プロレスファンだけでなくこの名前を一度は聞いた事があるんじゃないかと思う。

プロレス界のレジェンドにして男の中の男「マサ斎藤」だ。

マサ斎藤は1999年に引退したが、その後進行性の難病パーキンソン病という重い病に侵された。

そんな彼が2016年12月2日リングに立つというのである・・・まさに奇跡。

ここではマサ斎藤が復帰する大会についてと、闘病生活はどうなのか近況について言及したい。

マサ斎藤 プロフィール

本名  :斎藤 昌典
よみかた:さいとう まさのり
出身地 :東京都中野区
生年月日:1942年8月7日
年齢  :74歳(執筆時)
デビュー:1965年6月3日
引退  :1999年2月14日

プロレスラーとしての歴史

1963年明治大学在学中、レスリングにおいて全日本選手権で優勝。

翌1964年には東京オリンピックに出場したが、結果は3回戦で敗退。

そして1965年に大学卒業後、日本プロレスに入門しそのままデビューする。

しかし1966年には日本プロレスを離脱して東京プロレスを興したが。これも崩壊した。

マサ斎藤は渡米して悪役レスラーとして新境地を切り開くのだった。

1984年に事件に巻き込まれ無罪を主張するも、結果有罪となってしまい1年半もの間刑務所暮らしを強いられる。

彼はそんな状況さえも自分を成長させる期間と考え、なんと刑務所内で肉体改造に成功。

後に監獄固めというなんともユニークな技まで開発している。

日本には1987年3月にに帰国。

同年10月にはアントニオ猪木と「巌流島の戦い」で2時間を超える死闘を繰り広げたことでも話題となった。

マサ斎藤の現在…パーキンソン病という震えと闘いリングでは復帰戦! image 1

1990年当時47歳のマサ斎藤はAWA世界ヘビー級王座を獲得して栄冠を讃えられる。

1999年2月14日日本武道館で引退試合を行う。

得意のバックドロップで相手を投げ飛ばすなどして試合を盛り上げた。

引退直後の2000年パーキンソン病が発覚する。

マサ斎藤のための大会

74歳のマサ斎藤がリングに戻ってくるというのを東京スポーツが報じている。

大阪でリング復帰を果たすことが本紙の取材で明らかになった。

元新日本プロレス取締役の上井文彦氏(62)がプロデュースするプロレス興行(12月2日、大阪・城東区民センター)に“メーンイベンター”として登場するというのだ。

上井氏は「マサさんのための大会です」と言い切り、斎藤も「這ってでも大阪に行く」と話している。

大会名は「STRONG STYLE HISTORY〜Go for Broke!! Forever〜」(ストロングスタイルヒストリー〜ゴー・フォー・ブローク・フォーエバー)。

斎藤のレスリングスタイルと口癖が大会名にされていることからも、斎藤が主役ということがわかるだろう。

引用元:東スポWEB

「病気大丈夫なの?」の前に「歳考えてあげたほうが良いと思う」である。

普通に考えて74歳の老体に鞭打ってリングに立つことは確かに凄いことで、本人にとっても名誉なことかもしれない。

闘病・リハビリ生活

マサ斎藤はパーキンソン病という過酷な難病を抱えながら必死に生きている。

病魔に襲われたのは2000年で、パーキンソン病の特徴として手足の震えが挙げられるが、彼の場合は顎が震えてしまって呂律が回らないという状態になる。

これは2011年の映像だがパーキンソン病は進行性の病気なので、時間が経つにつれて症状は悪化していく。

マサ斎藤の現在…パーキンソン病という震えと闘いリングでは復帰戦! image 2

2015年の段階でパーキンソン病の末期状態で、薬の副作用や震えなどの発作と日々闘っているという。

そんなマサ斎藤が毎日トレーニングに励んでいるという。

トレーニングというワードを聞くと、汗だくになって「ゼェハァ」言いながら苦しい姿をイメージしてしまうがそうではないと思う。

おそらくリハビリを兼ねたトレーニングと思われる。

パーキンソン病を身体に背負った彼には、画像のように軽く走ること自体が奇跡といえると思う。

詳しい人にはすぐわかるはずだが、バランスを崩し倒れてしまうからである。

そんな彼がなぜこんなに前向きになって頑張れるのか・・・それは2020年の東京オリンピックで何か「関わりを持ちたい!」という目標があるからだという。

やはり人生の中で長い期間共に過ごしたレスリングというスポーツ・・・「東京オリンピックに始まり、東京オリンピックに終わる」というレスラー魂に火がついたということだろうか。

しかし12月の試合も東京オリンピックもやはり無理な気しかしない・・・もし出たとしても涙が出るような姿が頭に浮かぶ。

それでもマサ斎藤ならやってくれる・・・マサ斎藤なら困難を可能にするという「夢」を見せてくれる。

それを願うばかりだ。

本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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