ここでは毎週日曜日に放送されているドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」3話のネタバレを公開しています。

見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。

IQ246~華麗なる事件簿~

IQ246 3話ネタバレ~天才vs汚れたカリスマモデル~

主な登場人物

主:法門寺沙羅駆/織田裕二

やんごとなき貴族の末裔の末裔の末裔で、法門寺家の長男で89代目当主。

長男のみに「IQ246」の異能が代々遺伝するという家系。

その存在は800年近く秘密にされてきた。

和藤奏子/土屋太鳳

警視庁捜査一課の刑事で、法門寺家当主の護衛を命じられる。

真面目な性格で正義感が強いが、少し妄想癖がある恋愛体質でもある。

頭脳は凡人だが体力には自信があり、理屈より感情で動くタイプ

賢正/ディーン・フジオカ

法門寺家に代々執事として仕える、第89代目の執事。

外の世界で沙羅駆が迷惑をかければフォローしたり、アスリート並みの身体能力を駆使して手助けをする。

沙羅駆も絶大の信頼をおいている。

森本明美/中谷美紀

少し変わったところがある法医学専門医・監察医。

沙羅駆の推理力に惚れて、頼まれごとをするとつい引き受けてしまう。

法門寺瞳/新川優愛

沙羅駆の妹だが、異母兄妹で本当の妹ではなく血は繋がっていない。

知能が異常に高いとかではない、普通のお嬢様。

賢丈/寺島進

賢正の父親で法門寺家第88代執事で、沙羅駆の育ての親でもある。

沙羅駆を叱ることができる唯一の存在。

棚田文六/篠井英介

警視総監で中高大を賢丈ともにした同級生。

同級生といっても賢丈に対して、とにかく負けたくないと考えライバルだと思っている。

ゲスト

二本松由里/国仲涼子

CDを出すほどの実力を持った、プロのクラシックピアノ奏者。

人物相関図

4話あらすじ

ある日、都内にある地上50階建てタワーマンションの最上階の一室で、大学病院の外科系統括部長を務める医師の土門賢治(金田明夫)の他殺体が発見される。

凶器は土門の部屋にあった置物と果物ナイフの二つで、現場状況から土門は読書の最中、不意に背後から置物で頭部を殴られ、その後に果物ナイフで背中を二度刺されていた。

土門は半年前に妻と死別しており、子供もおらず一人暮らしだった。

警察は、金品などが盗られている状況から強盗殺人だと判断する。

だが、犯行時刻とされる時間帯にマンションの十数台ある防犯カメラには不審人物は映っておらず、土門の部屋につながるエレベーターはコンピューター制御で50階に行くには暗証コードが必要なため、マスコミは事件を「天空の密室殺人」だと騒ぎ立てる。

事件の情報を嗅ぎ付け賢正(ディーン・フジオカ)や奏子(土屋太鳳)と共に現場に乗り込んできた沙羅駆(織田裕二)は、現場を検分し遺体に掛けられていたメガネと果物皿にあったグレープフルーツ、そしてジャズのCDばかりが並べられている棚の中に1枚だけある未開封のクラシックのCDに着目。

それらの物証から沙羅駆は土門の殺人は強盗に見せかけた犯行ではないかと仮説を立て、怨恨の線で犯人を追うべきだと判断する。

そして沙羅駆はいくつかの手掛かりを頼りに、土門の部屋に残されていた唯一のクラシックCDの演奏者である女性ピアニスト・二本松由里(国仲涼子)に事情を聞きにいく。

引用元:IQ246~華麗なる事件簿~公式HP

IQ246~華麗なる事件簿~
4話ネタバレ

ここからはドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」4話のネタバレを公開しています。

学病院で外科部長を務める土門賢治は、ぶっきらぼうで頑固な性格で部下たちにもしょっちゅうキツくあたっていた。

しかしそれだけで判断してはいけない・・・というのも人の命を預かる医者という職業に誇りを持っていたのだ。

そんな土門医師が帰宅のため病院の地下駐車場に停めてあった自家用車に乗り込もうとすると、一人の女性が近寄ってくる。

彼女の名前は二本松由里・・・プロのピアニストだ。

土門医師は「またお前か」としょうがないといった表情で言った。

二本松は「しょうがないですよね、会ってくれないんだから」と言うと土門医師は大きめの封筒を渡して「ここに今までのものが全部入ってる・・・新しい病院に持っていけ」と言った。

封筒の中身はお金と紹介状のような紙が入っている。

二本松は「どういう意味?」と驚いた顔で聞くと、土門医師は「ニューヨークへ行き、再婚する・・・病院も今月いっぱいで辞める」と言うと、二本松は怒り「再婚はしないって言ったじゃない?何から何まで自分勝手な男・・・最低」と言って土門医師の体を押し返そうとするが、男の力には勝てず振りほどかれてしまう。

土門医師は特に何も言わずに車を運転して行ってしまった。

受け取った封筒を握りしめ呆然と立ち尽くす二本松由里だったが、一通のメールが届く。

完全犯罪の方法教えます。
「13」

【M】からの完全犯罪をほのめかすメールだ。

二本松はこれを受け入れてしまう。

その頃、法門寺家の屋敷では、瞳がピアノを弾きミニコンサートのようなものが行われていて、沙羅駆は鑑賞に浸っていた。

曲の変わり目には賢正が楽譜を変え、その楽譜通り演奏できるのは瞳の隠れた才能といえる。

賢正がおもむろに楽譜を変えると、瞳は演奏を止めてしまい「この曲なんだか不思議な音符の並び・・・私にはこの曲が理解できないわ」と言うと沙羅駆はなぜだかガッカリする。

それもそのはず暇つぶしではあったが作曲したのは沙羅駆本人で、それを知った瞳は「お兄様には音楽的な才能はないようですね」と言われた沙羅駆は「もう二度と作曲はしない」とすねてしまう。

そして「あ~、暇だ暇だ暇だ!どこかに私が解くに値する謎はないものだろうか?」と発作が出始める。

 

アノ奏者の二本松由里はインターナショナル音楽大学で講師も務めていた。

「素敵・憧れちゃう」と教える生徒からも慕われていた。

音楽コンサートが行われるようなホールに一台のピアノが置いてあり、生徒がピアノを弾き二本松が直に教える・・・他の生徒たちは鑑賞客というように、その様子を見守っていた。

すると突然二本松が「18時から1時間、発表会のリハーサル兼テストを行います・・・皆さん命がけで頑張ってください」と生徒たちの尻を叩くように言った。

18時なり二本松はモニター室から「続けて全員録音します。前の人が終わったら、そのまま次の人弾いてください」と指示した。

ホール内のライトを消して、ピアノとピアノ奏者だけにピンスポットがあたるようにして、一人目の生徒がピアノを弾き始めると、二本松はロッカーに隠しておいた黒いコートと帽子を深々と被りモニター室を出ようとすると、ドアノブに静電気が走り一瞬ひるんでしまうが物ともせずに目的地に向かった。

着いたのは50階建てのタワーマンションでエントランスを進むと、指紋がつかないようにハンカチを使ってエレベーターの ボタンを押す。

続いてあらかじめ「13」から聞いていた暗証コード「9021691」を打ち込み(セキュリティ上暗証コードを打ち込まないと50階へは行けない仕組み)ハンカチ越しに㊿の階ボタンを押す・・・この時認証コードは直に触ったためハンカチで指紋を拭き取る(指紋対策は完璧のようだ)

IQ246 4話ネタバレ~天才vs汚れた美人ピアニスト~ photo 1

その頃、土門医師はヘッドフォンで音楽鑑賞をしていた。

二本松が土門宅に着きチャイムを鳴らすと、土門医師は驚き「どうやってここに」と聞いたが二本松は「話があるからドアを開けて」の一点張りだったので、家に入れてしまう。

土門医師はぶっきらぼうに「で、何の話だ?」と聞いた瞬間、背後から二本松が堅い置物で二本松が襲ってきた。

そして追い打ちをかけるように持参したナイフで背中から刺すと土門医師は倒れ意識を失くすのだった。

二本松は自身の腕時計を見ると18時半だった。

その後は強盗殺人に見せたいのか財布と腕時計を取り、飾ってあったトロフィーなどを床に落として、あたかも部屋が荒らしてあるようにした。

そして土門医師が襲われる前は音楽鑑賞しながら読書をしていたのかのように見せるため、本棚から一冊無作為に選んで本とヘッドフォンを土門医師の近くに置き、さらにはメガネを掛けさせる。

そして二本松が来たときは無かったはずのグレープフルーツが4つ並べられていた。

一連の犯行を終え、何事もなかったかのようにホールのモニター室に戻るとちょうど生徒たちの演奏が終わる。

すると二本松はずっと聞いていたかのように「お疲れ様」と言って生徒たちの演奏を褒めた。

二本松は「19時半からお食事会よ」と生徒を誘導した。

50階建てのタワーマンションの最上階で発見された土門医師の殺人現場に警察が現場検証をしていると、いつものように沙羅駆たちが現れる。

今回は「日本医学会より高名な医師が殺害されたとの情報があった」とのことで別に依頼されたわけではない。

まぁ勝手に来たということだろう。

そんなのはお構いなしの沙羅駆は独自の観点で推理していく。

まず音楽を聞いていたヘッドフォンのイヤホンジャックを外すと爆音が流れる。

そして、グレープフルーツが無作為に置いてあることにも気づいた。

さらには、土門医師の死体の目を見るとコンタクトがしてあり、メガネをかけてることは不自然・・・つまり強盗に見せかけるように誰かが偽装したのはないかと推理する。

とはいえ防犯カメラの記録にはそれらしい怪しい人物は映っていない・・・セキュリティ面も完璧でしかも50階の部屋で起きたことから、巷では「天空密室殺人事件」と呼ばれ話題になっていた。

そんな中、犯行に及んだ二本松由里に不穏なメールが届く。

お手際、誠に鮮やかでした。
料金の支払いは後ほど。
めでたくかしこ。
「13」

そのメールを読み悪人の目つきになる二本松だった。

沙羅駆たちは森本のところへ行き、土門医師の遺体を見せてもらうことにした。

森本の見立てとして死亡推定時刻は18時半〜20時半だと言う。

そして沙羅駆の推理として傷口のつき具合から犯人は左利きであると断定。

そして被害者は異常な大音量で音楽を聴いていたことから、聴覚に関する病気を患っていた可能性があるのでないかと思い、森本に調査をお願いした。

 

子は一人でマンションの防犯カメラをチェックしていた・・・もちろん沙羅駆の指示だ。

9台ものカメラをするとなると精神的にキツくなりストレッチをしたりと若干サボりながらのチェックをする。

間の悪いことにストレッチをしているところに沙羅駆と賢正が来た。

奏子はいきなりピシッとして「犯行当日の天気は晴れ、被害者の死亡推定時刻の前後は特にみっちりかっちりチェックしましたが、怪しいものは何一つ見つかりません」と言った。

すると沙羅駆は10倍速で9台のカメラをチェックするという。

目を細め本当に見ているのか見ていないのか・・・とその時「そこ!」と合図に奏子はビクッと反応しカメラを止める。

すると犬を抱いた女性がエレベーターに乗ってきた。

それを見て事件当日は晴れなのに、抱いた犬が専用の雨ガッパを身につけている。

事件前日の夜の天気は小雨・・・つまり防犯カメラの映像は事件当日と事件前日ですり替えられていたことがわかった。

沙羅駆はこの手の込んだことをしたのは「犯人か共犯者の仕業だろう」と言った。

この時すでに沙羅駆の頭の中には「犯人は誰か?」という目星がついているようだった。

沙羅駆は二本松由里が講師を務める音楽大学に来た・・・もちろん彼女に会うためだ。

土門医師の部屋にあるCDラックの中にはジャズのものばかりだったのに、何故かそこに一枚だけクラシックのCD・・・つまり二本松由里のCDが置いてあり不自然に感じていたという。

そこで彼女が怪しいと感じて素性を調べていたのだ。

突然目の前に現れ、彼女に巧みな言葉を使い揺さぶっていく。

美人なのでスポンサーや愛人関係でトラブルも多いのではないか、また土門医師とそういった関係ではないか、といった内容を質問していく。

さらには独自の調査で、二本松は1年ほど前から土門医師の患者だったこともわかっていた。

二本松は「土門さん?・・・あーお医者さんの、思い出しました」ととぼけて「この後レッスンがありますので」と言って行ってしまう。

次に沙羅駆は森本のところへ行き土門医師の死因が確定したというので話を聞くと、まず鈍器のようなもので頭を殴り気絶させナイフで刺したが浅く、さらにもう一度ナイフを押し込んで失血死したという。

気になっていた聴覚については、土門医師は脳腫瘍を患っており、その影響で聴覚の神経を圧迫していた可能性があったという。

さらにこの脳腫瘍で余命は半年で、服用していた薬は「ナリエスチン」でその薬はグレープフルーツの摂取を禁止していた。

沙羅駆は今回の犯行の動機を考えていた。

犯罪の多くは「恨み・嫉妬・隠蔽・・・美しいものなど何もない!」と言い放った。

森本は「殺したいほど憎んだら、沙羅駆さんならどうしますか?」と尋ねると、あたかも【M】に挑戦状を叩きつけるかのように「完全犯罪を仕組みます。ですが、いまだに私にそのような感情を抱かせた人物はいない・・・たった一人を除いては」と言った。

羅駆は賢正と今度は二人で音楽大学に二本松に会いに行き、1曲だけピアノで演奏をしてもらうことになる。

曲は次の発表会で演奏することになっていた、オリジナルの曲だという。

沙羅駆は前半は二本松が演奏する姿を哀しそうな表情で見ていたが、後半部分に入り素晴らしい演奏に目をつぶり耳をかたむけた。

そして「天空密室殺人事件」現場に合ったCDのことを「あなたからのプレゼントですか?」と尋ねたが、二本松は「私じゃないです・・・もしかすると誰かからのプレゼントじゃないですか?」と言う。

すると沙羅駆は「彼(土門医師)が患っていた脳腫瘍の薬の関係でグレープフルーツは食べられないはずなのに、なぜか4つも部屋に置いてあった・・・おかしいと思いませんか?」と追い打ちをかけるように言った。

ちなみに二本松が事件当日グレープフルーツを4つ購入していたことも判明していた。

現在、グレープフルーツは彼女にとって嫌いな食べ物だったが、幼い頃は大好物だったらしい。

IQ246 4話ネタバレ~天才vs汚れた美人ピアニスト~ photo 2

その幼い頃の話を沙羅駆がすると、二本松は「私のこと、どこまで調べてるんですか?」と不機嫌そうに言った。

その時突然賢正の携帯が鳴り、電話に出ると賢正は「えっ?」と驚く。

気になった沙羅駆が「何だ?」と聞くと、電話の相手は賢丈で「事件当夜20時に被害者が殺される瞬間の声を聞いたという人物が現れた」という。

「マジか!?」とでも言わんばかりの表情で驚きを隠せない様子の沙羅駆。

二本松は得意気に「あら~、その時間は大勢の生徒たちと食事会でしたわ・・・トイレにも立たず、生徒たちに確認してみてください」と言う。

二本松由里のアリバイは完全に証明されてしまった、と同時に沙羅駆のここまでの推理が間違っていてフリダシに戻ってしまったこともあり、沙羅駆は落胆の表情を隠せないまま肩を落として帰っていった。

そして沙羅駆たちが帰ると、二本松もまた「20時?」と首を傾げた。

土門医師の最後の声を聞いたのは病院で患者の処置をしたドクターだった。

警察が聞いた話によると、患者の処置をしたというのを事後報告で土門医師にメールしたところ、土門医師から怒りの電話がきて、話の最中で急に誰かと争うような声が聞こえ電話は切れてしまった・・・それが20時だという」。

沙羅駆は二本松由里が犯人だと確信していたようで、屋敷に戻ってからも二本松由里の行動や周りの証言を再確認していた。

ネットニュースでは「天空の密室殺人事件」の重要参考人を再婚相手だと考えているという報道がされていた。

それを見た二本松由里は不敵な笑みを浮かべる。

沙羅駆は二本松由里の元に行き、今までのことを謝罪したいと言った後、最後の揺さぶりをかける。

現状では再婚相手に疑いがかけられているが、重要証拠となる「土門医師のコンタクトレンズ」が見つかれば事件は解決するという。

コンタクトレンズはおそらく静電気によって犯人の服に付着している、と沙羅駆は推理したというと「今犯人の服を躍起になって探しています。おそらく間もなく見つかるでしょう」と二本松をあおる。

さらには賢正から電話がかかってきて(かかってきたフリ)「何?監察医が例の件はOKしてくれた・・・わかった、すぐ戻る」と電話を切って興味を完全に惹きつけその場を後にした。

 

本松は犯行当時に着た黒いコートを、発表会で使うピアノの下に隠していた。

どうしても沙羅駆の言葉が気になってしょうがない二本松は、そのコートを掘り起こしコンタクトレンズが付着していないか確認していると、そこに沙羅駆・賢正・奏子が現れる。

沙羅駆は「もしかしてコンタクトレンズを探していますか?あれはブラフです・・・こうしてあなたの犯罪の証拠を炙りだすための」と言った。

二本松は発表会で使うピアノの下に隠すことで、誰も触らない場所だったはず。

発表会が終わったらピアノを動かして服を処分しようと考えていたのだ。

ここで二本松は最後のあがきを見せる。

「私には完璧なアリバイがある」という。

実際に沙羅駆もそこが一番疑問に思っていたことだった。

しかし20時の完璧なアリバイこそが「土門賢治と二本松由里の関係」を明らかにしたという。

秘密の関係

土門医師が二本松を治療していたカルテを見たが、治療部位は「左手の指」で当然握力にも影響する。

先日沙羅駆の前でピアノを弾いて見せたが、弾いた曲は左手の人差し指を使わなくても演奏できる曲だった・・・よって二本松の指は完治していないのだ。

でも土門医師のカルテには「外科的には完治」と書いてある。

しかし二本松自身指が動かない・・・歯がゆくなった彼女はストーカーのように土門医師に付きまとっていた。

「なぜそんなに土門医師にこだわるのか?なぜ彼でなくてはいけないのか?」

それは土門賢治が二本松由里の父親だからである。

実は沙羅駆はそのことを怪しんでいてDNA鑑定をこっそり森本にやらせていたのだ。

そして実の親子ならば20時のアリバイはこう解釈できる。

アリバイ

二本松は左の握力が弱まっていたので、置物で頭の傷も刺し傷も致命傷にはならなかった。

そして20時頃に土門医師は意識を取り戻した。

119に電話をかけようとするが「実の娘の憎しみの深さ」を知り、最後に父親らしいことをしようと、部下の医師に電話をかけ自作自演で誰かに襲われたような言動をして、背中に刺さったナイフに全体重をかけ自ら命を絶ったのだ。

沙羅駆は「土門医師は余命半年にも関わらず、生への未練より親子の情が勝った!」と言って「鉄壁のあなたのアリバイは被害者である父親が娘のあなたのために作ったものだ」と二本松に向けて語る。

すると完全否定していた二本松がゆっくりと口を開き供述を始める。

土門医師は二本松の母が身ごもっていたが裏切り、出世のため理事長の娘と結婚する・・・しかし二本松の母は土門を愛し続けていた。

母が亡くなる寸前「せめて見舞いを」と頼みに行くがそれも拒否され、その時に揉み合いになったはずみで指に怪我をしてしまう。

つまり、土門医師は二本松由里にとって最低の父親だったのだ。

事件現場に置いてあったグレープフルーツは父親が昔から大好きだったので買ったのだという。

二本松が沙羅駆に全てをを話した後「グレープフルーツだけで私を疑ったんですか?」と聞いたが、そんな簡単なことだけで疑うことはできない。

沙羅駆が二本松を疑ったのは理由があって、土門医師の50階の部屋に向かうときのエレベーターの暗証コードが「9021691」だが、逆から読むと「19611209」になる・・・つまり1961年12月09日でそれは二本松の母親の誕生日だったのである。

それに気づいていた沙羅駆は「少しは心があったようです」と明かすと二本松は警察に連行される(おそらく沙羅駆が呼んでおいた)のだった。

賢丈と賢正は【M】ことマリアティーの最近のメール発信元は、3年前のロンドンだということを突き止めていた。

賢正は「(この時はまだ明らかになっていないが)やはりあの時死んでいたのでは?」と言うと、賢丈は「そんなはずはない」と渋い顔で言った。

沙羅駆は屋敷から月を見つめていたが、月はなぜか赤かった。

 

・・・5話「vs汚れた芸術家」へ続く

IQ246 5話ネタバレ~天才vs汚れた芸術家~

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。