ドラマ「凪のお暇」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。
見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。
ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。
ドラマ「凪のお暇」はTBS系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最終話まで 「Paravi(パラビ)」で配信されている。
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凪のお暇
まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。
役/キャスト
大島 凪/黒木華
いつも人の目を気にして周りに合わる「真面目で気が弱く優しい」良い人代表のような女性。
元彼の一言がキッカケで、人生のリセットを図る。
我聞 慎二/高橋一生
凪と同じ会社で働く営業部のエース。
人の懐にスッと入ることができ誰かも好かれるが、凪に対しては感情に言動が伴わずひどいことを言ってしまう。
安良城 ゴン/中村倫也
凪が新たな生活先に選んだアパートの隣の部屋(104号)に住む男。
自由気ままな生活を送る穏やかな性格の持ち主で、目の前の人には優しく来るもの拒まずな性格で女の子にモテる。
白石 みすず/吉田羊
凪と同じアパートの隣の部屋(102号)に住む住人。
小学校5年生のうららを育てているシングルマザー。
白石 うらら/白鳥玉季
母・みすずが働きにでているので、日中はカギっ子。
凪と仲良くなる。
大島 夕/片平なぎさ
凪の母親で、女手ひとりで凪を厳しく育ててきた。
母親との関係性が、凪の 「空気を読む」 体質の原因となっている。
足立 心/瀧内公美
凪の勤務先の同僚。
凪に対して「無意識」かつ 「笑顔で」 雑用を押し付け、凪が会社を辞めた原因。
坂本 龍子/市川実日子
成績優秀で高学歴にも関わらず、ハローワークで求職中の元会社員。
凪と対照的に「空気を読めなかった」 女性。
エリィ/水谷果穂
ゴンの女友達。
ゴンと一緒にイベントでパフォーマーとして働いている。
ママ/武田真治
慎二の行きつけのスナック 「バブル」 のオーナー。
その他の出演者
- 吉永 緑/三田佳子
- 江口 真央/大塚千弘
- 織部 鈴/藤田泉
- 市川 円/唐田えりか
- 小倉 康明/谷恭輔
- 井原 亮/田本清嵐
- タカ/モクタール
- ノリ/松永拓野
- 杏/中田ミルク
以上がキャストとなる。
人物相関図
ストーリー
ドラマのキャストを紹介したので、次に物語のあらすじを見ていこう。
あらすじ
都内にある家電メーカーで働くサラサラストレートヘアが特徴的な28歳の大島凪(黒木華)は、日々何事もなく平穏に過ごすために常に場の空気を読み「わかる!」と周りに同調することで自分の平和を保っていた。
しかし、いつもニコニコ、ビクビク、人の顔色を伺う凪の様子に同僚からは、いじり、“良い意味で”のダメ出し、そして理不尽な仕事をふられ放題の毎日。
そんな「なんだかなぁ〜」な生活を送っていたある日、付き合っていた彼氏・我聞慎二(高橋一生)からの一言がきっかけで心が折れてしまう。
それをきっかけに「わたしの人生、これでいいのだろうか・・・」と見つめ直した結果、凪は人生のリセットを決意する。
会社を辞め、家も引き払い、交際していた彼氏もろとも知り合いとの連絡を絶ち、SNSをやめ、携帯も解約。
幸せになるために人生のリセットを図った。
そして東京郊外の何もない六畳一間のボロアパートに引っ越した凪。
コンプレックスの天然パーマを隠すため毎朝1時間かけてアイロンをかけていたサラサラストレートヘアもやめて、そのままに生きることを決意する。
仕事もこれまでのつながりも予定もない、誰にも縛られない 楽しいはずの自由な生活。
しかし、やはり人の目を気にしてしまう凪は空気を読んでしまいそうになる・・・。
凪を追いかけてきた慎二やアパートの隣人・ゴン、そして新しく出会った人たちに囲まれながら、凪の人生リセットストーリーが始まる。
引用元:TBS公式サイト/凪のお暇
結末ネタバレ
ここからはドラマ「凪のお暇」最終回の結末ネタバレを公開しています。
このドラマには原作漫画「凪のお暇」があるので、同じような展開で物語は進み同じような結末になることが予想される。
しかし現在、漫画「凪のお暇」は連載中でまだ完結となっているわけではなく、いまだに物語は続いている。
とりあえず今、発売されている「凪のお暇」のコミック5巻までのストーリーをネタバレするので見てほしい。
大島凪(28歳)は三軒茶屋に住むOL、会社では波風を立てないように、周囲に合わせ、毎日のように「空気読んでこ」と心の中でつぶやきながら生活をしていた。
そのため同僚達から仕事を押し付けらたり、いいように使われてしまうことも度々…唯一の生きがいは節約で、マメにコンセントを切るようにしたりシャワーベッドを変えたりし、下がった電気代や水道代を見るのが何より嬉しかった。
そんな凪は会社の人には内緒で営業部のエース・我聞慎二と付き合っていた…しかし、ある日、凪は会社で慎二が同僚達に「彼女とはアッチ(夜の営み)がいいから付き合ってるだけ…ケチくさい女は生理的に無理」と言っているのを聞いてしまう。
凪は自分を否定されたような気持ちになりながらも、なお「空気を読もう」と精一杯の笑顔を作っていたが、過呼吸になってしまう…凪は28歳にして「空気は読むもんじゃなくて、吸って吐くものだ」ということを知り、すぐに仕事を辞める。
そして、凪は都心から離れた六畳一間のボロパートに引越す…慎二や会社の人と連絡を取れないよう携帯を解約し、服も家具も全てを捨てて殺風景な部屋で新しい生活を始めた。
コンプレックスだった天然パーマもそのままにし、人生をリセットし再生を図る…特製の節約料理を食べながら「空気がおいしい」と清々しい気持ちになるのだった。
空気を読まない生活を始めた凪だったが、つい空気を読んでしまう…母親にはちゃんと仕事をしてると言い、うるさい隣人にも何も言えない。
しかし、スーパーで間違ってレジ打ちをしていた店員に意を決して苦情を言ったことで、凪の生活ががらりと変わり始める。
騒がしい隣人の安良城ゴンにも話しかけてみると、意外にもいい人で仲良くなっていく。
そんな中、元彼の慎二が突然やってくる…二度と会うことはない思っていた慎二が家に来たことは、凪にとって生きる力がゼロになってしまうほどの衝撃で、慎二は凪の心を土足で踏み荒らしていく。
せっかく変わり始めた凪だったが、完全に慎二のペースに乗せられていき、終いには体を求められてしまう…が、ついに凪は慎二に対して、ありのままの自分をさらけ出す。
天然パーマなこと、本当は人に執着して嫉妬しまくりなこと、節約が趣味なこと…そして慎二から離れるために「ありのままの私をあなたは愛してくれなくていいから、今後一切私に関わらないでください」とストレートに伝える。
慎二は「やだね!お前は絶対変われない。その様が俺が見ててやるよ」と明るく帰るが、実は凪に未練があり、帰り道で涙を流すのだった。
貯金を崩して生活していた凪は失業保険をもらうためハローワークへ向かう…ひょんなことから、同じにおいがする坂本龍子と出会い二人は恋バナをするまでの仲となる。
恋バナをしていて凪の頭に浮かぶのは、やたら人との距離が近い隣人のゴン…凪は「この恋の歯車は危険」だと頭では分かっているものの、ついついゴンのことを意識してしまう。
一方で凪から突き放された慎二は、一緒に過ごした日々を思い返しして、今日も泣いていた…凪が大変な仕事でもニコニコこなしていたことや、いつも空気読もうと必死に笑顔を作っていたこと。
家に帰ればササッと節約ご飯を作ってくれたこと、ストレートヘアが好きな自分のために朝4時に起きて必死に整えていたこと…健気で可愛い凪を「一生守ると誓ったのに…」と後悔が押し寄せていた。
実は凪が仕事を辞めることを決めたあの日、慎二は同僚から彼女のことを聞かれ、照れ隠しをするように凪のことを悪いように言ってしまったのだ。
凪は右隣に住む・うららという5年生の子と仲良くなっていた…うららは母子家庭で、同じように母子家庭だった凪は、つい自分とうららを重ねてしまう。
うららは達観しているところがあり凪は、なかなか打ち解けられない…しかし、うららと関わっていくうちに、うららは周りの友達に劣等感があるものの「妬んだりしたくない」という気持ちからクールに振る舞っているということを知る。
凪はうららの為に、子供の頃にしていた遊びやクッキーの食べ方を教えてあげてた…この一件からうららとの距離がぐっと縮まり、家で遊ぶ仲にまでなる。
うららの母は夫を亡くしてから、女手ひとつでうららを育てていて、工事現場で日々クレーン車を操作している…母は忙しさから家を空けがちだが、家に帰ればうららとの時間を大切にしていて、うららは母のことが大好きなのだ。
そんなうらら親子のことを凪は羨ましく感じるのだった…凪の母親は自分が決めたレールに凪が乗っているのか定期的に確認するような人。
凪はそんな母のことが嫌いだったが、知らず知らずのうちにそのレールに乗っているのも事実だった。
その母が3ヶ月後に東京に来るのだという…「今の状況は見せらせない」と落ち込む凪の気持ちを、ゴンはさり気なく元気にしてくれる。
前向きになった凪にゴンはキスをしようとするが、凪は「からかわないでください」と自分にブレーキをかけた…それでもゴンに惹かれていることを自覚した凪は、翌日、玉砕覚悟で自分の気持ちに正直になることを決める。
ゴンの部屋に行った凪は、自然の成り行きで体の関係を持ってしまう…凪にとってそれは「人生初」とも言える快感で、事が済んだあとも余韻にひたっていたが、携帯ゲームをしているゴンに対し「あれ?」と疑問符が止まらない。
その後も凪はゴンの部屋に通うようになるが、ハッキリしない関係が続いていく…それでもゴンに部屋の鍵を渡されたことで、有頂天となりゴンの部屋に行ってはご飯を作って帰りを待つようになっていた。
しかし、後に凪は「ゴンは(老若男女問わず)誰にでも部屋の鍵を渡す人」だということを知り撃沈する…さらにゴンと昔関係があったエリィから「あいつと上手くやっていくコツは適度な距離を保つこと。依存したら終わりだよ」と忠告をされるも、会ったらそんなことはどうでも良くなる位、ゴンにハマっていく。
しばらくゴンと関係をもっていた凪は、ある日「自分にとっての王子様(ゴン)は誰かにとっても王子様」だとうことに気付く…現に今、ゴンは女子大生・モルを部屋に連れ込もうとしているのだから…それでも凪は目を閉じ、見ていなかったことにするのだった。
それからというもの凪は夜はゴンのイベントに行くようになり、ゴンと会えない時間は不安を消すため耳栓をして寝るという生活をしていた…節約もやめコンビニで散財する毎日で、どんどんゴンに溺れていく。
しかし、ある日同じようにやつれた女子大生のモルを見た凪は我に返り、ゴンの部屋の鍵を捨てるため自転車で海へ向かった…そこにはキレイな海が広がっていて、凪は久しぶりにおいしい空気を吸うことができる。
凪が海から帰ってきた頃、隣のゴンの部屋では修羅場が始まっていた…ゴンはなぜ女の子から「あなたといるとダメになる」言われ一線を置かれるのかが分からなかった。
ゴンは「笑っていてほしい・喜んでもらいたい」という気持ちから、みんなに優しくしているだけで、相手が望めば体の関係を持つこともあったが、それもゴンにとっては「おもてなし」の延長だった。
自分の何がダメなのか考えていると、凪が鍵を返しにくる…いつもはすんなり終わりになるところだったが、ゴンは「凪ちゃんは壊れないかもしれない。だとしたら俺…」となんとなく凪とは終わりたくないと思う。
そして次第にゴンは凪を見るたびに「ぎゅぅぅぅ」と胸ご締め付けられるようになる…しかし、ゴンはこの胸の痛みが「恋」だということに、まだ気づいていないのだった。
そんな中、凪はひょんなことからスナック・バブルでアルバイトを始めることとなる…凪は掃除をしたりお通しを作ったり、お店へ貢献できることが嬉しかった。
凪はバブルに来る桃園という客が、笑った時の目尻や八重歯や営業職というところも慎二と似ているなと思っていた…しかし、桃園は人を見下すことで笑いを取る苦手なタイプで、慎二はこんな風に人の悪口は言わなかったなと、二人を比べてしまう。
その桃園が凪に対し「空気読んでよ」と言い出すが、凪は全く何も感じなかった…でも「これがもし慎二に言われたら…」と想像すると、「いつだって私の心を揺さぶるのは慎二に言われた言葉ばかり…もしかして私が慎二のこと…」とモヤモヤする気持ちになるのだ。
すると店に偶然、慎二がやってくる…凪が働いていることを知った慎二は、「(凪には)水商売の仕事は向いてない」と辞めるよう忠告し、桃園のことも上から目線であることを指摘する。
慎二は桃園達のグループからさり気なく凪を引き離すと、悪口ばかり言っていた桃園達を巻き込み、盛り上げていく…凪は、ここで働くようになってからよく慎二のことを思い出すようになり、慎二のことをずっと「尊敬」していたことに気づくのだった…。
・ここまでがコミック5巻までのネタバレ
漫画のネタバレはここまでとなっているため、現時点では最終回結末は予想となるが、いくつかのパターンのどれかになることが考えられる。
・ゴンと付き合う
凪のことを意識し始めたゴンは、次第に凪のことを好きになり最終的には自分の想いを伝えるだろう。
しかし凪はゴンにハマりすぎて自分を見失ってしまったという苦い経験もあるので、ゴンからのアタックがあった場合、もしかしたらゴンとは付き合わないという選択も考えられるだろう。
・慎二とよりを戻す
凪のことが忘れられない慎二だが、好きな子をいじめてしまうという小学生のような行動で、なかなか素直になれない損な性格。
それでも最終的にはきちんと素直に自分の気持ちを伝え、凪もそんな慎二のことをまた好きになっていくことが考えられる。
しかし、それはあくまで人として…ヨリを戻す可能性は低いような気もする。
・自分らしい選択をする
凪はやりがいのある仕事を見つけ、職場の人たちにも自分の言いたいことも言えるようになり、充実した日々を過ごしていくだろう。
そして確執のあった母親とも向き合い、自分の素直な気持ちを伝えることによって関係が修復し、本当の意味での「自分らしさ(恋愛はなし)」を見つけることができる。
この3つのパターンが考えられるが、凪は「誰のことも選ばない」この結末予想がなんとなく一番しっくりくるような気がする。
なので結末としては「自分のやりたいことを見つけた凪は、自分らしく頑張ろうと思い前向きに生きていく」のではないだろうか。
ネタバレ追記
ここからはドラマ「凪のお暇」最終回までの結末ネタバレを公開しています。
大島凪(28歳)は都内の家電メーカーで働くOLで、会社では平穏に過ごすため、いつも周りの空気をよんで生活をしていた…そのため同僚たちから理不尽な仕事を押し付けられることも多かったが、それでも凪は周りの空気を読んで、笑顔で押し付けれた仕事をこなす毎日。
凪の唯一の生きがいは節約で、マメにコンセントを抜いたり、豆苗を育てたり…下がった電気代や水道代を見るのがなによりの楽しみだった。
一方で同僚らが自分のことを悪く言っていないか、仲間はずれにされていないかを気にする面もあり、同僚たちのSNSをチェックするのも日課…そんな凪の唯一の切り札は、会社の営業部のエース・我聞慎二とみんなに内緒で付き合っていること。
凪は慎二との結婚を夢に見て日々、慎二のためにおいしい料理を作ったり、ひどいクセ毛の髪を慎二が好きなストレートヘアにするため、1時間以上かけて真っ直ぐにしたりと尽くしていた…それでも結局、慎二の前でも空気を読んでしまう。
そんなパッとしない生活を送っていたある日、凪は会社で慎二が同僚たちに「結婚?ないない。あっち(夜の営み)がいいから会ってるだけ…ケチくさい女生理的に無理だわ」と言っているのを聞いてしまう。
凪は自分を全否定されたような気持ちになり、過呼吸となってしまうのだった…そしてすぐに仕事を辞め、幸せになるため人生のリセットを決意する。
凪は住んでいた家を引っ越し、誰とも連絡が取れないように携帯も解約し、服も家具も捨て、殺風景な部屋で新しい生活を始める…コンプレックスだった天然パーマもそのままにし、誰にも縛られない自由な生活がスタートした。
しかし、やはり人の目を気にしてしまい、凪はつい空気を読んでしまいそうになる…そんな中、上の階に住むおばあちゃん・吉永緑がパンの耳をタダでもらったり、落ちている物を拾ったりしている光景を目撃した凪は「おひとり様の成れの果て…このままずっとここで一人なら、いつかあの人みたいになっちゃう」と恐怖を覚えてしまう。
ひょんな事から緑の部屋に行くことなった凪は、その部屋で緑が節約しながらも、充実した日々を過ごしている光景を見て親近感を覚える…緑に心を開いた凪は引っ越してくるまでの身の上話をした。
凪は緑に話を聞いてもらったことで気持ちが軽くなり、スーパーへ繰り出す…そこで間違った値段でレジ打ちをしていた店員に、意を決して苦情を言ったことで、凪の生活がガラリと変わり始める。
騒がしい隣人の安良城ゴンにも勇気を出して話かけたことで、意外にも良い人だということが分かり仲良くなっていく…そんな中、突然慎二がやってくる。
変わり始めた凪だったが、土足で人の心に入ってくる慎二が家に来たことで、またしても空気を読み完全に慎二のペースに乗せられてしまう…終いに体を求められ、凪はついにありのままの自分をさらけ出す。
天然パーマであることや、物にも人にも執着しまくっていること…だけど慎二に嫌われないようにに無理をしていたことを話し「もうそういう自分ごと全部いらない…もう空気読みたくないから」と思いを伝える。
すると慎二は「物捨てて引っ越ししたくらいで、人生リセットできてたまるかよ!…お前は絶対変われない」と威圧し、帰って行った…凪は慎二のあとを追いかけ「ありのままの私を愛してくれなくていいから、今度一切、私に関わらないで!!」と叫ぶ。
慎二はその言葉には何も触れずに「また来るね」と笑って帰るが、帰り道一人涙を流す…そして慎二は健気で可愛い凪のことを「一生守ると誓ったのに…俺、凪のことめっちゃ好きだ…」と後悔が押し寄せるのだった。
一方、凪がアパートに戻ると緑と、隣の部屋に住む小学生・白石うららが待っていた…緑は何も聞かずに側にいてくれ、うららは凪のコンプレックスである天然パーマを「フワフワの犬みたいでかわいい…いいな。この髪の毛」とうらやましそうに言った…凪は二人の優しさに凪は涙が止まらなくなる。
そんな凪と慎二のやり取りを見ていたゴンは翌朝、凪の部屋を訪ね、突然凪のことを抱きしめた…凪は腰を抜かし玄関に倒れ込みながら、ゴンの行動の心理を考え込むのだった。
凪は隣人のゴンに抱きしめられてから、ゴンのことを意識し始める…ゴンはイベントオーガナイザーをしていて、いわゆるパーティーピーポー。
人との距離がやたら近く、仲間内でも「人たらし」と言われているようだ…そんなゴンに危険な香りを感じつつも、凪はゴンが作りだす不思議な空気に飲み込まれそうになる。
そんな中、貯金を崩しながら生活していた凪は、失業保険をもらいにハローワークへ向かう…そこで職員と揉めている坂本龍子と出会い、凪は落ち込んでいる龍子に思い切って声をかけた。
同じにおいがする二人はすぐに仲良くなり、一緒にご飯を食べることに…しかし、そこで凪は龍子に怪しい数珠を売られてしまう。
せっかく仲良くなれたと思った龍子の行動にショックを受ける凪だったが、きちんと断ることができた…その後、龍子は凪に数珠と売りつけようとしたことを謝る。
一方で慎二は凪のことが頭から離れず、行きつけのスナック「バブル」で夜な夜なママと店員の杏に愚痴をこぼしていた…そこで慎二は「女心が分かってない。変わりたい女と変わってほしくない男…なんにせよ復縁はない」と言われ、また落ち込んでしまう。
凪は隣に住む小学5年生のうららと少しづつ仲良くなってく…普段はクールで大人びてるうららだったが、やはり子供らしい一面も持っていて、母子家庭であることで寂しい思いをしているようだった。
同じように母子家庭だった凪は、つい自分とうららを比べてしまう…しかし、凪と大きく違うのはうららはお母さんのことが大好きだということ。
凪にとって母は怖くて苦手な存在、できることなら会いたくないとすら思っていた。
そんな中、ヤケをおこした慎二が、凪のアパートへ行き何度もチャイムを鳴らす…しかし凪は留守のようで、そんな慎二に声をかけたのは上の階に住むおばあちゃん・緑。
慎二は緑に誘われ、凪が帰ってくるまで家にお邪魔することに…そこで一緒に恋愛映画をみていると、緑は男女がすれ違ったまま別れるという映画の結末に対し「男女の悲劇の引き金は、いつも言葉足らず…彼はただ好きって言えば伝えるだけで良かったのよ」と言う。
緑の話を聞いた慎二は、映画の主人公と自分を照らし合わせ「素直になりたい」と思うのだった。
その頃、凪は公園でゴンと二人で節約バーベキューをしていた…凪はゴンのやわらかな空気に癒やされながら、横になり空を見上げていると、突然、ゴンが「凪ちゃん、やっぱり面白い…そして可愛い」と言って、覆いかぶさってくる。
周囲の目も気にしないゴンの大胆な行動に凪は驚いてしまうが、ゴンは凪の反応を楽しんでいるようだ。
凪とゴンが家に戻ったところで、慎二と出くわしてしまう…あからさまに避ける凪の態度に慎二も素直になれず、いつものように嫌な態度をとってしまう。
しかし、なぜか凪・慎二・ゴン・うらら・緑の5人でトランプをすることになり、そこでも慎二が空気を作り出す…慎二の空気に飲み込まれそうになっている凪を助けるように、ゴンが和やかな空気を変えいき、凪は「もう慎二から逃げない」と心強くなるのだった。
慎二は変わっていく凪のことを見てられず、嫌味を言って帰っていく…しかし、慎二が何時間も待っていたことを緑から聞いた凪は、慎二を追いかけた。
アパートの隅にいた慎二に凪が声をかけると、慎二も自分の気持ちを正直に伝えようとする…すると、そこにタイミングよくゴンが現れると、慎二は強引に凪を引き寄せ「好きなんだろ?俺のこと…そろそろ素直なって戻ってこいよ!」とキスをし、またしても心にもないことを言ってしまう。
凪は慎二に「バカにしないでよ!」とビンタをかまし、部屋にこもる。
翌日、凪の家に母親からの「週末に東京に行く」という手紙が届く…焦る凪にさらに追い打ちをかけるように、向かいのマンションに龍子が引っ越してくるのだった。
凪は北海道で暮らす母・夕から手紙が届くと、慌てて新しい携帯を契約し電話をかける…なんとか週末の東京行きを止めることができるが、結局、近々親戚の結婚式で東京へ来ることになってしまう。
今の生活を夕に見せられないとパニックになった凪が外へ出ると、家の前には近所に引っ越してきた龍子が待っていた…驚く凪だったが、慎二との出来事を聞いてもらう。
龍子は「キスにビンタなんて少女マンガみたい!」と盛り上がるが、慎二がクズだと知ると「どうしてクソみたいな男と付き合ったんですか?」と凪に聞く…しかし凪はその質問に答えられない。
そこに部屋から出てきたゴンに出くわすと、龍子は凪とゴンの出会いが「少女漫画みたい」とまた一人盛り上がるものの、ゴンがクラブオーガナイザーだと知ると、先程とは一変「私たちとは住む世界が違いすぎる」 と凪に釘をさすのだった。
そんな龍子は凪にいい恋をしてほしいという思いから、凪に内緒で婚活パーティに申し込んでしまう。
しかし、ひょんなことからゴンと部屋で一緒にご飯を食べることになった凪は、そこでゴンからキスされそうになる…凪は「何度もこういうことされたら本気にしちゃうじゃないですか」とゴンの暴走を止めるが、ゴンは「本気にしていいのに…」とボソッとつぶやく。
一方、会社の女の子の家に上がり込む慎二だったが、やはり思い出すのは凪のこと…ついついその子と凪のことを比べてしまうのだった。
龍子に半ば強引に婚活パーティーに連れて来られて凪だったが、なぜかモテモテ…そこには同じく婚活パーティーに参加していた元同僚の足立心の姿があり、三人は飲みに行くことになる。
そこで凪は心に対して、今まで空気を呼んで言えなかったことを言うことができるが、そんなこと言っている自分がもっとあさましいと落ち込んでしまうのだった。
一方、親戚の結婚式に家族で参加した慎二は、いつも人前で「理想の家族」を演じている両親に飽き飽きしつつも、慎二自身も周りの空気に合わせてしまう。
その足で行きつけのスナックでグチをこぼす慎二に、ママは「自分以上に空気を読む凪の前だから、慎二は小学生みたいに自由に振る舞えたんだ」と話し、さらにママは慎二が凪に「夜の営みがいいだけ」と聞けれたことに対し「誤解を解いた方がいいよ」とアドバイスする。
凪は思い立ったように慎二に会いにいくと、感情に任せてビンタしたことを謝った…慎二も誤解を解こうとするが、凪は慎二の話を遮り「慎二の外側(営業部のエースで、みんなに好かれる)だけ見ていた。その証拠に慎二のどこが好きだったのか、言うことはできない…私、慎二のこと好きじゃなかった…別れてください」と頭を下げる。
凪の言葉にショックを受けた慎二は「何様だよお前!もともと付き合ってた記憶ないけど。せいぜい婚活パーティーで男あさり頑張ってください」と声を荒げ、また心にもないことを言ってしまうのだった。
正式に別れを告げられた慎二は道端で泣き崩れてしまう…そこに偶然通りかかったゴンの仲間にクラブに誘われると、慎二はゴンについて尋ねる。
ゴンの仲間のエリィはゴンのことを「女をダメにするメンヘラ製造機」と話す…その頃、そんなことは知らない凪は、ゴンと体の関係を持ってしまうのだった。
ゴンと体の関係を持った凪は事が済んだあとも、人生初とも言える快感に満たされていた…しかしゴンはすぐに携帯ゲームをしたりと、どこまでも自由で、凪は心の中で「あれ?」と疑問に思ってしまう。
その後も凪とはゴンの部屋に通いつめるようになるが、ハッキリしない関係が続いていた…凪の心の中には「今の関係が崩れるくらいなら」という気持ちと「今日こそは関係をハッキリさせよう」という気持ちが葛藤し聞くことができない。
そんなモヤモヤが続く中で、ゴンから合鍵を渡された凪は「(好きという言葉がなくても)そういうことだよね?」と有頂天となる。
一方、凪とゴンのことが気になる慎二だったが、大阪支社から異動してきた市川円と距離が近くなっていた…慎二は可愛くて人当たりも良い円に好意をもつものの、やはり凪のことが頭に浮かんでしまう。
凪は夜な夜なゴンのクラブに通い詰めるようになり、節約もやめコンビニで散財する毎日…ハローワークにも行かず自堕落な生活を送り続けていた。
生活は完全にゴン中心に回り始め、会えない時間は不安で眠りにもつけない…この生活から抜け出そうと試みるも、ゴンに会うと簡単に決意が揺らいてしまうのだ。
そんなある日、凪とゴンがアパートに一緒に帰るとそこに女子大生のモルがゴンの帰りを待っていた…二人は妙に親密そうにゴンの部屋に入っていくが、凪は見てみぬふりをする。
その様子を見ていた瀧子は凪を連れ出すと「ゴンっていう人おかしいですよ!凪がいながら平気で他の女性を部屋に入れるなんて…あの男に騙されてると思います…付き合おうってハッキリ言ってくれたんですか?」とストレートに聞いた。
痛いところを突かれた凪は「ゴンさんは自由な人なんです…瀧子に本当の幸せのなにがわかるんですか」と心配してくれている龍子に、反発的な態度をとってしまう。
しかし、凪は以前ゴンと関係をもっていたエリィから「ゴンは誰にでも部屋の鍵を渡す人」だということを聞かされ撃沈…さらに「ゴンに依存したら終わりだよ」と忠告をされる。
凪のことがどうしても気になる慎二は、再び凪のアパートへ向かった…しかし凪は部屋から出てこず、なぜかゴン部屋で凪の帰りを待たせてもらうことに。
はじめこそ敵対していた慎二だったが、いつの間にか人たらしのゴンのペースに巻き込まれていき、「凪が恋に落ちるのも無理はない」と思うのだった。
帰り道、凪は偶然コンビニで会った慎二を拒絶するが、慎二がさっきまでゴンの部屋にいたこと伝えると、凪は豹変したように慎二に近寄りゴンのことを聞きまくる。
その様子に慎二はショックを受けながら「マジなのか…あいつ(ゴン)とつるむようになってから、お前がおかしくなったというのは…節約魔のお前がこんな散財ありえないだろ!なんだよゾンビみたいにやつれて…お前も見ただろ!あいつの洗面台(女物の化粧水などが多数置いてる)…いいのかよ。お前以外に何人も女がいるような男で!」と聞いた。
すると凪は「全然いいよ…だって二人で居る時は幸せなんだもん…むしろゴンさんみたいな素敵な人はみんなでシェアしなくちゃ」とすべてをわかった上で、ゴンを受け入れていることに決めたようで、その覚悟に慎二は「お前さー、マジですべってるんだよ」と言いながら、涙が止まらなくなってしまう。
慎二はゴンにハマり自分を見失ってしまった凪のことを心配しながらも、素直な気持ちを伝えられられず、またしても暴言を吐いてしまう…その異様な光景に、たまたま通りかかった隣人のうららとうららの母・みずずは凪を家に連れていく。
久しぶりにうららの顔を見た凪は、みずずの手料理を食べながら「いつからうららと遊んでいないか、いつから自炊をしていないか」と考えていた…そんな凪にみすずは「言葉は悪かったけど、(慎二は)凪さんのことをとても心配しているように感じた」と話す。
そんなある日、凪はゴンの部屋に訪ねてきたやつれた女性を見て、「同じようにはなりたくない」と我に返り、久しぶりに日中に買い物へでかけた。
その帰り道、凪はみすずがママ友たちとランチしている姿を見つける…妙な空気を感じ取った凪は様子を伺うが、ママ友たちはみすずが帰った途端に愚痴大会が始まった。
ママ友たちは、シングルマザーであるみすずに偏見を持っているようで、近くで待っていたうららに「お母さんの帰りは遅いのか、家は散らかっていないか」とズケズケ聞き、凪が隣人だとわかると「虐待はされていないか」と失礼なことまで聞いてくる。
するとうららは「今からちょっと行きたいところがある」と言ってママ友を、みすずの職場へ連れて行く…そこはファッションビルの建築現場で、みすずは日々クレーン車を操作する男顔負けの仕事をしていた。
みすずの仕事ぶりに圧倒されたママ友は何も言うことができない…うららにとってみすずはカッコ良く自慢な母なのだ。
凪はゴンのことを忘れるため、思い立ったように自転車に乗り海に向かった…そこにはキレイ海が広がっていて、凪は自分を取り戻すことができる。
しかし凪はその帰り道、道に迷ってしまい明かりがついていたスナック「バブル」へ思い切って入った…そこではママと店員・杏がケガをしてる凪の手当をしてくれ、恋愛・人生相談にまで乗ってくれる。
新たな気持ちを胸に自分の部屋に戻った凪は、すっかりしおれた豆苗や、相棒の扇風機にタオルがかけられていることに気づく…そしてゴンの部屋を訪ね、部屋の鍵を返した。
そんなゴンはいつも女性から「あなたと居たらダメになる」と言われ続けてきたが、凪は他の女性とは違いゴンのことを「やたら色っぽい女子中学生が色んな味がするちぎりパンを持ってるみたいな」と謎の表現をする。
その例えにゴンは「それ絶対食べちゃダメ…身を滅ぼすよ」と妙に納得したように応えた。
ゴンは凪が去ったあと、凪と出会った頃からの思い出し、なぜか胸が締め付けられる…ゴンはこの痛みを恋だと気づいてない様子。
一方、凪と完全に終わってしまった慎二だったが、同僚の円からのアプローチに戸惑いながらも円の気持ちを察し、二人は程なく付き合い始めた。
そんな中、凪はスナック「バブル」のママに声をかけられ、バブル2号店のボーイとして働き始める…オープンしたばかりの2号店は大忙しだった。
ゴンと別れた凪は再びリセット人生をスタートするため、スナック 「バブル2号店」 でボーイとして働き、雑用をこなす毎日を過ごしていた…時折、お客さんから話をかけられるも、うまく答えることができず落ち込むことも度々。
上手に話をするため本を読み漁る凪にママは「そもそもあなたは人に興味がないのよ」と痛いところをつくのだった。
そんなある日、凪がバブルで働いていると、そこに慎二がやってくる…慎二はママたちに悟られないよう、営業スマイルで初対面のフリをするが、ママたちに「大好きな彼女にフラレて…」と凪のことを泣きながら話していたことを、バラされそうになり大慌て。
慎二は凪を外に連れ出すと「この(夜の)仕事はお前には向いてない」と忠告し「だってお前人に興味ないだろ」とママと同じことを言う…凪は周りを巻き込み盛り上げていく慎二を見て「上辺だけの自分とは違う…」と痛感するのだった。
帰り道、慎二にゴンとのことを聞かれた凪は、ゴンと別れたことを話す…動揺する慎二の元に、彼女の円がやってくるが、慎二は凪に円のことを「彼女」とは紹介できずに「同僚」と濁したように言った。
凪はひょんなことから久しぶりに会った瀧子が、先輩の紹介で詐欺グループの会社で働いていることを知る…心配した凪が瀧子に会いに行くも、瀧子は話を聞こうともしなかった。
そんな中、凪は詐欺グループが開催するセミナーがあることを知り、そのセミナーに突入すると、瀧子の手を引いてバブルへ連れ出す。
瀧子は詐欺会社だとわかっていて働いているようだったが、自分が必要とされていることが嬉しくて、詐欺会社に加担していることを認めたくなかったと話した。
さらに瀧子は「もう休むのも戻るのもうんざり…いい加減、前に進みたい…そうじゃなきゃ自分が惨めで見てられない」と本音をこぼす。
凪は「瀧子さんの前向きな所ステキだと思います…でもたまには後ろを向かないと、自分がどこにいるのか、わからなくなっちゃいませんか。ちゃんと瀧子の話、聞きたいです…聞くことはいくらでもできるから…だって私、瀧子に興味があるから。友達だから」と言った。
すると瀧子の表情はたちまち明るくなっていき、いつもの調子に戻っていく。
一方、ゴンはなぜか凪のことを考えるとチクッとする痛みが何なのかわからず戸惑っていた…すると上の階に住む緑からその胸の痛みは「初恋」だと言われ、凪のことを好きだと自覚する。
そんなゴンはアパートのみんなで花火大会に行くと、凪に抱きつき「(恋って)しんどい…」と弱音を吐くのだった。
慎二は付き合っている職場の円とランチしているにもかかわらず、凪がゴンと別れたことで頭の中がいっぱいで上の空…そこで同僚の足立たちと鉢合わせになり、慎二はやはり円との関係を伏せるのだった。
そんな慎二が思い立ったようにゴンに会いに行くと、そこでゴンは「凪ちゃんが喜ぶことなにかしてあげたい…初めてなんだよ、こんな気持ち」と凪への恋心を打ち明ける。
一方、凪は母から電話で「来月東京に行った時、おばあちゃんのぬか床楽しみにしているね」と言われるが、引っ越しの時にすべて捨ててしまい大慌て。
凪は龍子にいつものコインランドリーでそのことを相談していると、コインランドリーが閉店することを知る…すると二人が無職であることを知った店主は冗談半分で「このコインランドリーを継いで欲しい」 と話した。
アパートに戻った凪は龍子・ゴン・緑・みすず・うららに「コインランドリーを継いで欲しい」 と言われた話をしていると「コインランドリーを買う。そんな夢もありかも」 という展開なる。
すると凪は引っ越してきた時にやりたいことリストを書き出したことを思い出し、みんなで書いてみることになったが、凪はなかなか思いつか書けずにいた。
そんな凪をみすずはドライブに連れ出すと、途中でいきなり凪に運転を代わるように言う…初めこそ戸惑い緊張しながら運転していた凪だったが、車で遠くまで行くうちに普段見れない景色が目の前に広がっていき、胸が高鳴っていくのを感じるのだった。
家に戻った凪は瀧子に会いに行くと「(コインランドリーを継ぐ話を)現実的に考えてみませんか」と言う…すると瀧子は「実はもう考えちゃったり…」と自分で作った「コインランドリー事業計画書」を凪に見せた。
慎二は凪の働いているスナック・バブルに行くと、そこで凪が「慎二とヨリを戻す気がない」ことや「いい思い出が一つもない…慎二の隣にいた頃には二度と戻りたくない」とママに言っているのを聞いてしまう。
するとショックを受けた慎二は凪に対して「俺の方がないんだけど…復縁なんて!俺、彼女できたから!」とまたしても心にもない暴言を吐いてしまうのだった。
それからの慎二は仕事でミスを連発し、円にもそっけなく接してしまう…それでも円は、慎二のミスをカバーするため動き回り少しでも力になろうと思っていた。
裏で円が動いてくれていたことを知った慎二は円にお礼を言うが、円から「お役に立てたなら良かったです…同僚じゃないですか」と突き放すように言われてしまう。
一方でゴンは凪のために書いた「ウィッシュリスト(夢や願いを込めて書いたリスト)」を凪に渡すと、凪はそのまごころが込められている絵に感動し、その絵を持って瀧子とともにコインランドリーの店主に「事業計画書」を見せに行った。
すると店主の息子は、縁もゆかりもない店を継ごうとしている凪たちが、からかわれてるように思われてしまうが、凪たちは必死に本気だということをアピールする。
そして凪はゴンが書いてくれた絵を見せながら「私のウィッシュです…洗濯を待ってる間にホッとつける場所があったらって。1日の中にちょっとしたお暇の時間があったら…そんな場所を作りたいなって。私…やってみたいんです…コインランドリー」と切実に訴えた。
凪の言葉に心を撃たれた店主は嬉しそうに微笑む…すると真剣に事業計画書を見始めた息子は、龍子が東大を卒業したことに気づき、コインランドリーを継ぐ話は進んでいった。
慎二が主催で進んでいたイベントが開催されるが、そこで慎二は過呼吸になって倒れてしまう…慎二も凪と同じように空気を読み続けてきた結果、限界に達してしまったのだ。
家で休んでいた慎二に円から電話が入り、これから様子を見に来てくれるのだという…電話口で慎二は「ちゃんとするから…俺たちのこと」と向き合って話そうと伝えた。
するとすぐに家のチャイムが鳴り慎二がドアを開けると、そこには円ではなく凪の姿が…凪はおばあちゃんのぬか床を慎二の家にも置いてあったことを思い出し、急いで取りにきたのだ。
慎二は凪に向かって「あの時はごめん…お前が倒れたの俺のせいだ…わかってやれてなかった…追い詰めた…好きだった…幸せにしてやりたかった…できなかった…」と溢れる涙を流しながら何度も謝り、凪への後悔と正直な想いを伝える。
慎二は凪に正直な気持ちを伝えると「そろそろ終電じゃない」と凪を帰した…慎二のマンションから凪が出てきたのを見た円は、慎二に連絡することなくそのままマンションを去る。
翌朝、出勤しようとした慎二のもとにゴンから朝ごはんの誘いがあり、迷った末、慎二は初めて仕事をサボることに。
そんな中、凪は昨晩の慎二との出来事をバブルのママや・店員の杏、マンションの住人・緑やみすず親子に聞いてもらうが、「慎二の気持ちに気づいてなかったのは凪だけ」だとみんな口を揃えたように言った。
想定外の答えに困惑した凪が風にあたりにベランダに出ると、そこにはなぜか慎二の姿が…ゴンは落ち込んでいる様子の慎二を元気づけようと、家に連れて帰ってきたようだ。
慎二は夏休みを取り、しばらくゴンの家でお世話になるらしい…慎二と顔を合わせることが多くなった凪が、どう接していいのかわからずにいると、バブルのママたちから慎二の素直な気持ちを聞く。
そして凪は「今まで慎二のなにを見てきたんだろう…」と自問自答し、本当の姿の慎二と向き合おうと努力するのだった。
慎二は凪に正直な気持ちを伝えると「そろそろ終電じゃない」と凪を帰した…慎二のマンションから凪が出てきたのを見た円は、慎二に連絡することなくそのままマンションを去る。
翌朝、出勤しようとした慎二のもとにゴンから朝ごはんの誘いがあり、迷った末、慎二は初めて仕事をサボることに。
そんな中、凪は昨晩の慎二との出来事をバブルのママや・店員の杏、マンションの住人・緑やみすず親子に聞いてもらうが、「慎二の気持ちに気づいてなかったのは凪だけ」だとみんな口を揃えたように言った。
想定外の答えに困惑した凪が風にあたりにベランダに出ると、そこにはなぜか慎二の姿が…ゴンは落ち込んでいる様子の慎二を元気づけようと、家に連れて帰ってきたようだ。
慎二は夏休みを取り、しばらくゴンの家でお世話になるらしい…慎二と顔を合わせることが多くなった凪が、どう接していいのかわからずにいると、バブルのママたちから慎二の素直な気持ちを聞く。
そして凪は「今まで慎二のなにを見てきたんだろう…」と自問自答し、本当の姿の慎二と向き合おうと努力するのだった。
凪は龍子と進めているコインランドリー計画は順調に進んでいき、あとは入金を残すのみとなっていた…そんな中、凪の母・夕から北海道の実家に台風が直撃し、家に被害が出たと電話がかかってくる。
急遽、北海道に帰ることになった凪は意気込み、龍子とゴンに「母になにを言われてもはねつけてきます」と言った…それでも凪は身なりを気にする夕になにか言われないようにワンピースを着て、髪の毛もストレートヘアにして家を出る。
すると慎二は凪を見るなり「やっぱり(ストレートヘアにしてる)…そんなんで母親に勝てるの?その格好してる時点で負けてると思うけどな…また空気読むんだ…行くな」と言った…しかし凪は慎二の言葉を無視して北海道へ向かう。
実家に着いた凪はやはり夕の顔色を伺ってしまい、夕の欲しがる言葉を言ってしまうのだ…そんな凪に夕は「近所の人に家を見てくれて、リフォームした方がいいて言われたの」と見積書を見せる。
凪は意を決して「私、今やりたいことが…そのためにお金が必要で…初めてなの…自分からなにかやりたいって思ったこと…だからお金に余裕ができたらリフォームの費用用意するから…それまで待ってもらえないかな」と話した。
すると夕は「わかった…お母さんあちこちに頭を下げて、なんとかお金借りてみる…凪はなにも心配してくれなくて大丈夫…借りたお金は一生懸命働いて少しずつ返していくから…凪はやりたいこと頑張って…凪の幸せがお母さんの幸せだもん…」と引きつった笑顔で答える。
凪はコインランドリーにあてるつもりだったお金を実家のリフォーム代にしてしまい、龍子にコインランドリーのを一緒にできなくなったことを謝った。
結局、コインランドリーの話は白紙になってしまうが、龍子は凪のことを責めることなく「楽しかったです…自分にもこんなワクワクすること、まだあるんだなって…だから次はもっと楽しいものを描けますよ」と言ってくれる。
凪が東京に戻るためバスを待っていると、なぜかそこに慎二が現れる。
凪は慎二の言った通り変われなかったことを伝えると、慎二は「俺が好きだったのはサラサラのストレートと貧乏くさいけどしみる飯と、俺の顔色ばっかり伺ってる控えめな性格…でも今は…モジャモジャ頭の方がいい」とありのままの凪のことが好きだと話した…慎二の言葉に凪は涙が止まらなくなってしまう。
東京に戻った凪だったが、アパートに今度は夕が訪ねてくる…ボロボロのアパートと凪のモジャモジャ頭を見た夕は、あからさまに嫌な顔をし「ここに住んでるの?会社はどうしたの?」と質問攻めをした。
そこに救世主のように慎二が現れ「申し遅れました…僕、凪さんと同じ会社でお付き合いをさせて頂いてます。我聞慎二です…僕たち今、有給消化中なんです」と言う。
さらに慎二は「お金を貯めるためにこのアパートに引っ越したんです…結婚資金を貯めるために」と衝撃発言をした…夕はすべてを納得したように「いつお会いできますの?そちらのご両親には」と嬉しそうに聞く。
慎二は凪の母・夕に凪の婚約者だと言ってしまい、その流れで大島家と我聞家の両家顔合わせをすることになってしまう…さらに母親たちは意気投合し、毎日のように連絡を取り合う仲にまでなり、凪と慎二は今さら本当のことを言えない状況になってしまった。
その凪たちの状況を聞いたアパートの住人たちは、慎二が凪と結婚するためワザとウソをついたのではないかと疑いをかける…慎二はそんなことを考えて言ったわけではないが「顔合わせが上手くいけばいいかも」と内心思うのだった。
一方でゴンは凪と慎二が一緒にいる所を見るたび、今までに感じた事がない憤りを感じていた。
そんなゴンは慎二に「(凪のこと)好きなんでしょ?もう一回やり直そうって言わないの」と聞くが、慎二の曖昧な返事に「じゃあ泣かないでね…誰かに取られても」と宣戦布告とも言える言葉を発する。
スナックバブルで凪と慎二が顔合わせの打ち合わせ(今回はやり過ごし、時間が経ったら別れたことにする)をしていると、慎二の彼女・円が店に入ってくる。
二人の会話を聞いていた円は強いお酒を飲み始め、慎二の気持ちを確かめるため「まだ自分に可能性はあるのか」聞くが、慎二が「ごめん…」と謝ると、円は「ご結婚おめでとうございます」と吹っ切るように店を出ていった。
一方、ゴンは考えごとをしている凪に「母親のことは大丈夫か」訪ねる…ゴンは凪の手を握り「前に言ってたよね…私は変われないって…俺ね今は手を握るのが限界…前の俺と今の俺全然違う奴みたい…だから人って変われると思うよ…本気で変わりたいと思ったら」とアドバイスをする。
そして(慎二の祖母の誕生日会を兼ねた)顔合わせ当日を迎えるが、慎二の母は凪親子の身辺調査をしたようで「父親が借金を作って出ていったことや、凪が今現在スナックで働いていること」を黙っていたことに「騙さた気分だ」と、急に態度を変えた。
さらに慎二の母「二人(凪親子)はうちの親族と合わないと思います…この場はこの場で上手くやりましょう…おばあちゃんに挨拶したらすぐに帰ってください」と言う。
アメリカに留学している慎二の兄(というのはウソで本当はユーチューバーだったが、世間体を気にして隠していた)が突然親族の前に現れ、その場は騒然となってしまう…凪は必死で周りの人たちをカバーし回る慎二の姿に「この人私だ…」と自分自身を重ねた。
そんな様子を見ていた夕は「昔からなにやれせても身にならないで、お母さんの期待に応えたことはない…その挙げ句のこれね…みっともないご家族…凪、行くわよ」と立ち上がる。
すると凪は「嫌い…お母さんがずっと…だけどお母さん一人ぼっちだから可愛そう…だから私が必要なんだよね…でもお母さんためには生きられない…期待に応えないみっともない自分の方が私生きてて楽しいんだ」と初めて本音を夕にぶつけた。
そして慎二に向かって「もう空気読むのやめよう…行こう」と言って二人で会場を後にする…冷静になった凪と慎二は自分がしてしまったことを後悔するも、今まで言えなかった本音を家族にぶつけたことで、二人は距離が近づくのを感じていた。
そんな二人の前に突然ゴンが現れ「俺、凪ちゃんのことが好き…めちゃくちゃ好き…だけど告白ってどうやっていいか分からなくて」と数々の女性たちから回収してきた部屋の鍵を見せ「これからは凪ちゃんだけを見る…凪ちゃんだけに優しくする…俺と付き合ってください」と告白をする…。
・・・最終回へ続く
最終回あらすじ
凪 (黒木華)と慎二 (高橋一生)は、両家顔合わせで今まで言えなかった家族への不満をぶつけ、互いに距離が縮まったと感じていた。
そんな2人の前にゴン (中村倫也)が現れ、凪に決死の告白。
凪をめぐる慎二とゴンの3角関係にいよいよ終止符が打たれる。
果たして、凪が選んだ選択とは!?
そして、お暇生活の結末とは…?
引用元:TBS公式サイト/凪のお暇
最終回ネタバレ追記
ゴンから告白された凪は思いも寄らない出来事に、驚きを隠せないどころか、人生最大のモテ期に「なにかバチが当たる」とマイナス思考となってしまう。
いずれにせよ「ゴンを選ぶのか・慎二を選ぶのか・それともどちらも選ぶことはないのか…」凪にとってのお暇のゴールは、そう遠くなさそうだ。
そんな中、同じアパートの緑が妹と一緒に暮らすことになり、スナック・バブルで送迎会をすることに…そこには緑を慕っていた仲間(凪・ゴン・慎二・うらら親子などが)が集まり、終始賑やかに行われた。
そこで凪はアパートが今月末で取り壊されるを知り「やっぱりバチが当たったんだ…」と大慌てで見つけた就職先に面接に行き、新しい物件探しを始める。
そんなある日、ゴンは凪は新しく住む家に連れてくると、家の鍵を渡し「ここで一緒に暮らそう…ずっと一緒にいよう?…俺おばあちゃんになった凪ちゃんの横にいたい」と改めて凪への想いをストレートに伝えた。
しかし凪は「ゴンさんに会えて初めて思ったんです…こういう風に誰かに今の自分を丸ごと認めてもらうのって、すごく安心するんだなって…だから私ゴンさんから色々もらうんじゃなくて、おいしい空気を大好きな人たちにあげられる人になりたい…ごめんなさい」とゴンの告白を断る。
そして凪は「ゴンさんに会えて本当に良かったです」と言い残し、その場を去っていった…帰り道、面接した会社から電話が入り、凪はコインランドリーのチェーン展開をしている会社で働くことが決まる。
そこで凪は修行をしてお金を貯め、龍子とコインランドリーの夢を実現させようと考えていたのだ…それは龍子も同じようで、二人は新たな目標に向かっていく。
アパートの取り壊しが近づき、凪はうららやゴンと最後の思い出作りをする…順々にみんなが引っ越していく中、凪だけがまだアパートに残っていた。
そんな中、凪は慎二を呼び出し仕事が決まったことを報告すると、慎二はなにかを察したかのように「明日1日だけ俺にくれない?お暇の最後の1日」とデートに誘う。
翌日、凪と慎二は空気を読まずにありのままの姿で1日を楽しく過ごしていた。
二人の思い出の水族館に着くと、凪はお暇中にあった出来事を書いたノートを慎二に見せ「今ね、ちょっとだけ未来が楽しみなんだ…でも…」と言いかける…慎二は凪の話を遮り「その未来に俺はいない…だろ?もういいよ…認めてやるよ…お前はもう一人でも大丈夫だよ…だからお暇卒業するんだろ?だから俺もお前を卒業してやる」と凪の成長を認め、別れを覚悟した。
その後も凪と慎二は言いたいことを言い合い、最後は笑顔で別れる…翌日、アパートは取り壊され凪のお暇は終わりを迎えが、結局、凪はゴンや慎二を選ぶことはなく、夢に向かって自分らしく歩んでいくのだった…。
・・・END
Paravi(パラビ)で視聴
ドラマ「凪のお暇」はTBS系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最終話まで 「Paravi(パラビ)」で配信されている。
今なら初回登録30日間無料というお試し期間付きなので、見逃しまった人もタダで視聴することが可能となっている。
Paraviの登録はこちら
原作
原作は漫画家・コナリ ミサト氏によるドラマと同名漫画「凪のお暇」で、女性マンガ雑誌「Eleganceイブ」・で人気連載中。
また同社のWEBサイト「Champion タップ!」でも番外編を連載していて、累計部数は200万部を超える大ヒットコミックで、今もっとも旬な話題作である。
この物語はコンプレックスだらけだった主人公・凪が「自分らしさ」を見つけるために、思い切った行動で「人生のリセット」を図ろうとする内容となっている。
悩みながらも成長していく凪の姿に共感し、勇気がもらえること間違いないだろう。
ちなみに、電子書籍で漫画「凪のお暇」を読むなら「U-NEXT」で読むのがオススメである。
というのも「U-NEXT」では、新規登録時にもらえる600ポイント(継続するとそれ以降は毎月1200ポイント)で、「凪のお暇」を1冊まるまる無料で読むことが可能だからである。
なお「BookPlace Reader」という無料の専用アプリが必要となっているので、Google PlayまたはApp Storeにアクセスしてダウンロードしてから使ってほしい。
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「U-NEXT」では他にも、動画コンテンツ(映画・ドラマ・アニメなど)に加えて、雑誌読み放題など電子書籍以外のコンテンツが豊富なのも魅力的だといえるだろう。
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その他のドラマ/ネタバレ
本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。