ドラマ「嘘の戦争」最終回の結末ネタバレを公開しています(後半にネタバレ内容を追記しました)。
この作品では、草彅剛がSMAP解散後初主演となるドラマなので注目している人も多いのではないだろうか。
ドラマを見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。
ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじ、最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。
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嘘の戦争
まずはドラマのキャストから紹介していこう。
キャスト
主:一ノ瀬浩一/草彅剛
タイで活動するプロの詐欺師。
浩一には凄惨たる過去があり、9歳の頃家族が無理心中して「犯人=父」だと思われていた。
浩一は真犯人の顔を見たと証言するがそれは否定されてしまい、周囲からは「嘘つき」とレッテルを貼られてしまう始末。
大人になり、日本に帰国した浩一は「プロの嘘つき」として真犯人に復讐する。
十倉ハルカ/水原希子
女詐欺師で浩一の相棒。
浩一に騙されたのがきっかけで、詐欺師になることを決意し徐々に「嘘」の腕を上げてきた。
二科隆/藤木直人
二科会長の次男で、ニシナコーポレーション・社長。
二科家と会社を守る為、浩一の邪魔をすることになる。
二科楓/山本美月
二科会長の長女で、救命救急医。
家族のやり方に不満を持ち、離れて生活をしている。
二科晃/安田顕
二科会長の前妻の息子で、小会社の社長を務める。
二科興三/市村正親
ニシナコーポレーションの創設者にして現在は会長。
数年前に病気になってしまい、身体を壊したのをきっかけに、社長の座を次男・隆に後継者として譲った。
六車了司/神保悟志
二科家御用達の殺し屋で、興三の手下。
三瓶守/大杉漣
浩一の父の友人、児童養護施設の経営者。
その他の出演者
八尋カズキ/菊池風磨(SexyZone)
百田ユウジ/マギー
七尾伸二/姜暢雄
四谷果歩/野村麻純
登場人物の相関図
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以上がキャストとなる。
ストーリー
キャストを紹介したので、続いてストーリーのあらすじについても見ていこう。
あらすじ
草彅剛、主演。復讐シリーズ、第2弾!
親の仇、胸に…。詐欺師となって復讐の鬼と化す!!
母と弟を殺し、自ら無理心中した父――けれどそれは、仕組まれた殺人事件だった!?
犯人の顔を見てしまった9歳の主人公・浩一(草彅剛)は、警察に「犯人は父ではない、真犯人の顔を見た」と繰り返し証言するが、信じてもらえない。
それどころか、“嘘つき”と呼ばれ、親戚からも奇異な目で見られることに…。
やがて浩一は呼び名の通り、巧みな嘘つきに成長。
タイに渡り、名前を変えて、偽の経歴を手に入れて、たぐい稀なる詐欺師になった浩一は、偶然にも記憶の中の真犯人“あざのある男”と再会。
30年間眠っていた“怒り”という感情がよみがえり、復讐することを誓い、ついに日本に戻ってくる。
そうして事件当夜について調べていると、事件関係者たちが次々に浮上していく。
30年の時を経て、その事実を知った浩一は、詐欺師ならではの手法で、その事件関係者たちに罠を仕掛けていく。
さらに浩一は、事件関係者たちのスキャンダルや犯罪者としての顔も暴き、社会的に抹殺しようとする、しかしそれを阻もうとする大企業の会長・二科興三(市村正親)や次男・隆(藤木直人)、長男・晃(安田顕)との間で熾烈な攻防戦が繰り広げられていく…。
こうして浩一の壮絶な復讐劇が始まっていくが、最終的に浩一は復讐を果たすことが出来るのか――?!
その一方で、相棒的な女性詐欺師・ハルカ(水原希子)、さらに、二科家の長女の女医・楓(山本美月)が登場。
浩一を巡る三角関係、複雑な愛憎劇も巻き起こる――。
鮮やかな“ダマし”で積年の恨みを晴らす爽快な復讐劇、運命を惑わす禁断の三角関係などを、ときにはシリアスに、ときにはユーモラスに描き、先が気になるスリリングな展開で魅了する痛快エンターテインメント!
引用元:カンテレ公式サイト/嘘の戦争
結末ネタバレ
ここからはドラマ「嘘の戦争」の最終回における結末ネタバレを公開しています。
このドラマに原作はなく完全オリジナルストーリーで物語は展開していく。
この「嘘の戦争」は草彅剛の復讐シリーズ第二弾となっていて、最初のドラマ「銭の戦争」と脚本家は同じ後藤法子氏が手がけている。
ちなみに「銭の戦争」では、草彅剛が信頼していた人物に裏切られながらも、結局復讐を果たすことに成功する。
そういった意味では、今回の「嘘の戦争」でも同じような展開が予想できるだろう。
草彅剛がはじめから「プロの詐欺師」というのは設定が若干違うが、最初はタイで活動していて日本に帰ってくると、家族を無理心中に見せかけた殺人事件の犯人と見つけてしまい、嘘つきのレッテルを貼られたきっかけになった人物に復讐をしようと考える。
その犯人には簡単に復讐を果たすが、事件には黒幕がいたのだ。
その男は日本で有数の企業ニシナコーポレーションの会長にまで成り上がっていた。
草彅剛は会長に復讐を誓ったがただ倒すのではなくて、会長が築き上げてきたニシナコーポレーションを潰すのが本当の復讐だと考え、家族や周囲の人間たちを得意の「嘘」で罠にはめていく。
その中で草彅剛の家族を葬った「事件の関係者たち」の素性もあらわになっていく。
ここで草彅剛は黒幕である会長に復讐するのではなく、草彅剛の一家を襲った事件自体に復讐することを考えるようになっていた。
しかし、草彅剛が幼い頃に育ててもらい今でも一番の信頼をおいている、児童養護施設を経営者も事件に関与していたことがわかり、胸が張り裂ける思いになり泣き叫ぶのだった。
結果、草彅剛は事件関係者たち全てに復讐を果たすが、「嘘」を駆使して知らなくて良いことまで知ってしまい、自分の最大の武器である「嘘」からの卒業をしてまっとうに生きることを誓う。
なんともハッピーエンドともバッドエンドともいかないような、歯がゆいラスト結末になることが想定される。
ちなみにドラマの主演である草彅剛はSMAP解散直後で、ソロ活動となって最初の仕事で今後の活動や事務所問題に大きく左右する作品になるだろう。
そういった意味ではとても重要になってくると思うので、彼の必死の演技にも注目できる作品となるだろう。
ネタバレ追記
嘘を武器にタイで詐欺師として活動している一ノ瀬浩一だが、一ノ瀬浩一の本当の名前は「千葉陽一」という。
そこに辿りつくまでには、過去に起きた事件がきっかけだった。
彼が9歳の頃、何者かの陰謀により二人組の犯人たちに家族を惨殺されてしまう・・・浩一もその時刺されてしまうが傷が浅く生き残るのだ。
すると浩一は入院中だったが「無理心中で、家族たちを刺した犯人は父親」だと人生最大の嘘をつかされてしまうという過去があったのだ。
浩一がタイで詐欺のカモを探していると、家族を殺した犯人グループの一人である「腕にあざがある男」と遭遇する。
浩一は30年分の怒りが蘇り、日本に戻り「復讐」することを決意するのだった。
一ノ瀬浩一として日本で活動するにあたって仲間を集める。
もともと浩一に詐欺のやり方を教えてくれたという百田ユウジと、その甥っ子で詐欺師になりたく、ネット関係に詳しい八尋カズキ・・・そしてタイからわざわざ呼び寄せた詐欺師仲間の十倉ハルカだ。
あともう一人仲間といえるかどうかはわからないが、浩一がまだ両親を亡くしたばかりの頃、タイに渡るまで面倒を見てくれていた三瓶守という男の前には姿を現していた。
現在は児童養護施設の経営者だったが、事件当時は浩一の父の友人で医師をしていた。
つまり幼い頃の浩一(千葉陽一)のことを知る、唯一の人物だった。
復讐の第一歩として浩一はまず「腕にあざのある男」が医師の五十嵐であることをつきとめ、五十嵐に嘘を使って破滅へと追い込んでいくと、ニシナコーポレーションの二科一家が陰謀の主犯であることが判明する。
調べると当時社長だった二科興三は会長になっていた。
会長は心臓を患い、次男の二科隆に社長の座を譲っていたのだ。
長男の二科晃にはニシナコーポレーションの子会社で経営を任されていた。
といっても、晃は仁科家では「できない男」として認識されていて、おそらく左遷のような感じだ。
二科家にはあともう一人長女の仁科楓がいたが彼女は医師をしており、唯一ニシナコーポレーションからは遠い存在にいたので楓に近づく。
そして晃にも経営コンサルタントの一ノ瀬浩一として絶対の信頼を得ていた。
しかし社長の隆は浩一のことが気に入らなく「あいつは何かを隠している」と疑い、浩一の正体を暴こうと何かにつけて邪魔ばかりしていた。
千葉一家殺害事件の実行犯である二人のうちの一人・五十嵐を破滅に追い込む。
続いて当時の事件で嘘の証言をし現在はニシナコーポレーションの顧問弁護士である六反田健次、事件の犯人が父親だと浩一に嘘を強要した刑事の三輪郁夫、それぞれに制裁を加える。
その間六反田が持っていた、二科興三の口から犯行の実態を語った録音テープを入手することに成功。
そこで「事件のきっかけやその為に利益を得る人たち」といったほぼ全貌が明らかになる。
《 録音テープ内容 》
バカな大学生たちがOLを暴行し殺してしまったのが全てのはじまり。
その親たちが二科興三に頼み、事件の捜査を担当した刑事と病院で解剖を担当した医師に手を回しもみ消しをした。
しかし計算外だったのが解剖を助手としてついた若い医師・千葉(浩一の父)だ。
彼はOLの遺体から抵抗の痕を複数発見し、事件性があると警察にリークしようとしたので、あらゆる手を使って説得を試みるがそれには応じなかった。
やむを得ず千葉医師殺害予定の夜、いないはずの家族が帰宅してしまい家族も殺害・・・一家心中に見せかけた。
このことを大学生の親たち「九島と四条」は知っていたが、バカ息子たちは何も知らない。
この犯行は全て二科興三の指示で行われた。
そして浩一は楓と付き合い(もちろん嘘で)二科家とも徐々に距離をつめていく。
目標は1ヶ月以内にプロポーズして、二科興三に会うことだった。
ハルカはなぜか浩一と楓の仲に嫉妬してしまい、楓に一人で会いに行き二人の恋仲の邪魔をする。
おそらくハルカは自分ではわかっていないが、浩一に好意を抱いているのだろう。

晃とは仕事面で信頼を得ていたが、さらに草野球を一緒にやることでプライベートでも信頼を勝ち取るのだった。
隆は30年前の犯行を知っていたが、関係者が次々と破滅していくことに気づき、事件の生き残りの千葉陽一が復讐しようとしているのではないかと考えていた。
四条というのが政治家の四条綾子であることが判明し、浩一は隠し金5億の存在を知ってそのお金を利用して四条綾子とその息子・司を破滅に追いやった。
その頃30年前の犯行の証拠となる録音テープの存在を知った二科興三だったが、二科家お抱えの殺し屋・六車を呼び出し再び悪に手を染めようとしていた。
隆はそれを阻止しようと「1週間待ってもらう」ことを約束し、自らテープの在りかを突き止めようと動き出すした。
OL殺しの主犯で、今は大手銀行に勤める九島亨の存在を知り調べてみると、九島の亡き父は銀行の元副頭取で年前、二科興三に多額の融資をしていた。
その融資こそが一家殺害の報酬だとにらんだ浩一は、ハルカとタッグを組み銀行での不正融資を九島の愛人である五十川芙美に告発させ破滅に追い込む。
すると九島からOL殺しの一件に、二科家の長男・晃が絡んでいたことを暴露され、浩一はもう一人復讐の相手が増えたと考えるのだ。
そして二科興三と隆の約束の1週間が過ぎ、ついに六車が動き出した。
怪しいと思われる浩一の事務所を捜索して、盗聴器まで仕掛けられた。
浩一は事務所が詮索された形跡を確認して、盗聴器の存在までは把握していたが敵の姿がわからないのでそのままにする。
浩一は楓に「会長に挨拶をしたいから会いたい」と頼むがあまり乗り気ではない。
しかし晃の後押しもあり楓は勇気を振り絞って、二科興三に頼むととりあえず了承を得る。
ようやく最後のターゲットに手の届く場所までやってきた浩一は「30年間でっかい嘘をつき通した相手だ、こっちもミスは許されない。最後まで嘘をつききれたヤツの勝ちだ」と言った。
そして浩一は二科興三とついに対峙する。
二科家は二科興三・隆・晃・楓、そして隆の嫁と娘(興三の孫)に対して、浩一は「楓との結婚を許してもらう」挨拶という名目で乗り込んだ。
会食をしていると、二科興三が「(浩一の)ご両親は、亡くなったそうだな・・・事故で。どんな事故だ?」と探りをいれてきた。
浩一は事故の内容は覚えていない・・・旅行に行こうとしていたが目が覚めると病院のベッドだった。
事故後は叔父夫婦に育てられたが亡くなったと、嘘をついてかわす。
今度は浩一が「二科家に迫る脅威とは何です?千葉という人物を探していたようですが」と仕掛けていった。
すると隆は「もう解決済みだ」とかわす・・・相手の手の内の探り合いだった。
そしてやっと本題「楓との結婚」の話だが、浩一は「許していただけますか?会長」と聞くと、一度は「信用しない」と浩一を拒むが、浩一はかけひきに出て楓と共に出ていこうとする。
そうすると二科興三は手のひらを返したように「浩一くん、試して悪かった・・・今この場で婚約してしまえば良い」と楓を幸せにすることを誓わせ、和やかムードで会食は無事終了した。
その後、二科興三は隆と二人で話していた。
仁科興三の考えは・・・
- 浩一は危険な男
- 浩一を近くにおいて監視する
- いざとなれば六車を差し向ける
だった。
隆はこの頑なな意志には背けなく、何も言えないが「六車」という名前に過剰に反応する。
そして一之瀬浩一は千葉陽一ではないかと狙いを定めた隆は、30年前の事件当時に千葉の父の医師仲間だった三瓶守に目をつける。
その三瓶は現在、児童養護施設の経営していることがわかると、隆は「千葉陽一という人物は知ってるか?」と訪ねる。
浩一は隆が三瓶のところをに訪ねてくるのを読んでいて、三瓶にもお願いし「嘘」を手伝ってもらい完全に騙しきることに成功する。
しかし三瓶は浩一に「関わらないほうがいい・・・二科家には」と、何かを知っているような口ぶりで忠告をしてきた。
隆はこの一件で浩一に出し抜かれたが、まだ諦めていなかった。
隆がハルカの写真を見つけて「怪しい」と感じていた。
ハルカは六車に尾行され写真を撮られ、素性を調べられるのだった。
浩一は二科興三から突然電話がかかってきて「二人で会えないか?」と言われ、浩一はついに念願が叶う時が来た。
浩一と二科興三は二人になると、はじめは経営コンサルタント・浩一としての意見を求められるが、浩一に「お前の狙いや望みは何だ?お前は何者だ?楓や晃の目はごまかせても俺の目はごまかせんぞ!」と激昂するが、心臓に負担がかかってしまいその場に倒れてしまう。
「き・・・救急車」と助けを求めるが、浩一は「30年前の報いだ」と倒れた二科興三をそのままにしてその場を去ろうとする。
しかし浩一は過去の記憶が頭によぎり「こんな簡単に死なれたら困る」と二科興三のもとに走って戻り、心臓マッサージを始めた。
浩一は「お前から家族も会社も何もかも奪って、本物の絶望見せてやる!それまでは死なせるか、お前の地獄はまだこれからだ!・・・生きろ、生きてもっと苦しめ!死ぬなー!」と必死に心臓マッサージを続ける。
二科興三は浩一が以前詐欺のために学んだ、医師並みの的確な処置(心臓マッサージなど)により一命をとりとめた。
しかし意識は戻らずに昏睡状態が続く。
病院にかけつけた二科家家族たちだったが、会長秘書の七尾から「六車が来ています」という伝言を隆が受け、病院駐車場に向かった。
六車は「社長の風格出てきたね、隆くん」と軽く挨拶をすませると、隆は「一之瀬を監視してください。例の録音の所在は、多分一之瀬が知ってる・・・まずはそれを確かめてください」と言った。
すると六車は「それだけ?録音ごとそれを持ってる人間もこの世から抹消するのが、一番確実ですよ」と恐ろしいセリフをつきつけてきた。
隆は「手は出さないでほしい・・・監視だけだ。いいですね?六車さん」と命令区長で言うと、六車は反抗的な態度で「私に命令できるのは会長だけだ」とそれ以上はなにも言わずにその場を去っていく。
そしてその様子を柱の影に隠れて見ていた浩一は、六車の存在を知り、浩一は六車のことを調べ始めた。
それと同時に一連の事件の発端である晃をハメる準備を始める。
晃は浩一の提案で会社の工場を改修工事することを勧め、改修工事代金2000万円を騙しとり、晃はそのまま会社をクビになってしまい、破滅に追い込まれるのだった。
ヤケになった晃はチンピラに絡んでボコボコにされてしまうが、そこにキャバ嬢に変装したハルカが「大丈夫?」と近づき話を聞いていると、ニシナコーポレーションは「粉飾決算」をしていて隆が必死なって会社を守ろうとしていたことが明らかになる。
その頃隆は、晃の会社にあるPCを調べると遠隔操作できる状態になっていたことを知り、さらには隆の自宅のPCが同じウイルスに感染していたことを発覚。
これで浩一は今までそこから情報を得ていたが、逆手に取られてしまう状態になった。
二科興三は昏睡状態から目を覚まし、たまたまお見舞いに来ていた浩一の顔を見ると、表情がみるみる変わっていく。
浩一が心臓マッサージしている時に叫んだセリフを覚えてるいるようだった・・・しかし会話はまだできなかったので浩一の正体が全員にバレたワケではないが、それも時間の問題だった。
六車の正体が徐々に明らかとなる・・・晃が以前、暴力団とトラブルになった時、会長に紹介してもらったのが六車だった。
ヤグザにも顔がきくようで、相手が六車の顔を見ると去っていったという。
浩一はもしかるすると「千葉家を襲った二人組の一人なのではないか」と考えていた。
そしていよいよ打倒六車に向けて浩一が動き出した。
浩一の事務所に仕掛けられた盗聴器で六車をハメることを考え、わざと盗聴器に聞こえるように録音テープをありかを言うが、そこには強力な麻酔ガスが吹き出すという罠を仕掛ける。
浩一は「六車は必ず現れる」と確信を持っていて、無人の事務所の様子を防犯カメラで見ていた。
監視していた浩一の元にハルカが来て「もういいんじゃない?六車って男ヤバいと思う・・・戻ろうよ、一緒にタイに」と誘ってきた。
ハルカは浩一のことが好きなのだ・・・「死ぬとこなんて見たくない、浩一が好きだから」と想いを告白する。
なにも言えない浩一だったその時、六車が浩一の事務所に現れた。
すると防犯カメラの存在に気づき、カメラ越しに浩一と目が合うだった。
一方、いまだに病院で会話ができない状態の二科興三だったが、隆と楓が病室にいる時うなされるように寝言を言った。
「ち・・・ちば・・よういち」
そして楓は隆に「千葉陽一って誰?・・・浩一さんと関係あること?」と聞くが、隆は「楓は何も心配しなくて良い」とその場を無理矢理おさめる。
そして隆はなんとか意識が戻った二科興三に「あの日、一ノ瀬浩一と何があった?」と聞くと「ちばよういちが・・・いちのせだ」と言った。
ついに一ノ瀬浩一=千葉陽一だということが明らかになってしまった。
六車が事務所に入ってくるが罠に気づいたのか、出て行ってしまい車に付けた発信機にも気づき外されてしまった。
浩一は悔しがり出て行ってしまう。
しかし退院した五十嵐に会い、六車が30年前の事件の実行犯だということが判明して、六車にも痛い目を見せることを誓った。
そうしていると隆から浩一に「父と話して千葉陽一だというがわかったよ。(望みは)話し合いをしたい・・・そして黙って楓の前から姿を消してほしい」という内容の電話がかかってきて、浩一の事務所で密会が行われることになる。
隆は浩一と二人だけの話し合いだと思っていたが、実は浩一は晃も呼んでいて、しかも楓も偶然着いてきて話を聞かれてしまうのだ。
隆は30年前の事件について「いくら欲しい?」と金で解決しようとしてきたので、浩一は「金なんかで解決できるもんじゃない・・・会長に謝罪会見をさせろ」と言った。
ドアの陰で一連の話を聞いていた晃と楓が登場し、浩一は30年前の事件の復讐だったことも暴露する。
そこで一番何も知らなかった楓は涙を流して悲しがり過呼吸状態になってしまった。
浩一は晃に胸ぐらを掴まれ「なんで何も関係ない楓を巻き込んだ!」と怒鳴られるが、浩一も「俺のこと弟もなにも関係なかったけど5歳で殺されたんだ!金なんかで解決できる話じゃないんだよ!」と怒りを抑えるように事務所を出て行く。
そしてその頃ハルカは六車に拘束されていた。
百田ユージは浩一に頼まれ六車の情報を集めて、浩一と会っていた。
ユージはハルカと連絡が取れないことと、現在わかっている六車の情報を浩一に伝えた。
六車 了司(57)
元警視庁の警官
在職中は射撃の名手と言われていた。
暴力団との癒着が発覚し、解雇される。以来裏の仕事をしている。
ユージは六車の情報を渡し、こいつはヤバいと感じたのか「俺、そろそろ降りるわ。ビジネスならともかく、お前の復讐とやらに手を貸して危険をおかせねーや」と言って、その場を後にした。
浩一は何度ハルカに電話をかけて留守電を残すが、折り返し連絡がないことに不思議で頭をかしげる。
いよいよ何かあったかと心配になり、カズキにハルカの携帯のGPSを追わせるが、電源が入ってなかったので探せなかった。
ハルカは六車に拘束されるが、なんとか携帯の電源を入れることに成功。
場所を特定できた浩一はカズキに武器となるものを用意させ一緒に「廃業したホテル」に向かった。
まず浩一がホテルに潜入した。
浩一が六車に襲われている間に、カズキがハルカを見つけ拘束を解き助けた。
浩一を追いかける六車は追っている最中で、浩一が仕掛けた罠にハマり足を怪我してそのまま動けなくなったが、六車は銃を持っていたので浩一は物陰に隠れた。
そして六車は「30年前に馬鹿な親父と一緒にお前もちゃんと殺しておくべきだった・・・お前も思ってるんだろ、融通の利かない親父のせいで家族が殺されたって」と浩一にもよくわからないことを言い始めた。
浩一は「何の話だ?」と聞くと、浩一の父はOL殺しの証拠を誰かに託してたらしく、その友人が「証拠を持って警察に行く・真実を明らかにしてくれる」と信じていたが30年間その密告はなかった。
それはなぜかと言うと「二科家には関わらないほうがいい」と考えるのが普通の人間だったからだ。

それを六車の口から聞いた浩一は前に、恩人でもある三瓶守の存在が頭に浮かぶ・・・そして同じことを言っていたのを思い出した。
浩一は「まさか・・・」と信じられない様子で放心状態になってしまう。
その時、一度拘束を解いてもらい車に向かう途中で銃声が聞こえ、浩一の身を心配して戻ってきたハルカが走ってこっちに向かってきた。
六車はすかさずハルカに銃を向け打った瞬間、我に返った浩一が縦になり胸の部分にヒットして倒れてしまった。
六車は再度ハルカに向かって発砲しようとするが弾切れ・・・そこにカズキも現れたので、足に重傷を負っている六車は「またな、一ノ瀬」と言って、足を引きずりながら逃げてしまった。
倒れている浩一にハルカが心配して駆け寄ると、浩一が目を覚まし「防弾チョッキ」を着ていたので平気だとわかる。
ハルカが浩一に「(連絡取れなくて)ちょっとは疑いなよ・・・わたし詐欺師だよ?」と言うと、浩一は「相棒だろ。たった一人の」と信頼してることを伝えた。
その頃、隆の元にユージが現れある取引を持ちかけていた。
夜になり浩一が三瓶のところに行き、「父が証拠を託した友人っていうのは守さんですか?」と聞くと、三瓶は動揺し「何度も警察に言おうとしたんだ」と自白し始めた。
それでも浩一はさらに「何もかも知ってて、俺が嘘をつくまで見張ってたのかー?!」と涙を流しながら問い詰める。
すると三瓶は「僕にも、家族が・・・娘が浩一くんたちと同じ目にあうと思うと怖くて。どうしても家族を守りたかったんだ・・・ごめん・・・浩一くん、本当にごめん」となきながら深々と頭をさげた。
その様子を見た浩一は「そうですよね。仕方ない、相手が悪すぎました。もういいですよ、30年も前の話だし・・・なんかカーッとなっちゃって。失礼します」と飛び出すように施設を出ていった。
三瓶は「なんていうことをしてしまったんだ」と絶望に打ちひしがれ、浩一はそんな恩人である三瓶にも復讐することを誓った。
最終章ネタバレ追記
三瓶の弱点・弱味などを知っている浩一は、三瓶守が離婚以来会っていない娘・七沢由美子に狙いを定め、娘の結婚を父親のせいで破断させてやろうと企んでいた。
まず浩一は由美子に近づき、三瓶と由美子をコンタクトを取らせ徐々に二人の距離を縮めていく。
三瓶守は娘が結婚することを知り、相手の親と顔合わせすることなり、その場で由美子の結婚を破談させ最愛の娘との関係を壊そうとする。
しかし浩一は寸前で恩人である三瓶守を許すことを決め、復讐することをやめた。
実は浩一(千葉陽一)と由美子の誕生日は同じだったが、浩一の誕生日を毎年祝っていたこともあり、三瓶は自分の最愛の娘を祝うことを諦めていた。
浩一は「独りにしないでいてくれた」ことを知って、三瓶守は二科家から自分の家族のことも、浩一のことも守ってくれていたことを信じることを決めたのだ。
二科興三は車椅子に乗ってはいるが、意識はハッキリした状態まで回復し退院することになった。
浩一はそんな二科興三に近づき二人で話をすることになる。
浩一の望みは「30年前の嘘を公表して謝る・・・謝罪会見を開く」こと、全てはそれからだと言った。
さらに「嫌なら、あの録音をネットに流す・・・それとは別にでっかい秘密を握ってる。あれが世間に知れたら完全にニシナコーポレーションは終わりだ」と告げた。
二科興三は「(そんな秘密なんて)ハッタリだな!詐欺師め」と余裕さえ感じさせるように言ったが、浩一がその場からいなくなると急に不安な表情を見せる。
そこでニシナコーポレーションでは、浩一対策を話し合い、浩一が握っている秘密というのが「粉飾決算」のことではないかと気づいた。
それとは別に隆は録音の件は任せてほしいと言った。
百田ユージが経営するBARに突然隆が現れ「例の件を実行する」と浩一をハメようとする。
2000万円を騙し取られたことを理由に、浩一のことを逮捕まで追い詰めようと、隆は晃に証言するように説得する。
晃は廃人寸前だったが弟や妹(隆と楓)のことを想い、立ち上がることを決意し、警察で浩一のした悪事を証言した。
浩一はニシナコーポレーションに乗り込み「12時間以内に謝罪会見をしなければ、録音をネットに流す」と脅した。
浩一は二科興三は会見しないという見立てだった・・・「あの男は謝罪などしない。そういう男だ」と決め込むが、会見をネットで生中継するという情報を入手する。
急いでその中継を見ると「粉飾決算の件で謝罪しなければならない・・・責任を取って会長職を辞する。なぜ今この罪を告白したかというと経営コンサルタントを名乗る男から脅迫を受けている」からだと過去の己の罪を謝罪した。
これを見た浩一は「ふざけるな!そっちがその気なら・・・」と録音をネットで拡散させようとした。
するとなぜか録音ファイルが削除されてしまう。
カズキがユージの指示で浩一のPCにウイルスを入れ、遠隔操作でPCに入っていた録音を消去したのだ。
浩一がスマホに入れておいた予備も、こっそり消去されていて、あとはマスターテープしか残っていない。
マスターテープは事務所のソファの下にある隠し金庫の中だったが、やはりそれも盗まれていた。
その頃、ユージとカズキは録音の入ったマスターテープを持って隆の元にいた。
そしてユージはカズキを先に帰るように指示するが、それはニシナコーポレーションが開発を進めていた「医療用ロボット」の設計図を盗みだすのが目的で、カズキは研究開発室に侵入した。
一方で「クソッ!クソッ!」と悔しがる浩一だったが、悔しがっている暇などなく、警察が浩一を捕らえるためやってくる。
走って何とか逃げる浩一・・・なんとか警察を振りきり工事現場の隅で隠れていた浩一を見つけたのは、恩人の三瓶守だった。
三瓶に消去されてしまった録音の内容を話し、30年前に託された証拠(OL殺しの解剖所見のコピー)を使って「30年前の罪滅ぼしをさせてくれ」と頼まれ、協力してもらうことになった。
浩一は隆に電話して「録音テープ以外の、新しい証拠と証人を手に入れた」と伝え、隆はその話を二科興三に話し「私がやりますので、手は出さないでください」と言われ、それを承諾した・・・と思ったら隆がその場からいなくなると、秘書・七尾に「一ノ瀬と30年前の関係者を始末させろ」と指示を出し六車を差し向けた。
浩一はハルカと共に30年前・最大の嘘をつかれた復讐を、二科興三にとって一番大切な宝・二科楓を使って果たそうと考えていた。
百田ユージの計らいで、ニシナコーポレーションの手術支援ロボットを設計データを盗まれたことが発覚して、隆は「まさか、これも一ノ瀬の計画か!」と勘違いしてしまう。
浩一はカズキを探し出し録音を消去したことを責め問い詰めると、ユージとカズキは手術支援ロボットの設計データを盗んだことを知る。
そして浩一はカズキに「最後に手を貸せ」と脅すように頼んだ。
一方、ユージはBARの前で張り込んでいる警察に声をかけ「一ノ瀬くんですよね?彼帰ってこないと思いますよ。他に、隠れ家(三瓶守が経営している児童養護施設)あるみたいなんで・・・」と密告する。
その頃、児童養護施設では三瓶が六車に監禁され銃を向けられ、二科興三の指示通り始末される寸前で、警察が浩一を追って押し寄せ六車は捕まるのだった。
浩一はユージに録音テープを盗んで件と相殺で、警察を差しむけるように依頼していたのだ。
その一部始終を陰から見守っていた浩一は、三瓶に深くお辞儀をして、浩一を見つけた三瓶は浩一のために上手く協力できたことで満面の笑顔になり、30年前の事件で殺されてしまった友人(浩一の父)の無念を晴らせたことで胸の内がスーッとした。
その頃、晃は暴走気味で「俺がなんとかしなくちゃ・・・俺がやらなきゃ・・・」と不気味に呟いていた。
勝負にでることに決めた浩一は、楓に会いに行き「会長に謝罪してほしいから協力してほしい」と頼むと、楓は承諾してくれる。
浩一にアレだけ騙されたが、楓はまだ浩一のことが好きだったのだろう・・・涙を流しながら浩一に背を向け「さよなら」と声を震わせ精一杯の声を振り絞って言った。
浩一はその場から去り、ハルカが楓に詳細を話しに向かった。
そして浩一は設計データを返してほしければ二科興三と隆の二人だけ(警察に連絡したらどうなるかわかるなと脅して)で来いとある場所に呼び出した。
二人が指定された場所に着くと浩一が待っていて、ビデオカメラとPCモニターがいくつか設置してある部屋に通され「ネットで生中継する・・・30年前の真実を話せ。そして謝れ、父に母に弟に」と本気の表情て言った。
二科興三は「断る」と言うと、浩一は楓がハルカに縛られている映像を見せ「これでもか?」と言った。
楓は小さな小屋の中で拉致監禁のような感じで縛られ、その様子をビデオカメラでる撮っていて、小屋には爆薬が仕掛けてあるという。
その状況で楓は二科興三に「父さん、聞こえる?謝ってほしいの・・・30年前のこと」と謝罪を促した。
そしてついに二科興三は重い腰を上げ、ビデオカメラの前で30年前のことを語り始めた。
二科興三は「・・・30年前のことは本当に申し訳ないと思っている」と言って頭を下げるが、肝心なことは公表していない。
「無理心中させたのは、事実を隠蔽させたのは、一家を殺させたのは誰か?」という箇所に関しては「部下が勝手にやった」とまだ嘘をついた。
それに腹の中から煮えくり返った浩一は、楓がいる小屋の爆薬スイッチに手をかける・・・しかしスイッチを押す寸前で「やめてくれ!全部認める、私が悪かった」と二科興三が土下座した。
それを見た浩一は「今さら遅いよ」と爆薬のスイッチを押し、小屋は火の海となる。
二科興三はそれを見て「楓ー!楓ー!・・・かえで」と絶望の表情を見せ崩れ落ちた。
二科興三に復讐を果たした浩一はその場から去るが、隆が「一ノ瀬ー!」と後を追いかけると浩一は「楓は生きてるよ」と、二科興三に絶望を見せるためのトリックだったと本当のことを話した。
隆がその話を聞き拍子抜けしてると、会長秘書の七尾が警察を連れやってくる。
崖に追い込まれる浩一だったが、この騒動に終わりを告げたのは、なんと晃だった。
隠れていた晃がナイフで浩一の腹を刺して、浩一はそのまま後ろの崖に落ちてしまった。
晃は逮捕され、浩一の体は捜索されるが見つからなかった。
一週間後が経っても、浩一の体は見つからなかった・・・潮の流れが早かったからなのか。
いや、やはりこれも浩一の嘘だったのだ。
晃にナイフで刺されたのも嘘・・・「お前(晃)はまだ俺(浩一)に借り(30年前の事件)があるだろ?」と脅し、嘘に加担させるよう仕向けていた。
そして崖から落ちた浩一をユージが船で助けていたのだ。
その後、二科興三は警察やマスコミには「(ネットで流れた映像は)知らん」と答えていた。
三瓶守は児童養護施設で千葉一家との思い出に浸りながら笑顔で子供たちに接し続ける。
浩一は児童養護施設の荷物をまとめタイに向かおうとして、空港で隆と待ち合わせ手術支援ロボットの設計データを返した。
晃に関しては「多分、実刑にはならない」と不起訴処分にできるかもしれないということだ。
浩一は隆に・・・
と言い残し、日本を飛び立った。
浩一に置いてけぼりを食ったハルカは、浩一がタイに向かったことに気づき「見つけだす、相棒だからね!」と笑顔でタイに向かった。
そしてタイで浩一は「ようこそ、オーナー」と新しいカモを迎えていた。
浩一は詐欺師としてプロの嘘をつき続ける毎日が戻ってきた。
・・・END
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