ドラマ「リバース」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済)を公開しています。
見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。
ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。
ちなみにドラマ「リバース」はTBS系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最終話まで 「Paravi(パラビ)」で配信されている。
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リバース
まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。
役/キャスト
深瀬 和久/藤原竜也
平凡なサラリーマン。
学生時代から自分には価値がないとコンプレックスを抱え、ゼミでも「地味グループ」に所属していた。
越智 美穂子/戸田恵梨香
小さなパン屋「グリムパン」に勤めているパン職人で、現在は深瀬の恋人。
美人で慎ましい性格の持ち主。
広沢 由樹/小池徹平
深瀬のたった一人の親友だったが、大学卒業旅行で事故死をしてしまう。
浅見 康介/玉森裕太
高校の世界史教師。
何事にも真面目でストイックな性格の持ち主。
村井 隆明/三浦貴大
議員である父の議員秘書。
偉大な父に認めてもらえず日々、歯痒い思いをしている。
谷原 康生/市原隼人
大手の商社マンで明日香の夫。
良き夫で一人娘の良き父でもある。
学生時代はゼミのリーダー的存在だった。
谷原 明日香/門脇麦
村井の妹で康生の妻。
高校生の頃、兄・隆明の友人である広沢のことが好きで、隆明たちの旅行にも強引に参加した。
登場人物相関図
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以上がキャストとなる。
ストーリー
ドラマのキャストを紹介したので、次に物語のあらすじを見ていこう。
あらすじ
深瀬和久(藤原竜也)は、冴えない男だ。
有名大学を卒業しながらも、地味でつまらないほど普通の人生を送ってきた。
唯一の彼の取り柄は、美味しいコーヒーを淹れること。
そしてその度に彼の頭をよぎるのは、たった一人の親友・広沢由樹(小池徹平)を失ったことだった。
それは10年前、大学のゼミ仲間5人とのスノボ旅行中に起きた悲しい事件、それは――。
いつもの仕事帰り、深瀬は行きつけのコーヒー店へ寄ると、そこには懇意にしてくれる乾恭子(YOU)と圭介(バッファロー吾郎A)夫婦の、いつもと変わらない笑顔があった。
そんな恭子の計らいにより、深瀬は越智美穂子(戸田恵梨香)という女性と運命的に出会 う。
頼りない自分にも明るく接する彼女の姿に、いつしか強く惹かれてゆく深瀬。
そんな深瀬の自宅に「人殺し」という張り紙がされていた。
驚きを隠せない深瀬だったが、そんなとき深瀬は、10年前に起きた広沢の事故死の秘密を墓場まで持っていくという、ゼミ仲間との約束を思い出していた。
そんなある日、深瀬が通った大学の、教授の退官祝賀会を知らせる手紙が届いた。
広沢のことを思い出すのを恐れながらも会場へ向かった深瀬は、10年前の旅行メンバーである、社会科教師の浅見康介(玉森裕太)や、県議会議員秘書の村井隆明(三浦貴大)、村井の妹・明日香(門脇麦)の夫で大手商社マンの谷原康生(市原隼人)らゼミ仲間と再会する。
また、その会場には広沢の母・昌子(片平なぎさ)も訪れていた。
広沢の死後、8年ぶりに会う昌子に対し気まずさを覚える深瀬たち。
一方、そんな深瀬たちを遠巻きに見つめる一人の男、ジャーナリストの小笠原俊雄(武田鉄矢)の姿が……。
引用元:TBS公式サイト/リバース
結末ネタバレ
ここからはドラマ「リバース」最終回の結末ネタバレを公開しています。
このドラマには同名の原作小説がある。
なので原作小説とドラマでは設定が若干違うが、同じような展開で物語は進み結末もほぼ同じとなるだろう。
平凡なサラリーマン人生を歩む深瀬和久は、交際中の越智美穂子に「こんな手紙が届いた」と美穂子宛ての手紙を見せられる。
そこには・・・
「深瀬和久は人殺しだ」
と書かれていた。
その手紙を見た美穂子は「過去に何かやましいことでもあったの?」と聞いた。
深瀬には、その心当たりがあった。
深瀬は美穂子に問い詰められたこともあり、ごまかすことはできないと深瀬は考え、その過去について美穂子に語り初めた。
そして、同様の手紙が大学時代同じゼミ生だった村井隆明・浅見康介・谷原康生にも届けられていた。
彼らは全員、亡くなった広沢由樹の死に関わっていた。
3年前、大学時代にゼミ生仲間とともに、深瀬は広沢由樹・村井隆明・浅見康介・谷原康生の5人で旅行に行くことになった。
そのメンバーのうち、村井は旅行前日に交通事故を起こし、集合に遅れることになってしまう。
深瀬は、広沢・浅見・谷原とともに先に宿泊先に向かうことにした。
次第に悪天候となり、予定していたバーベキューなどできなかった・・・しかし夕食をとって仲間内で楽しんでいると、村井が駅から「迎えにきて欲しい」と電話でお願いされる。
しかしこの時すでに、広沢・浅見・谷原はお酒を飲んでしまっており、車を運転できない。
深瀬は、酒を飲んでいなかったが、免許を持っていなかったのだ。
その結果、広沢が引き受けることになった。
本来ならば飲酒運転など引き止めるべきだったが深瀬は言い出せず、せめて眠気覚まし・酔い覚ましとして、蜂蜜入りのコーヒーを淹れて広沢に飲ませてあげた。
その後、時間が経っても何の連絡もないことを不審に思い、浅見・谷原は広沢を探しに行った。
そこでガードレールを突き破り崖下に転落した車が発見された・・・広沢が運転していた車だ。
翌日、警察の調べで、広沢が死亡しているのが確認される。
警察や両親には、広沢が飲酒していたことは3人とも暗黙の了解として伏せていた。
大雨の中、そして曲がりくねった山道、広沢が免許をとりたてであった事実、そして飲酒運転といった条件が重なり、起こってしまった事故なのだと3人は思っていた。
しかし心のどこかで、広沢の死に自身らが関わっているという後ろめたさを感じていたのは間違いなかった。
深瀬は事件の真祖を知っていて広沢の死に恨みを持つものがいるのではないか、と広沢の周囲の人物に聴取を行った。
そしてその人物が手紙を送った犯人だと考えていた。
結果、美穂子が広沢と交際していたことが判明する。
美穂子が広沢の死について、思い出させる内容の手紙を送った犯人だったのか。
深瀬は美穂子に、なぜ告発文のようなものを送りつけたのかを問いただすと「深瀬和久は人殺しだ」という内容の手紙は、美穂子のストーカーが、交際する深瀬のことを中傷し送っただけの、ただの嫌がらせだったのだ。
それなのに、深瀬は広沢の死に関してのすべてを、美穂子に話してしまった。
つまり美穂子は広沢の死についての真相を知らなかったが、深瀬が美穂子に懺悔したことによってそのことを知ってしまうのだ。
怒りに燃えた美穂子は、他の3人にも同様の手紙を送りつけたということだった。
美穂子は・・・
「何事も無かったのように暮らしているのが悔しかった。広沢くんのことを思い出させようと思った」
と本心を明かす。
美穂子は「わたしはどうしたらいいと思う?」と聞くが、深瀬自身も自問自答しなければならない問題だ。
といっても簡単には答えはわからない。
深瀬は美穂子とそうやって広沢という存在について語り合うことによって、広沢という大切な存在を悼んでいった。
美穂子も過去のことは洗い流す・・・美穂子が深瀬のことを好きな気持ちに嘘はないのだろう。
そして深瀬は美穂子の手に自分の手を重ね、きつく握りしめた。
深瀬と美穂子の間に流れていた不穏な空気がようやく和やかな様子になったため、「クローバー・コーヒー」のマスターはコーヒーを淹れてくれた。
そして砂糖の代わりに、マスターは数種類の蜂蜜を用意してくれる。
その中には深瀬が以前見たことのある蜂蜜が・・・広沢に事件の直前に飲ませたコーヒーの蜂蜜だった。
さらに深瀬はその蜂蜜の正体を知って愕然とした。
その蜂蜜は、蕎麦の蜂蜜であるという。
広沢は蕎麦アレルギーで、蕎麦を食べることができなかったのだ。
つまり広沢は蕎麦の蜂蜜入りのコーヒーを飲み、運転中にアレルギー中毒を起こしてしまい運転を誤って死亡してしまったのだった。
そして深瀬は、広沢を殺してしまったのが自分であることに気づくのだった。
広沢の死の事件の真相は別のところにあった。
ここまでが原作小説の結末までのネタバレだが、さすがは「イヤミスの女王・湊かなえ」の作品だけあって、ラストで二転三転した、衝撃のミステリーだと感じた。
ドラマでは登場人物が非常に多いので、もしかするとさらに飛躍した話になるのかと期待している。
ドラマ最終回ネタバレ追記
原作小説では・・・「広沢由樹を殺した俺(深瀬)だった」の一文で終るが、ドラマでは続きが存在した。
深瀬は自分が親友を殺してしまった真犯人だったと自覚し、そのことを関係者たちに伝えたあと落ち込み寝込んでしまっていた。
しかし小笠原が深瀬から預かっていた「てんとう虫のキーホルダー」から、事件の真相を導き出していたのだ。
そこで小笠原は「深瀬・浅見・村井・谷原」に声をかけ、真相を語りだす。
あの事件が起こった当時、あの周辺では盗難事件が多発していた。
その犯人と思われるのが3人の男たちで、小笠原はその男たちを追い話を聞く(盗難に関しては時効となっていた)ことに成功する。
10年前のあの日、色々なところで窃盗をすませた男たちは仲間の一人が車で迎えに来るはずだったが、その日はあいにくの荒天だったため車を動かすことができなかった。
そこで男たちは一台の車を発見するが、それは広沢が運転し村井を迎えに行くはずの車で、広沢と鉢合わせしてしまう。
すでにそば蜂蜜入りのコーヒーを飲んでいた広沢の様子は変だったが、男たちは焦っていたのでそんな広沢のことは無視して車を奪い行ってしまった。
広沢はそのまま気を失い近くの崖から落ちてしまった・・・これが事故現場と考えられた場所から10キロも離れた川の下流で、広沢の遺体が見つかった理由ではないかと小笠原は言う。
車がなぜ燃えていたのかというと、広沢から車を奪い男たちが運転している途中で、スリップして事故ってしまった。
その時の血痕などが車に残っていてはマズイので、男たちは車に火をつけて崖から落としたというのだ。
この時に男の一人が偶然リュックサックにつけていた「てんとう虫のキーホルダー」がその場に落ちただった。
真相はさらに別のところにあり、広沢の死は事故死(崖からの転落死)であることが判明する。
その過去の真実を受け止めた4人(深瀬・浅見・村井・谷原)の運命は大きく変わっていく・・・浅見は揉めていた生徒と仲直りし、村井は香織と離婚しそれぞれの幸せの道へ進むことを選び、谷原は上司のパワハラを会社側に気づいてもらうことで.ができた。
一方で、この事件を最後まで諦めずに真相を明らかにしてくれた小笠原はジャーナリストを辞め、次は何をしようか模索中だという。
そして深瀬は再就職に合格し美穂子が働く大阪へと行き、「会いに来た・・・最初からやり直せないかな?」と告白し、美穂子もそれに答えた。
最後に深瀬が・・・
「もし過去に戻れるとしたら、いつに戻る?」
と問いかけたところでラストを迎える。