渡そうと思っていたが、なにを選んだら良いかわかず部下にプアクセサリーを選んでもらったのだ。

潔白を証明するようにアクセサリーを緋奈子に渡す…そして「オフ会なんか開いて浮かれている」とつぶやく篤史に、緋奈子は「私だってちやほやされたいのよ!!」と抑えてきた思いが爆発する。

緋奈子は今まで家族のために一生懸命尽くしてきたが誰一人、自分に関心がないのを寂しく感じていた…しかし、SNSではみんな自分のことを見てくれる、求めてくれている…それが嬉しかったのだ。

人は家庭教師をしている生徒・朱里と密着している写真がネットにアップされていることを知る…「バズる弟、未成年淫行疑惑」と書かれた写真をアップしたのは、友人の鹿島だった。

身を寄せ合っているよ見える写真だが、一瞬2人が近づいてしまった時に撮られたもの…薪人は無実を主張するが 、篤史と緋奈子に信じてもらえない…激昂し合う篤史、緋奈子、薪人の3人をただ見ていることしかできないあかり。

すると、背後にナマハゲチョップが現れ「家族全員が誰の話も信じていない。誰かが事実を言っていても、もはや信用することができない。こんなの家族じゃない…これが見たかった本当の家族の姿か?」とささやく。

あかりは「ずっと笑顔でいたいけどいつも笑っていられる訳じゃない…この写真も、この写真も全部笑顔のフリ。本当に笑ったことがない !!」とお面を被って生きてきたことを打ち明けた。

そして、波乱の家族会議の末、篝家は「家族解散」という結論にたどり着く…しかし、それはあかりが望んだ形ではなかったが後の祭りだ。

家族の本当の姿を見たあかりは、涼太ではなくトゥナイトスターに「会いたい」と思わずメッセージを送ってしまう…トゥナイトスターすぐに返信があったが「僕たちわ会わない方がいい」と意味深な内容だった…。

 

散宣言から一夜明けた篝家は昨日の修羅場がウソのように清々しい朝を迎えていた…あかりはネットカフェへ、父・篤は仕事場、母・緋奈子はホテルへ、弟・薪人は友人の家で寝泊まりをするようになる。

誰も居なくなった家は、たまに着替えをを取りに行くだけのいわゆるクローゼット状態となっていた…解散はしたものの篤と緋奈子の関係は保留中。

緋奈子は「家族の解散」を公表し、ネットをざわつかせていた…未成年淫行疑惑があった篤は生徒・朱里の母親に誤解を解くことができ、引き続き朱里の家庭教師を続けられることに。

そんなある日、あかりは篝家に向かう祖父の姿を目撃するが「祖父にはまだ知られたくない」とあかりは慌てて家に先回りをし足止めをしようとする。

幸運にも虫の知らせを受けて駆けつけた緋奈子とともに、なんとか祖父を誤魔化すことができる…しかし、いつか祖父にも言わなきゃいけないというあかりに対し、緋奈子は「次の一歩を踏み出さなきゃ」と言って去っていく。

 

り道、トゥナイトスターにメッセージを送ったあかりは、返ってきた星の絵文字を大事そうに見つめ、つい笑みが溢れる。

それはまるで幼い頃、公園でジャグリングの練習をしていたお兄さんに初めての恋心を抱いていたあの頃の気持ちのようだった。

そんなことを考えていると今度は涼太から「明日、会えますか?」というメッセージが届くと、あかりから笑顔は消えてしまう。

それでも翌日、涼太と会うことを決めたあかりは、待ち合わせ場所へ向かっている途中「今日は笑顔で」と自分に言い聞かせていた。

いつも通り笑って楽しい時間を過ごしていたが、涼太がナマハゲチョップの動画を見たことを知ると、あかりから笑顔が消える。

涼太から「あかりさんの過去のことも悩んでることも話してください…僕はあかりさんの全部を知りたいんです」と言われたあかりは涼太のことを受け入れることができなかった。

かりは「なんでもかんでも知ろうとしないで…私の全部なんて知られたくない」と、涼太を拒絶してしまう…涼太のどこを好きになったのか分からなくなってしまったあかりは、トゥナイトスターに打ち明ける。

あかりにとってトゥナイトスターは自分をさらけ出せる相手だった…詮索してこないトゥナイトスターの前では素直になれた。

「目を閉じて。今思い浮かんだ顔、それが本当に好きな人だよ」というトゥナイトスターからのメッセージに目を閉じたあかりは、涼太ではなく見たこともないスマホの向こう側にいるトゥナイトスターの顔を思い浮かべようとしている自分に気づく。

翌日、あかりは桃にトゥナイトスターの存在を打ち明けると、桃から「その人ってあかりさんの知ってる人っていう可能性ないですか?」とトゥナイトスターが近くにいる人の可能性が高いと言われる。

あかりは「もし本当に知っている人ならどうしようもなく会いたい」と思うようになり、トゥナイトスターにもう一度「どうしても会いたいです!明日カフェコロナで待ってます」とメッセージを送った。

するとトゥナイトスターからすぐに「☆」という返事が帰ってくる…あかりはそのメッセージに「明日、会える…きっと来る!」と期待を膨らませるのだった…。

 

・・・最終回に続く

最終回あらすじ

篝(かがり)家の長女・あかり(内田理央)は、カフェ「コロナ」で会う約束をした“トゥナイトスター”が現れる時を今か今かと待っていた。

ついにあかりの前へ姿を現す“トゥナイトスター”。

その正体は予想もしてなかった人物で……!?

その夜、からっぽの篝邸に戻ったあかりはナマハゲチョップと二人きり。

ナマハゲチョップは家族写真を眺めるあかりに、あかりの“真の姿”の話を始める……

やがてあかりはSNSに一枚の写真をアップする。

投稿を目にした緋奈子(高岡早紀)、篤史(木下隆行)、薪人(那智)は、あかりが写真に込めた“あるメッセージ”に気がついて――

今宵、“バズる家族”一世一代の生配信が始まる――

……そして物語は誰も予想しなかった結末へ――

はたしてバズった日々の先にある、あかりと篝家の運命は――

その先に待つ涼太(白洲迅)との恋の結末は……!?

ついに、“バズる家族”の物語に終止符が打たれる――!

引用元:読売テレビ公式サイト/向かいのバズる家族

最終回ネタバレ

ゥナイトスターがカフェ・コロナに来るのを今か今かと待つあかりのもとに、元彼の鍋島が現れる…鍋島の手にはあかりの知られたくない、もう一つの過去にまつわる動画テープが…。

そんなことは知らないあかりは前に鍋島がナマハゲチョップのことでダメ出した話を持ち出すと「思い出したの高校時代、『俺と付き合おう』と言ったこと…面白そうな人だなと思って付き合ったの。でもすぐに気づいたの…あなたは面白くない。自分がナマハゲチョップになって分かったの。あなたは面白くない」と何度も「面白くない」と繰り返した。

すると鍋島は「俺も言われっぱなしではいられないな」と言って持っていたテープを再生する…そこにはあかりと鍋島がコントまがいのことしている映像が映し出された。

あかりが誰にも知られたくなかった過去…それは全く面白くもないことを2人でしている動画のこと…あかりは恥ずかしい動画を世間に知られるのを恐れていたのだ。

しかし、今のあかりにはもう怖いものがないと感じた鍋島は、「この先、お前がこの過去とどう向き合っていくのかお前次第だ」と言ってあかりにテープを渡し帰っていく。

かりのもとにトゥナイトスターからメッセージが届く…ようやく会えると、喜ぶあかりの前に現れたのは「トゥナイトスター」こと「あかり祖父」だった。

祖父は最初はすぐに打ち明けようと思っていたが、いつかあかりにとって必要な存在になる気がして正体を隠していたのだと言う…祖父は篝家がピリピリしていたことにも気づいていて、でも自分が来た時には、いつも楽しそうにしているのを嬉しく思っていたと話した。

祖父は「家族とはそんなもんだ…一人一人違う方向を見ていても一緒にいられる。お互いに無関心でいたっていい。好きな所も嫌いな所も全部含めて家族なんじゃないかな…ケンカしても元に戻るのが家族。ケンカしてその先に進めるのが恋人だよ」と諭す。

祖父の言葉に突き動かされたあかりは、誰も居ない篝家に戻り、ナマハゲチョップと二人きり、家族写真を眺めならが昔のことを思い出していた…そこに写っていたあかりの笑顔は、決して嘘の笑顔なんかじゃなかった。

あかりはちゃんと心から笑っていた…なのに「どうして本当に笑ったことなんかない、なんて言ってしまったんだろう」とあかりが自自問自答し、その答えが「もう一人の自分ナマハゲチョップを解き放つこと」だと言うことに気づく。

そしてあかりはSNSに「この写真を撮った頃に戻ろう」というメッセージを込めて、1枚の家族写真をアップした…投稿を目にした母・緋奈子、父・篤史、そして弟・薪人が家に帰ると、そこにナマハゲチョップ姿のあかりが現れる。

「実は私が…(ナマハゲチョップ)」と告白しようとしたあかりの言葉を篤史が遮ると、3人はあかりに「あかりもう一度バズるぞ!今度はこっちから仕掛けて」と笑顔を向けた。

篝家のみんなは、すぐにSNS上に「篝家から生配信で重大なお知らせがあります」という告知をアップし、大勢のフォローが釘づけになる中、生配信が始まる。

すると、あかりはナマハゲチョップ姿で現れ、ついに「仮面」を脱ぎ捨て「自分が本物のナマハゲチョップ」だと清々しい顔で告白した…そしてあかりは「私のせいで家族解散しちゃったけど…篝家を再結成したい」と正直な気持ちを伝えた。

みんなも離れたことで家族の大切さを改めて感じ、篝家は元に戻ることに決める…すると、あかりは見ている大勢の人達に向かって、家族のことを包み隠さず紹介し始め、涼太に向かって「もしこれ見てたら今から、この前の公園に来てください」と呼びかけた。

 

かりが生配信を終え公園に向かうと、そこには涼太の姿が…涼太は「ナマハゲチョップがあかりさんだと分かってまた動画を見てたんです。ナマハゲチョップは僕の嫌いな『自分は何もしないで世の中に文句を言ってるだけ』の奴だと思ってました…でもあかりさんがやってると思って見たらすごく面白かった。これからは一人で背負い込まないでください。僕も一緒に背負いますから」と話した。

そして涼太もあかりの理想の自分になるために無理をしていたこと告白し、自分のダメな所を挙げていく…あかりはそんな涼太が愛おしくてたまらなくなり「そういう所全部が大好きです」と言ってキスをした。

それから少しの時が経って再結成してた篝家は、すっかり普段の生活を取り戻している…以前のようにそれぞれに無関心なのは変わりないが、お互いの顔を見ることも多くなった。

篤史は新しいドラマに忙しく、緋奈子は料理より歌に力を入れている…そして1番の驚きは薪人で、家に連れてきた彼女は家庭教師先のお母さん。

ナマハゲチョップはたまに更新しているが、今では動画を撮っているあかりの隣には涼太がある…包み隠さず素の姿をさらけ出すことができた篝家みんなは、幸せな日々を過ごすのだった…。

 

・・・END

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。