朝ドラ「なつぞら」第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」ネタバレあらすじを公開しています。
見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容が気になる人もいるだろう。
ここでは朝ドラ「なつぞら」12週のネタバレあらすじを公開するので参考になればと思う。
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なつぞら
人物相関図(東京・新宿編)
あらすじ(12週)
なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は、生き別れた妹・千遥がいるはずの住所を訪ねる。
部屋から出てきた少女に息をのみ、やっとの思いで声をかけるも人違いだった。
千遥の手がかりを一切失い、落胆するなつ。
しかし咲太郎らから励ましを受け、なつは悲しみを忘れようとアニメ制作に集中する。
ある日、東洋動画では仲(井浦新)や下山(川島明)らアニメーターが集まり、新作映画のキャラクター検討会を行っていた。
あるキャラクター像をめぐって、なつと麻子(貫地谷しほり)の意見が激しくぶつかり、2人は闘志を燃やす。
引用元:NHK公式サイト/なつぞら
ネタバレ(12週)
ここからは朝ドラ「なつぞら」第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」のネタバレを公開しています。
67話(6月17日放送分)
なつが千遥だと思い声をかけた女性は千遥ではなく、親戚の家の四兄妹の末っ子である川谷幸子だった…なつと咲太郎は家の中に招かれ千遥の行方を聞くと、どうやら昭和21年(千遥が6歳)頃、家出をしてしまったようで消息は不明だという。
千遥が家出(なつが当時住んでいた北海道の住所が書かれた手紙を持って)をしてしまった理由として「おそらく母(二年前にもうすでに病気で亡くなっていた)から逃げたんだと思います…母が千遥ちゃんにキツくあたって、千遥ちゃんにばかりキツイ仕事を言いつけて。食べ物も少なく与えて、それで耐えきれなくなって逃げ出したんだと思います」と凄惨な過去を経験していたらしい…。
しかしそんな状況の中、千遥は苦しんでいるどころかずっと笑っていた(作り笑いばかり浮かべていた)らしく、なつはその時の千遥の気持ちを考えていると胸が苦しくなり、その場を飛び出してしまった。
一人になったなつは千遥のことを思い涙を流し悲しんでいると、咲太郎が追いかけてくるが二人は落胆の色を隠せない…二人が肩を落としながら風車に戻ると、明るいニュースを待ち望んでいた信哉と亜矢美が二人を迎えるが、暗い表情を見て何かを察する。
咲太郎が千遥の行方について事情を説明したあと、なつにも「大丈夫だよ、なつ…千遥はどこかで生きてるよ」と落ち込むなつにフォローの言葉をかけた。
するとなつは「千遥は6歳だったんだよ。どうやって一人で生きていくのさ…私は千遥の悲しみや絶望を知らないまま幸せに生きてた…千遥を見捨てたのに。お兄ちゃん、奇跡なんてないんだわ」と言いながら自分の部屋に戻ると、北海道の母・富士子から手紙と誕生日プレゼントだという万年筆が届いていたのを確認する。
なつはその手紙を読んで「私だけが幸せな人生を歩んでいいのだろうか…」と頭を抱えてしまい、千遥への思いが溢れるように涙が溢れるのだった…。
68話(6月18日放送分)
千遥のことを思い落胆するなつと咲太郎だったが、なつが「なんのために私は生きてるんだろう。自分だけ好きな夢を追って…」とつぶやくと、そこに咲太郎がやってきて「俺は千遥はどこかで生きてると信じてる…お前言ったよな、漫画映画は子供の夢なんだって。だったらその夢を千遥に見せてやれよ」と話す。
さらに咲太郎は昔、父が描いたという家族の絵を見ながら「子供の頃この絵を生かそうとして動かしてたんだろ?それで漫画映画作ろうとしだよな…そんないい夢、千遥に見せてやらないでどうするんだよ。これからも千遥に見てほしいものを作れ。千遥のために作れ。絵を描け、お前は絵を描け」となつを元気づけるように語った。
それを聞いたなつは小さくうなずき、結局その日は千遥への思いを胸に一晩中、机に向かって絵を描きつづける…そして迎えた翌朝、咲太郎と亜矢美は明るくなつをむかえ出勤しているのを見送ると、咲太郎はいきなり悲しい表情を浮かべ「なつだけでも守らないとな…千遥には本当にかわいそうなことをした」と涙をボロボロと流した。
「千遥のために夢を捨てない」ことを心に、元気を取り戻し東洋動画に出勤したなつは漫画映画「わんぱく牛若丸」のキャラクター討論会に参加する…。
69話(6日19日放送分)
なつは千遥への不安を抱えながら、アニメーターへの第一歩を踏み出し、漫画映画のキャラクターを決める討論会に参加し、主人公の母・常盤御前のキャラクターの絵を提出する…みんなの絵も上手かったが、その中でもなつの絵と麻子の絵が候補に選出された。
なつの絵は「漫画映画は子供が見るのもです。子供が見てお母さんをイメージできなければいけない」という理由から、北海道の母を思いながら描きあげたので優しい表情が溢れている。
一方で麻子の絵は「わんぱく牛若丸」の物語に登場する常盤御前の生い立ちや理屈を描き、どこか意地悪そうな表情をしていた。
そんな中(千遥のことを考え)なんだか元気のないなつに、下山が「何かあった?」と声をかけてくる…強がり「何もない」と否定するなつは、下山に「明らかに何かあったでしょ」と指摘され、なつは(お客さんの話と称して、千遥の)事情を簡単に説明し「そういう子供がまだ生きてると思いますか?…そんなことは奇跡ですか?」と聞いた。
下山は渋い表情を浮かべ「(終戦当時は)警察も混乱していたかもしれないけど…」と近くの飲食店から逃げ込んできたという一人の少女の話を例に出し、先輩の警察官が努力し独断で少女を自由にしたらしい…現在は「その女の子も先輩の知り合いの旅館で元気に働いている」と語った。
さらに下山は「奇跡なんてもんは人間が当たり前のことをする勇気みたいなもんだよ…きっとそのお子さんも誰かに助けられてるんじゃないかな」と言うと、なつは「そうですよね」と心が緩んでしまい涙を浮かべる。
そうしていると常盤御前の絵について競合していたなつと麻子が仲に呼ばれ、二人の絵を合わせて仲が描いたというなつの思う優しい母親像と、麻子の思う物語を意識した常盤御前という人間のいやらしい部分をしっかり捉えたキャラクターの絵を見せられる。
仲は二人の絵に対して「子供が見て本当だと思ってくれるような絵を、僕たちは探し続けていかなきゃいけないんだから…子供の力を侮ったらそれで終わりだ」と力強く言うのだった。
70話(6月20日放送分)
なつが風車に戻ると角筈屋書店の茂木社長が来ていて、川村屋のマダムからなつがアニメーターになれたことを聞き「おめでとう。俺からのお祝いだ」と言って(ディズニーのアニメーターが描いたという)漫画映画の教科書をプレゼントされる。
さらに教科書は外国から取り寄せたため、全て英語で表記されていた…なので茂木社長は、もう一つのプレゼントとして英和辞典もくれ「もっともっと勉強しなさい」となつを応援してくれる。
なつは色んな人に支えられて生きてることを実感し「(千遥のことも支えてくれている人がいることを願い)千遥の生きる力を信じてる」と考えていた。
そんな中「白蛇姫」の声優っぷりが認められて蘭子が、次の作品の「わんぱく牛若丸」の主人公の母である常盤御前の声優として抜擢されたらしい…そこでなつは漫画映画のポスターに、作品を作ったアニメーターたちの名前が載ることに気づき、なつは「必ず私の名前を載せてみせる」と突然、興奮しだした。
その理由として、もしそれをどこかで千遥が見ればなつの居場所がわかるはずだと「私がもっと頑張らないと」と、茂木社長にもらった漫画映画の教科書と辞書を使い、アニメーターとしてさらに力をつけていく…なつはそのいつかを信じて、一心に夢を追い始めるのだった。
季節は秋となり「わんぱく牛若丸」の制作が始まり、作画課ではいくつかのチームが作られ、下山をトップにした「麻子・堀内・茜・なつ」の5人のメンバーで、一つ一つのカットを制作していくことになる…そして漫画映画には欠かせない「ライブアクション」にチームは参加した。
ライブアクションとは俳優が実際に演じたものを撮影し、それをアニメーションの資料にすること、ディズニー映画でも行われいて東洋映画でもこの作品で本格的に取り入れようとする。
そこに常盤御前役の蘭子が来て、映画監督で演出家の露木の指導のもと撮影が始まるのだった。
71話(6月21日放送分)
なつはライブアクションに参加し、そこで演出家の助手で監督見習いの坂場一久と出会う。
その場ではなつと坂場は直接的な接触はなかったが、坂場の異常なまでの不器用さにアニメーター全員で坂場の行動を見て彼のことを自然と覚えてしまうのだった…とはいえこの不器用な青年がやがて、アニメーターとしてのなつに大きな影響を与えていくことになる。
そして東洋動画、総天然色・長編映画第二弾「わんぱく牛若丸」の作画課作業が始まった…作画課作業も佳境に入ったある日、下山チームデスクに例の演出家助手・坂場がやってきて、なつが描いた動画の部分の動きやキャラクターの表情に「これでいいんでしょうか?」といちゃもんをつけてくる。
なつがその絵について説明をし始めると坂場は理屈っぽく(坂場は東大の哲学専攻のため持論がすごい)、そしてしつこくその場面について話すと、(それは監督・露木の意見でもあると知り)下山は「わかった。直すよ」とその動画を描き直すことを認めた。
するとなつは「アニメーションのリアリティーって実際の人間や動物の動きをそっくり同じに描くということですか?それで子供は楽しいんでしょうか。アニメーションにしかできない動きをするから楽しいんじゃないでしょうか」と坂場に文句を言うような口ぶりで話す。
それに対して坂場は首を傾げながら「アニメーションにしかできない表現…子供が見るものだからリアリティーは無視していいということですか?僕にはまだわかっていないんです、みなさんが現実的な世界のリアリティーを追求しようとしているのか、アニメーションにしかできない表現を追求しようとしているのか。どこに向かっているのか…すみません、新人なもので。」と言ってその場を去ってしまった。
その日の昼休みなつは久しぶりに偶然、桃代と会い坂場について話しながら昼食をとることに…そこでなつは坂場に対して「すごく変な人だった」と言うが、一方でアニメーターになったなつは坂場の言葉を重く受け止め「どこに向かって絵を描いてるのか…そんなことも考えなくなってたんだ、私は」と嘆くのだった。
今後もなつにインパクトを与える坂場だが、早速なつに影響を及ぼし始める…。
72話(6月22日放送分)
なつがムシャクシャしていると思い遊びに付き合ってくれた桃代を、なつが連れてきたのは川村屋だった…なつは川村屋の名物・バターカリーを桃代に食べてもらおうと連れてくる。
すると店の客の中に偶然、坂場がいて桃代が「モヤモヤしてること聞いちゃいなさいよ。この際」となつに言い、同席することになった…そこでなつは坂場に世間話から話を始めようとするが、変な理屈で返され会話は全く続かない(桃代も同じ)。
やはり坂場はどこか変わった人間のようだ…そしてとても不器用な坂場は「僕はあなた方(アニメーター)のように絵は描けません。絵を描けるということは本当に素晴らしいことだと思います…」と落ち込んだ様子で話す。
そんな坂場になつが「どうしてアニメーションを選んだんですか?映画が好きなら普通の映画もあるし、絵を描かないのにどうして漫画映画を作ろうと思ったんですか?」と率直な質問をぶつける…。
坂場はそれに対して「アニメーションは子供に夢を与えるためのものだけではなく、大人にも夢を与えるものだと思ったからです。フランスのアニメーションで戦争を描き、その支配者の力から人々が解放されて自由になる話を、子供が見てもワクワクドキドキするようなアニメーションの語り口を使って描いていたのを見て、そんなことができる表現方法は他にはないと思いました」とアニメーションについて熱く語った。
なつがその話を聞いているとマダムから声をかけられる…マダムの話では雪次郎が突然、川村屋を辞めたいと言い出したらしく、なんでも前になつと見に行った咲太郎が所属する劇団の「人形の家」の公演を見て、その芝居に魅了され劇団・赤い星座のオーディションに受けたんだという。
雪次郎はそのオーディションでどこに向かっているのかわからなかったが、芝居をするのが好きな気持ちを全面的に出し、それは審査員だった蘭子やその場にいた咲太郎にもよく伝わってるようだった。
そんな雪次郎を止めようとなつは雪次郎の部屋を訪ね「本当に劇団に入って役者になるの?」と問い詰めるように聞く…すると雪次郎は「帯広の両親たちを裏切ってでも、自分の夢を追いかけることを決心したんだ」と頑なに言った。
なつは頑固な雪次郎を説得しようと風車に連れていき、咲太郎に「雪次郎くんを役者にはできません!」と強い口調で伝える…なつの悩みは尽きないようだ。
・・・13週目へ続く
みんなの感想(12週)
【#なつぞら】第12週
『なつよ、千遥のためにつくれ』
(第67回)
なつ
「千遥、ゴメンね!」
なんとも切ない、成人の日!#広瀬すず #栗野咲莉 #田中乃愛 pic.twitter.com/EjfXNcRw7V
— たこわさび (@r1ceomlet) 2019年6月17日
#なつぞら 絵の感覚だけで納得せず、説明の言葉を尽くさせて議論する「言葉の男」坂場。学歴の分野もむべなるかな。しかしここで北海道の頃、雪月でとよが言った「開拓の第一世代は何でも口にださねば生きていかれなかった」の言葉を思う、作品を活かすためには忌憚のない互いの言葉が要る。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) 2019年6月21日
なつは酪農じゃなくアニメーターになりたいと言った時、雪次郎君は優しく聞いてくれてた…。なつはやりたい事が見つかる喜びも苦悩も知ってるはずなのに…。なつの行動に少し悲しくなってしまったなぁ…。#なつぞら
— さし美 (@sashimi_ponzu) 2019年6月22日
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