ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。

見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。

ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。

ちなみにドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」はフジテレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信されている。

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絶対零度
未然犯罪潜入捜査

まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。

役/キャスト

  • 井沢 範人/沢村一樹
  • 山内 徹/横山裕
  • 小田切 唯/本田翼
  • 南 彦太郎/柄本時生
  • 早川 誠二/マギー
  • 板倉 麻衣/田中道子
  • 町田 博隆/中村育二
  • 田村 薫/平田満
  • 東堂 定春/伊藤淳史
  • 桜木 泉/上戸彩

人物相関図

以上がキャストとなる。

ストーリー

ドラマのキャストを紹介したので、次に物語のあらすじを見ていこう。

資料課には、警察内で厄介払いされたトラブルメーカーたちが集められていました。

“警視庁の吹きだまり”ともいうべき資料課ですが、実は秘密裏に進められている、ある重要なプロジェクトの任務を託されています。

そのプロジェクトとは、日本国民のあらゆる個人情報、日本全国の監視カメラの映像、メールや電話の通信データ、などが集約されたビッグデータを解析し、過去15年分のさまざまな犯罪データと照らし合わせ、AIが統計学的に、これから起こる重大犯罪、主に“殺人”を犯す可能性の高い危険人物として割り出す“未然犯罪捜査システム=ミハンシステム”の実用化プロジェクトです。

資料課に課せられたミッションは“未然犯罪捜査チーム=ミハン”として、“ミハンシステム”の割り出した、未来の危険人物が起こすかもしれない重大犯罪(主に殺人)を阻止すること。

データが示すのは危険人物の名前だけで、何が起こるかは分からず、いつ、どこで、誰が、なぜ、殺されようとしているのか?

それらのことを潜入捜査しながら突き止めていきます。

しかし、現時点でこのような捜査は違法捜査。表向きは総務部・資料課として活動しており、警察内でも彼らの存在は秘密にされています。

潜入捜査あり、アクションあり、エンターテインメント要素をふんだんに詰め込みながら、予想もつかない展開の連続で見る者の心をつかみます!

引用元:フジテレビ公式サイト/絶対零度 未然犯罪潜入捜査

あらすじ

公安外事第二課のエリート刑事だった井沢範人(沢村一樹)は、ある事件がきっかけで総務部資料課分室への異動を命じられる。

資料課分室のメンバーは、痴漢容疑者への必要以上の暴行で異動させられた小田切唯(本田翼)、入庁以来ずっと資料課にいる人づき合いが苦手な南彦太郎(柄本時生)、さまざまな部署をたらい回しにされてきた田村薫(平田満)という、警察内のトラブルメーカーばかり。

だが、実はこの資料課分室には、刑事企画課特別捜査官・東堂定春(伊藤淳史)が中心となって秘密裏に進められてきたある重要プロジェクトが託されていた。

それは、日本国民のあらゆる個人情報――通信記録や金融機関の出入金記録、監視カメラの映像といったビッグデータを解析し、過去15年分の犯罪記録と照らし合わせることによって、AIがこれから起こる重大犯罪、主に殺人を犯す可能性が高い危険人物を割り出す未然犯罪捜査システム、通称『ミハン』システムの実用化プロジェクトだった。

一方、特殊捜査班のメンバーだった山内徹(横山裕)は、バディを組んでいた桜木泉(上戸彩)の失踪事件がきっかけでチームが解散になった後も独自に彼女の行方を追い続けていた。

だが、やがて捜査は行き詰まり、その無力感と警察組織への不信感から上司を殴ってしまい、資料課分室への異動を命じられる。

ミハンシステムが割り出すのは殺人を犯す危険性のある人物。

しかし、いつ、どこで、誰を、なぜ殺すのかはわからない。

山内は、冤罪を生み出す可能性もあるミハンシステムに対して疑念を抱いていた。

「公にはできない捜査で、あなたたちの身に何かが起きても警察は助けてくれない。切り捨てられて終わりだ」。

山内は、そう井沢に告げる。

そんな中、ミハンシステムがテストケースNo.5の危険人物を割り出し……。

引用元:フジテレビ公式サイト/絶対零度~未然犯罪潜入捜査~

結末ネタバレ

ここからはドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」最終回の結末ネタバレを公開しています。

このドラマは原作のないオリジナル脚本となるため現時点では結末は予想となる。

とはいえ、ドラマ「絶対零度」はシリーズ化されており今作で3作目となるので、若干ながら流れは予想することができるだろう。

ちなみにシーズン1ではコールド・ケースと呼ばれる「未解決事件」を、シーズン2では「特殊犯罪潜入捜査」をテーマに、主人公として上戸彩が演じる新米女性刑事・桜木泉の活躍と成長を描いてきた。

シーズン3では主人公自体がうって変わり、沢村一樹が演じる元公安刑事・井沢範人となっていて、まだ日本では実用化されていない「未然犯罪捜査システム(ミハンシステム)」を導入したプロジェクトの中で捜査をして事件を解決していく。

一方で、今までの主人公だった女性刑事・桜木泉は謎の失踪を遂げている…女性刑事・桜木泉は(おそらく謎の失踪の事件に関わる)キーパーソンとして上戸彩の出演も決定しているので、その謎の解決がシーズン3の結末につながるのではないかと考えられる。

物語としては個性あふれる「未然犯罪潜入捜査」のメンバーたちが、一つ一つの事件を通して打ち解け合うところから始まるだろう。

そんな時メンバーの一人が謎の失踪をしている女性刑事・桜木のことを見かけたと証言し、そこから桜木捜索活動が始まり、無事桜木を発見するが桜木は警察からの保護を全面拒否する。

メンバーたちは「なぜ?」と首をかしげる…実は桜木の両親は彼女が幼い頃離婚してしまっていた(桜木は母親に育てられた)が、それは父がある犯罪に手を染めてしまったためだった。

ある時、桜木はそんな父を偶然見つけてしまい、父に当時のことを問い詰めると桜木の父は「冤罪」だったことが発覚した。

しかし、今さら警察にそんなことを言っても「信じてもらえるはずもない」と判断した桜木はその事件の真相を暴くため、一旦父親を警察からかくまって独自で捜査を行っていたのだ。

このことを知った現在はミハンのメンバーで桜木の元バディ・山内徹は、桜木に「何でそんな大切なことを一人で抱え込むんですか…俺たち仲間を信じてないんですか?!」と呼びかける。

その言葉に呼応するように桜木はミハンと一緒に捜査をすることになった…そして桜木の父が過去に起こしたと思われていた事件の真相が明らかにされ、桜木の父は無事「冤罪」だったことが証明された。

そのことで桜木の両親も和解し、桜木も警察の捜査員として戻ることになる…配属先は資料課(未然犯罪捜査チーム=ミハン)となり、山内とのバディも復活し新生ミハンとして活動することになる。

なのでドラマの結末としては「新しいミハンチームとして、プロジェクトが再始動する」ことが考えられるだろう。

ネタバレ追記

警視庁で刑事企画課・特別捜査官の警部に属する警察キャリア・藤堂定春によって、警察内部でもごく限られた人しか知らない任務…つまり秘密裏に進められている「未然犯罪捜査システム=ミハンシステム」の実用化プロジェクトについて5人のメンバーが集められる。

ミハンシステムとは「日本国民のあらゆる個人情報・日本全国の監視カメラの映像・メールや電話の通信データ」などが集約されたビッグデータを解析し、過去15年分のさまざまな犯罪データと照らし合わせ、AIが統計学的に、これから起こる重大犯罪…主に「殺人」を犯す可能性の高い危険人物を割り出すというもの。

ミハンチームに課せられたミッションは「ミハンシステム」が割り出した未来の危険人物が、起こすかもしれない重大犯罪を阻止することなんだという。

とはいえミハンチームで行う捜査は、ミハンシステムの認可が済んでいるわけではないのですべて違法捜査となる…そしてミハンシステムが行う犯罪予測は100%ではなく90%ほどであるという問題があるというのも事実。

よって、ミハンチームといっても「警視庁の吹きだまり」総務部・資料課として活動していたのだ…その資料課(ミハンチーム)のメンバーには、警察内でも各部署をたらい回しにされ厄介払いされたトラブルメーカーたちが集められていた。

まず表向きは資料課の室長だが、ミハンチームのリーダーにして元公安のエリート刑事・井沢範人を筆頭に、元生活安全課・小田切唯やかつて爆発物処理班にも所属していたことのある田村薫、警視庁に入庁以来ずっと資料課で勤務していたがミハンチームの編成により突然捜査員となった南彦太郎たち。

そして最後のメンバーは元特殊捜査班(特殊捜査班のエピソードはシーズン2)にして、現在は失踪中の桜木泉(シーズン1.2の主役)の元バディ・山内徹だ…桜木はある極秘任務につき、その捜査中に突如失踪してしまっていた。

警視庁ではこの桜木の失踪を、世間からのバッシングされることを恐れ「不都合な真実」として公表することを避け、ろくな捜査もせずに事件を処理していた…山内は桜木失踪の捜査をうやむやにしようとする警察組織への不信感から上司と衝突する毎日を送っていたそんな時、東堂から声をかけられミハンチーム(資料課)の一員となった。

ミハンチームの他のメンバーも皆ワケありで、過去に犯罪者を恨む事件に巻き込まれた経験があった…井沢においては過去にミハンシステムが危険人物として割り出したこともあるほど。

かつて井沢が追っていた事件の組織の報復で、ウサミヨウスケが井沢の妻子を殺害したため井沢は「犯罪者」を心から憎むようになっていた…しかし結局ウサミは「井沢の家族を殺した」罪では立証することができなかったが、ウサミを別件の罪で逮捕することができ、かろうじて刑務所には入れることができる。

ミハンチームを内々に招集させた東堂も例外ではない…幼い頃「練馬台無差別殺傷事件」で父を亡くしてしまい、そういった「犯罪」を未然に防ぐことはできないかと、警察組織に入りミハンチームを設立した。

そんな井沢をリーダーとしてミハンシステムが割り出した未来の危険人物のことを、骨伝導を使ってメンバー内だけでの連絡が可能になる最新技術を駆使し潜入捜査などをしながら、一つ一つの事件を未然に防ぐ事に成功していく。

しかしミハンシステムが割り出すケースには、過去の悪には反応しない…例えばその悪の復讐で凶器などをネットで購入したりすると、ミハンシステムはその信号をキャッチする。

そんなケースにいくつかあたってしまうミハンチームは、危険人物とされるのは善人だったが、その善人たちが復讐をしようと試みる犯罪をもしっかり食い止める…それでも「法で裁けなかった」過去の悪人は野放し状態なのだ。

すると一件の殺人事件が起き、その被害者がミハン捜査で見つかった「法で裁けなかった」悪人だということが判明する…そうして東堂がミハンで扱った過去のケースを見直すと、捜査後すぐに謎の事故死や謎の失踪(ちなみにすべて「法で裁けなかった」悪人たち)をしている人物がいることを知る。

東堂はミハン捜査に関わった人物が被害者となっている事実を受け、ミハンチームのメンバーを集め・・・

  1. ミハンの情報が外部に漏れている
  2. 内通者がいる
  3. この中に犯人がいる

と3つの可能性を示唆する。

これらはもちろん可能性の話だが「真相次第ではミハンの捜査は中止…このチームは解散になる」と東堂は断言する。

この殺人事件において目撃情報が出て、井沢が容疑者として名前が上がる…しかし、井沢に起きた悲劇が二度と起きないようにミハンシステムがはじき出したいくつもの犯罪を未然に防いできたのも事実だったが、犯罪者への強い思いが暴走したのではとも考えられた。

絶対零度3最終回ネタバレ…結末は上戸彩の事件の真相と黒幕が明らかに photo 1

しかしこの事件の真犯人にトラップを仕掛けおびき出すことに成功する…その真犯人とはミハンチームのメンバーの一人・田村だった。

ミハンチームのメンバー内ではそういったことを一番やらそうな人物だったが、田村もまた「練馬台無差別殺傷事件」で愛する人を犯人によって殺されてしまった被害者遺族の一人で、「犯罪者」へ強い憎しみという思いを持っている男だったのだ。

田村は「もう私はそちら側の人間ではないんです…来ないでください」と井沢に告げると、ゆっくり雑居ビルの一室から出ていってしまう。

井沢も田村の気持ちが手に取るようにわかっていたので、田村のことをすぐには追えずにいた…田村は当時「練馬台無差別殺傷事件」が起きた現場まで赴くと、田村のことを追いかけてミハンチームのメンバーも同じ場所に集まってきた。

田村は「私は人殺しです…皆さんの足を引っ張る事になって、すいません。一連の事件はミハンとは無関係…身勝手な動機で常軌を逸した私が殺人を繰り返していただけです。ミハンを必ず実現させてください…すいません」とミハンのメンバーたちに謝ると、最後には銃で自らの頭を打ち自殺してしまう。

こうしてミハンチームは大切な仲間を失い悲しみにくれてしまう…それでも東堂は田村の「ミハンを存続・実現させてほしい」という志も尊重して、ミハンとしての活動を再開することに決めた。

結局、田村の死からわずか1週間も経たないうちに「ミハンチーム」としての捜査が再開する…その中で、東堂は「(暴走しないか)大丈夫ですか?」と井沢を心配しているようだが、井沢は「僕は一線は越えません」と断言する。

一方で、井沢は別件逮捕されていた宇佐美が出所するという情報を得るが、井沢の他人に見せるひょうひょうとした態度に変化はく、自分の内側だけで隠れた思いをふつふつと燃やしているようだ。

そして、元特殊班の刑事で山内の元バディ・桜木が失踪してしまった事件に、どうやら井沢が過去に追いかけていた事件(妻子が殺されてしまった件)と関係しているようなのだが…。

実は桜木は失踪後、なぜかベトナムで焼死体となって発見されていた…そして桜木の遺品らしきものの中に一つのノートがあり桜木が追っていた事件に関する情報が書かれており、その中の一つに「ウサミヨウスケの名前・イザワノリトの名前・井沢の自宅の電話番号」などが記載されていたことなど判明する。

ミハンの捜査が再開され「麻薬密売人」と思われる男が、未来の危険人物として挙げられるがミハンチームではまだ田村の死を払拭できない…それでも心を震わせて新しい任務に向き合おうとしていく。

しかし、南だけは「そもそも田村さんは仲間だったんですかね…(田村は)助けを求めてくれなかった」んだと文句を言う一方で、「どうして皆さん普通でいられるんですか?」とミハンチームのメンバーたちのことを批判する…南は自分のしていること(ミハンでの捜査)が本当に正しいことなのか葛藤しているのだ。

結局この事件の解決を通して「ミハンの必要性」をチームは取り戻していくのだが、今回のミハンシステムがはじき出した危険人物のターゲットも悪人(殺人者)だったため、井沢は「俺たちが犯罪を食い止めれば、お前らクズも救われる…何でお前らみたいな奴が生き続ける…何で、何でだ~!」と怒りの本音を露にした。

心の中にやはり隠しきれない犯罪者への怒りを抱えその思いが爆発してしまった井沢は、宇佐美の出所日に刑務所の前で宇佐美のことを待ち伏せていた…そんな井沢は「別にお前を殺しに来たわけじゃない…」と宇佐美に告げる。

続けて「俺の妻と娘は組織の報復としてお前に殺された…違うだろ…誰なんだ、誰に頼まれた?」と真相に近づく質問を宇佐美にぶつけるが、宇佐美は答えることなくその場から消えてしまう。

東堂はミハンシステムが割り出した新たな危険人物・砂田繭美の捜査を指示する…繭美は容姿淡麗な25歳の女性だったが、過去に整形手術を受け美しい顔を手に入れていたことがわかり、さらに彼女は1週間後に結婚式を控えていたことも判明。

井沢と小田切はカップルのフリをして彼女に近付き、彼女の婚約者・神谷統一郎の実家で行われる会食に招かれる…会食には慶徳大学で理事長をしているという統一郎の父・竜太郎もいた。

竜太郎は大切な息子と繭美の結婚を心から喜んでいて、二人も絵に描いたような幸せなカップルだった…そんな繭美をミハンシステムがリストアップしたのは違法に拳銃を入手していたからだったが「幸せ絶頂であるはずの花嫁がなぜ殺人を?」とミハンチーム内でも数々の疑問が湧く。

捜査をしていくうちにそれらの疑問は次々と解明されていく…実は繭美は整形前に恋人がいたのだが、統一郎の父・竜太郎の画策によって頭を強く打ってしまう事故が起きていた。

間もなく、繭美は最愛の人は「脳死判定」され亡くなってしまうが、実は当時統一郎は心臓を病んでいて「心臓移植手術」が必要だった…つまり繭美の恋人は竜太郎に息子の移植のため心臓を狙われ、「脳死」させられてしまっていたのだ。

そしてそのことを知った繭美は憎悪にかられ「復讐」を誓い、整形して別人になりすまし統一郎に近づいていた。

繭美は竜一郎の一番大切なものを奪うことで同じ痛みを知ってほしいと、息子の統一郎の命を奪うことを考え結婚式で隠し持っていた拳銃を統一郎に向けた…するとなぜか統一郎は笑顔で繭美の方を見ている。

実は統一郎も自分の心臓移植に関して何やら違和感を感じていたようで、独自に調査員を雇い調べていた…そこで統一郎は自分の心臓っドナーとなってくれた恋人が繭美だったことを知り、繭美が「復讐」しようとしていることなどすべての計画を悟るのだった。

そして統一郎はそのことを繭美に問い詰めることなく結婚式当日を迎える…つまり統一郎はすべてのことを承知の上で繭美のことを愛していたのだ。

結局、繭美の発泡は食い止められるが「銃刀法所持違反、および殺人未遂罪」として捕まることになる…それでも統一郎は繭美のことを待ち続けるだろうし、繭美の「復讐」の火もこれで消えたはずだと、今回もミハンの活躍で一つの命が救われることになる。

そんな中、山内の前に桜木泉の元上司でもある長嶋秀夫が現れて、山内の近況(特に職場)のことを聞いてくるが、もちろんミハン捜査をしていることは秘密…それでも桜木の失踪について落ち込んでいる様子の山内に「桜木がのろまなカメなら、お前は無鉄砲なウサギ…後先考えず突っ走れ」とアドバイスを送る。

そして松嶋は井沢と東堂の前にも現れ、詳しい話はしなかったが何かに気がついている様子…そんな松嶋は誰かに電話し「お前の読みは正しかった、資料課は表向きの部署に過ぎない。それで、これからどうするつもりだ…カメ(桜木)」と話していた。

まさか、ベトナムで死んだとされていた桜木は生きているのか?!

井沢たちは着々と成果を上げ、「ミハンシステム」の確実性を高めていく…それを受け、警視庁上層部は国家公安委員会で意見をまとめ、次のステージとなる法制化に向けて政界に働きかけると東堂に伝える。

そんな中「ミハンシステム」は驚くべき危険人物をリストアップする…それは「SP」と呼ばれる要人警護の捜査員・石塚辰也だ。

石塚は要人警護のスペシャリストで「逮捕術・格闘術・射撃」など、すべての面で突出した能力を持つ男で、プライベートでは「開かれた警察」を目的に、地域住民に武術を教える活動もしているのだという。

東堂はモニターに直近1週間の石塚の監視記録をいくつか映し出し、「要人を守るべき人間が、要人を狙っているとすれば、それこそ危険です」とミハンチームに説明を始める…すると山内が二つの監視映像に映り込んでいる桜木らしき女性の姿に気づく。

「ベトナムで死んだはずの桜木が生きているという可能性、だとしたら彼女はなぜ石塚を追っているのか?」など山内の頭の中は混乱してしまう。

井沢は、今回の危険人物(石塚)の犯行を止めることが、桜木泉やその先の真相にまで繋がっていると考え、早速石塚の捜査に踏み出した。

石塚をマークしていた小田切は、早々に尾行を見破られてしまい、石塚は圧倒的な強さで小田切を捕える…そんな小田切だったが覚悟を決め、資料課分室に所属する警察官であることを打ち明け「格闘技を教えてもらおうと思った」と嘘をつくと、石塚は渋々だったがその申し出を受け入れる。

一方、山内とともに石塚のマンションに潜入した井沢は、石塚が国家公安委員長・滝本健三の情報を集めていることを知る…つまり、石塚が狙っている人間は国家公安委員長・滝本ではないかと予測できた。

石塚が地域住民に武術を教える活動中は、時には厳しい顔も見せるが子供たちにも気づかいとても優しい…小田切にはその石塚が「人を殺そうとしてる」なんて考えられない。

なぜ石塚は自分の(警察としての)立場を考えず、要人を狙うのだろうか…それは5年前に起きた官房長官を狙ったテロ事件が関係しているようだ。

その時に官房長官のSPをしていたのが石塚と盛岡という男だったが、その時に盛岡は犯人に打たれ殉職した…その後盛岡の妻・幸子と娘・みどりの面倒を見ていた…石塚はその二人を「家族同然」だと話す。

ミハンチームはその情報をもとに盛岡幸子の生活圏内の防犯カメラを確認すると、1週間前何者かに拉致される映像を見つける…これを知った井沢は「守るべき人間がいるにも関わらず、石塚が人を殺そうとしている」ことを、盛岡親子を拉致した犯人から「国家公安委員長・滝本の命を奪え」と脅されてるのだと考えた。

井沢は石塚に接触しその事実を伝え、石塚の「本当の目的」を直接確かめに行くと、井沢の予想は大当たり…井沢は「思いとどまってほしい…」と切実に説得にあたるが、石塚は「殺人と大切なものを守ること」のどちらを選ぶのが正義かわからなかった。

結果石塚が出した答えが「私は警察官だ!でもその正義を捨ててでも守りたいものがある(つまり『殺人』)」だという…石塚は井沢に「もしその他に守る術があるなら教えてください」と必死に語りかけるが、井沢は何も言うことができない。

覚悟を決めた石塚はその場を去ってしまうが、井沢は石塚の気持ちが痛烈に理解できるため同じ気持ちの人を目の当たりにして、今まで見せたことのない(落胆の)表情を浮かべていた。

井沢は気を取り直しミハンチーム内に戻るのだった…井沢は石塚に正義を貫かせるためには盛岡親子を拉致した犯人を捕まえることだと考える…そこで盛岡親子を拉致されている映像に顔が映っている男が一人だけいたのだ。

この男の身元を調べると三城康介という男で、どうやら三城は「旅行代理店」に勤めているようだ…そこで桜木の手帳に書いてあったことに何か共通点がないか調べていた山内が、大企業の幹部たち・官僚や政治家の家族たちが全員三城が働く「旅行代理店」を通して、海外に行っていることがわかった。

このことから桜木泉は追っているのは、石塚に犯行を強要している組織なのかもしれないと推測できた…とにかく盛岡親子を助け出し、石塚の犯行を止めることが最大の課題となる。

井沢は石塚をマークし、一方で小田切と山内は三城の居場所を探し三城のアジトらしき場所に向かっていた…ここで東堂から一連の事件の真相にたどり着いたと連絡が入る。

山内が桜木の手帳から見つけた「大企業の幹部たち・官僚や政治家の家族たち」は全員旅行先で「誘拐」に巻き込まれていた…実は三城はVIPたちの旅行情報を流し、組織的にお金を引き出せる相手をピンポイントで誘拐させていたのだ。

つまり三城らが行っている犯罪は「誘拐ビジネス」だと判明し、そこで滝本の命が狙われた理由も明らかになってくる…滝本は「誘拐ビジネス」を一掃させようと対策を進めている急先鋒だったため、石塚を使い暗殺しようとしていたのだ。

そんな時、石塚が動いた…滝本を乗せた車を地下の駐車場に誘導し、滝本の意識を落としたところで井沢の登場だ。

井沢と石塚は激しくぶつかり合うが、最終的に井沢は石塚に「あなたに人は殺せない」と告げる…すると石塚は興奮し井沢の胸に銃を突きつけるが、やはり石塚は井沢のことを打つことはできなかった。

そしてその時山内たちからの連絡で、盛岡親子を無事保護したと連絡が入る…小田切は盛岡親子を石塚のもとへ連れていき、山内は三城のアジトに残された、PCのデータなどを回収するため一人部屋に残る。

山内がPCからデータをコピーしていると、何者かに襲われ拉致されてしまう…山内が目を覚ますと、そこはさびれた倉庫で椅子に座らされ縛られていた。

山内は奥から現れた数名の男たちによって拷問され始める…「お前、何者だ…警察か?一体どこまで知ってる?」と殴られるが、山内は意地でも吐かない。

そして「何も話す気は無いようだな」と山内に銃が向ける…すると山内に銃を向けていた男の後ろから、なんと桜木が姿を現し助けにやってきた。

桜木は男たちを簡単に一掃し、殴られて意識が朦朧としている山内の顔を一目見ると倉庫から立ち去ろうとするが、その場に駆けつけた井沢がやってきて「あなたが、桜木泉さん…ですね」と素性を確かめるようにゆっくりと言葉を発した。

そんな桜木は無言のまま井沢に銃を向ける。

・・・最終回へ続く

最終回あらすじ

井沢(沢村一樹)は、誘拐ビジネスを手がける犯行グループに拉致された山内(横山裕)の救出に向かう。

するとそこに、ベトナムで死んだはずの桜木泉(上戸彩)の姿があった。

桜木はすでに犯人たちを倒して拘束していたが、何故か井沢に銃を向ける。

絶対零度3最終回ネタバレ…結末は上戸彩の事件の真相と黒幕が明らかに photo 2

「あなたは、ミハンに組み込まれた人間?」。

桜木は憎しみの眼差しで井沢にそう告げると、現場から立ち去る。

井沢は、桜木がミハンを知っていたこと、彼女の上司だった長嶋(北大路欣也)が資料課を探っていたことに触れ、何か知っているのか、と東堂(伊藤淳史)に尋ねる。

すると東堂は、新たな危険人物を表示する――それは、「桜木泉」。

死んだと偽装し、日本に潜伏する彼女は、いったい誰を殺そうとしているのか!?

桜木泉を捜査することになったミハンチーム。

すべての発端はベトナムにある。

ベトナムへと向かった井沢と山内は、桜木の事件を担当した元刑事のグエン(フォンチー)に接触する。

捜査していく中で、桜木は、証券会社社員の谷口正博(斉藤佑介)を追っていたことがわかる。

谷口は、日本からベトナムに赴任した同社の支店長とその娘・由紀子(桜井ユキ)を爆発物を使って殺そうとしていた。

谷口を射殺してそれを食い止めたのが、井沢の妻の元同僚だった刑事・赤川武志(須田邦裕)だった。

だが事件後、赤川はホテルの屋上から転落死し、その翌日、桜木も失踪していた。

――謎が深まる中、ミハンと桜木の意外な繋がりが浮かび上がってきて……。

引用元:フジテレビ公式サイト/絶対零度 未然犯罪潜入捜査

最終回ネタバレ追記

誘拐ビジネスの犯行グループを追いかけていたはずなのに、井沢の前に現れ銃を向けてきたのは失踪中でベトナムで死んだはずの桜木だった。

桜木は伊沢に対して・・・

井沢範人…あなたはミハンに組み込まれた人間

と告げ、現場を立ち去ってしまう。

井沢は拉致されていた山内を助け、ミハンの作戦会議で「桜木泉は生きていて、なぜかミハンのことを知っていた」と疑問の声をあげる。

すると東堂は「桜木泉」を新たな危険人物を示した…死んだと見せかけ、そしてベトナムでから日本に偽造パスポートを使って入国し潜伏、しかも裏ルートを使って銃を入手していて、すでに違法だらけだという。

もともと正義感に溢れていた彼女が「いったい誰を殺そうとしているのか?」と、桜木泉を捜査することになったミハンチーム。

すべての発端だと考えられるベトナムへと向かった井沢と山内は、桜木の事件を担当した元刑事のグエン・チー・リンに接触すると、桜木の死が偽装だったことに関してグエンは語りだした。

桜木とはもともと知り合いだったグエンに「日本に戻りたいが、追われていて帰ることができないから、手を貸してほしい」と桜木から連絡が入り、グエンは桜木が死んだように見せかけて日本に戻る手はずを段取りしたんだという。

日本に戻った井沢たちは、桜木が旭証券社員の谷口正博を追っていたことがわかり、どうやら谷口はベトナムに赴任してきた同社の支社長・相馬和久とその娘・由紀子を爆発物を使って殺そうとしていたらしい。

そんな谷口を射殺してそれを食い止めたのが、桜木とともに捜査にあたっていた井沢の妻の元同僚刑事・赤川武志だった…しかし事件後、赤川はホテルの屋上から転落死してしまい、桜木も失踪していたことがわかる。

この事件について日本の警察では完全に把握はしていなく「曖昧」というのが実情…上からは「被疑者死亡で処理しろ」と指示され、捜査資料にも射殺した捜査員の名前(赤川)は見当たらなかったという…これで「表沙汰にはできない事件で、何か裏がある」ことが判明した。

それにしても、そもそも桜木と赤川の二人は「なぜ、谷口が犯罪を犯すと考え捜査していたのか?」という疑問が生まれ、井沢は「事件が起こってから動くのではなく、事件が起こる前に動く…これはミハンと同じ捜査方法」だと鋭い目線で突っ込んだ。

さらに例の誘拐ビジネスと旭証券が裏で繋がっていたことも明らかになる…しかしベトナム支社長の相馬は旭証券が悪に加担していることなど知らなかった。

そんな相馬は金の流れを不審に思い調べようとする…だとすると誘拐ビジネスの組織には相馬を殺す動機があったことになる…現に谷口に狙われていた相馬は事件解決から1週間後、現地で交通事故に遭い命を落としていた。

そして桜木は単独でその組織を追っていたのだった…ついに桜木の目的がわかってきたところで、東堂から「大至急、蒲田のブレスインホテルに向かってください」と連絡が入る。

ミハンチームが蒲田のホテルに急行すると、そこには銃を構えた桜木と狙われている宇佐美の姿があった…宇佐美を取り押さえ、山内が桜木に「僕たちは敵じゃない」と言うと、構えていた銃を下げた。

そこでついに桜木の口から真実が語られる…。

宇佐美は政財界の人間に雇われて活動している「情報操作屋」で、依頼人の周りの証拠を消すためなら殺人もいとわない…その宇佐美が事故に見せかけて赤川を殺したんだという。

そしてやはり井沢の勘は当たっていて、谷口はミハンシステムのテストケース0号に選ばれた最初の危険人物だった…そしてこの事件の捜査員が桜木泉と赤川武志だったのだ。

さらに井沢は「その初めてのケースであってはならないことが起きてしまった…それは冤罪事件」と言う…つまり谷口は冤罪だったのだと言った。

桜木は「それをあの男が隠蔽した…私はあの男を許せない」とイラついた表情を浮かべる…すると井沢は「私があの男と話します…東堂定春と」と決意を固める。

実は東堂も「練馬台無差別殺傷事件」で父親を亡くし、当時は幼かった東堂自身も犯人によって首に大きな傷を負わされた被害者の一人だった…故に犯罪者を憎む警察官。

そして藤堂が警察官になった理由が「ミハンシステムの確立」だったのだ…だからこそミハンシステムが導き出したミスリード(間違った危険人物)という真実を隠蔽し、「ミハンシステムの実用化」にまでもってきたのだ。

現に赤川も谷口が冤罪だったことを後から知ったようで「俺は無実の人を撃ってしまった…このことを公表します」と正義感の強い赤川は言うが、東堂は「それは認めません」と強く否定していた。

井沢は東堂と会い「冤罪を見過ごせば、また新たな罪が生まれる…それなのにあなたは冤罪を隠蔽した」と真実を突きつけると、東堂はその事実や「隠蔽するために赤川を殺した」ことも認めた。

さらに言えば赤川は井沢の妻に電話した翌日に亡くなってしまう…そして赤川が亡くなった翌日、井沢の妻子は宇佐美によって殺されてしまっていた。

これは井沢の妻が警察で働いていた頃は「警察の罪を暴く監察官」だったため赤川が井沢の妻を頼ったのだが、すべては「口封じのため」の隠蔽工作だった…つまり井沢の妻子は警察に殺されたようなものだったことが判明する。

それに関しては何も言えない東堂だったが、井沢は怒りをどうにか押さえ込み「あんたの先にいる人間は警察庁次長・町田博隆…宇佐美に殺害を依頼したのは町田次長ですね」と聞くと、東堂は町田に電話をし「テストケース0号の真実を明らかにしなければいけない時が来たようです」と町田がいる警察庁へ向かった。

すると警察庁へ足を進める東堂にも「口封じ」の魔の手が迫る…そして東堂は腹を刺されてしまい重傷を負ってしまうが、井沢がその場にかけつけ犯人は逃走する。

しかしこの時、人の命を軽く扱う警察上層部に対し、ついに井沢の「堪忍袋の緒」が切れ警察庁に乗り込むのだった。

井沢は町田のもとへ向かう…井沢を見た町田は「あいつを取り押さえろ!」と指示するが、誰も怒った井沢を止めることはできなかった。

そしてついに町田を掴まえることに成功した井沢…町田を誰もいない部屋に連れ込み壁に叩きつけ痛めつけると、町田はあっさり自分の罪を「認める…だから止めてくれ」と頼んだ。

それでも井沢の怒りは収まらず、持っていた銃を町田に向けた。

井沢の頭の中には「妻子・田村・東堂」など、ミハンの犠牲になってしまった人たちのことが頭に浮かび、井沢には怒りがまた蘇ってくる…そして銃を数発撃った。

が結局町田には当てることができなかった…井沢は「声が…(みんなの「殺したらダメだ!」という)声が聞こえてきて…殺せなかった」と涙を流す。

その後、桜木泉は無言で警察を去っていく。

そして「前代未聞の警察の不祥事」が大きく報じられ、世間を揺るがした…東堂も重傷を負ったが無事生還し、刑務所にいた。

そんな東堂のもとに井沢が面会にやってきて、「ミハンの法制化は延期になりましたが、テストケースは続けます…今回の一連の事件であなたは直接手を下していない。だから重い罪には問われないでしょう…」と言って・・・

ミハンは僕が守る…だからあなたにはミハンがどうなるか見届けてほしい!

と心に語りかける。

その時、ミハンシステムが新しい危険人物をはじき出したと井沢に報告が入った。

そして東堂に「じゃあ止めに行きます…これから起こる犯罪を」と告げるのだった。

・・・END

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