ドラマ「陸王」6話のネタバレを公開しています。
見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。
陸王6話
主な登場人物
宮沢 紘一/役所広司
足袋を作り販売す「こはぜ屋」の4代目社長。
しかし、足袋の需要も減り経営不振となっていまい、その窮地から立て直すべくマラソン足袋「陸王」の開発をスタートさせる。
宮沢 大地/山崎賢人
紘一の長男。
大学は卒業するが就職活動に失敗・・・その後は「こはぜ屋」の手伝いをしているが、将来性のない足袋屋は継ぎたくないと父親に反発している。
茂木 裕人/竹内涼真
ダイワ食品の陸上部員で、箱根駅伝でも活躍したマラソンランナー。
期待の新人として注目を浴びる中、膝を痛めてしまう事態になるが、フォーム改良に取り組み復活を目指している。
飯山 晴之/寺尾聰
「飯山産業」の元社長。
繭の特殊加工技術を考案し「シルクレイ」の生み出すが、開発に莫大な資金をかけたことで会社は倒産。
それでもなお、「シルクレイ」を頼りに、一発逆転を狙っている。
坂本 太郎/風間俊介
「こはぜ屋」の企業融資をしてくれる担当の銀行マン。
将来性を考え、新規事業を始めるべきだと宮沢社長に提案し、「こはぜ屋」のバックアップをしていく。
小原 賢治/ピエール瀧
米国の一大スポーツ用品メーカー「アトランティス」の日本支社・営業部長。
利用価値のなくなった選手はドライに切り捨てていく、利益至上主義の男。
正岡 あけみ/阿川佐和子
「こはぜ屋」縫製課の女性たちを束ねるリーダー。
その縫製技術は国宝級と言われるほどで、責任感も強い。
富島 玄三/志賀廉太郎
「こはぜ屋」の専務兼経理担当をする大番頭で、先代の社長時代からその地位に就いている。
安田 利充/内村遥
「こはぜ屋」の係長で、従業員たちのまとめ役。
宮沢と富島の間に入り「緩衝材」にもなっているが、新規事業にも興味を示す。
有村 融/光石研
スポーツショップの経営者。
ランニングインストラクターとしての肩書きも持ち知識も豊富で、「陸王」の開発にも助言する。
宮沢 茜/上白石萌音
紘一の娘。
高校3年生でとても家族思い。
宮沢 美枝子/壇ふみ
紘一の妻。
「こはぜ屋」の社長として奮闘する夫・宮沢を家庭で支える良き妻。
城戸 明宏/音尾琢真
ダイワ食品の陸上部の監督。
ライバル「アジア工業」打倒を目標に部員たち厳しくあたるが、部員たちを守るために自らが盾になることもいとわない熱血漢のある男。
平瀬 孝夫/和田正人
ダイワ食品陸上部のベテラン選手。
佐山 淳司/小藪千豊
小原の部下で「アトランティス」の営業マンで、小原の腰巾着のような存在。
結果主義の小原の顔色を伺いながら、担当先の「ダイワ食品・陸上部」へ出入りしている。
村野 鷹彦/市川右團次
「アトランティス」専属のベテラン・シューフィッター。
ランニングシューズ業界のカリスマ的存在で、多くの選手に慕われているシューズ調整のプロ。
毛塚 直之/佐野岳
「アジア工業」の陸上部員。
日本の陸上長距離界を担う天才ランナーとして、注目を浴びている選手。
ストーリー
陸王5話ネタバレ…「人」としてのプライドと思いが届いた瞬間
6話あらすじ
いよいよ始まったニューイヤー駅伝。
怪我から復帰し、メンバーに選考された茂木(竹内涼真)が選んだシューズは、アトランティス社の「RⅡ」ではなく、こはぜ屋の「陸王」だった。
決意を新たに自分の出番を待つ茂木。レースがスタートしてから順調にタスキをつなぐダイワ食品は、3位という絶好のポジションで、4区を走るエース・立原(宇野けんたろう)がスタート。
みんなの期待を一身に背負い走り始めた立原だったが、連戦の疲れからか、ほどなく失速してしまうと次々と順位を落としてしまった。
先頭から大きく差をつけたられたダイワ食品チームだが、いよいよ6区を走る茂木へタスキがつながれる。
同じ区間を走る毛塚(佐野岳)と静かに火花を散らす茂木。
そんな茂木の力走に、声をふりしぼって声援をおくる宮沢(役所広司)らこはぜ屋のメンバーたち…果たして勝負の行方は!?
引用元:TBS公式サイト/陸王
陸王6話ネタバレ
ここからはドラマ「陸王」6話のネタバレを公開しています。
新春・2018元旦になり、最初のスポーツイベントの実業団対抗第62回「ニューイヤー駅伝」が開催される。
「ニューイヤー駅伝」は群馬県庁をスタートし群馬県庁まで戻ってくるという、全7区間100キロを37の実業団チームがたすきをつないで争う駅伝レースだ。
そんな「ニューイヤー駅伝」が、ついに火蓋を切り一斉にスタートした。
レースは順調に進み、ダイワ食品は3位でエースが走る立原隼斗選手にたすきが渡る・・・しかし、一時はは先頭に並びかけていた立原だったが、少し様子がおかしい。
すると脚の付け根あたりを抑えて急に減速してしまい、なんとか次の選手にたすきを渡すことはできたが、その時にはダイワ食品は8位と順位は落ち込んでしまった。
そんな立原の走りを見たアトランティス営業部長・小原は「なんだあの無様な走りは?!(アトランティスの)R2」を履いてるんだぞ!」といきり立っていた。
ライバルの毛塚がいるチーム・アジア工業は3位だ・・・そしてアジア工業からは約2分遅れだったが、6区を走る陸王を履いた茂木についにたすきが渡る・・・宮沢紘一は思わず「走れー、陸王!行けー、茂木!」と大声で声援を送る。
陸王を履いた茂木は他の選手を驚異の走りでごぼう抜きしていく、実況中のアナウンサーも「まるで、シーサーですね」と大絶賛・・・そして毛塚をついに捕らえた茂木だったが、向かい風を利用し残り1キロのところでスパートをかけ毛塚を抜き去った。
結局茂木は8位から2位まで順位を上げ、アンカーのダイワ食品の選手の中でもベテランの平瀬孝夫選手までたすきを無事つなぐことができた。
ちなみに平瀬はチームの中でもムードメーカー的な存在で、茂木に対しても怪我の時やレースに出れない時も、茂木のことを励まし続けてくれた恩人だった。
平瀬は今回の「ニューイヤー駅伝」で陸上選手として引退する・・・いわばラストラン。
そんな平瀬を茂木や城戸監督ら、ダイワ食品陸上部の全員がチーム一丸となって涙を流して応援する・・・(それにつられて?)こはぜ屋とスポンサー契約などはしていない平瀬の頑張りを見て、宮沢や村野や大地も平瀬のことを応援する。
平瀬はラストランだと気合を入れ、若干のオーバーペースだったが最後まで入り抜き、結果3位から2位まで順位を上げゴールした。
そして、アトランティスの「R2」に完全勝利した「陸王」を見たアトランティス営業部長・小原は「あの足袋屋は目障りだ」と、こはぜ屋(陸王)をつぶす企みがあるようだ。
茂木は陸王を履いて無事に走り終えることができ、しかも区間賞をとる快挙に「この陸王だからできた・・・(陸王は)唯一無二の最高のランニングシューズだと思います」と宮沢にとって嬉しい大絶賛の言葉が贈られた。
さらに茂木から「だから、この「陸王」を早く商品化してください。「陸王」が売れればこはぜ屋さんがつぶれることはありませんよね?俺「陸王」履いてどんどん勝ちますから・・・今度は俺がこはぜ屋さんの力になります」と宮沢に言ってくれた。
宮沢とって嬉しい言葉の数々だ・・・素直に「ありがとう」と頭をさげるが、自然と笑顔がこぼれていた。
しかし翌日のスポーツ新聞の一面には「体調不良の毛塚が、まさかの区間4位」という記事が掲載される。
その記事を読むとなんとなしに「茂木が勝ったというより、毛塚が負けた」という、毛塚がメインの記事に見える。
だが「勝ちは勝ちだ」と、その1ヶ月後ついに「陸王」が商品化される・・・店頭に並んだ「陸王」は定価が12000円という割高だということと、ランニングシューズとしてのブランド勝ちが薄いことが理由で売れ行きは不調だった。
これに対して村野は、茂木以外の有名な陸上選手たちからも「スポンサー契約ができそうです」と陸王の広告をしてくれる選手を探し交渉していたが、そのサポートするにもお金がかる・・・しかし大地の一言が陸王開発チームのメンバーに勇気を与え、スポンサー選手を増やすことに決定した。
そして村野が探してきた陸上選手からも、絶賛の言葉をもらうことができた。
アトランティスで「陸王」の分析を入念にチェックすると、「軽量性・耐久性・柔軟性・通気性」においてアトランティスの「R2」を上回るデータが出て、そのことに小原は衝撃を受ける。
小原は「すぐにこの陸王を上回るシューズを作る」ことを指示するが、部下からは「しかし(こはぜ屋が100年かけて培ってきた)繊細な縫製技術だけは追いつけません」と言われてしまい、何も言うことができない。
そしていよいよ小原は「こはぜ屋」をつぶす計画を実行しはじめるのだ。
小原は陸王のことを調べ、陸王でアッパー素材に採用している「タチバナラッセル」の特許をことを知り、その素材を「R2」に使わせてほしいとタチバナラッセルの社長に申し出ていた。
小原は「こはぜ屋さんと独占契約でも結んでるんですか?ウチ(アトランティス)なら、こはぜ屋さんの受注量の10倍・・・いや100倍のお取引をお約束できます。アトランティスと契約するということは、世界的なビジネスということです」とタチバナラッセルの社長に甘い誘惑の言葉を投げかけるのだった。
その情報を聞きつけた宮沢は「それじゃあ陸王を作れなくなる」と急いで、大地と二人でタチバナラッセルに駆けつけた。
すると宮沢は「こはぜ屋さんとの取引を、3月までにしていただくことはできませんでしょうか」と言われてしまい、怒りを抑えきれない。
しかし、タチバナラッセル自体も業績があまり良いとは言えない状態らしく、家族や社員のためにも生き残っていかなければならないと「アトランティスはウチの収益の柱になると信じて、このアトランティスからの話に賭けると決めた」んだという。
宮沢はこの話に、同じ会社を営む者として理解を示しながらも「理解はできますが・・・ウチ(こはぜ屋)にとっては許しがたい裏切り行為だ!3月以降はどんなことがあっても、もう二度と御社とは取引はしません!金輪際だ!」と怒りをあらわにし席を立った。
するとそこにアトランティス・小原が現れ、宮沢に対して皮肉を言うが、宮沢も「もしも私たちをつぶすためだけに今回の契約を結ばれたと言うなら、あなたがたを心の底から軽蔑するところでした・・・タチバナさんの技術を、大企業の身勝手な都合で利用するようなことだけはしないでいただきたい」と反撃する。
さらに「私はまだ(ランニングシューズ作りを)諦めませんよ。必ずタチバナさんに変わる素材を見つけて、また陸王を作ります。陸王をR2に負けないような世界一のシューズを作りますから」と胸を張って自分の意思を伝えて、その場を後にした。
宮沢の「陸王」にかける思いを横で聞いていた大地は「タチバナラッセルに変わるアッパー素材、俺が絶対に見つけてみせる」と宮沢に宣言する。
宮沢は「陸王を作れなくなるかもしれない」という悔しい気持ちと、「息子・大地のたくましい言葉」に喜びを感じ、なんとも言えない感情の涙がこみ上げていた。
・・・7話へ続く
陸王7話ネタバレ…ピンチをチャンスに変える「諦めない」という覚悟
各話の詳細ネタバレ
原作
原作は池井戸潤氏の小説「陸王」で、2016年7月に発刊されたばかり。
池井戸潤氏の作品は、過去に実写化されたドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」が大ヒットしているので、期待されているという表れかと考えられる。
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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。