ドラマ「そして、誰もいなくなった」9話(最終回)のネタバレを公開しています。
見逃してしまった人や内容が気になる人、そして映像ではなく文字でドラマの内容を知りたい人はコミック・連続小説風にネタバレしていくので参考にしてほしいと思う。
ドラマ
「そして、誰もいなくなった」
そして誰もいなくなった 8話ネタバレ~本当の友とまさかの裏切り~
最終回の主な登場人物
主人公:藤堂新一/藤原竜也
藤堂新一は株式会社L・E・D(システム開発会社)に努める32歳の開発研究員である。
新一は会社の人間や親友たちからも慕われたと思いきや、新一は自分のことしか興味がなく周りのことを気にしなかったが故に新一の人間関係はどんどん壊れていく。
小山内保/玉山鉄二
小山内保は総務省エリート官僚で、新一とは大学時代からの付き合いとなる親友である。
倉本早苗/二階堂ふみ
早苗は新一との婚約者で、新一とお腹の子供と新しい結婚生活をしようしている。
新一を信じようと必死に捜索する。
藤堂万紀子/黒木瞳
新一の母親で、夫が早く亡くなってしまったため新一を一人で育ててきた。
息子の新一のことを出来のいい息子と自慢するが常に不安を抱えている。
日下瑛治/伊野尾慧
新一がよく通っているバーのオーナーで、26歳という若さでオーナーとなり客の話を親身になって聞く。
パーソナルナンバーを持っていなくて、事件の黒幕を果たすため新一とチームを組む。
馬場/小市慢太郎
BAR KINGに通う常連で、パーソナルナンバーを持っていなくて、事件の黒幕を果たすため新一とチームを組む。
「ガキの使い」でもある。
君家砂央里/桜井日奈子
BAR KINGに通う常連で、パーソナルナンバーを持っていなくて、事件の黒幕の目的を果たすため新一とチームを組む。
西条と揉めながらビルの上から転落して絶命。
五木啓太/志尊淳
新一の会社の後輩で、実は早苗の元彼であり会社とプライペートの顔は表と裏そのものであることが判明。
田島達生/ヒロミ
新一の会社の上司で新一が尊敬をしていて、一番の信頼をおける存在であったが影が見え始める。
鬼塚孝雄/神保悟志
一連の事件を解決しようとする公安警察の警部。
西条信司/鶴見辰吾
偽の藤堂新一の弁護をしていて、業界最大手の西条法律事務所の代表。
君家砂央里をと揉めてビルの上から転落するも小山内に最後のメッセージを残し絶命。
川野瀬猛/遠藤要
藤堂新一を名乗っているが、主人公になりすましている偽物。
新潟県で婦女暴行事件を起こし起訴されていたが、なんらかの陰謀により不起訴となって「藤堂新一」として社会に出てくる。
西野弥生/おのののか
新一の母親の介護ヘルパー。
川野瀬の父親を見つけてから行方不明中。
長崎はるか/ミムラ
新一の大学時代の元恋人で、新一への思いをまだ断ち切ることができず悩んでいる。
心が破綻してしまい飛び降り自殺をして絶命してしまう。
斉藤博史/今野浩喜
はるかのことを想い新一をナイフで襲うが、ナイフは自分の胸に刺さってしまい絶命してしまう。
安置されていた遺体が病院から消えてしまう。
前回までのあらすじ
パーソナルナンバーを失い絶望に浸っていた新一は日下もパーソナルナンバーを持っていないことを知る。
その後、誰かはわからない犯人にお互い別々に拉致されてしまった。
なんとか助かりパーソナルナンバーを持っていない「新一・日下・馬場・砂央里」の四人でチーム体制で犯人の要求をのむことになりそのまま世間からは行方を消していた。
そしてついに謎の計画が動き出したが計画は失敗に終わってしまう。
新一がアジトである日下のアパートに戻ると母・万紀子が待っていた。
そして、誰もいなくなった
最終回ネタバレ
ここからはドラマ「そして、誰もいなくなった」最終回のネタバレを公開しています。
万紀子は 新一にナイフで襲いかかる 直前で、以前にも同じような罪を犯していたことを思い出していた。
弥生から川野瀬の実の父親をたまたま見つけたのを報告されて、焦ったのか弥生を手にかけてしまっていたのだった。
そして新一にナイフで襲いかかるが、足が悪い万紀子は力負けし、そのままバランスを崩して
二人で倒れこんでしまう。
倒れてから万紀子は震える声で「それは、あなたのおとうと」と言った。
しかし25年前に再婚した時、書面で契約を結ぶこと、それが結婚の条件だった。
婚前契約書の内容は・・・
- 支度金として7000万払う
- 万紀子の子供は特別養子縁組を組む
- 万紀子と子供は赤の他人になる
- 新一にその存在がバレたら離婚する
というものだった。
その時日下はガキの使いの代理ということで、川野瀬に残金を支払うということで会っていた。
そこで日下はお金を渡すフリをして川野瀬をナイフで刺してしまうのだった。
そして万紀子に日下から電話が入る。
万紀子が恐る恐る電話に出ると、「どう?ころした?」と軽い口調で日下は言う。
万紀子が何も言えないでいると、「あれ、まだ?どこまでもどっちの息子にも良い顔したいんだね」と人をさげすむように言った。
そして、新一を日下が「母親という生き物に絶望した場所」に連れてきてと言うと電話を切った。
真紀子は電話が終わると、藤堂家で行われた父親の葬式を覚えてるかと聞かれる。
ーーー新一は、20年前行われた父親の葬式の記憶は簡単に思い出すことができた。
幼い新一は何で万紀子が父と結婚したのかという疑問をぶつけた。
周りの親戚たちは「お金が目当てだ」と噂していたのを聞いてしまったのだ。
当時の万紀子はうろたえながらも、そんなことあるはずないと断固拒否した。
そして「私の愛する息子は新一だけ」と微笑みかけて言うのだった。
葬式が行われた 現在ではボロボロになった藤堂家に行くと、日下の後ろ姿が見えた。
新一は「瑛治くん・・・?」と呼びかけると、日下は意外と落ち着いた様子の新一に少し驚いているようだった。
新一は一連の事件は全て日下の企みだったのかと聞いた。
「そうだよ」と言った・・・なんとビルの上の出来事のボイスチェンジャーの声は日下本人で自作自演だったのだ。
自作自演といっても左手はちゃんと銃で撃っていた。
企みの覚悟を決めていることを自分に示すかのようにも思えたが、「新一くんをダマせる喜びに比べたらなんてことなかったね」と言っていたので、新一に自分を本気で信じてもらおうとしていたということだろうか。
新一がBARに立ち寄ったことも、日下に助けを求めたことも全て偶然ではなく、日下の計算だったのだ。
新一はドローンが引き返したのも日下がやったのか聞くと、日下は新一が国家反逆罪になるのも楽しそうと愉快そうに言った。
そして新一が真相に迫る。
日下の目的は「世界が孤独になることじゃなくて、新一から全てを奪って新一に本当の孤独を味あわせたかった」という核心を突いた。
そして一連の事件の全てを仕組んだのか?と興奮気味に新一が聞くと、日下は「一人じゃ全部は無理でしょ」と共犯者を漂わせた。
ちなみに共犯者とは主に「小山内・田嶋・万紀子」のことだった。
小山内は、自分の出世の欲望のために友情をも犠牲にしていたのである。
なりすまし事件の時にも、小山内がすぐに手を打てば日下の計画は失敗だったかもしれないという。
なので直接的な共犯者ではないが、計画のためにうまく動いてくれたというところだろう。
上司の田嶋も、2億円の横領のことを口にしたら、あっさりミス・イレイズをイジったという。
やはり直接的な共犯者という意味では万紀子だ。
万紀子は新一の家に届いたパーソナルナンバーをこっそり教えたり、1ヶ月ほどはボイスチェンジャーの声をしていた。
さらには新一が幼い頃、車にひかれそうになったことがあったんだが、実はそれは万紀子が新一を道路に突き飛ばしていたのだ。
突き飛ばした後、急に怖くなって慌てて自分もそう飛び出した・・・結果今は車椅子生活を余儀なくされていたのだ。
つまり万紀子は、平気な顔で嘘をついて人を裏切るということを言いたかったのだろう。
万紀子という母親を取られたような感覚だったのだろう。
なぜかと言うと、20年前の新一の父の葬式の時、屋敷の陰に隠れて日下も居たらしく、新一と万紀子の会話を聞いていたのだ。
万紀子が「私の愛する息子は新一だけ」と言ったのももちろん聞いていて、それが特に根に持っている部分だった。
日下も当時は幼く父親も亡くなって遺産も手に入るから、万紀子は自分の元に戻ってくるだろうというのが子供心ではないだろうか?
万紀子はそんな話しをしていると「トモヤ・・・」と思わず昔の名前で呼んでしまった。
日下は「その名前で呼ぶな!俺はエイジだ!他の名前は捨てたんだ!」と逆上した。
続けて「むしろ、ちゃんとあの時捨ててくれれば・・・」と嘆いた。
どういうことかというと、万紀子は何かにつけて日下に会いに行っていたらしくその度に、日下を「愛しているから決断したのよ。あなたに人並みの人生を送ってほしいから好きでもない人と結婚したのよ。」という言葉で我慢させすぎたのが人格崩壊の原因だろう。
ここで万紀子が新一に向かって「お金のために再婚したわ」と20年越しに本当の答えを告白された。
そしてお金のために再婚した家の子供を愛せると思わなかったが、新一のように優しくて思いやりのある子供も可愛くてしょうがないといった様子だった。
結局どっちつかずになってしまい、日下はグレたような性格になったんだろう。
つまり一連の事件は万紀子への恨みが新一に対しての妬みに変換されている・・・日下にとって新一を破滅させることが真の目的なのだ。
日下は、人が破滅の道を行くなら一番手っとり早いのが命を奪うことだと言って、ナイフを二本取り出した。
日下は新一にこのナイフで僕を刺すように言うが新一は断固拒否した。
すると日下は「君(新一)がナイフを持たないなら、俺が持つよ」と言って万紀子の首元にナイフを当てた。
そして日下に飛びかかり止めに入った新一だった。
新一は馬乗りになったまま、一連の流れ事件の首謀者は日下かもしれないが、馬場と砂央里との4人の生活の中に友情は確かにあったはずだと主張した。
すると日下は馬場は車ごと海に突っ込んでそのまま、砂央里はビルの上から転落して、すでにこの世にはいないと言った。
そして二人のことを「寂しいヤツって簡単だよな?ちょっと優しくするだけで命まで投げ出してくれるんだから」と悪役らしい名ゼリフを吐いた。
はるかと斎藤のことも「ちょっと背中押してやったら計画通り暴走してくれて」簡単だったと言った。
さすがに新一も逆上して落ちているナイフを拾った。
そしてナイフを振りかぶったが床の畳にナイフを突き立てた・・・やはり新一にナイフは似合わない。
新一は日下に「人を憎むことは簡単で、許すことは難しい」と言った。
が、日下にはキレイごとは通じないらしく、落ちているナイフを拾い上げてそのままその矛先は新一へ向けられた。
「ピンチ!」となった瞬間に日下の動きが止まった。
実の息子が目の前で犯罪をするのを見ていられなかったのか、万紀子が日下の背中を刺したのだ。
そして「母さん」と言って万紀子に倒れこむ日下も万紀子の背中を刺した。
二人は重なるように倒れた。
若干意識が残っていた万紀子は「私の事・・・全部・・・消してね」と最後の力を振り絞って新一に伝えた。
田嶋の部屋にあった札束を見つけてしまった早苗は田嶋に首を絞められて襲われていたが、なぜか突然五木が現れゴルフクラブで田嶋の頭を一撃した。
五木は新一をダマして2億円横領できる人間なんて何人もいないとして、田嶋を疑っていた。
そして張っていたところに早苗が来たらしかった。
部屋のトランクスーツには入っている2億円を発見し「やっぱりあった」と得意気に言う五木。
それを五木はそのまま持って行こうとするが、新一の疑いが少しでも晴れれば良いと思っている早苗は、そのお金があれば2億円横領は新一ではないという証拠になると考えた。
後々、警察に通報して五木のことは言わず強盗が田嶋の頭を殴った、そしてお金の入ったトランクスーツを持っていった、2億円横領の犯人は藤堂新一ではなく、田嶋だということを訴えた。
新一は、警察で事情聴取を受けていたが黙秘を続けていた。
ちなみに警察の話によると現場に遺体は二つではなく一つだけ万紀子のものがあったということだった。
しかし、新一の見解では日下があの出血量で生きているのは難しいかもしれない…おそらくその場から離れたところで力尽きているのではないかということだった。
新一が黙秘を続けていると、この案件は公安が預かることになったと鬼塚が聴取を担当した。
そして鬼塚の口からは「藤堂新一、今日は帰って良い」と言われる。
ついに疑いが晴れて自分の名前が戻ってきたのだ。
聴取を受けていた警察署を出ると早苗が待っていた。
唐突に日常が帰ってきたことに幸せを感じる新一だった。
事件から2ヶ月後、BAR KINGに久しぶりに訪れた新一は親友の小山内と2人で杯を交わした。
新一は万紀子の墓に新しい家族たちと一緒に来ていた。
新一は、新たな命も失った命も全てを受け入れて生きていくと決意する。
新一は今「孤独から、一番遠いところ」にいるのだ。
・・・END
そして、誰もいなくなった ネタバレまとめ(全9話)
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ドラマを映像ではなく文字で読みたい方へ…ネタバレまとめ【随時更新】
本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。