朝ドラ「なつぞら」ネタバレあらすじを最終回まで公開している記事のまとめページです。

前話や前週を見逃してしまったという人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。

ここでは朝ドラ「なつぞら」第1週~第26週(最終回)までのあらすじネタバレを公開するので参考になればと思う。

ちなみに朝ドラ「なつぞら」は、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「U-NEXT」 で配信されている。

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Table of Contents

なつぞら

ストーリー

1946(昭和21)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。

戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。

剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。

剛男の義父・泰樹は偏屈者で知られていた。

泰樹は、なつを厄介(やっかい)者と言いながらも内心、不憫(ふびん)に思っていた。

子どもながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。

なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、生きる術(すべ)をとことん叩き込む。

なつも天真らんまんな子どもらしさを取り戻していく。

やがて、なつはすてきな馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。

天陽から当時、アメリカで流行(はや)っていた漫画映画の魅力を教えられ、" 絵が動く" 夢のような世界があるのかと感動する。

高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。

そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。

なつに旅立ちの日が近づいていた―。

引用元:NHK公式サイト/なつぞら

ネタバレまとめ

ここからは朝ドラ「なつぞら」の結末ネタバレを公開しています。

結末ネタバレ

《なつよ、あっぱれ十勝晴れ》

昭和50年4月、優は小学校に入学する…しかし娘の晴れの日もなつたちは仕事に行けなくてはならなく、「大草原の少女ソラ」は放送から半年が経ち、物語も佳境を迎えていた。

そして「大草原の少女ソラ」の重要な登場人物の少年・レイが父親に、星空の下で夢を語る場面のことを打ち合わせし、なつは「牛飼いの生活は太陽とともにあるから、その夢の話や別れも希望に満ちたものになるはず」だと提案し、それは見事に採用される。

こうしてなつが思いを込めたシーンが放送された翌日、雪月を訪れた泰樹はとよに「(レイが夢を語る放送で)朝日を思い出したんじゃ…開拓している頃に、あぁいう朝日を何度も見た…この年は捨てようと思っても朝日を見たら気力が湧いてきた…ここで諦めるなって励まされた…そういう朝日をなつは見せてくれた」と語った。

梅雨に入る頃、最終回に向けてなつたちの作業は大詰めを迎え、様々なトラブルを乗り越えて最終回が放送される。

なつは咲太郎に呼び出され千遥の店に行くとそこには亜矢美がいて、どうやら東京に戻ってきていて、また新宿でおでん屋を始めるんだという…そして夏休みなつたち(なつ・千遥・坂場・優・千夏)は十勝へ里帰りをした。

なつと千遥が泰樹に会い「ただいま」と挨拶すると、泰樹はただただ無言で千遥を抱きしめる…そんな泰樹もやはり年を取ったせいか昔のような威厳はなくなっていた。

次の日なつたちは雪月を訪れると、なつたちが作った作品(大草原の少女ソラ)のお陰で、十勝に観光客が増え雪月にもお客さんが絶えないんだと、お礼も含め大量のお菓子を振る舞ってもらう…そして雪之介は「この店が繁盛するってことは、天陽くんが描いた包装紙の絵が全国に広まるってことだよ」と話した。

なつが柴田家に戻ると、牛舎の建て替えを検討中の照男たちの話に加わる…それに対して泰樹は「照男の好きにすればいい…これは照男の開拓じゃ」と言った。

十勝はその夜から嵐に見舞われ、次の日の朝には停電となってしまう…照男は「搾乳は昼頃までしなくたって牛は待てるって話だ」と言うが、泰樹は「牛は決まった時間に搾ってやるからワシらを信用して良い乳を出してくれるんじゃ」といきなり開拓者としての勢いを取り戻した。

泰樹の指揮のもと、しばた牧場にいる人たちは総動員で各自の役割分担をこなすこととなる…そして嵐も過ぎ去り、しばた牧場も落ち着きをみせた頃、泰樹は「よくやった照男…一番大切なことは働くことでも稼ぐことでもない…牛と生きることじゃ」と酪農家としての生き方を照男に伝授した。

翌日なつは泰樹ともに天陽の畑へ向かうと、天陽の畑ももちろん嵐の餌食となっていて、また元通りにしようと手伝い、その中で泰樹は「もしワシがこの世から居なくなっても悲しむ必要はない…ワシの魂もこの大地に染み込ませておく…ワシはもうお前の中に残っとる…お前の中に生きとる…しかしお前はよくやったな(東京で自分の夢のため、新天地を開拓した)」となつに告げる。

そしてなつと坂場と優は3人で十勝の大草原を歩いていた…なつは「ここからまた始めるんだね、私たちの開拓が…」と話すと、坂場は「君(なつ)と優と家族になれて良かった」と言う。

それに対してなつも「これからも一コマ一コマ、アニメーションみたいに家族の夢を描いていきましょう」と語りながら、なつたちは新しい一歩を踏み出していくのだった。

・・・END

人物相関図(北海道・十勝編)

1週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、ここが十勝だ》

物語は昭和30年の8月、ヒロインの奥原なつが生まれ育った北海道・十勝の大自然を18歳になったなつが描いていいるところから始まる。

なつが絵を描いていると、そこには懐かしの人物が現れる…なつは東京に住んでいた頃、空襲にあい生き別れになっていた幼なじみの佐々岡信哉だった…なつは突然の再会に涙が溢れてくるのだった。

まずは東京にいたなつがなぜこの北の大地にるのか、というところから説明しよう。

昭和21年5月…戦争が終わった翌年の初夏。

まだ9歳の幼いなつは柴田剛男という男性に連れられて、剛男の実家である北海道の十勝にあるしばた牧場までやってくる…剛男は柴田家の婿養子だったが戦争の隊員として日本軍に参加していたのだ。

そんな剛男を妻・富士子と長男・照男と長女・夕見子、次女・明美、そして富士子の父でこの地を切り拓いた・泰樹が剛男を出迎える…がなつのことを不思議そうに見つめる柴田家の人たち。

なつは剛男の戦友の娘なのだが、なつの父は戦死を遂げ空襲で母を亡くしてしまう…なつは兄・咲太郎と妹・千遥、そして命の恩人・信哉の子供だけでなんとか生き延びていたんだという。

そんな中、剛男は孤児のいそうな場所を捜し回った結果どうにか見つけて、なつだけを引き取ることにしたらしい…とはいえ、一人分の養いが増えることは簡単なことではない。

泰樹は「役に立たんやつ連れてきてもどうしようない」と言うが、剛男は「あの子は僕が守ります」と息巻いている…そんななつは剛男と富士子に「お願いがあります。私をここで働かせてください…お兄ちゃんが迎えに来るまででいいんです。何でもしますから、お願いします!」と頭を下げる。

すると陰で聞いていた泰樹が現れ「偉い!明日から夜明けともに働いてもらおう」というと、なつは「はい!」と大きな返事をする…こうしてなつはこの牧場で働くことになった。

翌早朝、なつは泰樹の指導の下、酪農の辛さを叩き込まれる…しばた牧場では主に牛から乳を搾り、その新鮮なミルクを卸して稼ぐと言う商いをしていた。

牧場には戸村悠吉とその息子である菊介が従業員として働いている…なつはまず見て作業を覚えること、牛に慣れる(牛はデリデートな生き物だから知らない人が触ると暴れてしまうらしい)ことから教えられる。

なつが牧場で働きだして数日が経つが、まだ牛には触らせてもらえない…なつは早く牛に慣れてもらえるように「おはよう、今日もよろしくね」などの声かけを健気にする。

なつが必死に働く姿を見ていた泰樹は、ついになつに搾乳を教えるのだった…なつはこれまでみんなが搾乳している作業をよく見ていたこともあり、すぐに要領をつかみ搾乳は簡単にできるようになる。

そしてそんななつを泰樹が帯広の街に連れてきた…なつは泰樹の行きつけ「菓子屋・雪月」に連れてこられ、雪月を営む小畑一家(店主・雪之助、雪之助の母・とよ、雪之助の妻・妙子、雪之助の息子・雪次郎の四人家族)を紹介された。

しかし雪月にも終戦後ということもあり、食べさせてやる菓子が何もないという……それでも泰樹が持ってきた「新鮮な牛乳と卵」を使って雪之助がアイスクリームを作ってくれた。

なつは泰樹に聞かれ、東京での暮らしや生き別れた兄妹について話すと、泰樹は健気で必死に生きてきたなつに「開拓者の辛さ」を語ってくれた。

泰樹は「一番悪いのは人がなんとかしてくれると思って生きることじゃ…人は人をあてにする者を助けたりせん。逆に自分の力を信じて働いていればきっと誰かが助けてくれる…お前はこの数日、本当によく働いた」と言う。

さらに泰樹は「お前なら大丈夫じゃ、だから堂々と、ここで生きろ」となつのことを一人の人間として完全に認める言葉を投げかける…なつは涙を流しながらその言葉をしっかりと受け止めるのだった。

一方その頃、柴田家では剛男がなつを連れてきた理由を子供たちに話し、照男には「あの子(なつ)を頼むな」と呼びかけ、夕見子には「なっちゃんから夕見子の影を見てしまった」と、剛男はなつのことを夕見子の生き写しに見て「夕見子には幸せになってほしいと願ってる」からなつを孤児のままにしておく訳にはいかないと考えたらしい。

最後に「だから、夕見子にもなっちゃんを受け入れてあげてほしい」と剛男は思いの丈を語る…すると夕見子もその言葉に納得し、剛男の「思いやり・願い」を素直に受け入れるのだった。

そしてなつが柴田家に戻るともうそこには完全になつの居場所ができていて、なつに妬みを感じていた夕見子も突然態度を変え優しくなり、翌朝、なつが牛の飼育小屋に入ると泰樹からは「今日は搾乳が終わったら、学校に行け」と嬉しい指示が飛ぶ。

こうしてなつは学校に通うことになった。

なつは学校で東京からの転校生として紹介される。

そこでなつはクラスメイトの一人で同じ東京から来たという山田天陽と出会う…天陽は馬の絵を描いていたが、その時その馬はすでに亡くなってしまっていたらしい。

それでも天陽は絵の中では生きているような躍動感で描くのだった…そして偶然風が吹きクラスの中に入ってくる。

すると天陽のノートのページがパラパラとめくれ、何ページにも及んで描いていた馬の絵が、まるで生きて動いているように見え(パラパラ漫画のようになって)、なつは感動を覚えるのだった。

なつが夕見子と柴田家に帰宅すると、郵便屋さんが来ていてなつは兄・咲太郎から手紙が届いていないかと期待するが手紙はなかった…なつは一旦落ち込むが咲太郎とどうしても連絡が取りたいなつは自分から手紙を出そうと決意する。

しかし手紙を出すのにもお金がかかる…そこでなつは富士子に手紙を出すお金を借りれないかとお願いしたところ、富士子は「そんなことはいいから!東京にいるお兄さんや妹さんは家族でしょ。いくらでも手紙くらい出しなさい!書きなさい!謝らないで」となつにとっては嬉しい言葉が返ってきた。

早速その晩、なつは兄である咲太郎に「早くお兄ちゃんに会いたいです。だから早く迎えにきてほしいです…そして、また千遥と三人で暮らしたいと思っています」と切実な思いを手紙に綴るが、兄からの返事はない。

そんななつは自分のことをまだ迎えに行けないから、寂しがらせないようにと返事が書けないのではないかといい聞かるが、やはり無理やりだったので逆に寂しさが募ってしまう。

なつは陽が登る前に起き、しばた牧場(柴田家)に向かって「さよなら」と言って走り出す…なつはまだその小さな体で東京に向かう決心をしたようだ。

・・・2週目へ続く

なつぞらネタバレ1週…「なつよ、ここが十勝だ」各話詳細

視聴率一覧(1週)
なつよ、ここが十勝だ 視聴率
1話 22.8%
2話 20.9%
3話 23.0%
4話 22.4%
5話 22.3%
6話 21.0%
1週目平均 22.1%

2週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、夢の扉を開け》

なつは帯広までなんとか辿り着く…しかし当然一文無しで、ご飯を食べるお金はもちろん、東京に行く切符を買うお金なんて持ち合わせていなかった。

そんななつは東京の浮浪児だったときに覚えた靴磨きをしてお金を稼ごうとする…それでも終戦後の日本は治安の良い国作りを目指していたので、子供一人で商売なんて危ないと警官に警察署まで連れて行かれてしまうのだった。

なつは警官から「どっから来たの?」と聞かれ「東京です。私を東京に帰してください。東京には家族がいるんです」と切実に話すが、警官たちは聞く耳を持ってはくれず「今日はここで保護するから…」と言う。

そんななつはお手洗いに行くと嘘をついて警察署を抜け出してしまうのだった。

しばた牧場でもなつの姿がないことに気づくと、泰樹の勘が働き「東京に行ったのかもしれん」と帯広の街までやってきた柴田家一行…そして「菓子屋・雪月」を訪れるがなつは来ていない様子。

そこで家出なら警察に保護されてるかもしれないと情報得た柴田家一行は、警察署に行くがなつはすでに抜け出してしまった後だった…しかしここでも泰樹の勘が働き「水だ!あの子は賢い…もし一人で生きるなら水のあるところだ」と川辺へ向かった。

なつを必死に探す柴田家一行…すると川から流れてきた大木に座っているなつを見つけ「なつ!」と声をかけると、なつは涙を流しながら「どうして私には家族がいないの?!」と声を荒げるが、泰樹は「お前にはもう家族はおらん…しかしわしらがいる」となつの怒りを受け止めるのだった。

こうしてしばた牧場へ戻ったなつは、泰樹に呼ばれ「バターチャーム(バターを作る)」という器具を見せられ「ワシも美味いバターを作りたい!」という昔からの夢を聞かされる…そんななつも「私もバター作ってみたい!」と、早速バター作りに挑戦することになる。

そして次の日曜日、泰樹の指導のもとなつもバター作りに参加し、見事なバターの塊を作ることに成功する…バターを「菓子屋・雪月」に持っていくと、店主の雪之助がホットケーキを作ってくれた。

泰樹は「このバターを作るのはワシではない…なつたちが大きくなったら開拓するんだ。それがワシの夢じゃ」となつたちにこのバターの夢を託すことにするんだという…こうしてなつは美味しいホットケーキとともに泰樹の夢も一緒に味わうことになるのだった。

そんななつはもう一つの夢をも味わうことに…それは学校で開かれた「漫画映画(現在でいうところのアニメ)」の上映会で、なつはここで絵に興味を持ち始める。

そんななつを見た天陽が「今度、家に来いよ。絵を描かせてやるよ」と誘ってくれた。

ある日の放課後、なつは天陽の家へ遊びに行き天陽の兄・陽平と天陽の絵を見せてもらう…そしてその日はなつが絵を描くことはしなかったが、別の問題を目の当たりにすることになる。

それは天陽の家が所有する畑にする予定だった土地の土が悪く、もうすでに耕されることなどない荒れ地となってしまっていたことだった…このままでは天陽はこの地から出ていかなければならないんだという…。

しかし天陽は「この十勝が好きだから、農家としてこの地で生きていきたい」となつに訴えかけるのだった…なつはしばた牧場へ戻ると、泰樹に「天陽くんを助けてあげてください」と深々と頭を下げ頼み、泰樹が立ち上がることになる。

まずは天陽の父・正治らを説得する…そして正治はその荒れ地を切り拓く決心を固め、泰樹の主導のもと動き出した。

開拓者たちが力を合わせ、時間とともにその荒れ地はしっかりとした作物を作る土地へと生まれ変わっていく…そして9年の月日が経ち、なつと天陽の間にも絆が生まれていた。

とはいえ、なつの人生はまだまだこれから青い春を迎えたばかりだ。

・・・3週目へ続く

なつぞらネタバレ2週…「なつよ、夢の扉を開け」各話詳細

視聴率一覧(2週)
なつよ、夢の扉を開け 視聴率
7話 22.5%
8話 22.1%
9話 23.1%
10話 21.9%
11話 22.0%
12話 21.6%
2週目平均 22.2%

3週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、これが青春だ》

なつがしばた牧場に来て9年の月日が経ち、昭和30年の初夏…なつは農業高校の3年生にまで成長していた。

なつはもうすっかり柴田家の一員として北海道の十勝で元気に暮らしていた…なつはしばた牧場内でも頼りにされる存在で、ある日の朝学校に向かおうとすると泰樹に牛舎へ呼ばれる。

牛の一頭がお産を迎えるが、それはなんと逆子でなんとか仔牛を引っ張り出すが息をしていない…しかしなつが学校で習った知識を使い、人工呼吸をして仔牛の命を救った…泰樹もそのなつの行動力に驚きつい笑顔を漏らす。

学校でもなつは人気者、牧場での体験記を話し先生たちの関心さえも引いている…天陽とはずっと仲良しで時間を見つけてはお互いの絵を描いている。

すると天陽が「今うちにも牛がいるんだ」という…なにやら農協で働く剛男に勧められ、農協から牛を借りたらしい。

しばた牧場に戻ったなつがそのことを泰樹に話すと「その牛とはワシの牛とは関係ない…なつがその牛の面倒をみることも許さん」とどこか怪訝な表情を見せてその場を後にする…どうやら泰樹は農協と上手くいっていないらしい。

農協では組合長から剛男が「その後、泰樹さんはどうですか?納得してくれましたか?」と聞かれるが、剛男はあまり良くない表情を浮かべる…農協がやろうとしている政策に対して、泰樹が賛成してくれないのが問題となっているようだ。

剛男はなつを使って説得しようとするが、泰樹は相変わらずの頑固っぷりで自分の考えを曲げようとはしない…なつには「何が問題なのか?」さえわからないままだったが、剛男からやっと説明してもらう。

要は酪農家たちが搾乳した牛乳を農協で一手に集めて、農協が乳牛メーカーと交渉し卸したいらしい…そうすれば牛乳を高く売る酪農家もいなくなり、酪農家の間で差がなくなると考えているらしい。

泰樹と剛男の板挟みになってしまったなつは、高校の演劇部顧問である倉田隆一先生に相談をする…倉田は「自分の問題として答えを見つければいいんじゃないか」とアドバイスを受ける。

どういうことかなつにはわからなかったが、富士子から泰樹は過去に組合がないばかりに(お金がなくて)愛しい妻を亡くしたことがあったという話を聞き、倉田に「先生はどういう演劇をしたいんですか?おじいちゃんを励ますことができる演劇ですか?」と聞く。

なつは、趣旨は違ったが心を痛めた泰樹のため立ち上がろうとする…すると倉田は「女優になれ!お前が舞台に立って表現するんだ…それが一番おじいさんのためになる」となかば強引だったが、なつも演劇部に入部することになってしまった。

そして、なつは泰樹に「私、演劇やってもいいかな?1回だけ…それでねじいちゃんにも見に来てほしいんだわ」と切り出すと、泰樹は「お前が出るなら見に行ってやる。でも演るからには一番になれ…お前が出るなら楽しみだ」と言われる。

ちょっとした気持ちで聞いたなつだったが、泰樹のほうがどこかノリ気に見える…こうしてなつは演劇から逃れられなくなってしまうのだった。

・・・4週目へ続く

なつぞらネタバレ3週…「なつよ、これが青春だ」各話詳細

視聴率一覧(3週)
なつよ、これが青春だ 視聴率
13話 22.6%
14話 23.4%
15話 23.6%
16話 22.2%
17話 23.1%
18話 20.6%
3週目平均 22.6%

4週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、女優になれ》

十勝農業高校の演劇部の練習はなつの予想を遥かに超えるハードなものだった…走り込みや腕立て伏せをするなどなぜか体育会系のことばかりで、なつは少しバテ気味。

それでも泰樹はやはりノリ気…そんななつを見ても「演るなら一番だ。主役を目指せ!」と言う。

そしてなつは演劇部顧問の倉田先生から、ついに演劇も演目が決まったと告げられ台本を渡される…それは「白蛇伝説」という物語で、その物語はまるで泰樹のことを語っているようにも感じられ、なつはその演劇を見せることで「じいちゃんは傷つかないかなぁ…」と思うのだった。

その後、天陽に舞台美術を頼むことになる…なつは台本のセリフを言っていると、倉田からダメ出しばかりくらってしまう。

それを見かねた天陽は倉田に「なっちゃんはなっちゃんのままだとダメなんでしょうか?」と横から口出しするが、倉田は「いやそれでいいんだ…しかし今の奥原には奥原自身の魂を叫んでいない」と言われ、なつは表現することや演劇の難しさを改めて思い知らされるのだった。

そんななつだったが「演劇を通して酪農の素晴らしさを知ってもらいたい」と富士子に投げかけると、富士子は「菓子屋・雪月」を訪ね、なつの言う通り牛乳を使ったお菓子などを演劇を見に来てくれた人に配りたいと申し出る。

富士子はなつの「本当の家族」になれない分「あの子を少しでも応援してあげたい」と考えていたようだ。

演劇当日の朝を迎え、なつは泰樹に「今日見に来てくれるよね?この演劇を見せたいのは、じいちゃんだけだから」と言う…そして演劇会場では富士子の頼みもありなつを応援するため、雪月で作ったアイスクリームが無料で提供されるのだった。

泰樹は夕見子と明美を連れ遅れてやってくるという…すると泰樹のもとに天陽がやってきて「牛の様子がおかしい」から一度見てもらえないかと、泰樹に助けを求めてきた。

泰樹が天陽の牛小屋に様子を見に行くと、牛は鼓脹症という腹にガスが溜まる病気になっていた…どうやら乳量と脂肪分を増やすため豆などを大量に食わせていたらしい。

しかし天陽のような小さな酪農家ではメーカーにあまり高い値段で牛乳を買ってもらえず「乳量を増やさないと、やっていけない」と聞き、その時初めて泰樹は小さな酪農家たちがどれだけ安い値段で牛乳を卸しているのかを知るのだった。

泰樹の手により天陽の家にいる牛はなんとか助かり、泰樹と天陽は演劇開始から遅れて会場に入る…そして演劇を見た泰樹は一人で考え、天陽の家の牛乳が安いことも考慮の上「ワシの牛乳も農協に預けることにする…団結するしかないべや」と決意を固めた。

こうしてなつは初めて表現することで人を思う気持ちを高めていく。

・・・5週目へ続く

なつぞらネタバレ4週…「なつよ、女優になれ」各話詳細

視聴率一覧(4週)
なつよ、女優になれ 視聴率
19話 23.1%
20話 22.4%
21話 22.5%
22話 22.7%
23話 22.6%
24話 21.7%
4週目平均 22.5%

5週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、お兄ちゃんはどこに?》

泰樹と農協のあいだにあった問題を解決したなつに、今度は泰樹が「天陽とは一緒にさせられん。なつには将来うちの牧場を継いでもらいたいと考えてる」となつに語りかけてくるが、「私と天陽君はそんな仲じゃない」となつは否定する…そんな中、一人の青年がなつを訪ねしばた牧場へやってきた。

その青年とは佐々岡信哉といって、なつが空襲にあった時なつの手をとり、なつの命を救った恩人であり幼なじみでもあるという…つまり東京からはるばるやって来たんだという。

しばた牧場のみんなはなつを連れ戻しに来たんだと勘違いするが、信哉は「そんなことはしません。僕はただなっちゃんが元気でいることを確かめたかっただけですから…良かったぁ、こんなにも皆さんからなっちゃんが大切にされていて」と言う。

そんな信哉もなつの兄・咲太郎の行方はわからないのだという…それでも4年前まで東京・新宿にある芝居小屋で働いていたという情報は掴んでいたらしく、信哉は「おそらくどこかで元気に生きているはずです」と教えてくれた。

その晩、なつに富士子が「東京行かない?咲太郎さん、探しに行こう?」と言われ、なつと富士子は十勝から二日かけて東京・新宿までやってきた。

信哉と待ち合わせて「この店に咲太郎を知っている人がいる」と案内されたのが「川村屋」というパン屋…そして川村屋オーナーの「マダム」と呼ばれる前島光子から咲太郎の情報を聞くと「ムーランルージュ」という劇場で働いていたことを知る。

マダムは新宿に詳しいとされる書店「角筈屋」の社長・茂木一貞を紹介してくれ、茂木に咲太郎の行方を聞くと「ムーランルージュで歌っていた煙カスミという歌手が、咲太郎のことをかわいがっていたはず…」と話してくれた。

茂木に連れられなつと富士子はカスミの歌のショー終わりに咲太郎について尋ねに向かうが、カスミも今は咲太郎の行方などは知らないらしい…二人は一旦マダムのところへ戻り預けていた荷物を受け取り、その場を離れようとする。

するとマダムが「もしまだ宿が決まっていないなら、ウチの社員寮に泊まっていけば宿代もタダですし…」と誘ってくれた…しかしマダムには咲太郎に何かの因縁があるようで、近くになつを置いておけば「捕まえられるかもしれない…誰が逃がすものですか」と何か考えがあるようだ。

翌日、咲太郎が浅草にいるらしいと信哉が聞きつけ、なつ・富士子・信哉の三人は「浅草・六区館」という芝居小屋を訪ねることに…そして一人の若者がステージに立つとタップダンスを踊り始める。

それはなつの記憶からすれば紛れもなく兄・咲太郎だった…なつは思わず「お兄ちゃん!」と近寄ると、ステージ上の若者も「お前、なつか?…なつ!」と二人は抱き合い、ついになつは咲太郎と感動の再会を果たすのだ。

咲太郎と再会したなつは「私はずっと幸せだった…これ以上ないくらい」と言う…そしてなつたちが新宿の川村屋オーナーのマダムにお世話になっていることを知った咲太郎の表情はいきなり曇りだし、なつがこれから一緒に新宿に行かない?」と誘うと、咲太郎は「明日の昼、必ず行くとマダムに伝えてくれないか」と話した。

なつとの再会を果たした咲太郎だったが、素直に喜べない事情があった…それはマダムに借金をしていて、そのお金を持ってマダムに返すまで、新宿には戻らないという決意を固めていたのだ。

そんな朔太郎のもとに浅草の芝居小屋でお世話になっている先輩役者の一人が博打で大勝ちしたらしく、そのお金をどうにか借りようと咲太郎は頭を下げお願いする。

すると先輩の役者は「博打の戦利品だ…これを質屋に持っていけば10万円ほどになるはずだ」と戦利品だという腕時計を数点借りることにした。

翌日、なつと富士子は川村屋で待っていたが、夜になっても咲太郎は現れなかった…そこへ信哉が「咲太郎が警察に捕まった…今日の昼、質屋に売ろうとした腕時計がすでに盗品として登録されていたものらしく、そのまま取り押さえられたらしい…」と悲報を持ってきた。

さらに翌日、なつたちは咲太郎が新宿を離れた理由を知る藤田正士(通称・藤正親分)という男性を茂木社長から紹介され、事情を聞くと咲太郎を助けたのは「戦前からムーランルージュで踊っていた、踊り子・岸川亜矢美という女性」で咲太郎のことは亜矢美が実の母親のように可愛がっていたらしい。

だから咲太郎はムーランルージュが潰れてしまった時、必死に買い戻そうとした…要は咲太郎はダマされてしまったらしく、10万円用意すれば共同経営者になれるとウソをつかれ、そのままお金を持ち逃げされてしまったのだという。

そして咲太郎はその10万円を作るまでは「新宿には戻らねー」と姿を消したということだった。

その10万円を金貸しから借りる保証人となったのが、川村屋のマダムだったわけだ…つまり咲太郎は「マダムをダマしたわけじゃなく、咲太郎自身がダマされていたことが判明する。

そんな中、信哉がその場に現れ「咲太郎について警察から少し話が聞けた…あと警察からあいつの手紙を預かってきたんだ」となつ宛ての手紙を渡した。

なつへ

また、なつに会える日が来るなんて本当に信じられない。

でも、なつすまない…こんな兄ちゃんのことは忘れてくれ。

忘れて、北海道で幸せになれ…兄ちゃんもお前を忘れる。

ゴメンな。

という内容を読んだなつは、猛烈に悲しくなり声に出して泣いてしまう。

一方その頃、十勝では泰樹が照男に「お前、なつと結婚しろ。そうすればなつは正真正銘の柴田家の家族になる。一生この家にいることになるんだ」ととんでもない提案を持ちかけてきた。

なつのいない十勝でも何かが変わっていくようだ…。

・・・6週目へ続く

なつぞらネタバレ5週…「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」各話詳細

視聴率一覧(5週)
なつよ、お兄ちゃんはどこに? 視聴率
25話 20.1%
26話 22.9%
27話 22.9%
28話 20.0%
29話 18.7%
30話 19.4%
5週目平均 20.7%

6週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、雪原に愛を叫べ》

兄・咲太郎と9年ぶりの再会を果たしたなつだったが、咲太郎は無実の罪で捕まってしまいなつに手紙で別れを告げた。

一方、十勝でも泰樹が照男に「お前、なつと結婚しろ」と唐突に告げる…なつのいない北の地でもなつを巡って、何かが変わろうとしていたのである。

その頃、新宿にいたなつは、現在、東京の芸術大学で得を勉強しているという天陽の兄・陽平と偶然出会う…そして陽平に誘われ、陽平が手伝いで働いているという「漫画映画制作会社」を訪れることに。

なつはアニメーターの仲努を紹介され、漫画映画(アニメーション)を作るための基礎を陽平に教えてもらい、さらにアニメーターへの興味を深めていくのだった。

そして、季節は流れ北海道にも厳しい寒さを感じる冬がやってくる…新宿まで来ていたなつと富士子も十勝へ帰り、いつものように酪農の世界にすっかり戻っていた。

そんななつに照男がディズニー映画のチケットを二枚くれ「天陽と二人で行って来い」と言う…そう提案してくれた照男の言う通り、天陽を誘い数日後、映画を観に行くなつ。

そこでアニメーションの素晴らしさに感動を覚えたなつに、その映画の最後にこの「ディズニー漫画映画」の上映に協力した東洋映画という会社でも今後は「漫画映画」の制作に力を入れていくんだという。

東洋映画では「志のある若者がいれば、世界を切り拓く力になってもらいたい…我が社では広く新しい人材を求めています」というメッセージを聞いた、なつの胸は高まるのだった。

漫画映画を観た二人は「菓子屋・雪月」を訪れ、映画のことを語り合う…どうやらなつはアニメーションの世界に飛び入ろうとしようか迷っていたようだが、天陽の言葉で「アニメーターになるなんて、自分には無理だ」となつは考えるのだ。

泰樹は照男となつと結婚することによって「奥原なつから柴田なつになれる」と考え、そのことについて剛男と富士子にも話すと、富士子は「今のままが良い…今の家族のままが良い」と泰樹の考えには反対気味の様子。

そんな中、天陽が「開拓青年団スキー大会」に出るという情報を耳にしたなつは、それをしばた牧場のみんなに伝えると突然泰樹が「照男もスキー大会に出る!」と言いだす…どうやら泰樹は照男と天陽を対決させたいらしい。

そして迎えたスキー大会当日…。

照男は大事な話があると天陽を呼び出し「お前なつのことどう思ってる?好きなのか?」と尋ねると、天陽は「好きです」と答える…照男はその想いを伝えるように天陽に言うと、天陽は「なんで、照男さんがそんな事言うんですか?」と聞くと照男は「兄貴だから…俺は正真正銘なつの兄貴だから…」と言った。

しかし天陽は「でも俺が想いを伝えると、なっちゃんが夢を諦めてしまう気が…」とつぶやきどこか渋り気味…それを見た照男は「よし!俺と勝負しろ…スキーでもし俺が勝ったら、なつに好きって気持ちを告白しろ」という条件をつける。

それに対して天陽が勝ったら「俺がなっちゃんのことは諦めます」と今回のスキー大会は二人の男がなつの幸せを考え、色々な思いを抱えた戦いの場となるのだった。

そして熱い想いを胸に二人の戦いの火蓋は落とされた…結果、大接戦の末「照男vs天陽」の勝負には照男に軍配が上がる。

なつは天陽に誘われ翌日天陽の家に行くことになる…そんな中なつがしばた牧場に戻ると、東京にいる幼なじみの信哉からなつへ一通の手紙が届いていた。

なつが信哉からの手紙を読むと「咲太郎が新宿に戻り、川村屋のマダムにまず1万円だけ返しにきたのと、妹がお世話になり、すみませんでしたと言っていた」というもので、なつは咲太郎に思われていたことを再認識するとともに、心の中がホッコリしてつい笑顔がこぼれてしまう。

スキー大会の翌日、なつが天陽の家に向かうことを泰樹に伝えると、泰樹は焦って「お前、結婚する気はあるか?…照男はどうじゃ?」となつにとっては考えもしなかったことを唐突にぶつけてきた。

冗談を言っているものだとなつは苦笑いをするが、泰樹は真剣な表情で「照井にも言った。お前と照男が一緒にになってくれれば、このしばた牧場は…そしてこのワシは何より…」と言う。

するとなつの表情は険しくなっていき「私は照男兄ちゃんに好意があると思われていたかと思うと、恥ずかしいよ…それは照男兄ちゃんに対して悪いよ、失礼だよ。そんなこと一度でも思ったら家族には戻れんよ…じいちゃんは私から大事な家族を奪ったんだよ」と切ない心の叫びをあげた。

それに対し泰樹も「ワシはお前と本当の家族なりたいと思って…」と言いかけたところで、なつが「それは私を他人だと思ってるからでしょ」と涙を流しながら本音を伝える…それを言われ泰樹はうつむいてしまい、何も言葉が出なくなってしまった。

そこになつと泰樹を見かけた照男がやってきて、二人に「なつ、大丈夫だ…何も変わってないから。じいちゃん、俺はダメだった…なつはやっぱり妹にしか思えないよ。なつのことはなつに任せよう」と言う。

さらに照男は「なつもじいちゃんの気持ち少しはわかってやれ」と言うと、なつは泰樹に向かって「じいちゃん、ごめんなさい…」と何度も謝ると、泰樹は「謝るな…」とだけつぶやきながら小屋を出ていってしまった。

なつは泰樹のことを追いかけようとするが照男がなつを止める…心の傷を引きずりながらなつは天陽の家へと向かうことに。

なつは天陽の家に向かいながら泰樹とのことを考え足が止まってしまい、その場に倒れ込んでしまう…それとともに雪と風が強くなってきて、いずれ猛吹雪になるのだった。

そんな中、柴田家では泰樹が富士子に「なつの言うとおり、もう元には戻れんかもしれん…」と嘆いていると、富士子は「何があっても受け入れる…それが家族」だと泰樹を諭すように言う。

なつはというと吹雪の中、倒れ意識を失ってしまうのだった。

・・・7週目へ続く

なつぞらネタバレ6週…「なつよ、雪原に愛を叫べ」各話詳細

視聴率一覧(6週)
なつよ、雪原に愛を叫べ 視聴率
31話 21.1%
32話 21.6%
33話 21.5%
34話 21.7%
35話 21.2%
36話 20,8%
6週目平均 21,3%

7週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、今が決断のとき》

猛吹雪の中、倒れてしまったなつ…そんななつの命を救ったのは十勝の森の奥に住む阿川弥市郎と砂良という親子だった。

弥市郎は彫刻家で、熊の木彫りなどを作り帯広の土産屋にそれらを卸し生活している、いわゆる芸術家…翌朝、なつが家へ帰る途中、十勝の平原が雪景色に覆われ、それを朝日が照らしているという絶景を目にし一つの決意をする。

一方で、泰樹はなつのことを傷つけたことを後悔していた…そんな中、しばた牧場ではなつが遭難してしまったことが発覚するが、なつが元気な姿で帰ってきたことでみんなは心を撫で下ろすのだ。

そしてなつは天陽には自分の夢…「漫画映画を作りたい…日本でアニメーションを作る人、アニメーターってのになりたい」と決意を固めたことを告げると、天陽は「俺は良いと思う…頑張れ」と言ってくれた。

その日の夕食時になつは柴田家のみんなが集まった時「東京に行かせてください…お兄ちゃんを支えたいと思う」と切り出した…すると泰樹は「お前と牛飼いは何も関係ねぇ、この家とも関係ねぇ。出て行きたきゃ出ていけばいいべ…お前の顔は二度と見たくない、勝手に出ていけ!」と怒号を上げる。

なつはそうやって言われ突き放されたように感じてしまい「わかりました。どうもすいませんでした」と自分の部屋に行き出ていく用意を始めた…しかしそんななつを追いかけてきた富士子が「やめなさい」と止める。

富士子はなつに「どうするの?今すぐ出ていくのかぃ」と聞くと、なつは涙を流しながら「…申し訳なくてもうここにはいられない…」と答えると、富士子はなつにビンタをして「あんたに申し訳ないと思われるくらいなら、これで帳消しにすればいい…一人で苦しみたいなら家族はいらないっしょ」と言う。

なつは富士子の優しさを感じて、富士子の胸の中で涙を流した。

翌日、なつは天陽に柴田家で話した内容を説明すると、天陽は「どうしてアニメーションを作りたいと言わないんだ」と言うが、なつは「(本当のことを言ってしまうと)じいちゃんを裏切っているような気がして…」と天陽の言葉には耳を貸さない様子。

そんななつを見た天陽は「泰樹さんはできるかわからないことを海を渡ってきて成功した…つまりなっちゃんにとって見本だし誇りだべさ…自分の信じたことだけをやれば良いと思う」とも語るが、なつはその天陽の応援がなんだか「早く行け」と言われているような気がしてしまい、なんだか悲しくなってしまうのだった。

その頃、富士子はなつのノートに描いてある絵を見つけ「あの子、本気(で絵を描くことが好き)だったんだぁ…」となつのやりたいことを察するのだった。

一方で、泰樹は帯広にある「菓子屋・雪月」を訪れ、とよに「あんたのところの孫(雪次郎)、東京に出すそうじゃな…なつのことも頼めんか」とお願いをする…泰樹は表面上はなつに厳しくあたっていたが、やはり泰樹にとってなつは可愛い孫の一人に変わりはないようだ。

泰樹はその晩、なつに「お前のことは雪月に頼んでおいた。幸次郎と一緒に東京に行けば良い」となつに言う…それに対してなつは「じいちゃん、私はもうじいちゃんと家族ではいられんの?」と質問した。

しかし泰樹は「いつでも戻ってくりゃ良い…ここがお前の家じゃ…それは変わらん。先に東京の用事を済ませてこい…とは言っても、お前がもし東京で幸せになるなら、それも立派な親孝行じゃ。絶対にそれを忘れんな」と言う。

それでもなつの心はまだ晴れずにいた…東京に行きたい本当の理由を言えずにいたからだ。

なつは帯広の「菓子屋・雪月」を訪れ「本当は自分勝手な理由で東京に行きたい」んだと相談すると、とよが「東京行ったら良い…じいちゃんにもその気持ちを話したら良い。なんでも我慢しないで言い合えなければ、ここでは心まで凍ってしまう」と言ってくれ、なつは泰樹に話すことを決意した。

そして柴田家のみんなが集まった夕食時、なつは泰樹に東京に行きたい本当の理由である「漫画映画を作りたい」ことを話し、さらに「じいちゃんが北海道に来て開拓したみたいに、私も挑戦したい」と語った。

すると泰樹も「よく言った…それでこそワシの孫じゃ。行ってこい…行って東京耕してこい、開拓してこい」と涙を流しなつの本当の気持ちを受け入れてくれる…翌日、なつは天陽にそのことを笑顔で報告した。

そしてあっという間に時は流れ…なつも高校卒業の時期を迎える。

演劇部でも顧問の倉田から卒業のメッセージを受け取ったなつには、最後に天陽との別れも待っていた…天陽はなつに向けて応援のエールを送り、二人で握手を交わした…なつは万感の思いを込めて未来へ向かうことになる。

なつぞらネタバレあらすじ最終話(26週)結末までと視聴率一覧 photo 1

・・・8週目へ続く

なつぞらネタバレ7週…「なつよ、今が決断のとき」各話詳細

視聴率一覧(7週)
なつよ、今が決断のとき 視聴率
37話 21.2%
38話 21.1%
39話 23.2%
40話 22.4%
41話 22.2%
42話 22.2%
7週目平均 22.1%

人物相関図(東京・新宿編)

8週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、東京には気をつけろ》

なつの旅立ちの日、しばた牧場に別れを告げる…そしてその日、帯広の雪月では夕見子の北海道大学合格祝いと、雪次郎となつの壮行会が行われ、それぞれが意気込みを語り、その中でなつは意気込み+自分の夢のことを話していると胸が熱くなり言葉に詰まってしまう。

しかしその場にいる全員がなつのことを「応援してる」と励ましてくれた…さらに天陽はなつに「俺はなっちゃんのことが好きだ。それはいつまでも変わらない」と最高のエールを送りなつの旅立ちにはふさわしいホッコリとした心あたたまる会となった。

昭和31年4月の東京・新宿に降り立ったなつは、6月に行われる東洋映画の漫画映画製作会社採用試験まで、かつて雪之助が修行していたとされる「川村屋」でお世話になることになる。

雪次郎は菓子職人見習いとしてはもちろんだったが、マダムの良心もありなつも採用試験がある6月まで厨房で皿洗いなどの雑用として働かせてもらうことになった。

その後、なつたちは兄・咲太郎の新しい情報を得ようと、歌手・煙カスミが歌うクラブを訪れる…なつはカスミに会うと「この後、一軒付き合って」と誘われやってきたのは、おでん屋「風車」でどなつらが中に入るとどうやら一人の女性が切り盛りしているように見える。

実はそのおでん屋「風車」を一人で経営している女性というのが、咲太郎の母親代わりともいうべき、ムーランルージュの元踊り子・岸川亜矢美だった。

なつが「北海道で苦労した」という話を大袈裟に語り始める酔っ払ってしまった雪之助…その話を鵜呑みにした亜矢美は咲太郎にそのままなつが北海道で苦労したという話をし、咲太郎はそのデタラメ話を信じ切るのだった。

そしてどうやら咲太郎は、なつが川村屋で働いていることを「自分(咲太郎)の借金を返すため働かせられている」と勘違いしたようで、川村屋に乗り込みなつを連れ去る…なつが咲太郎に連れられやってきたのが、おでん屋「風車」だった。

なつはそこで初めておでん屋を経営していた女性が岸川亜矢美だということを知る。

咲太郎は「俺の母ちゃんだ」と紹介し、亜矢美と仲良さそうにじゃれ合っている様子を見て、なんだか無性に腹が立ってしまいその場を飛びだしてしまう…焦って追ってきた咲太郎に対し「お兄ちゃんは本当の家族を捨てたんでしょ」と言うと、咲太郎はなつの思いを知るため川村屋の寮までついてきた。

結局、雪次郎の部屋で話すことになり、咲太郎はなつが夢を叶えるため(東洋動画に入リ漫画映画をつくること)に東京までやっていたと知ると「そういうことなら、俺も応援する」と張り切って寮を後にする。

なつは自室で「私にも北海道で家族ができたように、お兄ちゃんにも家族がいる」んだとわかり、咲太郎とまた家族に戻れるのかと不安になってしまうのだった。

そんなある日、信哉が川村屋になつを訪ねてくる…信哉は就職したばかりで「新聞記者」になりたくて新聞社を受けるも全て落ちてしまうが、ラジオやテレビでニュースを扱う放送局に入社していた。

なつはそんな信哉を、おでん屋「風車」に誘う…どうやらなつは亜矢美に先日いきなり飛び出してしまったことを謝りに来たかったようだ。

するとはじめはなつのことを見た亜矢美もムスッとした態度だったが、次第にそれも解け咲太郎の昔話しを語りはじめる…どうやら当時、咲太郎も「北海道に行きたいんです…妹を迎えに…北海道へはどうやったら行けますか?」とボロボロと涙を流していたんだという。

なつはそれを聞いて咲太郎は決して家族を忘れたわけじゃなかったんだと感じ、なつの心の中はホッとするのだった…そんななつに亜矢美は咲太郎から聞いたんだとなつの夢について話す。

なつは自分の「夢を持つことができたのは、北海道に行くことができたからなんです」と語った。

その頃、咲太郎は自分が所属する劇団「赤い星座」の女優・亀山蘭子の付き人として東洋映画の撮影時に来ていた…そこでバッタリ東洋映画の社長・大杉満とすれ違い、なつのことをアピールするもってこいのチャンスを得る。

咲太郎は焦って大杉に声をかけ「私の妹が東洋動画に入りたがっていまして、漫画映画に命をかけております。名前を奥原なつと言います。名前だけでも覚えてやってください」と言うと、大杉は行ってしまうがなつのアピールはなんとか成功した?のか…。

なつはこうして「アニメーターになる」という夢を追いかける日々がやって来る…(以前の会社は東洋動画に吸収され)東洋動画で働くアニメーターの仲と天陽の兄・陽平の力も借りながら絵の勉強や川村屋での仕事もこなし、なつの東京での毎日はあっという間に過ぎていくのだった。

そして6月になり東洋動画の採用試験の日を迎える…なつはその扉を押し開くことができるのか…。

・・・9週目へ続く

なつぞらネタバレ8週…「なつよ、東京には気をつけろ」各話詳細

視聴率一覧(8週)
なつよ、東京には気をつけろ 視聴率
43話 22.3%
44話 22.1%
45話 22.2%
46話 21.4%
47話 21.6%
48話 19.9%
8週目平均 21.6%

9週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、夢をあきらめるな》

なつが6月に受けた東洋動画の採用試験は、実技と面接の二つからなるものだった…実技は馬が柵を飛び越える様を6枚の絵で表現すること。

後にわかることだが、この絵はなかなかの高評価を受ける…ちなみに面接では東洋動画の大杉社長もいて家族構成を聞かれた。

試験から1ヶ月後、なつのもとに通知が届くが結果は不採用となり落ち込んでしまう…咲太郎はなつの採用試験の結果を知り、東洋動画のアニメーター・仲を直接訪ねた。

しかし、なつが試験に落ちたことを仲も知らなかった様子…それに対して咲太郎は「それはちょっと無責任なんじゃないですか!」とつい興奮し感情を荒げてしまった。

仲は「僕はてっきり、なっちゃんは受かったとばっかり思っていたんです。入社したら僕が責任を持って育てようと思ってたんだ!」と返す…そんな仲はなつがいる川村屋を訪ね、なぜなつが落ちてしまったのか原因を調べてくれたようで、どうやら大杉社長の判断ではじかれてしまったらしい。

それには咲太郎が挨拶に行った時のことを覚えていたようで、大杉社長はなつのことを「不良の兄がいる子を入れるわけにはいかない」と考えたようだ…それでも仲は「9月に仕上げの試験があるから、挑戦してみない?」となつに(アニメーターになることを)勧める。

採用試験を再度受けることを決意したなつだったが、心配なのは咲太郎のことだった…なつは咲太郎のもとへ行き「お兄ちゃんが自分のために真面目に働いてるなら何してもいいの…もう人のために頑張らなくていいんだから。もっと自分のために頑張ってよ」と声を荒げ、涙を流し嘆くのだった。

しかし、なつと離れていた東京での咲太郎のことを知る周りの人たちから、咲太郎の中には家族がしっかりいて、その上で人のために生きることを選んだということを教えてもらう…そんな咲太郎のことをなつは最終的には許すのだ。

9月になりなつは再び東洋動画の採用試験を受ける…そして試験の結果は「採用」となり、なつは半年間お世話になった川村屋のみんなにお礼を言い寮を出て、咲太郎と亜矢美の三人で風車での生活をはじめ、念願のアニメーターへの道を踏み出すこととなった。

そんななつのことを北海道でも東京でも、みんな喜びお祝いしてくれる…そしてなつはいよいよ東洋動画に初出勤し、絵に命を吹き込む日々がスタートするのだった。

・・・10週目へ続く

なつぞらネタバレ9週…「なつよ、夢をあきらめるな」各話詳細

視聴率一覧(9週)
なつよ、夢をあきらめるな 視聴率
49話 21,4%
50話 20,6%
51話 20,8%
52話 21.2%
53話 20.1%
54話 20.5%
9週目平均 20.8%

10週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、絵に命を与えよ》

昭和31年・10月なつは念願の東洋映画に初出勤をする…なつが配属されたのは、仕上課と呼べるアニメーターたちが描いた絵に透明なセルロイドに描き写し(トレース)、色を塗って(彩色)セル画に仕上げることだと説明を受けた。

新人のなつには彩色を担当させられ、半年間先輩だという森田桃代が隣のデスクにいたため、丁寧にかつ厳しく彩色の作業をこなすことができる。

その中でなつは物語の絵コンテ(台本のようなもの)が仕上の作業室にもあることを知り、昼休みに絵コンテを見に行くと、そこで作画課から来た仲と陽平に声をかけられ「作品のことを知りたかったら、こっちも見にきなよ」と言われ、なつは自分の仕事が終わると張り切って作画課の部屋に向かった。

なつが作画課に行くとそこには憧れのアニメーターが集まっていて、その中には元警察官の下山克己がいた…そんな下山から作画課の組織図を簡単に説明され、原画を描けるのは仲と井戸原昇の二人だけで、その下にサポート(セカンド)人がいるのだという…説明をしてくれた下山もセカンドの立場だった。

さらに下山は仲と井戸原のことを「本当のアニメーターと呼べるのは、まだこの二人しかいない」と褒め称える。

※アニーメーションというのは二枚以上の原画と、その原画と原画を繋ぐ動画が何枚か描かれて一つのシーンとなり、一つの作品を作るには膨大の量の動画が必要となる

するとアニメーターセカンド・大沢麻子と動画担当・堀内幸正が口論をしていた…どうやら麻子が仕上げた原画の間に入る動画について揉めているようだった。

なつはそれから暇さえあれば絵コンテを見て物語の世界を想像しながら連日のように作画課に通い、アニメーターたちの書き損じをゴミ箱から拾っては、その絵を参考に独学で絵の練習をする。

ある日、いつものように先輩アニメーターの書き損じを手に中庭に出ると、先日揉めていたセカンドの麻子に会い、なつに対して「男探しにきてるだけなら私の目の前、うろちょろしないでちょうだい」とムスッとしながら言い残し去ってしまった。

翌日なつが先日、麻子と堀内が揉めていた部分の動画を参考に描いた絵を持ったまま出勤し、その絵をたまたま麻子が目にする…麻子はその絵に「命が吹き込まれてる」と感じ、麻子は「どうして描いたの?」となつに問い詰めた。

なつは「登場するキャラクターの気持ちになってるうちにそうなったんです…高校時代、演劇部に所属していて自分の経験から想像して、自分の魂を動かして演じなければいけないと教わったんです」と説明する。

仲と井戸原はなつが描いた動画を映画監督・露木重彦に見せ「絵はまだまだ下手だけど、(センスは抜群だから)彼女を今から鍛えればどこまで伸びるかわからないと思うんですよ」となつを作画課にできないかという案を出した…すると露木はもう一度試験を受けさせることを提案する。

その試験のことをなつに伝えると、なつは快く承諾した…こうして12月に特別試験が行なわれることとなり、なつは寝る間を惜しんで絵の練習に励んでいると、後日、中庭で絵の練習をしていたなつの前に麻子が現れ「アニメーターになりたかったのね…早く言ってよ。あなたにここで恥ずかしいこと言ったでしょ」と照れくさそうに謝まり、二人は和解する。

そうしていると麻子は「ウチの(アニメーターになるための)試験を受けるんだって?あの絵で…あなたには無理よ」と嫌味っぽい捨てゼリフを吐いて、その場を後にした。

その頃、北海道では天陽が帯広の絵の展覧会で受賞したという…その吉報をうけたなつは天陽に手紙を描き「おめでとう。天陽くんの絵は私にとっての大きな憧れ・目標になっています…でも北海道には当分帰れません。帰りません…十勝に帰りたい。みんなに会いたい!…だけど今は振り返りません。私はここで生きていきます」と綴る。

(北海道から動かないと決めていた天陽は)なつの手紙を読み「なつへの想いを断ち切らないと」とどこにもやり場のない気持ちを描きかけのなつの絵にぶつけ、ペンキでその絵を塗りつぶすのだった。

そして12月になりなつの特別試験が開始される…試験内容は一つの原画から動きを想像し15枚以上の動画を描くというもので、なつは30枚以上の動画を描きあげた。

しかし、30枚以上の絵の中で実際に使えるものといえば13枚程度で、なつの絵はまだ定まっていないということ…それでもなつの独学だけでここまで描けるというセンスを激推しする仲だった。

…がそれでも、なつの試験結果は不合格となってしまう…結局、今回の試験で合格したのは三村茜という漫画映画の知識はあまりない、ただ絵を描くのが好きなおっとりとした性格の女性だったが、なつは今後も「動画の勉強は続けていく」と真摯な気持ちで覚悟を仲に伝えるのだった。

・・・11週目へ続く

なつぞらネタバレ10週…「なつよ、絵に命を与えよ」各話詳細

視聴率一覧(10週)
なつよ、絵に命を与えよ 視聴率
55話 19.4%
56話 21.2%
57話 20.7%
58話 20.0%
59話 21.7%
60話 19.6%
10週目平均 20.4%

11週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、アニメーターは君だ》

昭和32年の春になり、日本で初めての長編アニメーション「白蛇姫」の作製に取り掛かっていたが、その作業もついに佳境に入りついに完成をむかえる…仕事が一段落したなつは雪次郎と共に、咲太郎が所属する劇団が上演する舞台「人形の家」を見に行った。

そこで劇団「赤い星座」の女優・亀山蘭子の芝居に感動をおぼえる…そして公演終了後、咲太郎に蘭子を紹介された。

一方なつは東洋映画での仕事が落ち着いてる時間を使い、トレースの作業の練習をさせられるが、さすがに一発目では上手くはいかず、日夜より一層キレイな線で絵を描く練習に励む…その頃、東洋映画では映画に完成(仕上がった絵に背景を合わせる→撮影→編集→録音→完成)にむけて動き出していた。

東洋映画の録音スタジオでは役者たちによるアフレコが開始される…ヒロイン役として抜擢されたのが蘭子で、そのアフレコの様子をなつは仲(この時期は作画課も仕事が落ち着いている)と一緒に見学させてもらうことに。

なつは自分の仕上げた絵と声が合わさり漫画映画が完成していくのを見て感動し、つい涙が溢れそうになってしまった…見学を終えた二人だったが、そんななつに仲は「映画を作る面白さ感じられた?」と聞き、さらに「次の作品の制作が決まったよ。また動画のテスト受けてみないか?」と言う。

仲の言う動画のテストとは「アニメーター能力審査」という新人アニメーターを決める試験のことだった…仲に再度チャンスをもらったなつは「今度こそ、その期待に応えないと」とやる気に満ち溢れる。

一方で咲太郎は先日、蘭子がアフレコをした際、付き人として録音スタジオにもいて「漫画映画も案外いいもんだよなぁ…亀山蘭子が声を吹き込んだ時、良い芝居するなと思って…」と役者の声には声優としての可能性も秘めているんだと考えていた。

時は過ぎ、動画テスト当日を迎える…その中でなつは「じいちゃんは桑を手に何もない大地を耕しました…私は鉛筆を手にまだ何もない世界を耕しています。じいちゃんの歩いた道はまだまだ遠いけれど、いつかそこに辿り着けるように私、頑張るから」と北海道にいる泰樹のことを思い出しながら、真剣な眼差しで絵を描くことに集中するのだった。

試験を終えたなつは、今回の審査結果を仲と井戸原から伝えられる…「短い間によくここまで上達したね。君にアニメーターとしての可能性があることだけは、誰もが認めざるを得ない…合格だ!」と高評価を受けて、なつは念願のアニメーターになることが決定した。

そしてなつは北海道の泰樹に「今度会う時までに私はこの道を、しっかり歩いていける人になっていたいです。それがどんなに小さな道でも、自分の大切な道を誇れるようにじいちゃんに示したいです。大好きなじいちゃんは、いつでも私の一番の誇りです」と泰樹のおかげで、ここまでこれたという感謝の気持ちを手紙で綴った。

夏になり、第二作目の漫画映画「わんぱく牛若丸」の制作が決定する…アニメーターになったなつにとって初めての仕事となるが、その「わんぱく牛若丸」ではアニメーターたちに映画に登場するキャラクターを募集することが発表された。

配られた脚本に書かれてある登場人物の中からなつは、北海道の母である富士子に自分の思いを受け止めてもらった時(※7週ネタバレ参照)のことを思い出し、牛若丸の母親・常盤御前のキャラクターを選びそれを描き始める。

なつは信哉と偶然、川村屋で会った時、信哉が初めて取材したニュースの特集「都会の迷子たち」がテレビで放送されることを聞き、一緒に見ることに…それを見ていたなつは妹・千遥のことを思い出し、信哉に「千遥を見つけたい…千遥の行方を捜してほしい」とお願いをした。

そんななつは「千遥が今どこにいるか知りたい…千遥に会いたい」と咲太郎にも言って、千遥を預かってもらった親戚の引っ越してしまう前の住所が書かれた手紙を渡され、その住所を頼りに信哉に捜索を頼む…後日、信哉がなつを訪ねてきて千遥の住所がわかったことを伝えた。

興奮するなつに信哉は「千葉県・船橋市」が親戚の引っ越し先だとわかったらしいが、千遥の安否は確認できていないという…そこでなつは「会いに行こう。会うのがダメなら見るだけ…とにかく千遥が無事なことを確認したい」と咲太郎に呼びかけ、8月15日(終戦の日でなつの誕生日)に二人でその住所まで行くことにした。

その住所の家に二人が着くと、千遥と思われる(年頃が同じくらいの)女の子が家から出てきたので、なつは思わず「千遥?!」と声をかける…。

・・・12週目へ続く

なつぞらネタバレ11週…「なつよ、アニメーターは君だ」各話詳細

視聴率一覧(11週)
なつよ、アニメーターは君だ 視聴率
61話 20.7%
62話 21.7%
63話 20.6%
64話 21.0%
65話 20.9%
66話 20.9%
11週目平均 21.0%

12週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、千遥のためにつくれ》

なつは12年前に別れた千遥を探すため親戚の引っ越し先だという千葉県船橋市を訪ね、千遥と同年代くらいの女の子を見つけたので声をかけるが、それは千遥ではなかった…その女の子は親戚の家の末っ子・川谷幸子で、どうやら千遥は昭和21年(千遥が6歳の頃)なつが当時住んでいた北海道の住所が書かれた手紙を持って家出をしてしまったんだという。

事情を聞くと、千遥が叔母・川谷とし(2年前に病死している)からイジメのような仕打ちをうけるが、本当は苦しかったはずの千遥は「ずっと笑っていた」と聞く…だから叔母から逃げたんだと思うと言われた。

そんな話を聞いたなつと咲太郎は、当時の千遥の気持ちを考え落胆の色を隠せない…風車に戻った二人だったが、咲太郎は「千遥はどこかで生きてるよ」となつをなだめる。

するとなつは「千遥は6歳だったんだよ。どうやって一人で生きていくのさ…私は千遥の悲しみや絶望を知らないまま幸せに生きてた…千遥を見捨てたのに…」と落ち込んだまま咲太郎のことをふりきって、その場を去ってしまった。

なつが部屋に戻ると北海道の母・富士子から、愛のこもった手紙と誕生日プレゼントの万年筆が届いていてその手紙を読んでいると、自分の幸福度と比べてしまい、さらに千遥への思いが溢れてくる…そんななつのもとに咲太郎がやってきた。

なつは咲太郎に「俺が千遥をあんな目にあわせてしまったんだ…けど俺は千遥がどこかで生きてると信じてる。だからなつは千遥のために絵を描き続けろ…お前言ったよな、漫画映画は子供の夢なんだって…だったらその夢を千遥に見せてやれよ。千遥のために絵を描け!」と諭され、なつは千遥への思いを込めて新作動画のキャラクターを描きはじめる。

翌日、なつが元気を取り戻したように出勤するのを笑顔で見送る咲太郎だったが、なつがいなくなると咲太郎は一変し「なつだけでも俺が守らないとな…千遥には本当にかわいそうなことをした」と涙を流しながらつぶやくのだった。

なつは新作漫画映画「わんぱく牛若丸」のキャラクター検討会に参加し、主人公の母・常盤御前の絵を提出すると、常盤御前のキャラクター像の候補としてなつと麻子の絵が選出され、二人は対決することとなる。

なつの常盤御前は「母性が溢れた優しそうな女性」を描き、一方で麻子の絵は物語上、常盤御前の性格を考え「したたかで強い女性」を描き、どこか意地悪そうな表情をしていた…しかしどちらの常盤御前も「内面的には両方あるはず…一面的で人物の奥行きが感じられない」と指摘されてしまう。

結局、仲に二人の絵を合わせて描いてみたという新しい常盤御前の絵を見せられ、なつは「どうしたらこんな絵が描けるんだろう」と感動し、自分の未熟さを痛感するのだった。

その日の晩なつは、咲太郎から蘭子が声優として認められたようで、漫画映画「わんぱく牛若丸」でも常盤御前役の声優として抜擢されたことを聞き、咲太郎は蘭子が声優として評判の良かった「白蛇姫」のポスターを見る。

するとなつは映画のポスターに作品を作ったアニメーターたちの名前が載ることに気づき「必ず私の名前を載せてみせる」と突然、息巻くように言った…そうすればそのポスターを見た千遥が、なつの居場所を知るだろうと踏んだからだ。

なつはその出来事を機に「(アニメーターとしてポスターに名前が載るように)もっともっと頑張る…絶対、頑張る!」と決意を固め、再び夢を追い始めるのだった。

そして秋になり「わんぱく牛若丸」の制作が始まる…東洋動画ではこの作品から「ライブアクション」を取り入れることにした…「ライブアクション」とはディズニー映画でも行われていて、俳優が実際に演じたものを撮影しアニメーションの資料にすること。

その資料をもとに作画作業も順調に進み佳境に入ったある日、演出家助手・坂場一久がやってきて、なつが描いた動画に「これ、おかしくないですか?」とぶつけてきたので、なつがその場面の動きなどを丁寧に説明するが、坂場は「リアリティーへの追求」などについて理屈っぽくダメ出しをした。

結局なつは論破されてしまい、その動画は描き直しになってしまう…その日の昼食を中庭で桃代と食べながら、話題は今年の新入社員だという演出助手の坂場についてで、桃代の情報によるとどうやら坂場は東大出身の哲学を専攻している人物のようだ。

モヤモヤがとけないなつは、その夜も桃代とブラブラし最終的に川村屋に立ち寄ると偶然、坂場がいて同席させてもらったなつは「どうしてアニメーションを選んだんですか?」と質問をぶつける。

すると坂場は「アニメーションは子供に夢を与えるだけのものではなく、大人にも夢を与えるものだと思ったからです」とアニメーションに対してのアツい気持ちを語った。

この演出助手がなつの人生に大きな影響を与えることになっていく…。

なつは川村屋で漫画映画について話していると、マダムから声をかけられ「雪次郎が急にここ辞める」と言い出したらしい…なんでも芝居をしたいと劇団「赤い星座」の試験を受けたんだという。

どうやらなつと一緒に見に行った赤い星座の舞台「人形の家」での蘭子の芝居に影響を受けたようだ…そんななつは雪次郎の部屋を訪ね、なつは「本当に役者になるの?!」と問い詰めると、雪次郎は「帯広の両親を裏切ってでも夢を追いかけることを決心したんだ…決心するってそういうことだ」と訴える。

なつはそんな頑固な雪次郎を説得するため風車まで連れていき、咲太郎に「雪次郎くんを役者にはできません!どうしても」と言った…なつの悩みの種は尽きないようだ…。

・・・13週目へ続く

なつぞらネタバレ12週…「なつよ、千遥のためにつくれ」各話詳細

視聴率一覧(12週)
なつよ、千遥のためにつくれ 視聴率
67話 22.5%
68話 21.9%
69話 21.4%
70話 21.9%
71話 20.8%
72話 21.0%
12週目平均 21.6%

13週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、雪月が大ピンチ》

雪次郎から手紙で報告を受けたと雪月ファミリー(雪之助・妙子・とよ)が北海道から東京へ、遠路はるばるやってくる…しかし川村屋にいるはずの雪次郎に会いにいくが、雪次郎の姿はそこにはなく雪月ファミリーはなつのもとを訪ねてきた。

なつは雪月ファミリーを風車の中へ招くと奥の方から咲太郎と亜矢美がでてきて、雪次郎についての話し合いになる…そこで雪之助が咲太郎に「あなたが誘ったのかい?」と聞くと、咲太郎はそれを否定するが「けど、雪次郎が夢を追っちゃ、そんなにいけないんですかね…雪次郎のことを信じてやればいいじゃないですか!」と興奮気味に言った。

するとなつはその言葉をフォローするように「雪次郎くんは全部一人で決めたんです…」と言うが、どうやら雪次郎が現在いる部屋を用意したのは咲太郎らしく、雪次郎の居場所が判明する。

早速、雪月ファミリーが雪次郎のいる部屋に押しかけると、雪次郎は申し訳なさそうに「勝手にいなくなって、すみませんでした」と謝るが、自分の決心を覚悟を語り始めた。

雪次郎は「東京でやりたいことに気づいたんだ…家のことじゃなく自分のことだけを考えようと思っただけだ!自分だけの夢を追わせてほしい…頼む」と頭を下げる…その言葉に雪之助は「道を踏み外しただけだ…(川村屋に)ムリしてでも連れていくべ」と、なかば強引に雪次郎を川村屋へ連れていった。

そして川村屋に着き雪次郎を含めた雪月ファミリーは頭を深々と下げ謝り、雪之助は「雪次郎をまたこの店においてやってください…私も働きます。もちろん無給で。こいつがここに落ち着くまで何日でも働きます」と言う…先ほど雪次郎が言った決心と覚悟は、あまり伝わっていなかったようだ。

結局、雪之助と雪次郎の二人で川村屋の厨房に立つことになる…しかし雪次郎は惨めな思いを抱き泣いていて、その様子を見たとよは「雪次郎もう行きな!そのかわり二度とここ(川村屋)に戻ってくるんでないよ。自分で決めたんならその覚悟を貫け」と言った。

すると雪次郎は「…ごめん」と一言だけ残し、逃げ出すようにその場を走り去ってしまう…そんな雪次郎を雪之助は追いかけようとするが、とよが「自分の子供に惨めな思いさせるんでないわ!」と必死に雪之助を止めた。

数日後、なつはそれでも川村屋で働き続けている雪之助に会いに行き「夢と生き方」について話をする…雪之助は「雪次郎には雪次郎の夢があるのはわかる…でも私にも私の夢がある。雪月はおふくろ(とよ)の生き方そのものなんだ(つまり小畑家代々の夢ということ)。だから雪月を俺はなんとしても守らなきゃならん」と話した。

それに対してなつは、自分が追いかけているアニメーターの夢に挑戦できてるのは、北海道にいる家族を見てて自分らしい生き方を学んだからだと話し「それは雪次郎くんも同じだと思うんです。雪次郎くんがどこでどんな生き方をしても、おじさんを裏切るような生き方はしないと思います」と言う。

目に涙を浮かべながら真剣にその話を聞いた雪之助は、二日後の朝、雪次郎を風車に呼び出した…雪之助は「お前は東京でこの二年近く時間をムダにしたのか、それを確かめる」と雪次郎に言って、バタークリームのケーキを作ることを指示する。

雪次郎は修行の成果を見せつけるようにケーキを必死に作り、みんな(風車の住人3人と雪月ファミリー3人)にふるまった…そのケーキを口にしたみんながみんな「美味しい」と絶賛する。

さらに雪之助は「なにをするにも、これくらいやれ…これくらい努力しろ。でも諦めるときは潔く諦めて帯広戻ってこい」とようやく雪次郎のやろうとしていることを認めた…こうして雪月ファミリーは北海道に帰っていき、雪次郎は役者への夢を追いかけることになる。

東洋動画では「わんぱく牛若丸」の制作が進められていたが、アニメーターのなつは坂場からダメ出しをされた場面の原画を下山が描き直したので、なつに動画を描いてほしいと依頼する…なつはその絵の動きをどう表現したらいいかわからず頭を抱えるが、どうにか完成させ提出した。

しかしその動画は下山の段階でストップがかかり、描き直しさせられることに…そんななつが一人で動画の動きを考えていると、社内で坂場に偶然会いその場面について話をし、それをきっかけにヒントを得たなつはそのアイディアを動画にし、再提出した。

すると下山は「面白い」と絶賛し、その動画は仲・井戸原から露木のもとへ提出され採用となる…そして昭和33年・春となり「わんぱく牛若丸」の制作も、作画・仕上げまでの作業が終わり「お疲れさま会」が開かれた。

そんなパーティーが盛り上がる中、なつは陽平を見つけ声をかける…すると陽平から天陽が結婚するという話しを聞いた。

なつは天陽への想いを北海道に置いて自分の夢を追いかけるため東京に出てきたこともあり、その衝撃的なニュースはやはりショックだったが、陽平には「おめでとうございます」と作り笑いを浮かべ、その場では明るく振る舞う。

ついに「わんぱく牛若丸」が完成し、公開されると子供たちにも評判で大ヒットを記録した…一作業を終えたなつにも、のんびりした時間がおとずれたある日、社内で坂場とすれ違った際「アニメーションにしかできない表現は見つかりましたか?」と声をかけられる。

しかしなつは「そう簡単には見つかりませんよ」と否定すると、坂場はアニメーションでできることについて「ありえないことでも本当のように描くこと…ありえないことのように見せて本当を描くこと、だと思います」と言った。

それに対してなつは「どんなにありえないことも本当らしく見せる動きがある、大きなウソから真実を描きだす…それをできるのはアニメーションしかない」と、坂場の考えを深く理解する…。

・・・14週目へ続く

なつぞらネタバレ13週…「なつよ、雪月が大ピンチ」各話詳細

視聴率一覧(13週)
なつよ、雪月が大ピンチ 視聴率
73話 21.5%
74話 21.4%
75話 20.1%
76話 19.6%
77話 21.9%
78話 19.8%
13週目平均 20.7%

14週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、十勝さ戻ってこい》

昭和34年5月になりなつが東洋動画に入社して3年の月日が経つ…東洋動画では若手の育成を兼ねて20分弱の短編映画を作ることになり、その原画担当として麻子となつが、演出部からは坂場が選ばれ、その三人で話し合い企画を考えることとなった。

その頃、十勝ではしばた牧場を訪れる女性の姿が…それはなつの妹・千遥(6歳の頃、なつが住んでいた北海道の住所が書かれた手紙を持って家出をしていた)だった。

千遥が現れ、歓喜に溢れる柴田家のみんなはすぐになつに知らせてやろうとするが、千遥は「姉には会いたくないんです」となぜかそれを否定する…それでも富士子はこっそりとなつに電話をかけ、千遥が今しばた牧場に来ていることを知らせると、なつは休暇をもらい急いで帰宅した。

なつは咲太郎とすぐに合流すると、まず十勝の柴田家に電話をかけ(この時、富士子がなつにこっそり電話していたことを暴露)千遥はなつと咲太郎の声を聞き、少しずつ二人の記憶を思い出していく。

そんななつは「お願いだからそこ(柴田家)で待ってて…どうしても千遥に会いたい」と話すと、千遥は「わかりました。私も会いたいです」と快く承諾してくれ、なつと咲太郎は急いで北海道に向かうことになった…それでも二人が北海道に着くのは丸二日後だという。

千遥は柴田家の食卓に並ぶ美味しい食事と、和気あいあいとした家族の会話から「姉はこんなに恵まれて育ったんですね…私は家出をしたあと、ある人に拾われ東京の置屋に預けられました。そでこ私は何不自由なく、食べるものにも困らず育ててもらいました」となつだけではなく、自分(千遥)も幸せな暮らしをしてきたと話す。

すると泰樹が「明日、早起きして一緒に働く(なつと同じように)べ」と言った…翌朝、なつが酪農の仕事をする時に着ていた作業着に身をまとった千遥は、搾乳をさせてもらうことに。

しかし千遥は搾乳を簡単にすることができなかったが、泰樹は幼かった頃のなつと同じように教えると、牛から乳が出て満面の笑顔を見せて喜ぶ千遥がいた。

その翌朝、なつが咲太郎とともに柴田家までやって来るが、千遥は作業中に突然居なくなってしまったという…千遥が姿を消してから2日後、千遥からなつと咲太郎宛に手紙が届いた。

千遥からの手紙には「千遥の思い・生い立ち・事情の真実」などが綴られていて、なつはそれを泣きながらしばた牧場のみんなに読み聞かせた。

お姉ちゃん、お兄ちゃん急に帰ってしまってごめんなさい。

私は子供の頃、おばさんの家にいるのが辛くて逃げ出しました。

どこかの駅で、一人の復員兵の人に助けられました。

今では顔も思い出せないその人は、自分の娘だと言って置屋に売ったのです。

私は今、奥原千遥ではありません。

女将さんは私を戦災孤児として届け出をして、自分の戸籍に養女として迎えてくれたからです。

私は置屋の娘になりました。

そんな私に最近「結婚してほしい」という人が現れました。

とても立派に家柄の人で、私にはとても不釣り合いの人です。

その時、お母さんから兄の手紙を見せられました。

(そして、あの方と結婚式するなら)昔の家族とは縁を切らなくてはならないと言われました

私の幸せを願うお母さんのためにも、私は結婚をしようと思いました。

それでも私は最後に北海道(手紙に書かれていた姉が住んでいるという住所)に行くことを、お母さんに許してもらました。

もしお姉ちゃんが不幸でいたなら、私は今の幸せを投げ出してでも助けなければならない、とそう思いました。

でももし幸せでいてくれたなら、私はお姉ちゃんと永遠に別れなければならない、とそう決意しました。

その家でお姉ちゃんがどんな風に暮らしていたのか、それを知るのに時間はかかりませんでした。

私はお姉ちゃんの服を着て働いた時、なんだかお姉ちゃんに抱きしめられてるような気がしました。

ここで私まで幸せを感じて、そしてお兄ちゃんお姉ちゃんに会ってしまったら、別れられなくなると怖くなったのです。

だから私は逃げ出したのです。

一生、会うことはもうありません…会えません。

お兄ちゃんも元気でいてくれて本当に良かった。

どうかみなさん、お元気で。

お世話になりました。

千遥

すると、なつが手紙には最後にもう一枚あることに気づき・・・

〜追伸〜

私の記憶の中にあるお兄ちゃんとお姉ちゃんを思い出して絵を描きました。

感謝を込めて…ありがとう(そこには笑顔に包まれた、幼い頃の咲太郎となつの絵が描かれている)。

なつと咲太郎はその絵を見ながら「上手だね…千遥」と、まだ見ぬ妹に語りかけるように言った。

翌日、なつは天陽のもとを訪れるが、天陽の妻・山田靖枝の存在もあり肩身の狭い思いにかられてしまう…そして天陽のアトリエに連れていかれたなつは、天陽が見合い結婚ではなく恋愛結婚だということを知り切ない思いをすることとなった。

しばた牧場に戻ったなつは泰樹に、その思いを遠回しに尋ねと泰樹は「人間は一人で生きようと思えば寂しいのは当たり前じゃ。それでも一人で生きなきゃならん時がくる…だから支え合う!ワシとお前も支え合ってるべ」と語る。

なつはその言葉を聞いて「寂しさ」を乗り越えていくのだった…。

・・・15週目へ続く

なつぞらネタバレ14週…「なつよ、十勝さ戻ってこい」各話詳細

視聴率一覧(14週)
なつよ、十勝さ戻ってこい 視聴率
79話 20.1%
80話 20.9%
81話 22.2%
82話 21.3%
83話 22.4%
84話 22.8%
14週目平均 21.6%

15週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、ワクワクが止まらない》

なつと咲太郎が東京に戻る前日の夜、札幌にいるはずの夕見子が突然帰省してくる…夕見子とは実に3年ぶりの再会だった。

そんな夕見子はなつがグリム童話から漫画映画の原作になるものを探していることを知り、その本の中から「ヘンゼルとグレーテル」がなつたち兄妹の人生に似ていると話し「なつがやるなら、これしかない!」と言う。

そして翌日、なつは北海道の家族たちと別れ短い里帰りを終えた…東京に戻り東洋動画に出社したなつは、北海道でヒントを得た「ヘンゼルとグレーテル」を短編映画の原作として「困難と戦う子供の冒険を描きたい」と提案し、そのテーマに対しては高評価を受け通るが、その話をどう面白くするかを考えることになっていく。

その夜、坂場がなつが下宿している風車に、「ヘンゼルとグレーテル」のあらすじや結末について相談しにやってきた…その中で坂場は「通常のヘンゼルとグレーテルの結末と同じで良いのか?」と疑問をなつに持ちかける。

実はなつもその結末に疑問を抱いていたようで、その部分に対して新しく提案すると、坂場はなつが話す新しい結末について「子供たちの自由や未来を奪うような、社会の理不尽さとどう戦うか、ということですね…これは君が作るべき作品です。そのために僕が必ずこの企画を通します」と決意を語った。

数日後、無事に企画が通り短編映画の打ち合わせ(大人数での話し合い)で、物語の結末に関して原作とは全然違うストーリーを坂場となつが提案するが、その結末を追求しているうちに言葉に詰まってしまう…そこで新人アニメーター(動画担当)・神地航也が、次々と斬新なアイディアを出していく。

その後、なつ・下山・麻子・坂場の四人の話し合いをするが、話題は新人の神地についてだったが、そんな時の人でもある神地が「さっき話したことを、僕なりに絵コンテにしてみたんですけど」と、従来のアニメーターでは考えられなかった行動をしてきた。

その出来に下山も驚いて、神地の才能に「これからは絵も話も得意なアニメーターが現れても不思議じゃない」と話し、なつは「ますますワクワクしてきました!」と胸を踊らせる…一方で麻子は「私が不満なのは、自分が何を作ってるかわからないってこと」だと漏らしていた。

しかし初夏を迎えてもストーリーが固まらず、なつたちは産みの苦しみ味わうが、坂場が物語の結末は「森」にあると言い出し、そのヒントを信じてなつは夜遅くまで会社に残り、十勝を思い出しながら森のイメージを描く…そうしていると、結末に関して一つのアイディアがなつの頭に流れ込んできた。

そこに丁度よく坂場が現れそのアイディアを話し、二人で協力してストーリーを煮詰めていく。

咲太郎は劇団をやめて声優の会社(声だけのプロダクション)を作ると言って「俺は日本の劇団と役者を救いたいんだ…声の仕事は食えない役者の救いにもなるんだ」と話した…そして咲太郎の声の会社も動き出し、まずは外国映画の吹き替えに声をあてる仕事が舞い込んでくる。

しかしスタジオ入りした役者たちは、そういった慣れない仕事にNGを連発してしまう…結局、雪次郎は役を降ろされ、やけ酒し酔いつぶた状態で風車にやってきた。

するとその後に入ってきたのが札幌にいるはずの夕見子で、「今やるべきこと(主に学生運動など)をやろうと思って…」東京まで来たのだという。

学生運動とは

数日後ついに短編映画のあらすじが完成し、その絵コンテを見て麻子が「やっとやりたいことが見えてきた気がする」と言うと、周りの雰囲気もグッと明るくなった…そして原画をなつと麻子、絵コンテ作成を手伝った神地が担当し、動画を茜と堀内が担当することになり、ついに作画作業が始まる。

・・・16週目へ続く

なつぞらネタバレ15週…「なつよ、ワクワクが止まらない」各話詳細

視聴率一覧(15週)
なつよ、ワクワクが止まらない 視聴率
85話 20.0%
86話 20.2%
87話 19.8%
88話 19.9%
89話 20.5%
90話 20.7%
15週目平均 20.2%

16週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、恋の季節が来た》

短編映画「ヘンゼルとグレーテル」の決起集会が風車で行われ、そこには北海道から上京した夕見子の姿もあった…なつは「今日は私の部屋に泊まって行きなね」と夕見子に言う。

そしてなつの部屋で一晩を過ごすことになった夕見子は、実は(世間で言う)駆け落ちをするため東京に来たことがわかり、そんな夕見子に「その人はどういう人なのか、私にもわかるように説明して」となつは言った。

すると夕見子は「彼は物書き(小説やジャズ評論)を志してる…なつもその人に会えば(駆け落ち中の彼の良さ)わかる」と話す。

後日、なつが風車に帰ると夕見子が駆け落ち相手だという高山昭治を連れて来るが、高山はこだわりが強い男のようで、なつにも自論をぶつけ一発触発状態になるのだった。

次の日曜日、なつは夕見子と雪次郎とともに川村屋を訪れる…するとマダムがなつたちの来店に気付き声をかけると夕見子を紹介されるが、話題は咲太郎がおこした新しい会社についてで、マダムは「なっちゃんの開拓精神が、彼(咲太郎)の心を強くしたのよ」と話した。

すると夕見子が「私にも開拓精神があるんです…」とマダムにジャズ喫茶を開きたいという相談を突然しだすが、なつがとりあえず夕見子を止めその場をおさめる…心配になったなつは、夕見子に口止めされていたが十勝に電話し、夕見子が(事情を抱えて)東京にいると富士子に伝えた。

短編映画は作画作業に入るが、その中で坂場が作る物語の風潮に対して仲と井戸原と意見が対立していた…仲の「子供が楽しめる映画にしてほしいだけなんだよ」という意見に対し、坂場は「その考え方はもう古いんじゃないでしょうか…これからの漫画映画は大人のためにも作るべきだと思います」と反論する。

さらに坂場は「子供の頃にはわからなかったことが、大人になって初めてわかることもある…そういう漫画映画が生まれなければ、いずれは廃れていくだけじゃないでしょうか。僕は漫画映画を他の映画と比べても遜色ないくらい、それ以上に作品としの質を高めていかなければ、未来に残らないと思うんです」と熱い信念を語った。

そんな揉め事を耳にしたなつは「どうしてそんなこと言ったんですか?」と坂場に問い詰めるように聞くと、「子供は可愛いと感じるだけじゃない…面白いと思うだけでもない…」と戦後、幼かった自分たちの体験を語る。

そして坂場は「だから仲さんたちと違うものを作るのが僕らの使命です…あなたには仲さんたちと違うアニメーターになってもらいたい…現実を越えた現実を見せられる、それをまるごと子供たちに体験させらることができるアニメーターです」となつに話した。

最後に坂場は「一緒に作ってほしいんです…一生をかけても、あなたと作りたいんです」と目をウルウルさせながら言うと、なつもその言葉に驚きを隠せない。

そんな中、作画作業は大詰めを迎えるが、なつは坂場に物語の最後のシーンに出てくる木の怪物の動きの絵についてダメ出しをくらい手こずっていた。

なつぞらネタバレあらすじ最終話(26週)結末までと視聴率一覧 photo 2

数日後の朝、夕見子が高山と風車にやってきて、なつに「あんたうちの家族にしゃべったしょ…だからもう東京離れることにした」と言うと、なつも「なんで逃げるの?」と若干言い合いになった…亜矢美が「とりあえず、みんなで朝ごはん食べよう」とその場を一旦おさめるが、重い空気のまま食卓を囲むことになる。

そんな中、最初に口を開いたのは高山で夕見子のことを蔑む言葉を言うと、なつは夕見子について「(誰に対しても)一度も嘘をつかなかった…嘘のない夕見子のままでいてくれた…それに私がどれだけ救われたか。夕見子のことを計算高くて偉そうなんて(言う)…あんたに夕見子はやらない。絶対に渡さない」と興奮した口調で言った。

最終的に夕見子と高山の言い合いになり、二人は破局し高山はその場を去っていく…すると風車に泰樹が夕見子を迎えに東京までやってきて「一緒に帰るべ」と一言だけ言うと、夕見子は何も言わず涙を流し、泰樹に抱きついた。

結局、夕見子は泰樹と一緒に北海道に帰ることになり、なつは二人を見送りながら泰樹の後ろ姿から、悩んでいた短編映画のラストシーンの絵についてインスピレーションを得て木の怪物の歴史を後ろ姿で描く…その絵は採用され、作画作業もついに終了する。

そして短編映画「ヘンゼルとグレーテル」は声優たちのアフレコも無事に終わり、ついに作品が完成した…短編映画を完成させたなつたちに束の間の休息がおとずれ、作画チームの8人(なつ・麻子・坂場・神地・茜・堀内・桃代・下山)でハイキングをしながら交流を深めることに。

そこで麻子が「私、(この作品で)結婚してアニメーターを辞める…この作品が成功して仕事に満足したから、結婚してもいいと思えたの…また戻ってきたくなるような、羨ましくなるような、もっとすごい漫画映画をこれから作ってよね」と新しい道に進む決意を笑顔で伝えた。

そして最後に全員で集まり、この幸せな瞬間を忘れないよう絵に残す…。

・・・17週目へ続く

なつぞらネタバレ16週…「なつよ、恋の季節が来た」各話詳細

視聴率一覧(16週)
なつよ、恋の季節が来た 視聴率
91話 20.4%
92話 20.6%
93話 20.8%
94話 18.7%
95話 20.6%
96話 21.2%
16週平均 20.4%

17週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、テレビ漫画の幕開けだ》

昭和38年・夏、26歳となったなつは東洋動画初の原画を担当する女性アニメーターになっていた…そんななつは週刊誌の記者にも取材を受け、その中で「素敵な漫画映画を作ることです…子供が夢中になって見て、大人になっても覚めない夢になってるような…子供の頃の夢を見続けているようにです」と自分の夢を語る。

なつがインタビューを受けた週刊誌が発売された…そんな中、手塚治虫のプロダクションが制作するテレビ漫画「鉄腕アトム」が大ヒットし、東洋動画でもテレビ漫画を作るテレビ班を作るようになったという。

そこでなつは原画として、茜は動画として…そして坂場が演出としてテレビ班への異動を命じられる…東洋動画で制作するテレビ漫画は、コマーシャル班アニメーター・猿渡竜男が企画を出した「百獣の王子サム」に決定した。

なつはテレビ漫画の作画作業を進めてる中で、長編映画のフルアニメーションとは違う制作方法に戸惑いながらも、その新しい手法を楽しみながら原画を描き続ける。

その頃、雪次郎に転機が訪れようとした…雪次郎が次回公演の主役に選ばれるが、若手の劇団員のほとんどがその配役に異議をとなえて公演をボイコットすると言い出し、新しい劇団を作るんだという。

雪次郎はその新しい劇団にも「(今回の配役は亀山蘭子のえこひいきが絡んでいると考えているが)我々は君の力をかってる」と引き抜きをされた…しかし、雪次郎は「亀山蘭子という女優と共演することが夢でここにいます…だから今は辞めるわけにはいきません」とその誘いを断る。

大役を任された雪次郎は毎日稽古に励んでいた…共演する蘭子に厳しいダメ出しを何度もくらうが、蘭子の本心は雪次郎には「頑張ってほしい」のだという。

なつたちテレビ班では試行錯誤を重ねていた…そこでなつはさらに新しい手法を考えだし、それを提案すると坂場は「単純な動きでも登場人物の気持ちが伝わるものなのかもしれない…登場人物の個性に合わせて、動きにメリハリを付けていく意識をもてば、省略された動きでもイキイキと見せることができる」ことに気づく。

そしてさらに坂場は「君(なつ)の力です!動きは抑えてもアニメーターの感情を抑えることをないんです…表現として妥協することはない」となつのアイディアを採用するのだった。

秋になり雪次郎たちの舞台が本番を迎えその公演は大成功し、雪次郎の身内だけで「祝賀会兼打ち上げ」を風車ですることに。

そこで坂場は「ただ蘭子さんの芝居を見せるためだけにやってるように見えた…僕は雪次郎くんがそれを変えていくキッカケになればいいと思ったんです…せっかく蘭子さんに認めてもらえたのなら、何か新しい物を生み出すキッカケになればいいと思いました」と話す。

そして雪次郎たちの舞台は千秋楽を無事に終え、雪次郎は蘭子の家に二人だけでお祝いをしようと家に呼ばれる…そこで雪次郎は蘭子に「実は舞台が始まる前に劇団を辞めていって若手の劇団たちから、新しい劇団に誘われていたんです…だけどすぐに断りました。俺の夢は蘭子さんと芝居をすることだったから」と言った。

すると蘭子は「あなたを今日ここに呼んだのはダメ出しをするため…あなたの演出は最低最悪だった…あなたとはもう何も一緒にできないわ」と雪次郎を突き放す…結局、雪次郎は一人で風車に向かい、何も言葉を発さずやけ酒をした。

そのまま風車のカウンターで酔いつぶれ寝てしまった雪次郎が目を覚まし、なつに昨晩、蘭子とあったやり取りを説明していると、店の奥の方から亜矢美と咲太郎が出てきて「蘭子さんは(雪次郎が)独立しても芝居をしていけると思い、ウソをついたんじゃないか」と二人揃って同じことを口にする。

12月になり、なつたちの作ったテレビ漫画の放送が始まり、それは世間の子供たちにもウケ、人気作品となる。

その頃、北海道では雪次郎が「雪月」に突然帰ると、小畑家のみんなは雪次郎の顔を見て笑顔で迎えた…そして雪次郎は雪之助に「諦める時は潔く諦めれって言ったべや…俺は菓子屋に戻る…父さん、俺を鍛え直してくれ…(役者の道は)捨ててきた!」と涙を流して頼み込む。

なつも前進すれば雪次郎もまた前進するのだった…。

・・・18週目へ続く

なつぞらネタバレ17週…「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」各話詳細

視聴率一覧(17週)
なつよ、恋の季節が来た 視聴率
97話 20.7%
98話 19.6%
99話 21.2%
100話 20.2%
101話 20.9%
102話 21.2%
17週平均 20.6%

18週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、どうするプロポーズ》

昭和39年のお正月、なつはまた新しい年を迎え、その年もテレビの仕事に追われる毎日を過ごしていた…そしてその年の春、下山は長編漫画映画の作画監督(原画や動画すべてを監修し、一本の作品に仕上げる責任ある者)を任されることになり「どんな企画をやりたいのか・演出家は誰がいいのか」を提案することになる。

そこで下山は演出に坂場を推薦し、坂場は原画になつを選び二人は長編漫画映画に挑戦することになった…そして坂場は「もしこの長編漫画映画を成功させたら…僕と結婚してください」となつに、いきなりプロポーズをする。

なつはその坂場の言葉を快諾し、長編漫画映画の企画が動き始めた…坂場が考えた長編漫画映画のテーマは「戦争という運命の中で、どうやって人間が善と悪を見極めていくか」だという。

物語の核となるヒロインのキャラクターデザインをなつが担当することになるが、坂場はなつが描きあげ提出したキャラクターにダメ出しばかりし、陰で聞いていた仲も思わず「なにか困ってる?」と声をかけてくれた。

しかし坂場は嫌悪感があるのか「生意気なようですが、好きなようにやらせてください…責任は取りますから」と仲に対し反抗する…坂場に突き放された仲は会社の中庭で一人思い更けり、それを見つけたなつが仲に声をかけた。

すると仲は「僕には分からないだよ。彼のやろうとしていることが、正しいのか間違っているのか…新しいのかそうじゃないのか。どうも判断がつかない…それが悔しいんだよ。アニメーターとして自分の限界を突きつけられたみたいで悔しいんだ」と嘆く。

なつは再度ヒロインのキャラクターデザインを坂場に提案するが、やはり違うとダメ出しし「僕は絵描きじゃない…だから理想のヒロインを描くことはできない。でも妥協はしたくない…私は私を超えたいと思っています。どうかみなさんもみなさんを超えてください…そういう絵を出してください」とアニメーターたちに話した。

その話を陰から聞いていた仲はなつに一つの封筒を託す…その中には仲がデザインしたヒロインの絵が数枚入っていた。

その絵はまさに仲の魂とも言える出来だと判断したなつは、仲の絵だとは言わずに坂場に見せると、坂場は「私はずっとこれを待っていました」と言い、その絵を描いたのは仲だとなつが告げる。

すると坂場は仲のもとへ駆け寄り「仲さんの力を貸してください。この作品を完成させるためには、どうしても仲さんの力が必要なんです…お願いします」と頭を下げた…それを聞いた仲は快諾し、長編漫画映画の制作は本格的に進みだすことに…どうやら仲だけが坂場の心の中を理解していたようだ。

しかし映画の制作は公開予定だった春から大幅に遅れ、完成したのは夏になってしまう…しかもその映画は東洋動画始まって以来の興行成績で、最低記録をだすことは確実だといえた。

その映画の制作に大きく関わった坂場は責任を取ると退職願を会社に提出する。

なつと坂場は二人で会うと、坂場は会社を辞めたことを伝え「僕は終わった…もう終わったんだ。だから結婚はできない…僕のことは忘れてくれないか?君の才能を誰よりも活かせる演出家になりたかった…今の僕はその資格を失った…君を幸せにする才能なんて、僕にはなかったということだ…本当に申し訳ない」と突然の別れを告げる。

それに対してなつは「(そもそも)あなたは私のことを好きじゃなかったのね…私は『アニメーションにしかできない表現はなにか』について坂場が言った言葉に恋をしたんです。私はあなたの才能を好きになった訳じゃありません…あなたの言葉を、生きる力を好きになったの、ありえないくらい」と思いを伝えた。

続けてなつは「だけどあなたは違った…好きじゃないことを才能のせいにしないでください。そんな人とは一緒に居たくない…さよなら」と言い残しその場を去っていくが、風車に戻ったなつは坂場のことを想い部屋に引き込もってしまう。

そんななつの異変に気づいた亜矢美は咲太郎に電話で連絡しそれを知らせ、なつは咲太郎と亜矢美に事情を説明していると、そこに坂場がやってきて「あなた(なつ)を想い、あなたを失う恐怖を感じました…たどり着いた答えは、奥原なつのことが僕は心の底から好きだということです」と再度想いを伝えた。

そして坂場は咲太郎にも「どうか許してください…妹さんを僕にください」と頭を下げると、咲太郎は坂場を励ますように肩をポンっと叩きながら「まずはなつの許しをとれ」と言う。

すると坂場はなつに向かって「どうか結婚してください…もう一緒に漫画映画は作れないかもしれないけど、あなたの人生を作ります…一生かけて一緒に作ります…僕と結婚してください」とプロポーズをすると、なつは「ありがとう…喜んで」と坂場の素直な言葉を受け入れた。

なつの返事を聞いた咲太郎は「なつを幸せにしろよ…不幸にしたら絶対許さないからな!」と坂場に言う…坂場は咲太郎の言葉に「はい!」と答えると、なつを抱きしめ二人は完全に結ばれることとなる。

・・・19週目へ続く

なつぞらネタバレ18週…「なつよ、どうするプロポーズ」各話詳細

視聴率一覧(18週)
なつよ、どうするプロポーズ 視聴率
103話 21.2%
104話 20.8%
105話 20.2%
106話 19.5%
107話 21.4%
108話 18.3%
18週平均 20.2%

人物相関図(アニメーション編)

19週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、開拓者の郷へ》

昭和41年・秋、なつと坂場は結婚の挨拶をするため北海道・十勝までやってくる…柴田家のみんなはもちろんなつの結婚のことを知っていたが、坂場は「なつさんと結婚したいと思ってます…お許しください」と頭をさげた。

富士子は(なつの結婚を知っていたこともあり)「ふつつかな娘ですが、どうかよろしくお願い致します」と坂場のことをあっさり認めるが、泰樹は「本当に幸せにできるのか」と坂場を責めるように言う。

すると坂場は「幸せにします…きっと。会社を辞めた(無職)んです」とバカ正直に本当のことを明かした…泰樹は「仕事見つけてここに来るのが筋だべ」と坂場に荒々しく言うが、剛男が「この人はなつが選んだ人ですよ!なつの目に狂いはないと私は信じてます」と珍しく泰樹に食ってかかる。

坂場はそんな言い争いを見て「必ず幸せにします」と言い直すと、泰樹は「初めからそう言えばいいべや」とその場をゆっくり立ち去ってしまった…とはいえ、泰樹も坂場のことを次第に認めていくことになる。

夕見子が働きはじめた農協で進めていた乳製品の工場を建て、酪農家たちが乳業メーカーを設立するという計画があったが、問題が起こってしまった…その問題とは工場建設に反対する一般の乳業メーカーが国の力を使い、十勝全域に乳製品工場の建設をできないように圧力をかけてきたという。

そこで農協では圧力に対抗すべく緊急に組合長会議を開き、決定して届け出をだそうとしていると、泰樹が「会議に出席して酪農家たちが結束してるところを見せれば、組合長たちも迷わないはず」と参加の意思を表明した。

すると話を聞いていた坂場も「なつさんが大切にしている十勝の酪農を少しでも知りたい」と意欲を見せ、結局なつと坂場も組合長会議に出席することとなる。

翌日、工場設置届けの提出を決定するため、十勝の各農協組合長や酪農家たち(泰樹・菊介・天陽など)が集まり、緊急の組合長会議が始まった。

組合長会議では「国が我々のしようとしてることが無謀だと判断したから…これ以上(一般の)乳業メーカーを敵に回して、それでもし工場が失敗した時、十勝の酪農民はますます屈強に立たされるんじゃないですか?」と異議を唱える者も。

そんな中、菊介が「その工場は他の乳業メーカーよりも、美味いバターを作れるんだべ?俺らがもっと俺らの手で美味しいバターを作ろうとしているだけだべさ…俺らの手で人に喜んでもらうことをするのに、何を迷うことがあるんだ?…俺らの搾った牛乳が人に感動を与えるようなものになるなら、こんなに嬉しいことはない」と語る。

さらに「俺らにその工場を造ってください…俺らに牛飼いの喜びを作らせてください」と言うと、他の酪農家たちも「工場を作れ!」と菊介に同意し声をあげた。

そんな中、挙手による決議を行うと反対していた者も賛同してくれ、全員で十勝支庁庁舎まで工場設置届けを提出しに行くことになる。

こうしてこの日は十勝にとって歴史的な一日となった。

十勝の農民会社「十勝共同乳業」が設立されることになり、その商品のブランド名は剛男が考案した「たんぽぽに決定する…なつはその「たんぽぽ」の商標デザインを組合長から依頼され、描くことになった…後日、なつが商標デザイン画を提出すると一発で採用しくれる。

坂場はなつに「この北海道に来てよくわかったんだ…君の絵を動かす力はどこから来てるのか…君は僕の才能じゃなくて生きる力を好きになったんだって言ってくれたよね。またやってみたいんだよ、漫画映画を作りたいんだ…君に迷惑をかけるかもしれないけど…いいかな?」と人生を大きく左右するような質問をしてきた。

それでもなつは「いいに決まってるじゃない」と嬉しそうに答える。

その頃、雪次郎が研究に研究を重ね新しいお菓子作りに挑戦していた…それはバターとあんこをバターせんべいに挟んだもので「おバタ餡サンド」と名付けられる。

その新作のお菓子のお披露目兼、試食会が雪次郎の知人らで行われ、その場にいた全員が口にした瞬間から大絶賛された…そしてそのおバタ餡サンドは雪之助にも認めてもらい、雪月の店頭に並ぶことが決まる。

そんな雪次郎はその勢いに身を任せ夕見子に「俺と結婚してくれ」と唐突にプロポーズをすると、夕見子は「本当に私でいいのかい?私にそんな資格ないかもしれない(駆け落ちしようとしたことがあるため)」と言うと倉田先生が「結婚に必要なものは資格ではなく覚悟だ」とつぶやく。

すると夕見子はOKサインをだし、雪次郎のプロポーズも(試食会も)大成功し、雪月に集まったみんなも二人の幸せを心から祝福した。

昭和42年・春になり、なつと坂場・夕見子と雪次郎の合同結婚式が大家族に見守られながら十勝で行われる…なつは泰樹のもとへ行き「長い間、お世話になりました」と言うと、泰樹は「わしもお前に育ててもらった…たくさんお前にもらった…ありがとうな…おめでとう」と声を震わせて涙ながらにお祝いの言葉をかけた。

こうして合同結婚式でなつは「天国のお父さん、お母さん、私を生んでくれてありがとう…なつは今日結婚しました」と心の中で報告し、笑顔で集合写真を撮る。

・・・20週目へ続く

なつぞらネタバレ19週…「なつよ、開拓者の郷へ」各話詳細

視聴率一覧(19週)
なつよ、開拓者の郷へ 視聴率
109話 19.9%
110話 14.0%
111話 21.0%
112話 21.5%
113話 22.0%
114話 20.0%
19週平均 19.7%

20週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、笑って母なれ》

結婚をしたなつは西荻窪という街に家を借り暮らし始める…なつは現在、東洋動画でテレビ漫画「魔法少女アニー」を手掛けていて、そこ(テレビ班)には茜もいたが今は妊娠中で、お腹が大きくなるにつれ大変そうな様子を見て、働きながら子育てをする難しさを実感していた。

その頃、咲太郎の経営する声優プロダクションに川村屋のギャルソンである野上健也がやってきて、風車がある地域一帯で再開発が行われる予定で、風車は立ち退かなければならないという情報を聞く。

その夜、咲太郎はなつの家を訪ねると、風車の立ち退きの件について話し「俺もケジメをつけることにした…結婚する。川村屋のマダム(光子)と…結婚すれば安心して、かあちゃん(亜矢美)が俺を頼ってくれるだろう」と言った。

8月15日に風車で咲太郎と光子の結婚祝いと、なつの誕生日会が合同で行われる…集まったみんなから祝福をうける咲太郎だったが、今後の風車と亜矢美について話を振られると「どうしてもこの店続けたいなら、新しい店を俺と光子が用意するから…そのくらいの親孝行はさせてくれよ」と提案した。

すると亜矢美は「咲太郎、親孝行だったらもう十分してもらったからさ…私がこの店をやってこれたのは咲太郎となっちゃんが居てくれたおかげ…本当に楽しかったから」と咲太郎の提案を断る。

後日、亜矢美はなにも言わず風車から引っ越してしまい、その行方は咲太郎にも伝えず、誰も亜矢美の居場所を知らなかった。

亜矢美は咲太郎の母親を演じてきて、これからも純粋に親子でいたいから咲太郎になにも言わず風車を去ったと考えられる…そんな亜矢美は電車に揺られながら、遠くから咲太郎の幸せを願っていた。

なつたちの家に下山と茜と神地の三人がやってきて、茜が産休の挨拶に会社に行った時に、会社側から「産休後は契約社員として働いてほしい」と言われたらしい…茜はそれを言われ会社を辞める決意をした。

月日は流れ秋も深まる頃、なつの身体に異変が起き病院に行くと、妊娠を告げられる…坂場はなつの妊娠を心から喜び、悩むなつに「例え契約社員になっても仕事を続けたいなら好きなだけ続けたらいい…会社がその後の君の仕事を認めれば、次から他の女性も働きやすくなるだろう…君がその道を作るんだよ」と話した。

翌日、なつは会社に妊娠を報告するとともに、アニメーターたち全員を巻き込み、産休後も契約社員ではなく今まで通り社員として扱ってほしいと願いでる。

すると東洋動画では、なつに次の作品(テレビ)で女性として初めて作画監督に任命し、作画全体の責任を持ってもらい演出に近い責任を担ってもらう予定だったようで、その話を聞いたなつは「ぜひやらせてください!」と上層部にお願いした。

すると会社は「君の意志を尊重しよう」となつの意見を認めてくれる…なつはその後の女性が働く道の開拓者となっていく…。

・・・21週目へ続く

なつぞらネタバレ20週…「なつよ、笑って母になれ」各話詳細

視聴率一覧(20週)
なつよ、笑って母になれ 視聴率
115話 21.3%
116話 20.5%
117話 20.2%
118話 20.3%
119話 21.0%
120話 18.5%
20週平均 20.2%

21週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、新しい命を迎えよ》

なつは妊娠したことを咲太郎や北海道のみんなにも電話で伝えると、心から祝福してくれた…しかし、なつには出産後の仕事と子育てを両立できるのだろうかという心配事を抱え、坂場に相談すると「やるしかないじゃないか…二人で乗り切ろうと」なつが外で働き、自分が家の中で家事や子育てを頑張ると言ってくれる。

そして数カ月後、下山から麻子がアニメーションの世界に戻ってきてることを耳にした…するとなつの自宅に麻子が訪ねてきて、どうやら麻子はアニメーションを制作する会社「マコプロダクション(以下マコプロ)に」を起ち上げ、そこに坂場を勧誘しにやってきたらしい。

坂場は自分が働きに出てしまったら、生まれてくる子供やこれからのなつは「どうなってしまうんだ?」と簡単には首を縦に振ることはなかったが、そんな様子を見た麻子は「現実的なことも考えて、できると思ったら来てちょうだい」と言ってくれた。

しばらくしたある日、坂場は麻子の会社「マコプロ」を訪ね、働くことに決めたのだという…ただし子供が生まれてから1年位経てば預けられる保育園が見つかるかもしれないと、なつの出産後1年は待ってもらうという条件付きでの話だった。

産休に入ったなつは福祉事務所を訪ね、乳児から預かってくれる保育園はないかと相談するが、相談員からは「(共働きするため子供を預けたいというなつに)子供を犠牲にしてもですか?生活のために共働きをしなくてはならないご家庭があることは十分承知しております…そのために保育所はあるんです。でも本来子供は母親が育てるものなんです…それを勘違いされてませんか」と厳しい言葉を突きつけられてしまう。

結局、子供をどこに預けるのか答えがでないまま、なつは臨月を迎えた…陣痛なのかお腹の張りなのかわからない痛みが続いていると、なつの自宅に北海道から富士子(出産の経験者)・剛男・泰樹らが救世主のようにやってくる。

そしてついになつに陣痛らしき痛みが襲ってきた…なつはかかりつけの産婦人科に救急搬送され、病院の待合室では坂場や咲太郎、北海道から駆けつけた三人が新しい生命の誕生を心待ちにする。

そんな中なつは苦しみながらも元気な女の子を出産し、その子の名前を泰樹に託した…泰樹は7日間考えた末「優(ゆう)」と命名する(なつのように優しい子になってほしいという願いが込められていた)。

柴田家の人たちが十勝に帰り、なつたちにしばしの幸せな時間を過ごすが、あっという間に出産後6週間が過ぎ、なつは職場復帰の日を迎えた…なつが東洋動画に復帰すると、話にあがっていた作画監督という大役をいきなり任されるのではなく、古巣のテレビ班で原画を描くことを命じられる。

なつは仕事の合間、優のことばかり頭に浮かんでしまい仕事がなかなか手につかず、定時になった瞬間、優のもとへ急いだ…家につくと真っ先に優を抱き上げ、なつは「生まれてからやっと気づいた…1番の敵は子供のことが気になってしょうがない自分自身だ」ということを痛感する。

仕事と子育てで大変な毎日を送るなつたちだったが、なにより励みになるのは優の笑顔だった…そして月日は流れ、昭和44年・春がやってきて、坂場家には福祉事務所から預けられる保育園がないという通知が届き、なつたちに厳しい現実が襲いかかってくる…。

・・・22週目へ続く

なつぞらネタバレ21週…「なつよ、新しい命を迎えよ」各話詳細

視聴率一覧(21週)
なつよ、新しい命を迎えよ 視聴率
121話 19.1%
122話 19.5%
123話 19.8%
124話 20.5%
125話 20.7%
126話 21.0%
21週平均 20.2%

22週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、優しいわが子よ》

なつは優の預け先が見つからず悩む中、ついに東洋動画から新しい企画とされるテレビ漫画「キックジャガー」の作画監督を命じられ、作画監督は激務とわかっていたが、覚悟をしていたなつはその大役を引き受けることにした。

それでもやはり優の預け先が決まっていないことに悩んでいると、茜が「優ちゃんとウチの明子は仲良しだし、自分の子しか育児の経験はないし…もしなっちゃんが安心できるならだけど」と個人で預かることを提案してくれる…なつと坂場は、茜の言葉にありがたみを感じながらお願いした。

こうして優を茜に預ける初日を迎える…なつの作画監督の仕事は日々多忙で、仕事を早く切り上げて優を迎えに行くこともままならなかった。

そんなある日、茜からなつ宛に「優に熱がある」んだと電話がある…結局なつの仕事は遅い時間になってしまい、茜の家に優を迎えに行ってくれた咲太郎は病院へ連れていってくれたようで優は「ただの風邪」だったという。

咲太郎は帰り坂場が帰宅すると、なつは「やっぱり作画監督なんて引き受けなければ良かった…」と嘆くと、坂場は「子供が風邪をひくなんて当たり前のことだよ…そんなことでいちいち動揺してたら子供なんて育てられないよ…二人でなんとかすればいいんだ」と優しい言葉をかけた。

なつと優の親子はともに成長しながら3年が経ち、昭和47年9月を迎える…そんななつは優を早く迎えに行こうと家に仕事を持ち帰ることも少なくなかった。

ある日、家でなつが「キックジャガー」の動画を描いていると優が「絵本読んで」と、せがんできたので布団の中で絵本読んであげると、なつも優もそのまま眠ってしまう…翌朝、なつが目を覚ますと優がなつが途中まで仕上げていた「キックジャガー」の動画にイタズラ書きのような絵を描いていた。

なつがそんな優に「どうしてこんなことするの!これはママの大事なお仕事でしょ」と叱りつけると、優は「ママの仕事手伝いたかったの…そしたらママ眠れるから」となつのことを思ってしたんだと言う…しかも優が描いたイタズラ書きのような絵もしっかりと動画になっていて、それを見たなつは「あんた(優)天才だわ」と言った。

そして「キックジャガー」はついに最終回を迎えることとなり、その内容の打ち合わせが行われるが、簡単には決まらない…その日の夜、なつは優と話す中で優の優しい言葉からヒントを得て、再度会社で最終回の内容を提案すると見事採用され、「キックジャガー」の最終回は多くの感動をもたらした。

なつはいつも通り茜の家に優を迎えに行くと、茜が二人目を妊娠したことを聞き、茜に優を預ける時間も少なくなってきたことがわかる…そして数日後なつが優を迎えに行った時、茜に「なるべく早く他の預け先を探すようにします」と話した。

すると優は「帰らない…茜さんと一緒にいる…茜さんと一緒がいい」と茜から離れようとせず、結局泊まることにするという(初めての外泊)…家に一人で帰ったなつは坂場に「優は茜さんと離れたくないのよ…4つになるまで私と居るよりずっと長く居たからね」と落ち込みながら話した。

なつが優の居ない布団で寝付けずにいると夜遅くに電話が鳴り、優が泣いて眠らないことを聞き、すぐに迎えに向かい連れて帰る…その日の夜を、その日の優のぬくもりをなつは一生忘れることはなかった。

そうしていると東洋動画からまたなつは次の作品も作画監督をやってほしい頼まれるが、優の預け先のことや「魔界の番長」という暴力的な作品を描くことに否定的になってしまう。

そんななつは仲から「ここからはなっちゃんが自分で決めるしかない…アニメーターとしてどこを目指すか。それはもう誰も教えてはくれないだろう…僕はなっちゃんが決めた通りでいい」と言われ、なつが出産後も社員として働けるように直談判してくれた時のことを思い出し、自分の都合だけで物事を決めるのは違うのではないかと考えを改め、結局なつは作画監督の仕事をまた引き受けるのだった。

なつが作画監督を引き受けまた多忙な日々がやってくる中、5歳になった優は保育園が終わったあとは茜に代わって咲太郎が預かってくれている。

ある日曜日、夕見子が農協の新商品「たんぽぽ牛乳」を、東京でも流通させるため北海道からやってきた…そんな夕見子から天陽が風邪をこじらせて入院しているという情報を耳にしたなつは、少し心配をしながらも優に「(夏休みに北海道に遊びに行くことを約束していた)夏休みになったら(天陽に)きっと会えるよ」と笑顔で言う。

・・・23週目へ続く

なつぞらネタバレ22週…「なつよ、優しいわが子よ」各話詳細

視聴率一覧(22週)
なつよ、優しいわが子よ 視聴率
127話 19.7%
128話 20.9%
129話 20.4%
130話 19.9%
131話 20.8%
132話 20.5%
22週平均 20.4%

23週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、天陽くんにさよならを》

昭和48年の夏、なつの手掛けたテレビ漫画「魔界の番長」の放送が始まるが、5歳の夕に「魔界の番長」のキャラクターや物語を「怖い」と言われてしまう…そんな中、神地が東洋動画を辞め「マコプロ」に移籍するんだとなつに告げた。

なつは過去の仲間たちが次々と「マコプロ」に行ってしまうが、なつ自身は「私が東洋動画を辞めてしまうと仲さんを裏切ってしまう気がして…もし辞めるとしたらアニメーターかも」と今は少しでも優の側にいてあげたいという気持ちが強いらしい。

その頃、十勝では天陽が体調を崩し入院していたが、ある日突然、天陽が自宅まで戻ってきて主治医に退院は来週だと言われたらしく、一時的に帰ってきたのだという…天陽は徹夜で一つの絵を完成させ朝方、天陽自身が作ってきた畑の中で倒れ、そのまま還らぬ人となってしまった。

そして天陽の遺作ともいえる絵はやはり馬の絵…悲しい出来事は夏の終わりのことだったが、その悲報は東京にいるなつにも届くが、すぐには北海道に帰ることができず、9月になりやっとまとまった休みを取ることができ、優と二人で北海道へ帰省した。

なつは富士子に「自分がなにがしたいのかわからなくなって、このまま今の仕事(アニメーター)を辞めるかもしれない…今は優といられる時間を一番に大切にしたいと思うようになって…」と悩んでいることを打ち明ける。

なつたちは天陽の家を訪ねアトリエを見せてもらうと、優が天陽の遺作の馬の絵を指差し「本物のお馬さんがいるよ」と言うと、なつは優に「なんで動かないのに本物だって思ったの?」と尋ね、優は「だって絵を動かすのはママのお仕事でしょ」と無邪気に言葉を発した。

そんな中、なつが一人で天陽のアトリエを見せてもらう機会があり、天陽の自画像を見つけその絵と向き合うと、天陽の心の声がなつの頭の中に流れ込んでくる。

なつが妄想して作りあげた天陽は「(なつの仕事の進退についての悩みに対し)優ちゃんが君の答えだろ?絵を動かすのが君の仕事だって優ちゃんに言われたんだろ?それで十分じゃないか」と人生の中で大きな決断をしなければならない時に、天陽からアドバイスを受けたなつは心から感謝するのだった。

その帰り道、雪月に立ち寄ったなつと優は雪之助から、天陽が亡くなる前にデザインしたという雪月の包装紙を見せてもらう。

その包装紙のイラストには一人の女の子が描かれていたが「(その女の子をなつと見立てた上で)この北海道には沢山いるでしょう…自然に開拓精神を受け継いでたくましく生きてる人が…僕の十勝もそういうなっちゃんから始まってるんですよ」とそういった出会いを雪月にも大切にしてほしいという天陽の思いが込められていた。

なつは坂場がこれからアニメーションとしてやろうと企画している海外の原作本「大草原の小さな家」を優に読み聞かせていると、なつは次第に物語の中に引き込まれていき、アニメ化する時のキャラクターの絵が頭に浮かび、徹夜でその絵を描きあげた。

翌朝、その絵を見つけた優が「これ見たいよ、ママ」と言う…それを聞いたなつは東京にいる坂場に電話をかけ「大草原の小さな家を私にやらせてほしい」と告げると、坂場はその企画書をすぐに書きあげ麻子に提出した。

東京に戻ったなつは坂場から「大草原の小さな家」についての企画を聞かされる…その本を原案とした北海道を舞台にした物語で「この日本にもささやかな日常を一生懸命に生きてる開拓者たちがいることを作品として描きたい」と意気込みを語った。

そしてそれを描けるアニメーターは、なつしかいないだろうと坂場は言う…なつは東洋動画を辞めることを仲をはじめ会社の人たちにもその決意を表明し、昭和49年3月まで東洋動画で働いたのち 、新しいキャンバスへ向かっていく…。

・・・24週目へ続く

なつぞらネタバレ23週…「なつよ、天陽くんにさよならを」各話詳細

視聴率一覧(23週)
なつよ、天陽くんにさよならを 視聴率
133話 20.8%
134話 20.9%
135話 20.6%
136話 20.8%
137話 21.1%
138話 20.3%
23週平均 20.8%

24週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、この十勝をアニメに》

東洋動画を辞め「マコプロ」に出社したなつは、早速新しいアニメの制作に取り掛かった…そのアニメの題名は「大草原の少女ソラ」で舞台は日本の北海道、坂場は開拓者一家の日常を描いた物語にしたいのだという。

この作品の演出はすべて坂場がやり、なつはすべてのキャラクターデザインと作画監督を任されてることとなった…そんななつたちは開拓者一家の暮らしを取材するため北海道・十勝を訪れ、泰樹の昔話を聞かせてもらう。

泰樹が現在のしばた牧場にするまでの開梱作業は、とても厳しく苦しいものだったと知り、その中で坂場は「開拓者にとって一番の心の支えは、やはり家族だったのでしょうか」と聞くと、泰樹は「家族に限らんかもしれん…誰もが支え合ってそれで開拓者は強くなったんだ」と重みのある話を聞くことができる。

泰樹の話を聞いたなつは自分の幼い頃のことを思い出していた…その後、農家の現場などを取材していくうちに開拓者たちの苦労や偉大さを肌で感じ、北海道へのロケは無事成功する。

北海道の取材をする中でなつたちは雪月で、また懐かしい人と再会することになった…それは亜矢美でどうやら九州・鹿児島から7年間かけて日本を縦断し、北海道・帯広までやってきたのだという。

そんな亜矢美は雪月で働いてくれと頼まれ「ここで最後に一稼ぎしたら、新宿に戻って一旗揚げようと思ってる」と言った…その後、亜矢美は雪月で働きそのお陰かどうかわからないが、雪月は十勝を代表するお菓子メーカへと成長していく。

東京に戻ったなつは亜矢美との再会をいの一番に咲太郎に報告する。

そしてなつは早速、主人公の少女のキャラクターデザインに取り掛かるが、一つ目のデザインはダメ出しをされてしまい、なつが頭を抱えていると麻子が「結局、あなたの心が絵にも出るのよ…あなたがワクワクしなくちゃダメなんじゃない?」とアドバイスをした。

なつの中で何かが腑に落ちたようで、新しいキャラクターを描きあげると、坂場は「この子の日常なら見たくなります…主人公の活躍よりも生きる力そのものを描きたいんだから…」と絶賛し、見事採用される。

第一関門ともいえる主人公のキャラクターデザインを完成させたなつは、坂場と物語のストーリーについて話し合いを重ね、新しい登場人物(孤児)の少年・レイと主人公・ソラが一緒の家族として共に育っていくという内容で進めていくこととなった。

こうして物語に登場するキャラクターも固まり、なつたちの作画作業がいよいよ進み始める…作業は連日連夜ほぼ休みなしで続くが、そんな時間に追われながらも充実した日々を過ごしていた。

そして坂場のアイディアで登場人物たちの声優もオーディションで選ぶこととなり、メインキャストの声優たちも咲太郎の事務所から選ばれる…昭和49年10月ついに初回放送日がやってきた。

放送が始まり1ヶ月が経った頃、一人の少女が「大草原の少女ソラ」を制作している場所だと知ってかマコプロを訪ねてくる…そんな少女の名前は杉山千夏だというが、マコプロには一人で来たわけではなく母親が近くで待機してると言い、その場を去ってしまった。

なつはその少女から不思議な感覚を感じとり、おもむろに追いかけると少女は母親と合流する…そしてその母親とはなんと千遥だった…。

・・・25週目へ続く

なつぞらネタバレ24週…「なつよ、この十勝をアニメに」各話詳細

視聴率一覧(24週)
なつよ、この十勝をアニメに 視聴率
139話 23.8%
140話 19.4%
141話 19.8%
142話 19.5%
143話 19.6%
144話 20.1%
24週平均 20.4%

25週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、千遥よ、咲太郎よ》

なつが千遥と会い驚いていると、千夏(千遥に娘)が「ソラのファン」でマコプロに連れてきたらしい…そしてすぐに帰ってしまおうとする千遥になつは、現在の千遥の居場所を聞くと「神楽坂の杉の子という料理屋で働いています…お客様として(なら)いらしてください」と言った。

なつは千遥のことをすぐに咲太郎に話し、お客としてなら咲太郎たちと一緒に来ても良いことを伝える…その頃、千遥は嫁ぎ先の料亭の次男・清二と離婚の危機にあり、千夏に対して「ちゃんとした家族を作ってあげられなくてごめんね…」という申し訳ない気持ちだった。

次の土曜日、早速なつたちは咲太郎・光子・信哉(今は東京勤務)・明美の5人で千遥の店・杉の子を訪ね、咲太郎は千遥の幼い頃を思い出しその面影に浸るが、千遥の素性を隠している事情を知っていたため、その再会に感情を顕にはできないでいた。

そんな中、料理人であるという千遥(今や清二は不在のため杉の子は千遥が切り盛りしている)に咲太郎は父の思い出の味である天丼を作ってほしいとお願いする…天丼が出来上がり、それを口にした咲太郎は「戦死した父が昔作ってくれた天丼と同じ味だ…どうして女将(千遥)にはそれが作れたんでしょうかね」と感動した。

なつはそれからも「大草原の少女ソラ」の制作に追われていた…一方、千遥は義母・雅子に「お話したいことがあります(清二との別れ話)」と覚悟を決め話を切り出す。

そしてなつを頼って千遥が相談をしにやってきた…事情を聞くと(千遥は)立派な料亭の次男に見初められ一緒になるが、今は不仲で離婚を決心したのだという。

だが清二と別れれば千遥は店を辞めなければいけない…それでも千夏と二人で生きていく覚悟を決めたようだ。

なつはその千遥の思いに同調すると、千遥は「(隠してきた素性など)本当のことを話して、あの人と別れようと思います…また家族になってくれる?」と涙を流し話すと、なつは「当たり前じゃない」と千遥のことを受け入れる。

数日後、なつと咲太郎は千遥の話し合いの場に参加すると、千遥が雅子に自分の過去について本当のことを話し始めた…雅子はその話を聞き最初は否定的だったが、なつや咲太郎も「私たち家族が必ず支えていきます」と必死に雅子を説得する。

すると雅子も「あなたたちの気持ちはよくわかりました…夫婦の関係に関しては、こっちが悪いんでしょうから離婚は認めます…だけど千遥さん、この店は今あなたが居ないとやっていけないのよ…この店の味はあなたの味なの…あなたはうちの人(親方)が見込んだ料理人なのよ…離婚してもこの店はやってもらえないかしら」と話は結論へ向かっていった。

結局、千遥の離婚話・千夏の親権・杉の子の継続問題などすべてスッキリし、なつも咲太郎も安堵の表情を浮かべ、話し合いは終了する。

そんな中、なつは千遥について北海道に連絡をしていたが、剛男はなつたち家族に変化がおきるとなにかの責任を感じてしまい、千遥の事情を聞いて心配になり東京の杉の子を訪ねた。

千遥を心配して杉の子に着くと、なつと咲太郎と千遥がいて話し合いの結果、相手の親にも理解してもらえたことを伝えると、剛男もどこかホッとする。

・・・26週目へ続く

なつぞらネタバレ25週…「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」各話詳細

視聴率一覧(25週)
なつよ、千遥よ、咲太郎よ 視聴率
145話 21.6%
146話 20.2%
147話 21.4%
148話 22.7%
149話 21.7%
150話 20.6%
25週平均 21.4%

26週ネタバレあらすじまとめ

《なつよ、あっぱれ十勝晴れ》

昭和50年4月、優は小学校に入学する…しかし娘の晴れの日もなつたちは仕事に行けなくてはならなく、「大草原の少女ソラ」は放送から半年が経ち、物語も佳境を迎えていた。

そして「大草原の少女ソラ」の重要な登場人物の少年・レイが父親に、星空の下で夢を語る場面のことを打ち合わせし、なつは「牛飼いの生活は太陽とともにあるから、その夢の話や別れも希望に満ちたものになるはず」だと提案し、それは見事に採用される。

こうしてなつが思いを込めたシーンが放送された翌日、雪月を訪れた泰樹はとよに「(レイが夢を語る放送で)朝日を思い出したんじゃ…開拓している頃に、あぁいう朝日を何度も見た…この年は捨てようと思っても朝日を見たら気力が湧いてきた…ここで諦めるなって励まされた…そういう朝日をなつは見せてくれた」と語った。

梅雨に入る頃、最終回に向けてなつたちの作業は大詰めを迎え、様々なトラブルを乗り越えて最終回が放送される。

なつは咲太郎に呼び出され千遥の店に行くとそこには亜矢美がいて、どうやら東京に戻ってきていて、また新宿でおでん屋を始めるんだという…そして夏休みなつたち(なつ・千遥・坂場・優・千夏)は十勝へ里帰りをした。

なつと千遥が泰樹に会い「ただいま」と挨拶すると、泰樹はただただ無言で千遥を抱きしめる…そんな泰樹もやはり年を取ったせいか昔のような威厳はなくなっていた。

次の日なつたちは雪月を訪れると、なつたちが作った作品(大草原の少女ソラ)のお陰で、十勝に観光客が増え雪月にもお客さんが絶えないんだと、お礼も含め大量のお菓子を振る舞ってもらう…そして雪之介は「この店が繁盛するってことは、天陽くんが描いた包装紙の絵が全国に広まるってことだよ」と話した。

なつが柴田家に戻ると、牛舎の建て替えを検討中の照男たちの話に加わる…それに対して泰樹は「照男の好きにすればいい…これは照男の開拓じゃ」と言った。

十勝はその夜から嵐に見舞われ、次の日の朝には停電となってしまう…照男は「搾乳は昼頃までしなくたって牛は待てるって話だ」と言うが、泰樹は「牛は決まった時間に搾ってやるからワシらを信用して良い乳を出してくれるんじゃ」といきなり開拓者としての勢いを取り戻した。

泰樹の指揮のもと、しばた牧場にいる人たちは総動員で各自の役割分担をこなすこととなる…そして嵐も過ぎ去り、しばた牧場も落ち着きをみせた頃、泰樹は「よくやった照男…一番大切なことは働くことでも稼ぐことでもない…牛と生きることじゃ」と酪農家としての生き方を照男に伝授した。

翌日なつは泰樹ともに天陽の畑へ向かうと、天陽の畑ももちろん嵐の餌食となっていて、また元通りにしようと手伝い、その中で泰樹は「もしワシがこの世から居なくなっても悲しむ必要はない…ワシの魂もこの大地に染み込ませておく…ワシはもうお前の中に残っとる…お前の中に生きとる…しかしお前はよくやったな(東京で自分の夢のため、新天地を開拓した)」となつに告げる。

そしてなつと坂場と優は3人で十勝の大草原を歩いていた…なつは「ここからまた始めるんだね、私たちの開拓が…」と話すと、坂場は「君(なつ)と優と家族になれて良かった」と言う。

それに対してなつも「これからも一コマ一コマ、アニメーションみたいに家族の夢を描いていきましょう」と語りながら、なつたちは新しい一歩を踏み出していくのだった。

・・・END

なつぞらネタバレ26週…「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」各話詳細

視聴率一覧(26週)
なつよ、あっぱれ十勝晴れ 視聴率
151話 21.5%
152話 21.7%
153話 21.1%
154話 19.3%
155話 22.5%
156話 21.0%
26週平均 21.2%

ヒロイン:広瀬すず

1998年6月19日生まれで、女性ファッション雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」のグランプリに選ばれ、専属モデルとして芸能界デビュー。

2013年4月にはドラマ「幽かな彼女」で女優デビューすると、その後は才能を開花させ、数多くの新人賞や日本アカデミー賞優秀主演女優賞、優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、」日本を代表する女優であるといえるだろう。

語り:内村光良

1964年生まれで、1985年にお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンを結成し、人気お笑い芸人となる。

個人でも番組司会・俳優・映画監督、さらに音楽の分野では、CDデビューを果たすなど多才ぶりを発揮する。

しかも「NHK紅白歌合戦」では総合司会を2年連続で担当している。

主題歌

スピッツ/優しいあの子

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。