ドラマ「グッド・ドクター」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。

見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。

ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。

ちなみにドラマ「グッド・ドクター」はフジテレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信されている。

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グッド・ドクター

まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。

役/キャスト

  • 新堂 湊/山崎賢人
  • 瀬戸 夏美/上野樹里
  • 高山 誠司/藤木直人
  • 間宮 啓介/戸次重幸
  • 東郷 美智/中村ゆり
  • 橋口 太郎/浜野謙太
  • 猪口 隆之介/板尾創路
  • 司 賀明/柄本明

人物相関図

以上がキャストとなる。

ストーリー

驚異的な暗記力を持つ一方、コミュニケーション能力に障害があるサヴァン症候群の青年・新堂湊(しんどう・みなと)。

幼い頃から小児外科医になることが夢だった湊が、ある日、研修医として小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながらも、子どもたちの命のために闘い、子どもたちの心に寄り添い、そして子どもたちとともに成長していく姿を、あふれるほど情感豊かに描いていきます。

同時に、ただ子どもを救いたいだけという、子どものように純粋な湊は病院の慣例や都合と衝突し、さまざまなトラブルを起こしてしまいます。

そんな時に発せられる湊や周囲の言動は“本当に良い医者とは?”ひいては“人としてどう生きるべきか?”という命題を、視聴者のみなさまの胸に深々と突き刺します。

引用元:フジテレビ公式サイト/グッド・ドクター

あらすじ

主人公、新堂湊は2人兄弟の次男として生まれ、先天的に自閉症スペクトラム障がい<※注:対人関係や言語の発達に偏りがある者。知的障がいは伴う場合と伴わない場合がある>ながら、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群<※注:特定の分野ですぐれた能力を発揮する者で、知的障がいや発達障がいを有することが多い>の青年。

兄から、たゆみなく愛を注がれて過ごす少年時代、湊の才能に気づいていた兄は湊に、将来、医師になるよう勧めます。

その後、湊は兄とのとある出来事が理由で、町の診療所の医師・司賀明(しが・あきら)に出会い、医師の中でも小児外科医になりたいと思うように。

司賀と仲良くなった湊は診療所に通い詰め、7歳の時にはすでに人体の器官をすべて暗記してしまい、そんな湊の能力に驚いた司賀は、湊が夢を叶えられるよう支えることを決意します。

膨大な医学書すらすべて暗記してしまう湊は、医学部を主席で卒業し、医師国家試験に合格。

そして、大きな病院の院長となった司賀から、自身の病院の小児外科でレジデント<注:後期研修医のこと。医師免許を取得し、さまざまな科を回り臨床経験を積む2年の初期研修を終えた後、後期研修として3~5年、1つの科でさらに専門医を目指して臨床経験を積む専攻医>として働かないか、と声をかけられます。

司賀の誘いにより、レジデントとして小児外科で働くこととなった湊。

その時は科内だけでなく院内の誰も想像すらしていませんでした。

トラブルばかりを起こす湊から逆に、医師として大切なことを教えてもらうことになるとは。子どもという存在、医師という存在に、これほどまで深く向き合うことになるとは。

「すべての子どもを大人にしたい」という湊のぬくもりが患者の子ども、兄弟、親、そして病院を変えていくことになろうとは―。

引用元:フジテレビ公式サイト/グッド・ドクター

結末ネタバレ

ここからはドラマ「グッド・ドクター」最終回の結末ネタバレを公開しています。

このドラマは韓国ドラマ「グッド・ドクター」という同名のドラマが原作となっている。

韓国ドラマでは全20話構成で、日本版では(おそらく)全10話構成となるが、同じような展開で物語は進み結末も同じようになることが予想される。

なので、まずはじめに原作の韓国ドラマ「グッド・ドクター」の1話~最終回結末までのあらすじネタバレを紹介しよう。

わかりやすいように韓国版の登場人物の名前を日本版の名前に差し替えています

新堂湊は先天性の自閉症(言語の発達や対人関係といったコミュニケーッション能力に欠ける部分がある)ながら、天才的暗記能力と空間認識能力を持ち合わせた(サヴァン症候群)の少年だった。

父は息子の現実を受け止めることができず、家の中では父親が母と湊に暴力をふるうが、そんな母と湊に覆いかぶさるように守ってくれていたのは兄だった。

兄はいつもイジメられている湊を子供達の仲間に入れてもらうため、湊の手を引き立入禁止のトンネルに入ってしまう。

すると突然、トンネルが崩落し二人は生き埋めになってしまう…救助に医師の司賀明が駆けつけるが、さらにトンネルは落盤してしまい出口が塞がれてしまう。

司賀は自分が付けていた酸素ボンベを外し湊につけ、湊は助かることができたが兄は助からなった。

その後、両親は湊を置いてどこかへ姿を消してしまう…実は司賀が湊の面倒を見て育てていた。

一緒に過ごしていくうちに湊は医学書を次々読み進めていき、見たこともない体の内部まで正確に絵で書き始めるようになり才能を見せた。

湊は大好きな兄と飼っていたウサギを亡くしてしまい「大人になってほしかった…」と、それをキッカケに医師を目指すようになる。

数年後・・・子供から大人になった湊は医学部を卒業し国家試験もパスしたが、病歴を重視されてしまい専門医国家試験で不合格処分になってまう。

その頃、すでに大学病院長にまでなっていた司賀は湊を「レジデント」として病院勤務を提案し、「問題がなければ取り消された資格を戻してもらえる」と告げ、湊にチャンスを与えたいと考えていた。

参考:レジデントとは

理事会でその案件を話し合いにかけるが、例のないことに役員達は戸惑い反対派が圧倒的に多く、湊は「不採用」となってしまう。

しかし湊が病院に来る前に偶然遭遇した事故現場で、少年を助けた動画が話題となりマスコミが病院に押し寄せたことで、再度会議が開かれることに。

司賀は「自分のクビをかけ半年間時間を下さい」と頭を下げると、院長を追い出したい反対派の人たちが賛成したこともあり、湊を小児外科のレジデントとして特別採用することとなった。

小児外科副教授・高山誠司は小児外科に湊がくることは納得いかなかったが、恩師の司賀に頼まれ仕方なく湊を受け入れることとなる。

しかし高山は「湊のせいで院長がクビになってしまうかもしれない…」と内心穏やかではなかった。

病院の寮に入った湊は、酔って部屋を間違えて眠ってしまった小児外科医の先輩医師・瀬戸夏美と出会う。

翌朝、目覚めた夏美は湊が部屋にいたことに驚くが、一風変わった湊に興味を抱くようになる。

そして、その日から湊の小児外科医レジデントとしての日々が始まった。

高山の回診に付き添う湊は、ある患者の異常を見つけ「再手術が必要だ」と訴えた。

それはあきらかな手術ミスで、危険な状態なのにそれを見過ごし担当医はゴルフへ…担当医不在のため患者に手出しができなかった。

しかしそんなこと病院のルールなどはわからない湊は、患者の命を助けたい一心で勝手に手術室に患者を運ぶが、結局発作が起きてパニックになってしまう。

これを知った別の手術中だった高山は、同時手術を行ったことで無事に助けることができるが、湊を殴り厳しく叱りつけた。

そんな湊のことをかばう夏美に高山は「あいつは確かに優秀だ…だがこの二日、俺はロボットと一緒にいる気分だった。医者としての大切なものがあいつにはないんだ」と話した。

湊は初日から「トラブルメーカー」の烙印を押されてしまい、周囲から厳しい目で見られてしまう。

肝胆科で手術不可能と言われた超未熟児の赤ちゃんを目にした湊は、赤ちゃんの両親に「小児外科医だったら助けられます」と話す。

希望を持った両親だったが、高山は「小児外科医でも手術は難しい」と話し湊に代わって詫るしかなかった。

勝手な言動で皆に迷惑をかけてばかりの湊に、夏美は「医者とは何か」と問い「手術室のロボットではない…自分だけの考えを持って」と指導。

一方、他の保護者達も湊の不審な言動や行動に不安を抱き「担当医から外してほしい」騒ぎ出してしまう。

次第に湊は院内で孤立してしまうのだった。

そんな中、低体重児の子供が急変し緊急手術が行われる…成功率20%未満の手術が成功したかに思われた。

しかし湊が異常を見つける…どの処置方法も当てはまらず諦めていた時、湊の思いがけない提案で無事手術を成功させることができる。

それでも院内の規約違反をした高山と湊は懲戒委員会にかかられてしまうが、高山は全ての責任をかぶり1週間の謹慎と減給となってしまうが、湊は始末書のみの提出となった。

その件で小児外科医局内の同僚たちからは批判の声が出てしまい、夏美は湊のことをかばうが湊は高山に迷惑をかけたことをわからず、子供の命が助かったことだけを重視していた。

夏美は「医者も助け合ってこそ良い病院になる」とチームワークの大切さを湊に教える。

高山が不在の中、救急で腸重積症の女の子が運ばれてきた。

緊急手術をする必要があったため、夏美が手術を行おうとする…しかし事態は深刻で心停止する恐れもあったが、反対する科長(科長は司賀を病院長の座から下ろしたいと考えている派閥の一人)を無視し手術に踏み切る。

しかし女の子の命を助けることが出来ず、夏美は女の子の両親から非難を浴びせられ抜け殻のようになってしまった。

夏美は遺体安置所から離れようとしない湊に、病院内の食堂のおばさんに食事を運んでほしいとお願いする…すると食事を運んでおばさんは湊を見て驚愕する。

後にわかることだが、そのおばさんは湊の母親だったのだ。

慌てて逃げ出す母親だったが、湊は幼い頃の幸せな兄との記憶以外、全て消し去ってしまい母の顔を見ても気がつかなかない…それでも湊は差し入れの料理を食べ、なぜか故郷を思い出していた。

後日、亡くなった女の子の葬儀に参列した夏美は、この時女の子の両親から「先日、感情的になり一方的に責めてしまった」ことに対して謝罪を受けることになる。

さらに湊が遺体安置所の前でずっと娘の側に居てくれたことを知り、感謝していると話した。

高山が小児外科に復帰すると、夏美は湊が病院にいられるよう高山にお願いするが、高山に「これ以上あいつには関わるな」と忠告されてしまう。

そうしていると病院では、虐待を受け野生動物のように育ってしまった女の子が入院してくるが意思疎通ができず、誰かれ構わず噛みまくっていた。

動物と意思疎通できる湊は女の子の担当医を高山に申し出るが却下されてしまい、夏美は湊に対する高山の厳しさに疑問を持つ。

どうやら高山の弟も自閉症だったようで、事故で亡くなってしまったのを自分のせいだと責めていて「何もさせないのが湊のため」だという思いだったことを夏美は知る。

そんな中、科長が女の子の担当を湊にすよう高山に指示する…高山は科長が院長を潰すために湊を利用しているを知っていたが、逆らうことが出来ず科長の指示に従うことに。

理由がなんにせよ担当になれて喜ぶ湊は、次第に女の子と意思疎通をしていく。

しかし湊を陥れるため、科長の指示で一人の医師が女の子の病室に罠にかけようとする…結局、興奮した女の子が病室から抜け出してしまい、多くの負傷者が出てしまうという事態に。

湊は「女の子の病室には鍵をかけた」と訴えるが信じてもらえない…院長は「几帳面な湊が鍵をかけ忘れるワケがない」と思いながらも、苦渋の決断により「クビ」を言い渡した。

湊は嘘を付いていないのに処分を受けることに意味を理解することができない…しかし処分を受け入れることしか出来なかった。

夏美は「もしかしたら(病院を辞めることが)湊にとって良いことなのかもしれない…」と去っていく湊の背中を見つめ思う。

また高山も「世界とぶつかるな…避けられるなら避けて、逃げられるなら逃げるんだ」と心の中でつぶやいた。

湊は前にいた施設に帰ろうと荷物をまとめるが、女の子のことが気がかりで看護師を通して女の子とTV電話で話す…言葉を話せない女の子だったが、湊が「病院を辞めたこと、側に居られないこと」を理解し涙を流した。

その後、今まで虐待をしてきた女の子の叔母が(入院費を支払いたくないため)強引に退院させようとやってくる。

対応にあたっていた夏美は「昨日、手術をしたばかりで動かせる状態ではない」と拒み叔母と揉み合ってしまう…すると「(女の子を)連れて行ってはダメです」と辞めたはずの湊が突然現れた。

実は入室履歴で湊が鍵をかけ忘れてないことがわかり、職場復帰することとなったのだ。

グッドドクター最終回ネタバレ…韓国ドラマと日本版の結末の違い photo 1

女の子は戻ってきた湊の顔を見て喜び、女の子に湊が「先生とここに居たい?」と聞くと、言葉を話せないはずの女の子が「う…うん」と答えると、叔母は渋々帰っていく。

夏美は湊に声をかけ抱きしめた…湊は夏美に抱きしめられドキドキしている自分に気づき、「好き」という感情を知る。

そして湊は夏美に告白をするが「異性としては見れない…弟のよう」とフラれてしまう。

この時、湊は「愛は苦しい」ものだと認識する。

天使の声を持つ男の子が喉の痛みを訴え病院にやってくる。

喉の軟部組織に炎症があり内部腫瘍が疑われる状態で、高山は血液検査とCTを撮るよう指示するが、母親は「明日から練習に戻す」と答えた。

男の子の検査結果を見た医師達だったがなかなか診断をつけられずにいた時、湊だけは「手術の必要があるが、手術をすれば高音は出なくなる」という判断と的確な処置方法を言う…高山は「適切な判断が出来たのは湊だけだ」と珍しく褒める。

その後、両親に診断結果を伝えるが母親は「手術はできない」と息子の体より声楽をさせるのに重きを置いている様子で「あの子にとって声楽が全てだ」と言い張る母親に、父親が説得し取り合いず入院はさせるが手術は拒否し続けた。

とにかく説得するしかないと話していた高山に夏美が、湊を褒めてくれたお礼を言うが、湊を診断医学科に行かせようとしていることを知り「湊を医師にする最善の方法だから説得してほしい」とお願いされる。

夏美は湊を説得しようと話すが、湊は初めて感情的になり「小児外科医は夢なんです」と必死に訴える…その姿に夏美は湊を「主治医にしてあげたい」と思うようになる。

そんな時、喉が腫れ男の子が苦しんでると連絡が入りかけつけた高山が「緊急手術が必要だ」と母親に話すが、それでも母親は相変わらず手術を拒否した。

なんとか落ち着いた男の子だったが「歌えなくなることで母親から笑顔がなくなってしまう」と思いつめてしまい、屋上から飛び降りようとする。

急いで駆けつけた医師と母親に向かって男の子は「近づかないで!!」と拒絶する…すると湊がゆっくり近づいて行き「君が居なくなったら悲しい人が沢山居る。僕はみんなに嫌われてるけど生きていく。早く降りるんだ」と言い手を差し伸べ助ける。

息子の気持ちを知った母親は息子の体を一番に考えるようになり手術を受けさせる…手術中、湊は「これからも歌えます」と突然言い出し、神経を傷つけない方法を夏美に的確に伝え手術は成功した。

手術後いつもは厳しい高山だったが珍しく夏美を褒める…夏美は「湊先生のおかげです。ありのままの彼を見て下さい」とお願いすると、高山は湊の転科の件で考えを変え、皆と同じように扱うことに決める。

湊はその後も多くの案件をこなし(ときには事件解決も)ていく中で、次第に他の医師や保護者達も湊の高い技術力や人間性にふれるこになり「医師」として受け入れ認めていくのだった。

テレビの宣伝で出演していた湊の存在に気づいた父親が、湊が医師になっていて「お金」を稼いでいるはずだと病院を訪ねてくるが、父親の声を聞いた湊は過去の記憶がたちまち蘇り気絶してしまう。

虐待されていたことを知った高山や夏美は倒れてしまった湊に容赦なく怒鳴る父親を見て、湊の心の傷が思ったよりも深いことを知る。

その後も怯える湊のもとにやってくる父親の前に高山が立ちはだかり会わせないようにするが、それでも湊のところへ行こうとする父親の前に突然母親が現れ湊を守ろうとした。

高山が暴れる父親を病院から連れ出そうとすると、父親はせきこみだして吐血しそのまま入院することとなる…検査の結果「末期がん」だと判明する。

湊は勇気を出して父親の病室に行くが、またしても心無い言葉を浴びせられる…病室から出た母親が湊を呼び止め「私がお母さんよ…ごめんね、今まで言えなくて」と泣きながら謝るが、湊は母親が手紙だけを残して自分を捨てたことを思い出し、母親のことを受け入れられず去っていく。

次第に父親は起き上がれることも困難な状態となっていくが、相変わらず母親と湊に対して暴言を吐来続ける。

そしてその頃には、すでに湊の母親に対するわだかまりは消え和解していた。

院長の司賀自ら父親の診断をすると司賀は「病状は悪化している…もうすぐ歩行困難になるだろう…もう少し会いに来てあげなさい」と湊に言った。

その診断を一緒に聞いていた母は「ここ(病院)にいてもしょうがない…どこかへ連れて帰るわ」と母は湊に告げる…そのことに湊は納得していない様子で。

湊は一度フラレていたが、その後も常に気になっていたのが夏美の存在…湊の初恋は儚く散ってしまったかと思われたが、夏美は夏美で湊が他の女性と絡みがあると、なぜか嫉妬している自分がいた。

夏美は湊のことを「あなたは良い医師よ」と認め、一般的に「思いやりのある良い人」であるだけだおと思っていた…しかし湊の存在は、夏美が辛い時に優しく言葉をかけてくれる「愛情という薬」へと変わっていく。

そんな夏美に湊は自分の両親のことを相談する…「母さんに逃げられて独りぼっちの父さんも、暴力を振るわれていた母さんも二人とも可哀相だ。頭の足りないボクを20年も捨てたのに、幸せになってないなんて腹が立ちます…幸せにならなきゃ」と語る。

それに対して夏美は湊のことを「両親のことを気遣う立派な人」に見えるのだった…ひょんなことから高山も湊と絡む機会があり、その時「高山福教授は僕が苦しんでいると、いつも助けてくれた兄に似ています」と礼を言った。

すると高山も湊に自分の亡くなった弟の姿を重ねてしまい、つい笑みがこぼれる。

夏美は次第に「良い医師として、良い人して大きく成長して、何事にも一生懸命心を込めて行動する」湊に惹かれていることに気づく。

夏美は悩んだ末、湊に告白しようと決意する…そして「私も、あなたと一緒にいたい」と想いを伝え、湊のことを抱きしめるのだった。

湊は夏美が自分と同じ感情だと知り、戸惑いながらだが心が躍るように喜ぶのだった。

湊は「愛は苦しい」考えていたが、夏美と日常を過ごすことで「愛は楽しい」に認識が変わっていく。

夏美は同僚の医師たちに障害者の湊と付き合い始めたことを伝えるべきか迷うが、結局みんなの前で交際宣言を堂々とする…やはり障害者と付き合うことを心配する同僚だったが、それが湊だったこともあり祝福した。

しかしその後、夏美が医師であるとはいえ自閉症という障害を持っている湊と交際していること病院中で噂となり、夏美自身も他の科の医師たちから陰口を言われたり変な目で見られるようになってしまう

また夏美の友人たちは障害者と交際することを心配し、「別れなさい」と二人の恋愛を止めようとする…それでも夏美にとって湊は「誇れる恋人」として認め、そんな事態を気にもしていなかった。

湊はその夏美の意志を汲み取り、突然キスをした…夏美はあまりに突然のことで開いた口が塞がらない。

その後、冷静になった夏美は「初めてのキスはどうだった?」と聞くと、湊は「唇の感触が…」と恥ずかしそうに言うが「…」の後は言葉が出てこない。

その「…」が気になった夏美は湊を問い詰めるが、湊は夏美のことをからかうように「唇の感触が…」と言い続けていた。

湊は寝ている父に「僕の願いは一つです…それは母さんを殴らないでほしい。そうしてくれたら父さんに感謝します」という切実な願いを心の中で語りかける。

今度は湊が「今日は給料日なんです」と母親をランチに誘い出し、「なぜ今までボクを迎えに来なかったんですか?」と、トラウマの答えにもなるようなド直球の質問を投げかけた。

すると母は「父さんに追われていたからどうすることもできなかったの…もしあなたを迎えに行って、また何かあったらと思うと…」と言う…母親はいつも自分の味方だったことを知った湊はそれを重く一人で噛み締めるのだった。

そんな母と一緒に湊は父の病室へ行くが、いまだに二人の悪口を言う父…それでも湊はそんな父の身体を気遣う言葉をかけ続ける…その様子を陰から見ていた高山も湊の父に「彼はもうこの病院の立派な医師です…大人扱いしてやれば、立派なご子息となるでしょう」と声をかける。

後日、父は様態を見に来た湊に暴言を吐き続ける…しかし湊は「今でも僕は父さんを恨んでいます。でも死んでしまったら悲しいです。憎んでいるから余計に悲しくなります…僕が好きになれるような父さんになって、僕を悲しませないで」と父への思いを伝えると病室から出ていった。

父親もこの湊の感慨深い言葉に心を打たれたのか、病院を突然退院すると言って聞かない…湊が駆けつけると「母さんを殴らない代わりに、俺の法事は頼む」とだけ伝え湊の横を過ぎ病室を後にした。

院長の司賀も退院することを止めたが、父は「これ以上、迷惑はかけられん…自分の家で、安らかにあの世へ行くのが最後の願いなんだ」と伝え、最後に「こんな息子を、立派に育ててくれてありがとう」と言った。

最後の最後で湊のことを認めた瞬間だった…そしてそのまま母と一緒に父は病院を去っていく…。

司賀病院長はこれまでの小児外科の医師たちの活躍を見て「私は義務感だけで患者に接してきたが、教え子たち(高山・湊・夏美・そして小児外科の医局員)には本当に恵まれた(心を持った教え子たちに出会えた)」と話す。

高山もまた初めは湊に厳しくあたっていたが、湊の成長ぶりを見るうちにいつの間にか湊を「良い医師」として扱っていたことを振り返り、つい笑みがこぼれる。

そこで高山は司賀病院長を呼び出し「湊が赴任して3ヶ月(判断期間は6ヶ月)国家試験の不合格判定無効のために、彼の能力を検証しました」と告げる…結果として小児外科医たちは満場一致で湊のことを高評価し、湊の医師国家試験の不合格は取り消しとなった。

司賀はそのことを心から喜部…そして理事会が開かれその場で湊には医師免許国家試験の合格証が授与され、湊は「沢山の人の助けもあり、こうして医師になれました。助けてさり、向き合ってくださり感謝しています…そして(夏美の方を見ながら)僕を愛してくださりありがとうございます」と祝辞をのべる。

これにより司賀は「クビ」を回避し病院長として残ることができた。

一方で、高山は湊が一人の時と狙って「俺のことを兄貴だと思え(高山にも障害者の弟がいた)」と言ってくれる。

そうしていると湊に母から父の喪報を聞かされ胸をなでおろすが、家に行くと父の遺影を持ち絶望の表情を浮かべた母がいた…湊は母と一緒に暮らすことを決め、「良い医師とは?」を自問自答し続けながら、自分を認めてくれた仲間たちと愛する人に囲まれ今日も医師として生きていくのだった。

原作韓国ドラマ「グッド・ドクター」のネタバレはここまで

原作では他にも多くの小児患者のいろいろな症例・小児外科病棟内での恋模様・小児外科医と小児患者の家族との恋模様、そして医療ドラマには欠かせない権力争いなど、多くのサイドストーリーも存在した。

日本でのリメイク版ドラマではどこまで再現するのかという箇所も、見どころとなるだろう。

結末としては「サヴァン症候群の主人公が初めは知識や技術に頼ってばかりだったが、周囲の仲間たちや色々な患者に触れていく中で、心のある医者に成長していく」といった内容になることが予想できる。

つまり原作の韓国ドラマと同じような結末となることが予想されるが、それよりも自閉症(サヴァン症候群)の医師を山崎賢人がどこまでの名演技を魅せるかが、大きな話題となるかこのドラマの肝となることは間違いないだろう。

ネタバレ追記

どうやら原作の韓国ドラマ「グッドドクター」と設定が変わってきているようで、もしかすると結末も若干の変化があるかもしれないので、現時点での日本ドラマのほうもあらすじ内容をネタバレしておこうと思う。

幼い頃から自閉症の少年だったためいつも周りの子どもたちからはイジメられてばかりの新堂湊は、健常者だった兄はとても優しく守られてばかりの毎日だった…そんな中、兄と湊が逃げ込んだ倉庫内に立て掛けてあった鉄骨などが倒れてくるという事故が起きてしまう。

そこで兄は頭を強く打ち、湊も怪我を負ってしまった…幼い湊たちと交流があった医師・司賀明が二人の処置にあたるが兄に関しては少し手遅れだったため、湊の治療に専念する。

やはり兄の命は失われてしまうが、湊は一命を取り留める…それ以来湊は亡くなってしまった兄に「大人になってほしかった…」と考えるようになり、司賀の勧めもあり医者を目指すようになっていく。

そこで司賀が湊に医療書を読ませると次々と過去の症例などを覚えていくのだった…湊は自閉症患者に稀に発症するサヴァン症候群(驚異的な記憶力の持ち主)の人物だということが判明した。

数年後・・・。

湊は大学医学部を首席で卒業し、司賀も大きな総合病院の院長として活躍していた…すると司賀は自分が院長を務めている病院の小児外科のレジデントとして、湊を招き入れようとする。

しかし湊は自閉症で障害者ということもあり、他の医師たちには反対されてしまうが司賀はサヴァン症候群でもある湊の医師としての能力を高く評価していて、そんな司賀は「彼が医師としての資質にかけると判断された場合、この病院長という立場を退きます」と自らの院長という座を担保にしてまで湊をレジデントにしたいのだという。

こうして、湊は他の医師たちには忌み嫌われながらも、小児外科のレジデントとして採用されることとなった。

湊は他の医師たちからは簡単には認められることはなかった…もちろん自閉症だったからだ。

もちろん業務をこなす上で(他の医師たちからも)も、湊は知識はあっても簡単な雑用に関してはとても苦労を強いられることに…そうしているとただでさえ人員が足りない小児外科だったが、医師の瀬戸夏美は小児外科医として腕は未熟だったが湊の指導医を命じられる。

小児患者の命を預かる医師としてその親や兄妹から信頼を得ることはなかなかできなかった…しかし湊は病気を抱える子どもたち一人一人と心を通わせ治療に専念するうちに、湊は次第に周りの医師たちからも小児患者の親たちからも信頼を得ていくようになっていく。

小児外科主任の高山誠司もはじめは湊が「医師として機能はしない」と決めつけ、オペの際手術室には必ず入ることを禁じていたが、高山も徐々に湊の医師としての資質に気づき認めていくようになるのだった。

そんな中、病院自体を売って高齢者向け療養施設にする話を「改革案」と名付け、副院長である猪口隆之介が勝手に進めていることが判明…もし病院が買収されてしまえば、小児外科は消滅してしまうという。

~ここからはストーリーが変化~

次に湊が幼い頃、殴られたり虐待まがいのことをしてきた湊の父・航(母親はすでに亡くなっている)が病院に突然姿を現した…どうやらひょんなことから湊が医師として病院で活躍しているという情報を聞きつけ金の無心に来たようだ。

そして兄と湊の事故以来、航は特に荒れてしまっていたが、湊の命を優先して助けたと司賀に対しても恨みを持っているようだ。

そんな航を司賀は院長室まで呼び出し、封筒に入れた300万という大金を渡し「これを受け取る代わりに、湊には近づかないでください」と航に忠告する…これで湊のことを心底守ってくれる存在は司賀一人だけとなってしまうが、実は司賀もまた「胃がんステージⅣ(末期がん)」を患っていた。

司賀は自分の命がそう長くないことは隠して高山に「もし、このままここが無くなり私が病院を去った時には、どうか湊のことを宜しくお願いします」と頭を下げて頼むと、司賀が「なぜ、そんなことを言うのか」理解できずに高山は思わず言葉を失ってしまう。

湊は小児外科医という職業を通して、医療の知識に加えて「優しさ・悲しみ」など多くの感情を得ていき人としても大きく成長していく。

それと、湊がはじめから持ち合わせている子供たちと心を通わせ「思いやる」という素直な気持ち…そして今度は湊が担当する肝障害で長期入院している森下伊代の影響もあり「恋」という感情があることを知っていくのだ…それによってまた一段と人間らしく成長してきた湊。

さらに湊は「自分たち小児外科医は患者となる子供たちの『命』だけじゃなく『未来』をも背負っている」ことを、間宮科長の手術に立ち会うことで医療の知識以上のことも勉強しなければいけないと感じていた。

そんな中、副院長・猪口が主導で進めている「改革案」も架橋に入ろうとしていた…高山の恋人で現在は病院理事長・東郷美智も小児外科が無くなってしまうことに胸を痛めながらも、病院の赤字経営を建て直すため「改革案」には賛成の意を表していた。

美智は病院長の司賀のもとを訪れ、間もなく「改革案」が可決されることを告げる…美智は苦渋の決断だが「この病院を守りたいだけ…」という思いから賛成した旨を伝え、司賀に一礼するとその場を後にする。

グッドドクター最終回ネタバレ…韓国ドラマと日本版の結末の違い photo 2

翌日、理事会で「改革案」は可決され、年内には「小児外科・産婦人科」の二つの科から撤廃するとされた。

そうしていると、湊が担当する小児患者の伊代が倒れてしまった…どうやら胸に入っているカテーテルから感染症を起こしてしまい、小腸の移植が必要となるらしい。

伊代の姉・汐里がそのドナーに名乗りを上げる…しかしこの移植手術を行うと、ドナーも命を失ってしまうリスクも伴うという。

伊代と汐里の森下姉妹にはすでに両親が亡くなってしまっていて、もし汐里が亡くなってしまえば伊代は天涯孤独となってしまうのだ…それでも汐里は妹の命を守るために自分がドナーになると言ってきかない。

伊代の体の状況を説明する湊と夏美は仕方がなくそれを受け入れることに…しかし伊代は「今まで私のせいで、お姉ちゃん(汐里)の幸せや自由を奪ってきたのに、お姉ちゃんを傷つけるなんて嫌だ」と手術すること自体を拒否する。

伊代は「これ以上お姉ちゃんの重荷にはなりたくない…お姉ちゃんを不幸にしてまで生きたくないよ」という思いを湊に涙ながらに訴えるのだった。

高山は脳神経外科の盛岡豊から患者の滝川亮平について相談を持ちかけられる…亮平は伊代が病院内で一目惚れをした男性で、両足が麻痺しているらしく車椅子を使って移動している。

どうやら亮平はバスケの練習中に頭を強打したことから水頭症を発症してしまったようで、頭を打った時に腰髄も損傷したため水頭症が改善されても歩行が困難になると明かした。

そして亮平の足が動くことはないことを両親の希望で亮平には伝えていないと言う…亮平はバスケットボールが大好きで水頭症さえ治れば、また足が動くと思っているらしくそうしたらまた大好きなバスケができると思っているのだという。

しかし「もう足が動かない」という残酷な事実を子供につきつけることなんて親からすれば簡単にはできない…それでも高山は自分たちにできることをするだけだと、小児外科チームにまずは水頭症の治療法を見つけることを指示する。

そうしていると亮平の母親から「こちらの病院は年内に小児外科がなくなってしまうと聞いたので、知り合いから紹介されたボストンにある病院に亮平を転院させます」と小児外科チームは突然言われてしまう。

実は亮平は「改革案」を進めている副院長・猪口の実子だったが、数年前に離婚し母親が亮平を引き取り、現在亮平にはすでに新しい父親までいるんだという…それでもやはり猪口も息子のことを大切に思っていて、亮平の母親に「ここの小児外科はもうすぐ無くなる…今すぐ亮平を転院させるんだ!俺が良い病院を紹介するから」と伝えていた。

そんな猪口と離婚した亮平の母親のやり取りを偶然聞いてしまった高山は、猪口に「今、亮平くんを海外に転院させるのは大変危険です…必ず我々が亮平くんの治療を成功させます」と提言する。

が猪口は「あなた方、小児外科に任せるわけにはいきません」と聞く耳を持つ様子はなかった…そして亮平は転院しようと病院を出ようとするが、その時亮平の病状が急変して頭を抑えながら倒れてしまい、緊急オペが開始されることになる。

そんな中、司賀の病状も確実に悪くなっているようで、今は痛みを薬で抑えているようだったが、今にも倒れてしまいそうだ。

高山は亮平の緊急オペを開始する前に猪口に状況を説明…すると猪口の横柄だった態度を180度変わり、高山に「息子を…息子をどうか助けてください。お願いします」と深々と頭を下げる。

亮平のオペは難航を極めるが、夏美の機転・湊の医療知識と高山の持つ高い技術によりなんとか手術を成功させた…猪口はそんな高山に小児外科の必要性を感じながらも、このままだといつかこの病院がつぶれてしまうという事実をぶつける。

それでも猪口は「今回は息子の命を救っていただき、ありがとうございました」と頭を下げお礼をする。

水頭症の手術は成功したが亮平の足はやはり麻痺したまま動かない…それでも亮平は車椅子に乗ったままバスケのシュート練習を病院内で続けていた。

実は亮平は、母親が泣きながら担当医師の盛岡から「水頭症が治っても足が動かない話」をしていたのを聞いてしまったようで、その事実を知っていた…それでも亮平はバスケをすることを諦めなかったらしく、湊主導のもとバスケの練習を続け「これからも大好きなバスケを続ける」ことを決意する。

湊はそんな亮平の姿を「生きること」を諦めようとしていた伊代に見せると、伊代は「すごいよ、亮平くん」と言うが、湊は「伊代ちゃんも小さい頃から頑張ってきた姿が、汐里さんの頑張る勇気になっていたそうです」と汐里から聞いた過去の話を話す。

さらに湊は・・・

伊代ちゃんは汐里さんにとって重荷なんかじゃなく、頑張る勇気をくれる太陽です

と伊代のことを励ました。

そして伊代は手術することを決意する…その後、やっと伊代は普段の明るい性格を取り戻すのだった。

高山は伊代の小腸移植をするため「組織検査」の結果を受け取り、その結果を見て驚愕する…結果を見ると伊代の肝臓は以前より悪化していて、このままだと小腸移植手術自体できない状態だった。

するとさっきまで元気な顔を見せていた伊代だったが、急に吐血し意識を失ってしまう。

そんな中、ついに司賀の身体もがんで侵されてしまい、吐血して倒れるのだった。

・・・最終回へ続く

最終回あらすじ

東郷記念病院は小児外科の廃止へと向かっていた。

だが、新堂湊(山﨑賢人)はステージ4のガンで倒れた司賀明(柄本明)を病室で付き添っている。

これまでずっと支えてきてくれた司賀の病状を初めて知り、湊はショックを隠せない。

その時、湊に森下伊代(松風理咲)の急変を知らせる連絡が入る。

司賀に今心配すべきなのは自分ではなく子どもたちだ、と促された湊は伊代の病室へ急ぐ。

瀬戸夏美(上野樹里)ら小児外科医を集めた高山誠司(藤木直人)は伊代が肝硬変も患っていると話す。

そして、放置すれば肝不全になるため、すぐにでも肝臓の移植手術が必要だと続けた。

しかし、伊代は小腸の移植も予定されている。

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高山は肝臓と小腸の同時移植以外に伊代を助ける方法はないと告げるも、小腸と肝臓の同時移植は国内で実施された例は少なく、高山ですら行ったことがない。

そこにER(救急救命室)から川で溺れた少女、吉本美咲(古川凛)が心肺停止状態で運び込まれたと連絡が入る…。

引用元:フジテレビ公式サイト/グッド・ドクター

最終回ネタバレ追記

湊は自分のことを「大人にしてくれた」司賀のことを心配し、病室で見守っていた…司賀はすでに「末期がん」だったため余命は短かったがなんとか一命をとりとめた。

湊は司賀の病状を知りショックを隠せない様子だが、司賀は「湊を待っている子供たちがいる」と諭すと、湊は自分のことを必要としてくれている小児患者のもとへ向かう。

次に湊が訪れたのは倒れてしまった伊代の病室だ…伊代はもともと悪かった肝臓が悪化し、今は「肝硬変」になっていて放っておけば「肝不全」となっていまい、命も危ない状態だという。

湊は「すぐに肝臓移植が必要です」と提言するが、伊代は小腸移植が控えている…高山は「肝・小腸同時移植手術」を行わなければならないと告げるが、小腸と肝臓の同時移植は国内で実施された例は少なく、高山ですら行ったことがない。

そんな中、救急救命から川で溺れた少女・吉本美咲が心肺停止の状態で運び込まれたと連絡が入る…夏美の蘇生処置もありなんとか一命はとりとめるが、自発的に呼吸をしていなく脳に大きな損傷があると考えられる…つまり「このまま意識が戻る可能性は極めて低い」と両親に說明した。

美咲は検査の結果、やはり「脳死」状態で心臓が停止してしまうで7日しか猶予がない状態…夏美はそんな状態の娘を持った吉本夫妻に対し「延命措置を希望された家族・外の空気に触れさせてあげた家族・臓器提供することで誰かの役に立ってほしいと願った家族」など、過去に同じような状態になった子をを持った家族がしたことをまとめた「ご家族に今できること」という資料を独自で作って渡した。

すると「臓器提供」という言葉に過敏に反応した母親は感情的になってしまい激怒して、そのまま部屋を飛び出してしまった。

しかし湊が意識が戻らない美咲に対して、一生懸命「今できること」をすることで吉本夫妻の心も変わっていく…そして美咲の「臓器を提供することで、誰かの身体の中で美咲は生き続けてくれる」と考えるようにし、苦渋の選択だったが吉本夫妻は大切な娘の「臓器提供」をすることに決めた。

倒れてしまった伊代が目を覚ますと「肝臓と小腸」の同時移植しなければいけないことを伝えると、伊代は「何で自分の力だけで生きていけないんだろう…本当にダメだね」と無理に明るい表情を作りながら言った。

しかし東郷記念病院でもこの同時移植手術には反対していた…そのことに高山は猛抗議するが「高山に手術経験がない・東郷記念病院でも手術例がない」ということから、リスクが高いと理由として反対の声が強く、高山はそれ以上何も言うことができないのだった。

そんな中、病院理事長の美智は司賀の病室を訪れ、「肝・小腸同時移植手術」について相談をする…すると司賀は「医者は自分の患者を、決して見捨てたりはしません…だからこそ患者も安心して命を預けることができるのです」と病院と患者の信頼関係について美智に語る。

美智は决意を固め「同時移植手術」に関して、会議で手術を賛成側に回るのだった…しかしこの手術に最も反対していたのは融資を実行するため病院に入り込んでいた人間。

美智には「もしそんなことをすれば、融資を今すぐ打ち切りますよ」と脅し文句を浴びせる…すると美智は「たった一人の命が救えるなら、この病院がなくなっても構いません!すぐに手術の準備を進めてください」と告げると、高山は「必ず我々が救ってみせます」と確固たる決意のもと返事をする。

伊代の肝臓ドナーには美咲、小腸ドナーには姉の汐里が決定し、ついに伊代の同時移植手術が始まる。

伊代は肝臓ドナー・美咲に対して「本当にいいんだよね…そうまでして手術しても…」と難色を示すが、湊は「その子(美咲)は一人では生きることができませんでした…大人にしてあげることができませんでした。でも伊代ちゃんの中で新しい命として生き続けることができます…伊代ちゃんと一緒に大人になることができます」と優しく語りかける。

そんな伊代も手術に対して意志を固めた…そして美咲の肝臓が摘出され伊代の身体に移植されていく…次に汐里の小腸も摘出し、無事に「同時移植手術」は成功する。

目を覚ました伊代は「お姉ちゃん、ありがとう…湊先生、先生が担当医で本当に良かった…ありがとう」と感動の涙を流す。

結局、猪口が進めていた「改革案」は廃止になってしまうが、猪口ももう少し融通のきく新しい融資先を探し始めていた…こうして東郷記念病院の経営状況も徐々に好転していく。

そして高山も湊に対して「新堂、よくやった」と正式に小児外科医として認め始めるのだ。

やがて伊代は元気に回復し、病院を退院し学校まで通えるようになり夢を持ったという…それは「小児外科医」になって「命を救うこと」だという。

伊代は「この肝臓ドナーの子がつないでくれた命をずっと大切にしながら…私も誰かの命を救える人になる…そしてこれからも一緒に生き続ける」と考えていた。

一方、湊はお兄さんとの思い出の品を見つめながら、これからも「すべての子どもが、大人になれますように」を信条に小児外科医として、また「大切な命」を扱う医者として成長していくのだった。

・・・END

日本ドラマの結末はここまで。

原作韓国ドラマでは「湊と夏美の恋愛」について放送されていたが、日本ドラマでは描かれず…やはり障害者と健常者では恋愛に発展しないというのが日本での摂理ということだろうか。

あとは「湊と父親の問題」についても、日本ドラマでは意外とあっさり終焉を迎えたように思える。

湊が「レジデントから正式に医師となれたのか」ということも描かれていなかった。

一番不思議だったのは「司賀が病気」というところだが、これは日本ドラマのオリジナルストーリーとなるのかと思いきや、病室でベッドに入り湊や美智に対して指導いていただけで、生死の行方もわからないまま…アレはなんだったのかと不思議な印象も残る。

おそらくハッピーエンドにしたかったのだろう。

それ以外の内容は大体同じ内容だが、やはり少し曖昧な感じが強すぎるというのは否めないところだろう。

原作

原作は本作と同名の韓国ドラマグッド・ドクター」で、放送初回から最終回まで同時間枠のドラマ視聴率1位を独走し、最高視聴率21.5%を記録する大ヒット作となった。

このドラマが高い人気を得た最大の理由は、主人公で韓国ドラマ史上最強のピュア男子の魅力、そしてその主人公を演じた俳優の名演が裏にある。

独特な姿勢・歩き方や視線など、自閉症の特徴をとらえたナチュラルな演技に人間味を演技は絶賛された。

またヒロインとの姉弟のような奇妙な関係が、信頼と敬愛で結ばれた先輩後輩の関係からどのようにして恋模様に進展していくのか…目が離せないポイントとなるだろう。

この韓国で放送されたドラマが2013年で、アメリカでも2017年に「グッド・ドクター名医の条件」としてリメイクされたばかり…この主人公を演じる山崎賢人の演技にも注目が集まるだろう。

ちなみに韓国ドラマ「グッド・ドクター」は、ドラマのストーリー1話~最終回(全20話)まで 「hulu」で配信されている。

今なら初回登録後2週間無料というお試し期間付きなので、見逃しまった人もタダで視聴することが可能となっている。

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FODで無料視聴

ドラマ「グッド・ドクター」はフジテレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信されている。

今なら初回登録後、1ヶ月間無料というお試し期間付きなので、見逃しまった人もタダで視聴することが可能となっている。

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。