ここでは毎週金曜日に放送されているドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人~」9話のネタバレを公開しています。
見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。
砂の塔~知りすぎた隣人~
砂の塔 8話ネタバレ~弓子が放つ矢に蝕まれていく家族~
9話の主な登場人物
主:高野亜紀/菅野美穂
ドラマの主人公で、家族のことを常に一番に考える専業主婦。
商店街生まれの下町育ちだが、憧れのタワーマンションに夢を持って25階に引っ越してきた。
タワマン内のセレブママたちに振り回されながらも、子ども達が孤立しないように奮闘する。
生方航平/岩田剛典
亜紀の幼なじみで、子供たちが通う体操教室のコーチ。
タワマンに住むセレブママたちにも信頼されている。
実は亜紀が「初恋」の相手だったこともあってか、色々と相談に乗る。
佐々木弓子/松嶋菜々子
自宅でフラワーアレンジメント教室を開いている、26階に住む女性。
夫は海外に単身赴任中で、タワーマンションの住人の中でも付き合いやすい性格。
亜紀も引っ越してきてすぐに仲良くなった。
高野そら/稲垣来泉
亜紀と健一の長女で幼稚園に通っている。
子供ながらの元気もある反面まだまだ甘えん坊で、家族に可愛がられている。
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高野和樹/佐野勇斗
亜紀と健一の長男で高校一年生。
趣味は写真で、妹の面倒をよく見たりと優しいが人見知りな一面も併せ持つ。
高野健一/田中直樹
食品会社で働く亜紀の夫。
誠実な性格で妻と子供のために多額のローンを組んでタワーマンションを購入した。
荒又秀実/光石研
常に冷静な判断をする警視庁の名物刑事。
連続誘拐事件(ハーメルン事件)を捜査している。
津久井琢己/上杉柊平
警視庁の若手刑事で、先輩の荒又を尊敬している。
荒又と一緒にハーメルン事件解決に意欲を燃やす。
三田久美子/烏丸せつこ
亜紀の母親で、父が亡くなった時に多くの借金を残し他の男と出ていってしまう。
今も亜紀にお金をせびりに来る…亜紀にとっては目の上のたんこぶ。
阿相寛子/横山めぐみ
タワーマンションの最上階に住むボスママ。
プライドも雲のように高く、セレブマダムをアピールしている。
橋口梨乃/堀内敬子
45階に住む高階層のママで、和樹の同級生の成美と幼稚園に通う美央の母親。
夫婦でハーバード大学出身ということが自慢で、タワマンの問題には振り回されないように上手く立ち回っている。
ストーリー
9話あらすじ
健一が逮捕!?
突然現れた警察に、任意同行されていく健一。
夫は不在、そして息子は姿を見せず…亜紀は不安にさいなまれる。
そんな中、ようやく和樹から電話が・・・。
ホッとしたのもつかの間、和樹はなんと「佐々木さんと札幌にいる」と告げる。
「明日、自分が生まれた家で、本当の母親に会わせてもらう」という和樹の言葉に、亜紀は呆然――。
和樹を取り戻したい…その一心で手がかりを探す亜紀は、刑事・荒又を訪ねる。
そしてそこで、14年前の弓子の事件の全てを知ることに。
それは、亜紀の想像をはるかに超えた、弓子の壮絶な過去と罪の真相だった――!
一方、札幌の和樹の生家にいる弓子と和樹。
「本当の母親と再会して、ここで新しい人生をやり直すんだ」和樹の夢はふくらむ。
しかしそれには、これ以上なく厳しい弓子からの条件があった。
それは「本当の母親に会う代わりに、亜紀とはもう二度と会わない」というもの…苦悩の末に和樹は、ずっと再会を思い描いていた実母との再会を選ぶ――!
その頃、ハーメルン事件は急展開を迎えていた。
発見された被害者・千晶が口ずさんでいた曲の詳細が判明したのだ。
その作曲家のもとに向かった荒又は、事件とのある共通点を発見する!!
亜紀・弓子・和樹・健一、そしてハーメルン事件の閉ざされた真相…
第9話、衝撃のクライマックスの幕が開く――!
引用元:「砂の塔~知りすぎた隣人~」公式HP
砂の塔~知りすぎた隣人~
9話ネタバレ
ここからはドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人~」9話のネタバレを公開しています。
健一と亜紀とそらはクリスマスイルミネーションの点灯式で、家族の絆を取り戻していた。
そして健一は腹をくくり、重い口を開き「全部話すよ、昔弓子と何があったか。彼女と俺が犯した罪のことも」と亜紀に言うのだった。
さらに健一は「弓子は・・・和樹の母親は元殺人犯だ」と衝撃の過去を話しだす・・・が全てを話そうとした時に、武文から電話が鳴り「マズイことになった、誰に何を聞かれても副業のこと話すなよ」と言われる。
とりあえず自宅に戻るが和樹の姿はない。
健一は武文からの電話に焦っていて、落ち着きがない。
そうしているとマンションのチャイムが鳴り、インターホンを出ると「高野健一さんはいますか」と警察がやってきた。
健一は警察に「阿相武文について話を聞きたいので、任意で署まで同行していただけますか?」と言われ連行されてしまうのことになった。
しかし健一は覚悟を決め、落ち着きを取り戻していた。
健一は「大丈夫だ、捕まるようなことはしていない。弓子の事件ことは警視庁の荒又刑事をたずねるんだ。子供たちのことは頼んだ」と亜紀に言って警察について行く。
この時もちろん武文には逮捕状が出ていて、50階の部屋・・・つまり寛子と子供が住む部屋にも捜索令状が出て家宅捜索が始まっていた。
一人になってしまった亜紀は和樹に、何度も電話をかけるがいっこうに出ない。
やっと和樹から亜紀に電話がかかってくる・・・和樹は「今札幌のホテルにいる」と弓子と一緒にいて、和樹が生まれた家に行きそこで本当の母親と会うということだけ伝えると、亜紀が話す間もなく電話を切ってしまった。
寛子は今までボスママとして君臨していたが、夫の武文に逮捕状が出ていることがマンション住民たちが知り、ママ友からは「信じられないわ。まさかこのタワーに犯罪者が住んでだなんて」と冷たい視線を浴びることになる。
亜紀は荒又刑事をたずね、弓子に起きた過去の秘密を聞くことになる。
和樹が弓子と札幌で暮らそうとしていること、亜紀は和樹を取り戻したいと、強く願っていることを話す。
亜紀は「確かに私は息子のイジメに気づけなかった・・・でも彼女は一度和樹を捨ててるんですよ。それを取り戻そうなんて、身勝手すぎじゃないですか」と言った。
しかし荒又も、今弓子がしていることも、何も知らなければ身勝手に思えてもしょうがないと思うと言った。
そして荒又は「わかりました」と言って弓子の過去を語りだした。
弓子はあまり良くない母親の元で育てられ家を飛び出し、その後出会った健一と交際が始まった。
弓子はその時「ホステス」のアルバイトをしていたが、結婚を機に辞めていた。
そして健一の仕事の関係で北海道へ転勤することになる。
そして北海道の地で事件は起こるが、当時研修で北海道警にいた荒又刑事がが弓子の事件を担当していたのだ。
弓子にはホステス時代からストーカーがいて、その男は健一の転勤先の北海道までついてきていた。
やがて和樹が生まれるが、ストーカーの動きは激しくなっていき、弓子は健一には怖くて言えなかったそうだ。
そしてクリスマス・イブの夕方・・・ついに事件の日が訪れる。
健一が和樹を散歩に連れて外に出ていた時のことだった。
ストーカーは弓子の家に包丁を持って入り込み「お前を殺した後は、子供も殺す」と襲いかかってきた。
弓子はなんとかストーカーが持っていた包丁を奪い、逆にストーカーを刺し殺してしまった。
弓子は和樹に怖い思いはしてほしくないと考え、ストーカーの死体を裏庭に運び、とりあえず血で染まった風呂場を洗った。
しかし間も無く健一と和樹が帰ってきて、その状況に呆然とするしかなかった。
裁判では正当防衛が主張されたが、判決では過剰防衛による殺人罪で、2年の実刑判決が下った。
刑務所に服役していた弓子は、「和樹を殺人犯の息子にしたくない」と健一に離婚してほしいとお願いしてきた。
弓子の決意は固かった・・・自分の人生を捨てて和樹を守ったのだ。
荒又は自分の息子を亡くしているため、弓子の気持ちもわかるのだという。
弓子は和樹を連れて北海道の和樹が生まれた家・・・つまり事件があった家に来ていた。
弓子は、自分が本当の母親だとは名乗りでずに和樹を我が物にしようと、巧みに「東京の家族(高野家)とは会わない」約束をさせようとする。
和樹もそれに「わかりました」と了承する。
亜紀がマンションに戻ると、亜紀の母親の久美子が来ていて弓子のことを話すと、久美子は「もし和樹の幸せを思うなら、一旦その人に預けてみるっていう手もある」とさらに亜紀に隠していた秘密を話し始めた。
昔亜紀を置いて久美子が家を出たのは、男と逃げるためではなく、借金取りからの苦労を亜紀にかけたくないという思いがあったからだと話す。
嘘でもつかないと亜紀の踏ん切りもつかないだろうと思ったという。
結果久美子の思惑通り、借金取りの取り立ては激しく、離れて暮らして正解だと今は思っているようだ。
だから「和樹が一番幸せだと思うようにしてあげなさい」と言った。
疑いも晴れやっと警察の取り調べから開放された健一が帰宅するが、和樹が弓子と北海道にいることを知り「誘拐だ」と警察に通報しようとする。
しかし亜紀は久美子の話を聞いたのもあり、和樹の気持ちも尊重したいと健一を止めるのだった。
と思ったら弓子から高野家に電話があり、和樹を最後に東京に行かせてカメラや荷物を取りに行かせるという。
そしてそれ以降は「本当の母親(弓子だがこの時はまだ和樹は知らない)と一緒に北海道で暮らすことを決めた」とも言った。
反論するまもなく弓子は電話を切ってしまう。
健一は「帰って来たら縄で縛りつけてでも引き止めるぞ」と興奮した様子だったが、亜紀は和樹の話をちゃんと聞いて「あの子がしたいようにさせてあげよう。和樹が幸せなのが一番なんだから」と切実な想いを口にする。
和樹が東京に一時帰宅して、覚悟を決めて自宅のドアを開けた。
すると高野家はなぜか賑やかで、しかもこれからキャンプに行くという。
和樹にとってはよくわからない展開だったが、亜紀も「無理矢理説得しようとなんて思ってないから」と連れ出すことに成功した。
和樹はキャンプを通して久しぶりに家族のぬくもりを感じていた。
そしてその夜、健一と亜紀、そして和樹の三人で話しあう。
健一は和樹の心に語りかけるように「どうして家族と離れて北海道で暮らしたいと思ったのか話してくれないか?」と言った。
すると和樹は本心を語り始める。
和樹は東京の街を歩いている時は、いつイジメをしていた奴らに会うんじゃないかと不安でしょうがなかったが、北海道では目の前が明るくなった気がしたと話す。
さらに「なんで和樹が生まれて、どうして和樹を捨てたのか、本当の母親に話を聞きたい」という・・・そしてそれを聞かないと、和樹は煮え切らない心を持ったまま生きていくことになると言った。
最後に和樹は「お願いします、行かせてください」と頭を下げた。
亜紀は和樹の言葉を聞き、本当の母親のことを話すことをためらってきた・・・和樹を傷つけてしまうと思い込んでいたのだ。
でも「今度和樹に会う時には、胸を張っていられるお母さんになる」とも誓って、最後に「だから、行っといで。和樹がどんな結論を出そうと応援するつもりだから」と優しく言った。
和樹はそれを聞くと「ありがとう」と涙を流した。
ハーメルン事件の口笛の作曲者が判明する。
10年前に音楽著作権協会に登録された曲で、音楽音響大学の小峰昭宏教授という男だ。
早速、荒又と津久井は話を聞きに行くことにする。
すると口笛の曲は、認知症の音楽療法として作られていたことがわかる。
認知症の音楽療法というのは、認知症患者に音楽を聞かせたり実際に演奏させたりすることで、症状の改善を促すリハビリテーションになるという。
その一環として実験的に作られた曲だということだ。
その音楽療法を受けた患者、もしくは何かしらの関係者に犯人がいると踏んだ荒又と津久井は、それらの人たちのリストを入手することに成功する。
和樹はキャンプから帰ってきて、最後に病院に行くとハーメルン事件4人目の被害者である前田千晶ちゃんと出会い「ハーメルンの唄」というのを口ずさんでいた。
和樹が北海道に向かう飛行機の時間になり、自宅から送り出すときになり・・・亜紀は和樹の体のことばかり心配し、これから離れて暮らすことを考えてしまい涙を流すと、和樹も涙を流し二人は抱き合った。
この時、こっそりそらが健一の携帯を使い航平に事情を話していた(どこまでそらが把握していたのかはわからず)。
和樹を送り出しマンションに戻ると、ママ友たちが阿相家を追放する署名運動をしている。
梨乃は寛子に散々いじめられてきた亜紀にも署名を持ちかけてきた。
しかし亜紀は和樹の前で誓った、「胸を張っていられるお母さんになる」ことを思い、「私はできません」と言ってその場を去っていく。
寛子と息子は村八分状態で、子供の遊び相手などいなくマンションの外で楽しく遊ぶ子供たちをボーッと見ていた。
それを見た亜紀は「そらと一緒に遊んでくれるかな?」と寛子の息子に問いかけ子供たちは元気に遊び始めた。
亜紀は寛子に軽く会釈して、子供の笑顔を楽しそうに眺めていた。
和樹は空港に着き、迎えに来る弓子を待っていた。
するとそこに航平が現れ、和樹を亜紀の元へ帰るよう説得しようとするが、弓子が現れそれを邪魔するのだった。
しかし本当の家族にギリギリで気がつき、和樹は高野家に戻ることを決意する。
そして亜紀に電話して「家に帰ること」を伝え、騒動になった和樹が撮ってきた写真の真相も話す。
あの写真は和樹が「あんなお母さんの子供は可哀想だなぁとか、あんな母親はうらやましいとか、つい亜紀と重ねて」撮っていたらしい。
和樹は「あんな騒ぎになるなんて、ごめん」と謝ると、走って家に向かった。
その表情は明るい未来に満ちた、とても前向きな顔つきに変わっていた。
亜紀がそのことを健一に伝えると涙を流して喜ぶのだった。
弓子はタワーマンションの自分の部屋に戻り、心底悔しがり、飾ってあった花瓶をなぎ倒し、防犯カメラに映るモニターも線を切って見れなくしてしまうのだった。
ハーメルン事件では捜査が順調に進み、前田千晶ちゃんの証言から男女の共犯であることが判明して、認知症音楽療法の関係者リストから山梨県にある「認知症グループホーム」が見つかり、そこに犯人が潜伏していると考えられた。
しかしハーメルンの魔の手は高野家が暮らすタワーマンション「スカイグランドタワー」にもおよび、(これは憶測だが)50階に住む寛子の息子が失踪してしまう。
和樹が50階と屋上の間の階段で何かをセッティングして(おそらくサプライズクリスマスプレゼントだろう)、階段を降りようとすると聞き覚えのある曲が聞こえてきた。
それは病院で出会った前田千晶ちゃんが口ずさんでいた「ハーメルンの唄」だった。
その曲を口笛で吹いていた・・・犯人だ。
好奇心もあり和樹はその顔を見てしまった。
そしてそれを亜紀に電話で伝え「俺今から警察に行ってくる」と言った瞬間、後ろから突き飛ばされてしまい階段から落ち意識を失ってしまう。
・・・最終回(10話)へ続く
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