ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」の黒幕である「13=M=マリアT」の正体の考察を公開しています。
現在はドラマ5話まで終了しているが、ドラマの中で「13=M=マリアT」のシルエットが度々登場している。
そのシルエットからして、森本朋美(中谷美紀)だろうという意見がネット上でも非常に多いのもあり、ここでは賢正(ディーン・フジオカ)が「13=M=マリアT」の正体ではないかということを仮定して検証していく。
ちなみに「13=M=マリアT」の人物像に関しても考察していくので参考にしてほしいと思う。
IQ246~華麗なる事件簿~
主な登場人物
主:法門寺沙羅駆/織田裕二
やんごとなき貴族の末裔の末裔の末裔で、法門寺家の長男で89代目当主。
長男のみに「IQ246」の異能が代々遺伝するという家系。
その存在は800年近く秘密にされてきた。
和藤奏子/土屋太鳳
警視庁捜査一課の刑事で、法門寺家当主の護衛を命じられる。
真面目な性格で正義感が強いが、少し妄想癖がある恋愛体質でもある。
頭脳は凡人だが体力には自信があり、理屈より感情で動くタイプ
賢正/ディーン・フジオカ
法門寺家に代々執事として仕える、第89代目の執事。
外の世界で沙羅駆が迷惑をかければフォローしたり、アスリート並みの身体能力を駆使して手助けをする。
沙羅駆も絶大の信頼をおいている。
森本明美/中谷美紀
少し変わったところがある法医学専門医・監察医。
沙羅駆の推理力に惚れて、頼まれごとをするとつい引き受けてしまう。
法門寺瞳/新川優愛
沙羅駆の妹だが、異母兄妹で本当の妹ではなく血は繋がっていない。
知能が異常に高いとかではない、普通のお嬢様。
賢丈/寺島進
賢正の父親で法門寺家第88代執事で、沙羅駆の育ての親でもある。
沙羅駆を叱ることができる唯一の存在。
棚田文六/篠井英介
警視総監で中高大を賢丈ともにした同級生。
同級生といっても賢丈に対して、とにかく負けたくないと考えライバルだと思っている。
人物相関図
「13=M=マリアT」の正体考察
このドラマはシャーロック・ホームズが原案なのか?と思わせるくらい内容がかぶっていて、例えば名前を・・・
=シャーロック・ホームズ和藤奏子(わとう そうこ)
=ワトソン(助手)
と文字っていたり、IQ246 2話ネタバレ~天才vs汚れた塾講師~の犯罪トリックがモロパクリだったりとやりたい放題もドラマとして、ある意味注目されてきた。
そして問題の黒幕だが、シャーロック・ホームズではモリアーティ教授があらゆる場所から監視していて、犯人となる者に犯行を誘導するというものだった。
実際に「森本朋美とモリアーティ」は名前が非常にニュアンスとして近いのもあり、おそらく中谷美紀が演じる森本朋美で間違いないだろうと噂されている。
他にもなぜ森本朋美がマリアTだと思われるのか、理由がいくつかあるので箇条書きしてみることにする。
- マッシュルームカット(シルエット上)
- 網タイツやマニキュアを塗っていることから女性
- 森本のいる観察室には「脳」と書かれた赤いバケツが置いてある(サイコの証)
- 沙羅駆に対して恋心(沙羅駆自身に惚れているわけではなく、IQ246という脳細胞に惚れている)
念の為、5話終了時点で「13=M=マリアT」についてわかっていることは以下の点である。
- 沙羅駆の部屋に【M】に関するファイルが存在しているので、沙羅駆にとって以前から因縁の相手
- もしくは代々「頭脳(法門寺家) vs 犯罪(マリアT)」のような対決があった
- 3年前のロンドンから発信されたメールを最後に、消息は不明
- 若干老けてる(5話のシルエット的に口元で毛穴が沢山あるように見える)
黒幕の正体は妹の瞳?
法門寺瞳は沙羅駆の異母兄妹で、法門寺家の長男だけに継承すると言われる高い頭脳は持っていない。
しかし熱い紅茶を平然として飲んだり、何か特殊な能力は備わっているように感じる。
名前も瞳(ひとみ)で「13」と読めなくない。
しかし2話で犯行のターゲットとなった「権藤十三」という男もまた「13」なので、名前から断定することはしがたい。
もうひとつは印象に過ぎないが、瞳の性格からして黒幕というより、やはりお嬢様という言葉が似合う気がしてならない。
黒幕の正体は執事たち!
ネット上や世間の人、ドラマの視聴者たちは「13=M=マリアT」の正体が森本朋美(中谷美紀)だと信じているはずだ。
なのでここではあえて一番可能性の薄いと思われる登場人物が黒幕の正体として想定して、話を進めていく。
それは執事の存在だ。
まず、現在の執事である賢正は「若様の望みを叶えるのが、私の役目ですから」と言っていることから完全なる忠誠を誓っていることがわかる。
そして2話のゲスト犯人の前川公平(佐藤隆太)と対峙した時、沙羅駆は「孤独」を感じたことが無いと言っていたことから、常に執事が沙羅駆の相手をしていたと想定できるだろう。
ここで考えられるのが、沙羅駆は「私に解けない謎は無いものだろうか?」と口癖のように言っていて、その退屈を埋めるために謎を生み出しているのが執事なのではないか?
ちなみに「M」は沙羅駆の前だけではなく、過去にも法門寺家の当主たちの前に定期的に現れるのだ。
沙羅駆は法門寺家89代目当主で、賢正も89代目執事と法門寺家には長い歴史があることがわかる。
沙羅駆に子(お世継ぎ)が生まれれば、賢正も愛を持ってしつけするだろう。
賢正も我が子のように愛情をかけた存在が、退屈で困っていたら相手をしてあげたいと思うはずだ。
そうやって考えていくと法門寺家の歴史上では、先代の執事が現当主の暇をつぶす役をかって出ているのではないだろうか?
今回で言えば、88代目の執事(賢丈)が89代目の当主(沙羅駆)に対し「暇つぶし」として謎を提供しているのだ・・・「M」として。
賢正が3話の終わりに一人でBARで酒を飲みながら考え事をしているように見えるシーンがあるが、あれは昔の恋人のことを考えていたのではなく、賢丈に歴代の法門寺家当主と執事の関係という真実を聞いて、沙羅駆に世継ぎが生まれたらその立場になることを継ぐことを言われ、悩んでいる様子だったのではないか。
なので賢丈からすれば執事を完全な引退というわけではなく、法門寺家の「お世継ぎ」が誕生すれば完全な隠居となる。
そういった歴史があるのなら、賢丈が沙羅駆に度々「お世継ぎ」の誕生を勧めるのにも話がまとまる。
執事たちが「Mの正体」という事実は変わらないが、もう一つ懸念があって沙羅駆・・・というか法門寺家の歴代当主たちは「IQ246」という特殊能力を得る代償として、何か治すことのできない病気になってしまう特異体質なのではないかということが予想される。
沙羅駆は4話の最後に「月が赤い」色に見えたり、5話でも不審な人物が暗い方へ歩いて行ってしまうが、実はこれは全て病気の前兆で幻覚だったのではないかと考えられる。
ちなみそれは沙羅駆の父にももちろん起こっていたが、沙羅駆に「IQ246の頭脳の代償」について話をすることが、あまりにも残酷だと感じた賢丈が「父はMにヤラれた」と嘘をついたのではないか。
なので沙羅駆からすれば因縁の相手、そして父の仇でもある「13=M=マリアT」の名前を耳にするだけで腹の中が煮えくり返るのである。
最終回は「天才 vs 汚れた執事たち」となるだろうか。
黒幕の正体は警視総監!
実はもう一人怪しい人物がいる・・・それが現警視総監の棚田文六(篠井英介)だ。
怪しいと思った点は二点ある。
まず一つ目は、「13」からのメールで犯行に及んだゲストたちが捕まっているのに、なぜ「13」の名前は世間に明るみに出ないのか・・・これは警視総監という立場を使って、「13」の存在自体を握りつぶしている可能性がある。
二つ目を説明する前に、警視総監・棚田文禄のプロフィールが「IQ246公式HP」に載っているので見てほしい。
棚田 文六(たなだ ぶんろく)
警視総監。
和藤奏子を法門寺家の護衛係という名目で、沙羅駆が警察の捜査に首をつっこまないように監視させる。
しかし毎回、沙羅駆に難事件を解決されてしまい、そのたびに苦虫をかみつぶしたような顔をして悔しがる。
88代目 賢丈とは、中高大とずっと同級生でライバルなので、沙羅駆の手柄が、なおさら、気に入らない。
なぜなら、初恋の人を賢丈にとられて以来、ずっと根に持っているから……。
とにかく、88代目 賢丈には負けたくない。
引用元:IQ246公式HP
となっていて、もしかすると沙羅駆に難事件を解決されて悔しがるのは、警察としての仕事を取られたからではなくて、「自分=M」が提供した謎が解かれて悔しいのではないかと推測できる。
棚田と賢丈はライバルというよりは、5話までの関係は「腐れ縁」というように見えるが、裏では悪魔のような表情を浮かべているのかもしれない。
一見、賢丈を通して沙羅駆たちに情報を提供しているようにも思えるが、棚田からすれば賢丈は沙羅駆たちの捜査状況を知るための良い情報提供者に過ぎないのかもしれない。
そしてプロフィールにも書いてあるが、「沙羅駆の手柄が気に入らない=沙羅駆の失敗は賢丈の顔をつぶせる」という子供じみた理由で犯行手口を提供しているとも考えられる。
おまけの理由としてシルエット的に「M」は細身だと思うが、棚田文六を演じる篠井英介もかなりの細身に見える。
女装しているのは「趣味」とかではないのだろうか。
と熱弁してみたが、やはり最終回は「汚れた執事たち」でも「汚れた警視総監」ではなく「汚れた監察医」となる可能性が高いかもしれない。
本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。