ここでは毎週金曜日に放送されているドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人~」6話のネタバレを公開しています。

見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。

砂の塔~知りすぎた隣人~

砂の塔 5話ネタバレ~息子の心の闇に気づけない「ダメな母親」~

6話の主な登場人物

主:高野亜紀/菅野美穂

ドラマの主人公で、家族のことを常に一番に考える専業主婦。

商店街生まれの下町育ちだが、憧れのタワーマンションに夢を持って25階に引っ越してきた。

タワマン内のセレブママたちに振り回されながらも、子ども達が孤立しないように奮闘する。

生方航平/岩田剛典

亜紀の幼なじみで、子供たちが通う体操教室のコーチ。

タワマンに住むセレブママたちにも信頼されている。

実は亜紀が「初恋」の相手だったこともあってか、色々と相談に乗る。

佐々木弓子/松嶋菜々子

自宅でフラワーアレンジメント教室を開いている、26階に住む女性。

夫は海外に単身赴任中で、タワーマンションの住人の中でも付き合いやすい性格。

亜紀も引っ越してきてすぐに仲良くなった。

高野そら/稲垣来泉

亜紀と健一の長女で幼稚園に通っている。

子供ながらの元気もある反面まだまだ甘えん坊で、家族に可愛がられている。

高野和樹/佐野勇斗

亜紀と健一の長男で高校一年生。

趣味は写真で、妹の面倒をよく見たりと優しいが人見知りな一面も併せ持つ。

荒又秀実/光石研

常に冷静な判断をする警視庁の名物刑事。

連続誘拐事件(ハーメルン事件)を捜査している。

津久井琢己/上杉柊平

警視庁の若手刑事で、先輩の荒又を尊敬している。

荒又と一緒にハーメルン事件解決に意欲を燃やす。

高野健一/田中直樹

食品会社で働く亜紀の夫。

誠実な性格で妻と子供のために多額のローンを組んでタワーマンションを購入した。

阿相武文/津田寛治

寛子の夫で、イベント会社の社長。

寛子には頭が上がらない。

ストーリー

6話あらすじ

和樹がハーメルン事件の犯人と疑われ、警察に事情聴取されて以来、亜紀と和樹の間には、溝ができたまま。

家族と会話もせず、学校も休むという和樹を心配し、亜紀は健一に担任教師との面談に一緒に来て欲しいと頼む。

しかし、健一は前夜に会った弓子のことが頭から離れず、心ここにあらず。

しかも、健一のシャツには口紅のような赤いシミが…亜紀はまさかと思いながらも、浮気を疑う。

しかしその相手が弓子だとは、まったく思いもしていない。

そんな中、亜紀は弓子に夕食に誘われる。

食事に誘われた相手が弓子とは知らず、健一は動揺を隠せない。

実は健一と弓子の間には、過去に関係があったのだ。

さらにそこへ、新たな客が訪れる―。

それは弓子が招いた生方だった!

亜紀が生方を自宅に呼んでいたなどと、あおるように話す弓子。

健一は、まんまと亜紀と生方の仲を疑い、気まずい雰囲気に…。

その後、亜紀は生方から、今までの不可解な出来事はすべて弓子が仕組んだ罠の可能性があると聞かされる。

にわかには信じられない亜紀だが、弓子と健一のただならぬ様子を見てしまい…

弓子が自分に近づいたのは、健一を奪うため!?

苛立ちを抑えきれなくなった亜紀は、弓子からプレゼントされたプリザーブドフラワーを投げ捨てる。

すると、そこから盗聴用の小型マイクが……!

一方、ハーメルン事件の捜査を進める刑事・荒又は、捜査線上に浮かんできた弓子のもとを訪ねる。

「なぜあのタワーマンションに現れた?一体、何が目的?」笑顔を湛える弓子。

弓子の目的は、高野家の崩壊ではないのか?

やはりハーメルン事件の犯人は、弓子…!?

次々と明らかになる隣人の完璧な策略!

高野家を崩壊させようとする隣人の真の目的とは…バラバラになりかけた家族の絆を、亜紀は母として守ることができるのか!?

引用元:「砂の塔~知りすぎた隣人~」公式HP

砂の塔~知りすぎた隣人~
6話ネタバレ

ここからはドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人~」6話のネタバレを公開しています。

健一は弓子に偶然同じマンションに住んでいることを告げられる。

二人には秘密の過去があるようだ。

弓子は「変わらないわね、健一さん・・・私は変わったわ。色々あったから」と意味深なことを言って、その場を後にした。

亜紀は健一が帰宅すると和樹のことを話し、担任の先生と面談が月曜日にあるから一緒に行ってほしいと頼むが、健一は「平日は会社がある」と言うが亜紀は「何言ってるの?和樹が心配じゃないの?」と食い下がる。

亜紀の必死さも通じたのか健一は「わかった」と約束した。

健一は武文の会社で開催する「婚活イベント」の準備中に現場で武文に「月曜日休ませてほしい」と頼むが、武文は「ダメダメー。婚活イベントの担当が賢ちゃんだから、信頼して頼んだんだぜ?・・・あの仕事(ナイショの副業のお手伝い)も」と断られてしまう。

その時、健一の携帯が鳴りもう一つの問題の方も動きだす・・・弓子から呼び出しの電話だ。

健一が昔よく来ていたBARに着くと、弓子が待っていて「話したいことことがあるの」と言って健一を無理矢理席に座らせた。

(もちろん弓子のことは秘密で)健一が帰宅して、ワイシャツを脱ぎ捨てると亜紀はいつものようにそのシャツをたたむ・・・すると女性の口紅のような跡を見つけてしまうが、そんなことあるわけないとタカをくくる亜紀だった。

警察の荒又は航平から「佐々木弓子」という名前を聞いて、航平から知っている情報の聞き込みをしていた。

弓子は現在どこに住んでいるのか?→スカイグランドタワーというタワーマンション。

弓子の現在の職業は?→フラワーアレンジメント教室を開いている。

荒又は弓子の職業について「それだけですか?ほかに聞いてませんか?」と聞くが航平はもちろん知らない。

荒又は弓子が現れた理由は何かと嗅ぎまわるのだった。

砂の塔 6話ネタバレ~健一と弓子の隠された秘密と家族の絆~ photo 1

そして航平もまた弓子のことをさらに調べるのだ。

ある日、航平がコーチを務める体操教室で主催する「もみじ狩り」に誘われ、そらは行きたい様子。

和樹との関係も取り戻せるかもと思った亜紀は、そらに「お兄ちゃんとパパも誘ってみようか!」と前向きな姿勢を見せる。

亜紀はそらに「パパとのもみじ狩りでの思い出話」を話す。

なんでも結婚する前・・・というか二人の出会いは、健一と亜紀は同じ会社にいて会社の旅行で「もみじ狩り」に行き、その時健一のことを優しいと思いそのままゴールインしたということだった。

そして亜紀は健一に「今度の日曜日もみじ狩りに家族で行かない?」とメールをした。

健一は心の底から「休みたい」と行きたかったが仕事が休めるか不安だった。

実はその時も武文を高級クラブで接待する為に、待ち合わせていた。

武文がクラブに着くと「ちょっと、ママ呼んできて」とボーイに言って、ママが「こんばんわー、阿相社長」と登場したので、健一がママの顔を見るとそれは弓子だった。

「ゆ、弓子」と驚く健一に「君ら、知り合いだったのか?」と武文が聞くと、弓子は「学生時代の同級生だったんです」と淡々と答える。

武文が他の女の子と話しに夢中になっているのを見計らって、健一は「まだこの仕事続けてたのか?」と弓子に尋ねると「生きてくためにはこれしかなかったから」と答える。

健一はその答えに「可哀想という目」で弓子を見ていると、弓子は「そんな目で見ないでよ、私幸せよ・・・一人でいることも慣れたし」と意味深な発言をした。

接待も終わり店を出ると、弓子のことを尾けていた航平が弓子のことを見ていた。

弓子は武文と健一を送り出した後、航平を見つけて捕まえる。

弓子は「また警察呼ぶわよ」と言うが、航平も「警察呼ばれて困るのはあなたじゃないですか?荒又警部に会いました」と脅すように言った。

一方で亜紀は和樹に「今度の日曜日、お兄ちゃんも行かない?」ともみじ狩りに誘うが、「行かない・・・模試!」とぶっきらぼうな態度で断られてしまう。

亜紀がそらを連れて外で遊んでいると弓子が現れる。

弓子は亜紀に先日和樹の事件があった時、亜紀に対して「最悪な母親」呼ばわりしたことを謝罪してきた。

弓子は「あなたに嫉妬してた、幸せそうだから・・・」と自分の夫が現在浮気をしていて、その女性とニューヨークで暮らしているという。

そして浮気に気づいたきっかけが「シャツについた口紅」で、それは浮気している女性がわざと残していたという。

亜紀は最近健一にも同じようなことがあったので「他人事」には思えなかった。

仲直りの証として、高野家と弓子は夕食を弓子宅ですることにした。

亜紀は和樹に確認メールを送ると「OK」が出たので、喜んで健一も誘う。

健一には弓子の名前は言わずに「同じタワーのお友達で、真上の部屋に住んでる」とだけ伝えると「OK」が出る。

ついに亜紀が弓子と健一が知り合いだったことを知る時がくる。

弓子の部屋で夕食の準備をしていると、部屋の呼び鈴が鳴り健一が入ってきた。

健一は亜紀のお友達が弓子だということを知り絶句してしまう。

しかし弓子はもちろん(わかっていたことなので)動じずに、健一とは初見のような振る舞いをしていた。

(和樹は友達と会っていて後で来るという連絡があらかじめ入っていたが)さらに呼び鈴が鳴り亜紀は「あ、和樹かな?」と言うが、弓子は「実はね、サプライズでもう一人呼んであるの」とドアを開け入ってくると、それはなんと航平だった。

修羅場に修羅場を重ねたような状況になる。

弓子は航平が「弓子について聞きたい」と言っていたので呼んだとのことだが、航平はもちろん高野家の皆は何がなんだかわからない。

特に健一は航平が誰かということもわからずに、きょとんとしていた。

弓子は「この方、亜紀さんのご主人」と紹介される。

二人は初めて会うが、航平にとっては先日尾行していた時、弓子が店の前で送り出す客の顔・・・健一の顔を見たのを思い出し「あっ」という顔をするが、初めて会ったフリをした。

健一は「もしかして、昔ママのご近所だったっていう・・・でも昔の知り合いとはなるべく会いたくないって・・・」と亜紀に言った。

弓子はそれに追い討ちをかけるように「仲良いんですよー、前にも亜紀さんのお宅で会ったよね?」と平然な顔で言う。

「彼、ウチに来たの?」と驚く健一に、亜紀は焦った素ぶりで「1度だけよ・・・あ、ちょっと相談があって・・・言う必要ないでしょ?そらの体操教室のコーチなんだから」と言うが時すでに遅しで、気まずい空気が流れる。

そして航平が「あの、俺帰ります」と席を立つと、弓子は「あら、私に聞きたいことがあるんじゃなかったの?」と挑戦的に言う。

航平は「失礼します」と弓子を睨みつけながら言いながら颯爽と部屋を後にした。

航平の様子に異変を感じた亜紀は、部屋を出ていく航平を追いかけ「どうしたの?」と声をかけると通路の端に連れられ、ひそひそと話し始めた。

航平曰く、弓子は高野家を混乱させる為わざと航平をあの場に呼んだという。

実は航平が弓子について色々調べていたと「高野家の真上の部屋をわざと高い金額で購入していたことや、実は独身で銀座でクラブを経営してる」という情報を掴んでいること伝える。

さらには弓子の店の前で、健一と弓子が一緒にいて「前からの知り合いみたいな感じ」に見えたという。

しかし亜紀もそのことは信じられず(信じたくないという気持ちもあったかもしれない)、怒り気味に部屋に戻ってしまう。

亜紀が部屋に戻ると、健一と弓子がなにやら口論をするような口調の話し声が聞こえてくる。

「・・・何考えてんだよ、弓子・・・亜紀は何も知らないんだから」とこの会話を聞いてしまった亜紀は二人の前に姿を現し「どういうこと?」と聞くが二人は黙ったままだった。

亜紀たちは自分の部屋に戻り、夫婦の話し合いが始まった。

亜紀は「弓子さんとどういう関係?」と言って問い詰めていくと、健一は「学生時代の同級生で阿相社長の行きつけのクラブのママ」だという。

亜紀は、健一に近づくために真上の階に引っ越してきたのではないか、そしてシャツに口紅の跡があったのでそれについても問いただしていると、和樹が帰宅して不機嫌そうに「(夫婦喧嘩を)続ければ?」と言って自分の部屋に入ってしまう。

亜紀と健一は「ハーッ」とため息をつき、とりあえず夫婦喧嘩はここで終了・・・健一と弓子の関係は明らかにすることはできなかった。

翌日、亜紀は健一のシャツにアイロンをかけながら弓子のことを考えてしまい、考えれば考えるほど腹がたってきて「私、馬鹿だ」と弓子から友達の証としてもらったブリザードフラワーの花束をゴミ箱に投げ捨てた。

するとその中から盗撮カメラ・盗聴機らしきものを見つけ、マンションのエントランスで弓子を待ち伏せる。

ついに直接対決の時だ。

弓子が外から帰って来ると、亜紀はフラワーアレンジメントの中から出てきた機材を突きつけ「盗聴してたんですか?主人につきまとってるんですか?だからウチの家族を壊そうとして私に・・・」と真剣な表情で言うと、弓子は鼻で笑う。

そして「やっと気づいたの?このタワーに来てからおかしなことが色々あったのでしょ?・・・アレ、全部私よ」と宣戦布告するように堂々と白状した。

亜紀はその言葉に「嘘・・・」とタジタジしてしまう。

弓子は「最初からお友達のふりして近づいたの」と言われ亜紀も我にかえり、弓子の顔を一発平手打ちする。

さらに弓子の胸ぐらを掴み「どうして?良い母親って言ってくれて嬉しかったの・・・」と涙ながらに言うが、「あなたが良い母親なわけないじゃない」と弓子に言われてしまう。

亜紀は自宅に戻り部屋に他にも盗聴機が仕掛けられてないかと、あちこちを探し回り部屋は散乱していた。

そこに健一が帰宅し、散乱する部屋を見て「どうしたんだよ?」と焦って聞くと、弓子がこの部屋を盗聴してたことを聞かされる。

亜紀は「警察に言いに行こう」と言うが、健一と弓子の間に隠された過去の秘密もあり、健一は反対する。

砂の塔 6話ネタバレ~健一と弓子の隠された秘密と家族の絆~ photo 2

秘密のことなど知らない亜紀は「私の言うことが信じられないの?」とやはり健一と弓子は恋仲なのかと疑心暗鬼になってしまう。

健一も負けじと「そういうお前もどうなんだよ」と航平のことに対し疑惑を待っていると反論してくる。

完全に夫婦喧嘩になってしまい、弓子の思惑通りといったところだろうか。

しかしこの家族崩壊の救世主ともいえる、そらが「もみじ狩り行きたい・・・」とベソをかく。

そのセリフを聞き亜紀と健一は「ゴメンね、明日もみじ狩り行こう」と冷静になるのだった。

弓子が経営する銀座のクラブに警察の荒又が訪れ、弓子に対し「久しぶり」と笑顔で言うと、弓子は焦る様子もなく平然とした顔で招き入れた。

荒又は席につくなり「今さらあの家族を引っかき回して何になる?壊そうとしてる」といきなり突っかかる。

弓子は「仮に私があの家族を壊したいとしていて、本当に強い絆があれば私なんかに何ができます?」と言いつつも「家族なんて壊れる時には壊れるんですよ」と言うと、荒又は「本当は何が目的?」と聞く。

しかし弓子はそれには答えずに「お帰りだそうです」と帰すが、荒又がいなくなると弓子が初めて曇った表情を見せた。

静岡県で体操教室主催のもみじ狩りに健一・亜紀・そらの三人で参加していた。

とはいえ亜紀の健一と弓子に対する疑惑は晴れていない。

イベント中に健一の携帯が鳴れば、反応する亜紀に「仕事だよ」と弁解する健一だが、亜紀は「本当に仕事だといいけど」とよそよそしい。

亜紀が何かある度に疑い続けるので、それに嫌気がさしてしまいカッとなった健一は「あ、そう・・・俺、もう帰るよ」と突然その場を去る。

すると健一に・・・

相談したいことがあるの…
今夜この前のバーで待ってる弓子

というメールが届く。

航平が亜紀の異変に気づき声をかけると「ちょっと旦那と喧嘩しちゃって」と亜紀は答える。

すると亜紀がそらがいないことに気づき、山の中を航平と亜紀で手分けして捜索することになる。

初めは焦る様子もなかったが、亜紀のスマホの充電が切れてしまう・・・しかも亜紀は足をくじいてその場から動けなくなってしまうという始末。

亜紀の携帯も繋がらないし、そらも行方不明になったままで、航平は「亜紀さんから連絡ありませんか?そらちゃん探しに行ったきり帰ってこないんです。連絡も取れなくて・・・もしかすると亜紀さんとそらちゃんの二人とも迷子になってしまった可能性がある」と健一に電話してたんですか報告して、再度探し始める。

健一には・・・

待ってるね弓子

という追いうちをかけるようなメールが届いていた。

しかし健一は弓子ではなく、家族を選び亜紀とそらの捜索を始める。

まもなく航平がそらを見つける・・・そらは元気にどんぐりを沢山見つけたと喜んでいた。

亜紀の方は健一が見つけ、足を痛がる亜紀のことを思いやる健一の姿を見て、昔見た健一の優しさを思い出し涙を流しながら謝る。

健一も「一人ぼっちにして悪かった・・・家族のこと全て押しつけて悪かった」と謝り下山する。

実はそらは「仲良し家族」一人一人に似たどんぐりを探しに行っていた。

そのことを知り亜紀と健一は家族の大切さを思い出すのだった。

そして帰りの車中で、健一はもう弓子と二人で会うことは二度とないと亜紀に約束して「俺の居場所は、亜紀のいるあの家だけだ」と言って亜紀は心から安心するのだった。

さらに健一は和樹のことにも触れ「面談にも行くよ」と約束した。

バーで待ちぼうけを食らった弓子は、一人で会計を済ませ帰る・・・その会計の横には「クリスマスツリーの絵の毛糸の靴下」が意味深に置かれている。

その時和樹は悪友たちといて「こないだのアレ、マジで儲かったわ・・・親にバレてないよな、和樹?」と聞かれ「学校とか模試行くって言っときゃちょろいよ、あいつらバカだから」と和樹の口から聞いたことないようなセリフが聞こえてくる。

しかし亜紀から「もみじ狩り楽しかったよ」と健一と亜紀、そしてそらの三人が幸せそうな笑顔の写真と共にメールが届き、それを見て悩む和樹だった。

一方、ハーメルン事件では新展開があり、四人目の犠牲者だった前田千晶ちゃん3歳が、山梨県の山中で見つかった・・・生存が確認される。

荒又は「山梨県?何でそんな場所で」と疑問を抱く。

千晶ちゃんは、意識はないが命に別状はないとされ、翌朝から病院の前で報道陣が騒いでいた。

それもハーメルン事件で唯一の生存者というのもあるだろう。

「千晶ちゃんの回復を待って警察の聴取が始まります」と報道リポーターは希望を持たせるように、声高らかに言った。

そんな中、千晶ちゃんの両親は愛娘の姿を見てその場で泣き崩れるが、荒又は疑問の表情を浮かべる。

航平が街中を歩いていると目の前に弓子が突然現れる。

弓子は「わたしのストーカーもうやめたの?」と聞くと「あなたが何をしようと亜紀さんの家族はビクともしない」のでもうやめたという。

弓子は「亜紀さんのことが好きだから、いっそあの夫婦が壊れてしまえばいいと思ったんじゃない?」と航平のこころを予測する。

しかし航平は「大事な人だからこそ幸せになってほしいと思う」と言うが弓子は「嘘つきね」と夫婦の秘密だという封筒を航平に無理矢理渡す。

弓子は、その夫婦の秘密を「亜紀が知ったら、あの夫婦場所で終わり・・・彼女はあなたのものになるかもね」と不気味な笑顔で去っていく。

14時からだという和樹の面談のため健一は仕事を抜け出し、亜紀と待ち合わせていた場所に向かう。

健一が待ち合わせ場所まであと100メートルくらいのところで信号待ちしていると、後ろから弓子が声をかけてくる。

待ち合わせ場所ですでに待っていた亜紀が「まだかなぁー」と周りをキョロキョロしていたら、女性とカフェに入る健一の姿を見つける。

女性は弓子だと気づき見ていると、健一の頬にキスをしたので驚いて見て見ぬフリをしてしまう。

実は亜紀に弓子と二人で会わないという約束は、弓子が健一に言わせていたことだった。

弓子は健一に亜紀にそのことを伝えたか確認して(亜紀が近くで見ていることも知っていたのだろう)キスをしたのだ。

本当に高野家の崩壊を目論んでいるようだ。

健一は弓子にキスをされるが「何するんだよ、突然」と怒るが、弓子は楽しそうに「フフフッ」と笑っていた。

健一はそんなことより気になっていることがあったのだ・・・話題は弓子がバーに置いていった「毛糸の靴下」について。

健一は弓子が置いていった毛糸の靴下をバーにわざわざ取りに行っていた。

弓子が「取りに行ってくれたんだ?」と毛糸の靴下を目の前にすると真剣な顔つきになる。

健一は「あそこには置いとけないだろ・・・君が責任持って捨てるんじゃなかったのか」と言うと、弓子は神妙な面持ちで「捨てれないわ。だってあれはあの年のクリスマスの・・・」と言いかけたところで「その話はするなよ!」と話をさえぎる。

健一は頭を抱えながら「あれは僕と君だけの秘密だ」と言った。

・・・7話へ続く

砂の塔 7話ネタバレ~息子・和樹の闇の正体と本当の母親~

各話の詳細ネタバレ

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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