ドラマ「陸王」8話のネタバレを公開しています。
見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので、参考にしてほしいと思う。
陸王8話
主な登場人物
宮沢 紘一/役所広司
足袋を作り販売す「こはぜ屋」の4代目社長。
しかし、足袋の需要も減り経営不振となっていまい、その窮地から立て直すべくマラソン足袋「陸王」の開発をスタートさせる。
宮沢 大地/山崎賢人
紘一の長男。
大学は卒業するが就職活動に失敗・・・その後は「こはぜ屋」の手伝いをしているが、将来性のない足袋屋は継ぎたくないと父親に反発している。
茂木 裕人/竹内涼真
ダイワ食品の陸上部員で、箱根駅伝でも活躍したマラソンランナー。
期待の新人として注目を浴びる中、膝を痛めてしまう事態になるが、フォーム改良に取り組み復活を目指している。
飯山 晴之/寺尾聰
「飯山産業」の元社長。
繭の特殊加工技術を考案し「シルクレイ」の生み出すが、開発に莫大な資金をかけたことで会社は倒産。
それでもなお、「シルクレイ」を頼りに、一発逆転を狙っている。
坂本 太郎/風間俊介
「こはぜ屋」の企業融資をしてくれる担当の銀行マン。
将来性を考え、新規事業を始めるべきだと宮沢社長に提案し、「こはぜ屋」のバックアップをしていく。
小原 賢治/ピエール瀧
米国の一大スポーツ用品メーカー「アトランティス」の日本支社・営業部長。
利用価値のなくなった選手はドライに切り捨てていく、利益至上主義の男。
御園 丈治/松岡修造
世界的アウトドアメーカー「フェリックス」の代表取締役社長。
飯山の特許「シルクレイ」に目をつけ、「こはぜ屋」を買収しようと動いている。
正岡 あけみ/阿川佐和子
「こはぜ屋」縫製課の女性たちを束ねるリーダー。
その縫製技術は国宝級と言われるほどで、責任感も強い。
富島 玄三/志賀廉太郎
「こはぜ屋」の専務兼経理担当をする大番頭で、先代の社長時代からその地位に就いている。
安田 利充/内村遥
「こはぜ屋」の係長で、従業員たちのまとめ役。
宮沢と富島の間に入り「緩衝材」にもなっているが、新規事業にも興味を示す。
江幡 晃平/天野義久
「こはぜ屋」に出入りしているセールスドライバー。
宮沢 茜/上白石萌音
紘一の娘。
高校3年生でとても家族思い。
宮沢 美枝子/壇ふみ
紘一の妻。
「こはぜ屋」の社長として奮闘する夫・宮沢を家庭で支える良き妻。
城戸 明宏/音尾琢真
ダイワ食品の陸上部の監督。
ライバル「アジア工業」打倒を目標に部員たち厳しくあたるが、部員たちを守るために自らが盾になることもいとわない熱血漢のある男。
佐山 淳司/小藪千豊
小原の部下で「アトランティス」の営業マンで、小原の腰巾着のような存在。
結果主義の小原の顔色を伺いながら、担当先の「ダイワ食品・陸上部」へ出入りしている。
村野 鷹彦/市川右團次
「アトランティス」専属のベテラン・シューフィッター。
ランニングシューズ業界のカリスマ的存在で、多くの選手に慕われているシューズ調整のプロ。
毛塚 直之/佐野岳
「アジア工業」の陸上部員。
日本の陸上長距離界を担う天才ランナーとして、注目を浴びている選手。
ストーリー
陸王7話ネタバレ…ピンチをチャンスに変える「諦めない」という覚悟
8話あらすじ
ランニングシューズ「陸王」製造の心臓部であったシルクレイ製造機が故障してしまい、最大のピンチに追い込まれた「こはぜ屋」。
窮地に立たされた上に、銀行員の坂本(風間俊介)からは「会社を売らないか」と提案され、宮沢(役所広司)は「100年続いたこはぜ屋の暖簾を手放せというのか!」と怒りを露にする。
陸王の生産を再開するには、シルクレイ製造機の造り直しは必要不可欠だ。
そのためには高額の資金が欠かせないが、現状はどうすることも出来ないでいた。
そんなとき、こはぜ屋に出入りするドライバーの江幡(天野義久)が、近々開催される市民駅伝に参加しないかと話を持ちかけた。
陸王を履いて参加することで、宣伝にもなるというのだ。
その提案を聞き「そんな場合ではない」と言い放った宮沢だが、わずかでも「陸王」が人の目に触れることで、興味を持ってくれる人が居るかもしれないと思い直し、自分と江幡、そして大地(山﨑賢人)、安田(内村遥)、そしてあけみ(阿川佐和子)とチームを組み出場を決意する。
果たして、大会の結果は?
一方、こはぜ屋の買収を画策する「フェリックス」の御園社長(松岡修造)はどう動くのか?
その真意は!?
引用元:TBS公式サイト/陸王
陸王8話ネタバレ
ここからはドラマ「陸王」8話のネタバレを公開しています。
宮沢は坂本が言う「フェリックスにこはぜ屋を売る」という提案に耳を疑った。
この提案に宮沢は「必要ない!老舗企業が名前を失うってことは、命を取られるのも同じなんだよ・・・このこはぜ屋を他人に取られるくらいなら、元の足袋屋に戻ったほうがマシだ」と坂本の意見など聞かずに、帰してしまう。
そうしていると飯山がフェリックスの人間(おそらく関口)と電話しているのを宮沢が偶然聞いてしまい、宮沢は「その会社、ウチを買収しようとしている会社ですよ・・・もしかしてシルクレイの権利を渡すつもりですか・・・飯山さんは買収に賛成なんですか?!」と問いつめる。
すると飯山は「じゃあその他に俺のシルクレイを・・・陸王を作り続ける方法は何かあるのか?!」と言い返されてしまい、それに対しては何も言うことができない宮沢だった。
宮沢は「飯山さんに村野さん、そしてアッパー素材も失って・・・もう陸王は終わりだ」と投げやり状態に突入してしまった。
そしてついに茂木にも宮沢が会いに行き、直接「陸王」を諦めなきゃいけない状態だということを伝えに行く・・・が茂木は「もしかしたら・・・」という陸王に希望を抱いていたことと、陸王に対する明るい未来を持っているという期待の言葉を聞いて、陸王開発事業から手を引こうと考えていた宮沢は、悔し涙を流しダイワ食品を後にした。
こはぜ屋に出入りしているセールスドライバーの江幡晃平が「行田市民駅伝」に、こはぜ屋の社員たちで陸王を履いて出場しようと持ちかけ、江幡は「陸王の宣伝にもなるし、もしかしたら大きなスポンサーがつくかもしれない」という夢に輪をかけたような提案をしてくるが、宮沢らは「それどころじゃない」と軽くあしらった。
しかし、宮沢はその後色々な人の思いがここまで「陸王を支えてくれた」ことに気づき、「最後までやれることをやり抜く」精神で、駅伝にこはぜ屋「チーム陸王」として出場することを決めた。
そこで「宮沢・大地・江幡・あけみ・安田」らが出場する・・・と思ったら、当日安田がまさかの怪我をしてしまい走るどころではない状態だったが、その場に駆けつけたのが坂本だ。
坂本は「僕も一緒に走らせてください」と意気込みは十分・・・宮沢は「一時は坂本も陸王開発に向けて、奔走してくれた一人だった」ことを思い出し、「よし!坂本さんも一緒に走ろう!」と言った。
一方で、茂木は「『豊橋国際マラソン』にエントリーし復帰戦をさせてほしい」という希望を城戸監督に申し出る。
城戸監督は「ディスタンスチャレンジ」という10000mのレースに出場し、そのレースで上位に入ることができれば「豊橋国際マラソン」の出場エントリーを許すと、条件をつけてきたので茂木はさらに燃える。
そして、チーム陸王が走る「行田市民駅伝」と、茂木が走る「ディスタンスチャレンジ」が同日スタートを切った。
陸王を履いて「行田市民駅伝」を走るこはぜ屋+坂本の「チーム陸王」は、たすきをつないで必死に走るうちにこはぜ屋の社員たちにも坂本の熱意が再度伝わり、あけみを筆頭に「やっぱり坂本ちゃんは、坂本ちゃんだね」と「こはぜ屋を買収させる」提案をした坂本のことを見直すのだった。
そして駅伝の最中だったが、宮沢はようやく坂本の声に耳を傾けると「実はフェリックスが飯山にシルクレイの特許を売ってくれと話を持ちかけたが、飯山は断わった」という話を聞く。
なんでも飯山は「特許を売れば、こはぜ屋に迷惑がかかる」と理由らしい・・・これに宮沢は「どうして・・・ウチではもうシルクレイ作れないのに」と疑問に思っていると、坂本は「多分、(宮沢)社長と陸王を完成させる夢をまだ諦めてないんですよ・・・あの買収話は飯山さんが託した最後のチャンスなんじゃないんですか?」と問う。
すると宮沢の迷いは全て消え「やっぱりこのまま陸王を終わらせたくない。会わせてもらえるかな、(フェリックスの)御園社長に」と坂本に頼んだ。
「行田市民駅伝」での結果は目標の10位に一歩及ばずの11位だったが、宮沢にはとても収穫があったイベントとなった。
一方茂木の「ディスタンスチャレンジ」は5000m付近で、茂木が動きを見せ、7000m付近では一度トップに立つ・・・しかし8000mあたりからフォームが崩れ「ミッドフット着地」が上手くいかなくなってしまい、そこからは順位をズルズルと落としていまい散々な結果に終わる。
城戸監督曰く「自分でも気づかないうちに足首に疲労が蓄積してフォームが崩れたんだ・・・原因はシューズのソールだ」という・・・「こんなんじゃフルマラソンは無理だ」と宣告されてしまう茂木だった。
さらに茂木は「アトランティスのRⅡを履いてくれれば、ダイワ食品陸上部を資金面でも支援する」という小原に言葉に、仲間たちのことを思い心が揺れていた。
御園社長と腹を割って話す覚悟を決めた宮沢だったが、いざ話し合いの場になるとソワソワが止まらない。
そしてついにフェリックスの御園社長と対面し、「こはぜ屋買収」についての話し合いが行われる・・・御園は「こはぜ屋の技術力」に興味を持ったらしいが、もちろんそれは「足袋の縫製技術」ではなく「シルクレイ」のことだ。
フェリックスが扱うアウトドア製品のシューズに求められるのは「履きやすくて、軽くて丈夫で、エコであること」だが、シルクレイはそのニーズにピッタリとハマるらしい。
御園ははじめ自家製品として研究チームに「シルクレイと同等の物を作ってほしい」と要望したが、解答は「とても時間がかかる」というものだった・・・なのでそれなら「その技術力を買ってしまえば良い」というのが御園の結論だったのだ。
その上で「シルクレイさえ使わせてもらえば、こはぜ屋の社長は今まで通り宮沢が続ければ良いし、こはぜ屋という名前も残して良い」というのが御園の考えのようだ。
「買収」といえば聞こえは悪いが、いわゆる「吸収」というわけではないらしい。
そして御園は「もし買収に応じていただけるのであれば、すぐにでも『3億』出資する準備ができています」と力強く言った。
さらに御園は「ウチには世界に通じるマーケティング力がある。我々が力を合わせればあのアトランティスにも匹敵する・・・あるいはそれ以上の存在にもなれるはずです。宮沢社長、一緒にやりましょう」と言って、握手を求めてきた。
宮沢は少し押され気味で圧倒されてしまったのか、とりあえず握手に応じ「前向きに話を進めたいと思います。どうか、宜しくお願いします」と答え頭を下げた。
話し合いは無事円満に終わったかに思えたが、宮沢と坂本がフェリックスから去った後、御園は「あとひと押しだな」とつぶやいていた。
・・・9話へ続く
陸王9話ネタバレ…従業員と築き上げてきた絆と企業トップの重責と決断
各話の詳細ネタバレ
原作
原作は池井戸潤氏の小説「陸王」で、2016年7月に発刊されたばかり。
池井戸潤氏の作品は、過去に実写化されたドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」が大ヒットしているので、期待されているという表れかと考えられる。
ちなみに、電子書籍で小説「陸王」を読むなら「Book Live」というサイトがオススメである。
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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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